2014,7・19(SAT)~21(MON)の3日間開催ですがSTAは真ん中の20日(SUN)に出演。合計50バンド!
ライブ・イベント 12:00~21:00
場所 第3号ふ頭多目的広場(小樽市港町5番)
マリンフェス・ライブを終えたSTA一行,各自で次の目的地まで移動の間は自由時間。
そのマリン・フェスは午後3:10STA終了、浅草橋ライブの20日出演バンド数は16。STAは10番目の17:05に登場。
つまり間は2時間もないのです。のんびりと構えてもいられません。現にまだまだ余裕があると感じ違いしていて本番直前に焦っていたメンバーもいました(笑)。
このイベントは小樽で一番日本中で有名な観光スポットでもある運河の橋広場がずっと会場だったのですが、よりライブに適した場所を求めて去年からこの広大な場所に変更になりました。
膨大に広がる駐車&関係者用控えスペース、ステージがコンテナ・トラックの荷台上という素晴らしい設備。
頑丈で高めの舞台がロックっぽくて最高です。(下を覗くと大きな車輪がいくつも見えます)車で会場に近づいてくると、景気よい爆音が響き渡っています。上空ではカモメもびっくりして様子を伺いながら飛び交っていました。
先にマリン・フェス出演を終えたバンド達も順番に到着。
飲食関係の露店がここにもズラッと出店していて賑わっています。
ぐるっと客席を見渡すとびっしりと埋まったテーブル席から遠く立ち見客まで、今年も懐かしい顔があちこちに発見できます。これもこのライブの楽しみの一つ。丸1年ぶりに会う人、半年振り、冬以来や、ついこの間も会った奴と様々。軽く皆に挨拶を済ませてから駐車場に車を入れてさっき積んだばかりの楽器機材をまた降ろして再び準備に取り掛かります。
スタンドの組み立て、チューニングや細かなチェック。その後は1ステージを終えて日差しを浴びているため、無性に喉が渇きを訴えているのでドリンクで水分補給。
一段落後は、観客としてちょっとライブを見つつも自分達の出演時のイメージを膨らませていきます。STAの出番頃はまだ明るい時間帯ですが若干涼しげな風も吹き始めてきてベスト・コンディション。照明に寄ってくる虫もいないし、雨も回避できたし、なまらいいんでないかい。
ライブ主催最高責任者のMR,Sは運営はもちろんのこと、ザ・パーティーズの出演も21日に2ステージ控えているという多忙さ。ご苦労様です。
前日もなじみのバンド連中が大挙出演して大いに盛り上がったとの事。ど真ん中の20日も負けてはいられませんね。
この日16バンド中、9バンドがマリン・フェスとの掛け持ち(STA含む)。
タイム・テーブルがトラブルの起こらないように巧妙に組み込まれています。
今年から行われるようになったミーティングの効果もあってか、どのバンドもきっかりと時間厳守、アンコールも持ち時間内でこなしているため、多少進行に余裕が出るほどです。
昼から始まったライブのトップは「沢田研二コピー・クラブ・バンド」
STA企画で以前に出てくれましたね(モダン・タイムにて)。
BNPギターのテッチャン、テイク・オフのヒコとビートルズ・コピーのダイちゃんズやキャロルのコピー・バンドでもおなじみのボーカリストらで賑やかに開幕。
マリン・フェスに引き続きプレイの「ワイプアウト」「AS/MASSYS」「NO FUSE BREAKERS」
そして、アズマッシーズの2人が再度合流しての「シュガーレス(安全地帯カバー)」
再度マリン・フェスからのバンド「ラズベリー」「アパッチ」
特にナマちゃんが毎年繰り広げるドラム・ソロを先ほどのマリン・フェスで見れなかった事を「残念だよ」とマサが訴えたらしっかりと浅草橋ライブの「アパッチ」ラスト・ソングでぶちかましてくれました。嬉しいなあ。ドラム台背後から声援送っちゃいました。
J-ROCK「FREEATION」は聞いたことのないバンドだなあ・・・と思ってステージに目を向けてみたらなんと西ヤンを筆頭にnumber.9やBNPのメンバーがギターやドラムを担当しているではないですか!?
