THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(FAZE BOX編)

2023-04-30 21:15:31 | Live Set List



****さあ、早くも残すところ2バンドとなりました!
ライブレポートも白熱!!****

我がバンドTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYは最後の最後にジックリと書き綴らせていただきますね。

11、18:50~19:20

「FAZE BOX」見参!

トリ前に控えしこのバンド。

このキャッチーでかっこいい響きの名前を聞いただけでは、音の方が全く想像つかない・・・・・。

で、いざ蓋を開けてみたらばタイトでストレートなオルタナティヴ系のご機嫌ロック・サウンドでした。

技術至上主義なんてなんのその。

応援するファンも大勢駆けつけて来ています。

正直な話、重圧に押しつぶされそうな気持ちなのでしょうが、メンバー達はやや緊張気味ながらもやる気満々。

出演前には、ウォーミング・アップなんかもやっちゃったりしています。

全員が男性で3人組のクセモノ集団。
多くを語らないけれども、ひたすら真面目に音楽を愛する純粋なる若者達。
ふてぶてしいほどの面構えが、見るからにロッカー然としていて非常にクール。
ビジュアル・バランスが羨ましいくらい。

もうこれだけでも掴みはオーケーというくらいに、見栄えも抜群。

最後までずっとライブハウス内に残って、他のライブも観戦して今後の参考にしていましたね。
偉いなあ、感心だ。

よくライブを皆が応援してくれているのに、自分のバンド本番が終わった途端にサッサと帰っていってしまう輩もいますが、そういうのとは大違い。
何から何まで吸収する素材などが盛りだくさんなのに、もったいないよね。
まあコミュニケーションを持とうともしないバンドは、即座に消えていってしまうものなのですよ。

3人のメンバー構成は・・・・・・

VO&Gはブラウン・ボディ・カラーの愛器ギブソン・エクスプローラーを使用のキャナイくん。

B&VOはブラック・ボディーの渋いサンダーバードを使用のタカヤくん。

そしてパワフルな手数を絶え間なく繰り出すDRはフクさん。
グランジ界の伝説ニルヴァーナのTshirtがよくお似合い。

彼らが徹頭徹尾に追求するジャンルは、日本が誇る硬派なヘヴィーバンド10フィートだ。
いそうで中々存在しないこの手のカバーバンド。
私が知る限りでは、名物男のヂョーちゃん率いる「万事屋」が取り上げていたくらいかなあ。
貴重なるバンド。
そういえば、あそこも男性ばかりのトリオ編成だったけど、FAZE BOXも本家同様、頑固一徹に3人組。
究極のトライアングルを形成している。
リスペクトの度合いが、徹底して半端ないね。
思いっきり期待しちゃうよ。
主催者のリョウコちゃんも自信をもって大絶賛していたくらいなんだから絶対に間違いないさ。

はい!
さてさて、前置きが大変長くなりましたので、そろそろ本編へ突入と参りましょうか!!
メガトン級の度肝抜くナンバーがたて続けに6曲も目白押し!
息つく暇も与えてくれない。
要一瞬の瞬きさえも厳禁。
皆さん、覚悟の方はいいかな!!?

オープニングは「ジャングルス」
2012年リリースのalbum「THREAD」に収録。
オフステージでは陽気な好青年達でしたが、いざ温かい拍手に迎え入れられて、次々とメンバーらがステージに上がるとアドレナリン大噴出するほどアグレッシブなへヴィーバンドに豹変して周囲を驚愕させていました。
初っ端から遠慮無しに、ベースのリフによる重低音がグイグイとウネリまくる。
序盤から、掟破りな情け容赦なき骨太な