MR,アオキは髪を切ってすっきり夏モード。でもマサはどうしても彼にはベーシストのイメージが強烈。本来はギタリストなのだそうです。マリン・フェス仲間「かなえとけらいたち」でもナマちゃん続投。ベースのツトム君は黒スペクター、G2人はLP&ST。
ナマちゃんに限らず一人でいくつものバンドを掛け持ちしてこの3日間、出演しているツワモノが何人もいます。タフだなあ。根っからバンド演奏と音楽が好きなんですね。
お次は久しぶりキッス・コピー・バンド「LOVEGUN」
やっぱりインパクトあるね、彼らは。
何から何までド派手で豪快。始めて見る人達は度肝を抜かれている事でしょう。
ドラム・セッティングに3時間。本格的な衣装とメイクにも同じくらいの時間を費やし、またこれらの準備専用の場所も確保するとか。
メンバー達の住まいもあちこち遠くに点在しているために練習もままならず、こういった事情を考えるにコンスタントに気軽なライブ活動も難しいのはよく理解できます。
でもこういうお祭り気分に浸れるイベントにはうってつけのバンドでもありますね。(STA企画ライブ、ヴィニーズ・バーにも数年前に出てくれました。
あの時は1曲目イントロでいきなり、ヒーロ・スタンレーがヒールのめちゃくちゃに高いロンドン・ブーツで転んでしまい、カツラが吹っ飛んで、ギター・チューニングも狂っちゃって全員笑いが止まらないほど馬鹿受けだったのをいまさらながら懐かしく思い出します。)
ピーター・エロス(!?)の電飾ドラム・チェックの間にヒーロ・スタンレーによる片言日本語&英語織り交ぜMC。結局、後半は日本語に落ちついちゃった。ステージ・アクションも本家そっくりに演出。そのピーター・エロスもMCをバトンタッチして「来月は千葉幕張メッセ、その次は大阪城ホールでライブやります・・・というのは嘘で江別でやります」と言うと会場中ドッカン、ドッカン笑いの嵐。
フロントの3人が並んで腕をリフに合わせて振り上げるところなんか微笑ましい。エースKはメイクの上に普通の眼鏡をかけているし(LP3HのPUから煙幕出して欲しかった)、ヒーロ・スタンレーはポール風に胸に黒マジック(マッキー)で胸毛を書き込み。もちろん最後の曲はバンド名にちなんで「ラブガン」
ヒーロ・スタンレーはエンディングでギターをマシンガンに見立ててリズムとシンクロして連射。
久々に会った彼らとマサは舞台の袖で会話したんだけど、あのメイクで普通に「ご無沙汰しております」「お元気ですか?」と言われるとそのギャップに、にやけちゃいますね。
もちろんラブガンはいつものように観客達から写真撮影を次々に頼まれていました。今度はジーン風ガニマタ・プレイのハニー・シモンズの火&血吹きが見たいなあ・・・駄目?(マサカリ・ベースと鱗のブーツはインパクト絶大!)
ステージ前方にはちゃんとダンス・スペースが確保されていて、ドッと観客の大群が押し寄せてきても全く問題ないくらい余裕の広さがあります。コブシを突き上げるなり、ビール片手にダンスするなり、手を繋いで輪になって踊ろうが自由自在。
「ビークルズ」からライブ最後までの5バンドがブラス奏者所属していて、ほとんどが大所帯。そのビークルズは必ずアイズ・オブ・マーチの「ビークル」をセットに入れるからSTAはあえて小樽ライブでは外しています。
ソウル、R&B、POPSと去年に引き続き今年も見せつけてくれた地元小樽の「AYA WITH HOT&COOL」は女性VOをフューチャーした大人のムード溢れる落ち着いたサウンドが魅力。
メンバーのほとんどがSTAクニと同級生だったりバンド・メイトなのだそうです。またバリトン・サックス奏者はミユキの手ほどきを受けた事もあるとか。
びっくりしたのはSTAと「迷信」がかぶっちゃったこと。でも農スカ・ベースのリーダーいわく「STAとはアレンジ全然違います。AYA・・・はオリジナルに忠実再現だけどSTAはよりロックぽく聞かせてくれましたね」と言ってくれました。全く自分では意識していなかったけれど(私はオリジナルでやってるつもりしていた)第3者の意見ってとてもありがたいことですね。
その「農協スカパールライス・オーケストラ」は今年も練りに練ったネタを大公開。去年以上にシモネタも飛び交います。
北海道ドタバタ・コミック・バンドの最高峰は滝川から午前中に小樽入りしたそうです。
開演前のステージ上で、メンバー全員が輪になって手を重ねあって入魂の気合注入。
つなぎの作業着はステージ衣装。アフロ・ヘアがたまに床に落下するのはご愛嬌。
ポップスから昭和歌謡レパートリーをこの日のために内容一新。
「受けなかったら永久に封印です」
往年のアイドル、キョンキョンから薬師丸ひろ子(狙いはあまちゃん絡み?)の曲をメドレー。女性ボーカルがいつの間にかセーラー服に着替えていきなり機関銃乱射(映画・セーラー服と機関銃のあまりにも有名な名シーン。もちろん銃はオモチャね。当たり前か)。
「快感・・」と言うのかと思ったら「か・い・・・・・か・い~~~の~~~!」とお尻をボリボリ。すかさずベースマンのハリセンが脳天直撃。相変わらずやりますなあ。青江美奈やジュディ・オングもぜひやって欲しかった。STA,ゴヘイ、ビークルズ、かなけらのことも話題に絡めていましたが「ラブガン」のことは「私も昔はへヴィメタやってたんですが、皆からヘビヘタとかヘビブタと呼ばれていました」と上手い事おっしゃる。「ゴヘイバンドとは曲が被りますが農スカにとっては絶対に無視できない曲です。EW&Fファンタジー」とコールして終演。次にバトンタッチ。
トリ前はSTAとこれまた長いお付き合いのある「吾平バンド(GO!HEY!BAND)」が去年に引き続き登場。全員が農スカ同様にお約束のアフロ・ヘアー仕様。一瞬で会場全体がディスコに豹変。ミラーボールはないけど。
絢爛豪華、煌びやかであっという間に終わっちゃうような錯覚に陥っちゃうくらい夢心地な気分に浸らせてくれる、札幌では泣く子も踊っちゃうといわれている有名なディスコ・バンドです。
ノブ&タツを含めて6人がSTAでも演奏経験があり、その際には「ゴヘイ・トランジット・オーソリティー」なんて影で囁かれたこともありました。
ちょうどシカゴとEW&Fがジョイント・ツアーしていた時期のこと。
女優さんとカスミ嬢の「金さん、銀さん(彼女達のキンキンギラギラ衣装に引っ掛けて)」を両サイドにはべらせて(!?)F-KINGは純白スーツをキリッと着こなして「サタディ・ナイト・フィーバー」のジョン・トラボルタのように腰振りダンス。決めのポーズも憎い。
3人の振り付けとボーカル&コーラスの絡みが、何度見ても時の経つのを忘れさせられちゃうくらいに引き込まれてしまいます。
F-KINGの巧みな笑いも取り入れたMCがこれまた絶品。(口でのVOLUME唱法など)。観客も一緒に歌わせたり、合いの手を入れさせたり、全員で飛び跳ねたり・・・。F-KINGがリスペクトしているスティービー・ワンダーの「アイ・ウィッシュ」を挟んで
「I FEEL GOOD!!」を連呼して「アイ・フィール・グッドと言っています」と説明してからのジェームス・ブラウンの代表曲に突入した時はタイミングといいバッチリかっこよかったね。
JB同様に何度もマイク・ケーブルを引っ張ってスタンドを起こしたり芸が細かい(マント被せてもらってかがむパフォーマンスも今度は見たいなあ)
イドちゃんのKB,エンジュ君のチョッパーBASS,サダのDRソロも効果的。半年振りのライブだそうですが、円熟のグルーブは流石。
それにしてもタツとノブはSTAで見せる顔とは別人みたいだ、ともっぱらの評判。ちなみにカスミ嬢はTOTOカバー・バンド「セヴンス・サイン」でもVO&SAX担当で活動中。
トリはオールディズ・ナイトにこのバンドあり、最もふさわしくもある「HOT WAX」(グッド・ゴリー・ミス・モリーなど)で締めくくってもらいました。
STAのように大所帯の上、ブラス隊が所属しているバンドのステージ・セッティングは本当に音響スタッフの人たちにとっては厄介なものです。
経験の浅い音響関係者だと管楽器は鬼門なんだそう。
その上に我々はヘッドセットマイク2つ、ワイヤレス2セット導入。
しかし小樽ライブ・イベント5年連続出演しているSTAはスタッフ最高責任者のMR,ミワとも顔なじみゆえどのようなバンドかはすでにお見通し。こっちサイドも安心してお任せしております。
たまに遊び心まで交えてもくれます。
マサは1週間前に急遽使用決定したヘッドセット・ワイヤレスのことを相談にいくと「了解!大丈夫!!」と心強い返事をいただきました。
これで安心してライブに100%集中できるというもの。
このイベントはリハーサルなしのぶっつけ本番です。
バンドも大変ですが、音響スタッフもナーバスになることでしょう。もうこの辺は経験と感覚で本番中に調節していくしかないです。
それでも管楽器の3人だけはレベル調整を兼ねてマイクに向かって吹き込み演奏。
バリサクのミユキは受け狙いなのか、アニメソングを響かせ、目前に集った友人達とじゃれあうほどの余裕。
クニは黒手袋をはめて準備万端。マサは何故か夏&冬共に小樽のライブではワイヤレス・トラブルが多いのです。
港に停泊中の船舶無線との混線か、(でもあちらはデジタル無線免許必要な電波との説あり)、もしくは相当数出演している他バンドのワイヤレスが電源切り忘れでたまたま不幸な事に周波数が一致していてトラぶっているのか・・・?
今回はいかに??と使用してみたところ、全く問題なしでした。
マサx2、ノブx1の計3台のワイヤレス使用。
セット・リストを組むのもけっこう悩みます。特にこの小樽界隈のイベントは。
まずは30分の持ち時間内にオールディズを必ず1曲入れなけばいけないという条件付。
今回の8人の実力と顔ぶれに照らし合わせてイベントのカラー、客層、出演バンド達の特徴(特に前後のバンド)、時間帯、その他もろもろ・・・。
多少の妥協と苦肉の策を張り巡らせて最後の最後にMCやメドレー部分までをも決定。特に今回はクニがSTA初ライブなのでその辺も考慮させていただきましたが、彼もよく頑張っています。
いつものSTAはライブ後、猛省する箇所を一ヶ月後に向けて軌道修正するのですが、今回はマリン・フェスタで1ステージを経験済みなので、感触良好、ほどよく肩の力も抜けて浅草橋ステージに立つことができました。
ここに行き着くまでに、いつものような大きなトラブルも無く・・・。曲目も面子もマリン・フェスタと同一ですが、シチュエーション違いでこうも違うものなのですね。
***SET LIST***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、~ONE FINE MORNING(ある晴れた朝)・・・LIGHT HOUSE
3、~SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
4、~SUPERSTITION(迷信)・・・STEVIE WONDER
5、THAT’S THE WAY・・・K,C&THE SUNSHINE BAND
6、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
SHIN・・・KB VO CHO
NOBU・・・G
MITSU・・・TB PER
KEN・・・DR VO CHO
KUNI・・・TP PER
MIKI・・・PER VO CHO
MIYUKI・・・BS PER
STAも、もうすぐ100回のライブに達しますがその中でも3本の指に入るほどの広さと開放感のあるステージがここ浅草橋です。
階段を登ってステージに立っただけで、アドレナリンが噴出すほどの興奮を覚えます。
去年同様に異常に高いステージから見下ろすと、遥か後方の港まで一望できます。
舞台の後ろは小樽名物レンガ作りの建造物がこちらを見守ってくれています。
もう1年以上にわたってオープニング位置に陣取っている「イントロダクション」で景気よく幕開け。
ノブの歯切れ良いギター・カッティングにのってマサがヘッドセットワイヤレスマイクに手を添えつつも、会場全体に響き渡るほどにライブ開始を英語で宣告。
STAのライブを見るのを、ずっと心待ちにしていた人たちがすでにステージ下に集合。
マサの呼びかけに即答で返してくれます。
タイミング合わせて間髪入れずマサの3カウントにのってメンバー一斉に一塊となって怒涛のサウンド爆発。本当に何度演奏しても自ら鳥肌の立つくらいにクールなプログレッシブ・ブラス・ロックのお手本です。
多少のラフさは否めないものの、ミツの貫禄トロンボーン・ソロからバトンを受け取ったクニ入魂のトランペット・ソロあたりからペースを掴み出した感じ。
ノブも数歩、フロントに歩みだしてへヴィーなギター・ソロを弾きまくり。
マサはもうすでにヘッドセットワイヤレスマイクを装着していることを忘れています。
モニター・スピーカー以外、周囲には何もないので大手を振って動き回れます。
さっそくモニターに片足のせてパフォーマンス。1曲目から右手をぐるぐる振り回して順調に飛ばしていきます。2曲目はカナダのシカゴと言われたライトハウス唯一のヒット曲「ある晴れた朝(サンタナも取り上げています)」。
軽快なケンのドラム・イントロから、ブンブン唸りまくるマサによるベース・ランニング。
この曲はシンの独壇場(VO&P/SOLO)ですが、ミキも華麗なコーラス&パーカッションで応戦。
マサは以前ならば、どんなに動き回ってもボーカルの時にはマイク・スタンドに戻らなければ駄目でしたが、もうそんな心配は御無用。
いつでもどこでも声が出せるんですからね。実際にバスドラに片足のせて、ノブ&ミキの横でコーラス出来た時は、気分良かったです。
グッと曲調をポップ寄りに模様替えして「サタデイ・イン・ザ・パーク」へ。
皆で手拍子。いつの間にか、また外人さんがステージ前に来てニコニコ顔で写真撮影をしてくれました。
やっぱりこの曲は世界中に通ずる共通のメッセージが込められているため、反応がダイレクトに伝わりますね。ちゃんと発音にも気をつけなければ・・・。あまりにも空が澄み切った綺麗な青なので何度ものけぞって上空を見上げてしまいました。
4曲目のメドレー「迷信」
シンによるピアノからクラビネット・サウンド・プレイが冴えて鋳ます。跳ねてファンキーです。
この曲はマサとミキの話し合いで試行錯誤の末に、1,2,3番の歌い回しを独自にいじくってみました。大して意識していなかったのですが、農スカ、ゴヘイのメンバー達に好評でしたね。(ステージの流れも含めて)
ソウルフルでもちゃんとSTAしているよと。ここいらから踊りまくりの観客が続出。
中盤を過ぎた頃にやっとマサのMC。ここでメンバー達は水分補給と一瞬の休息タイム。
ソウルの次はおなじみのディスコ・タイム。
この日のために久しぶりに引っ張り出してきた曲「K,C&ザ・サンシャイン・バンドと言えば?」の問いかけにマリン・フェスでは滑っちゃったけどここではしっかりと答えが返ってきました。「ザッツ・ザ・ウェイ!」
「オーケー!ネクスト・ナンバー・・・ザッツ・ザ・ウェイ!!」(カウント)「1・2・3・4!!」
思っていた通りここでドドドッと皆が踊りに駆け込んできました。もうグシャグシャ状態。理屈抜きにその光景は期待以上のモノ。
「早いもので、次の曲で最後です・・・」「ええ~!?」「まだまだ明るいんだけど、極上のミッドナイト・ソングをお送りしたいと思います!」「イエーイ!!」「25OR6TO4!!!」
滅多にレパートリーに加えないディスコ・ソングを取り入れて張り切ったために、メンバー達はけっこう消耗気味でしたが余力を振り絞って頑張ります。ブラス隊は吹かない時も、ジッとしていないで各自でパーカッションの連打。ミユキはバリトン・サックスをフロントまで何度も突き出して腕を伸ばしてくる観客達とコミュニケーション。
ミキも伸びやかなハイトーン・コーラスでボーカル・ラインに相乗効果を与えます。ノブは持てるテクニックを出し惜しみせず体をくねらせながら極限までソロ弾き続けワウ・ペダルも踏み込みます。
マサはステップ踏みながら後方の階段を駆け下りて走り抜け移動、逆サイドのノブ側の階段を駆け登りギター・ソロにひざまずき臨戦態勢。観客達も後ろから落ちないように背中を押し返してくれます。
エンディングではマサがベースを上空にまっすぐに突き上げて更には肩から外しながらマシンガン・ベースに見立てて手前の観客達を次々に狙い撃ち。
「俺も撃って!!」とばかりに駆け寄って来た順に「ドギュン!ドギュン!!」
通常ならばここで終わるのですが、マサはあまりにもステージが広くて空も気持ちいいくらいに晴れやかなものだからいきなりベースのネックをつかんでグルグルとぶん回し始めた!!これにびっくりした前面の観客やメンバー達が逃げ回る。
実はここだけの話、マサもスペクター・ベースがこんなに重いとは思っていなかった・・・想定外。(違うベースなら振り回したことあるけどここまで重くなかったよ)
メイプル材をなめちゃいけないね。しかもそれに加えて遠心力がかかるということを小学校以来に思い出した(習ったよね)
おまけにマイク・スタンドがないから余裕でスペースを確保できると思っていたらモニター・スピーカーに激突しそうになったため、ややジャイアント・スイング気味になった。
危うく、勢いあまってベースがすっぽ抜けそうになったよ。
その間中、ベースは重低音の唸りをあげ続けています。
フィニッシュはそのままベースを上に放り投げて落下してきたところをキャッチ。
いやはやなんとも開放的な屋外だと普段やらない(やれない?!)ことまで衝動的にトライしちゃいます。
やっぱりデンジャラスで邪道な性格ゆえでしょうか。
「サンキュウ!また会いましょう。STAでした。バイバイ!!」とマサが言った途端、語尾がミキサーのエフェクト効果によってリバーブ&ディレイがかけられているではありませんか!?(ザッツ・ザ・ウェイの時のタイトルコールで同様の現象が起きていました)
さすがSTAのことを長年にわたって熟知してきたPA主任のニワ君。センス抜群、ここぞという時のタイミングでバッチリ美味しいところで決めてくれました。
小樽FMのDJの方は毎回、総合司会とバンド紹介を受け持ってくれています。ライブ終了後「迫力ある熱いステージを展開してくれましたザ・サッポロ・トランジット・オーソリティーの皆さんでした!!」と締めくくっていただきました。
ステージ裏の楽屋控え室に戻るとさっそくバンドマンや客席の人達が駆け込んできて興奮冷めやらぬ状態で話しかけてくれます。
「前からバンドの存在は知っていてとても気になっていましたが今日やっとライブ初体験できました。
凄いですね。参りました。トランジット・オーソリティーと名乗るからには絶対シカゴが聞けると睨んでいましたが大当たりで嬉しいです。自分はシカゴ7までがお気に入りで1995年のシカゴ・サッポロ公演も観にいきました」とマサと2人でシカゴ、バンド談義。名刺交換もしっかりとやっちゃいました。
他の方達からも「今度、どこでライブやるの?いつ?」「バンドのブログ教えて!」「もっとシカゴやってよ!!」と熱烈ラブコール。
少しはシカゴとブラス・ロックの北海道普及運動に貢献できたかな?
また、来月も小樽北運河屋外ライブで戻ってきますよ。
去年の滝のような雨地獄が強烈に脳裏に焼きついていて忘れる事ができません。さて今年は・・・・・・?
special tanks to・・・hitomi&kuni-family&techan&akira&kimu-kimu&mr,aoki&f-king&ido-chan&mr,enjyu&yossy&matchan&hiko&kiriko&yama-chan&ogawa-brothers&nisi-yan&mr,saitoh&mr,niwa&stuff&coca-cola&noh-suka&lovegun&tsutomu&kanae&nama-chan&sugarless&kasumi&isamu-kun&the partys!!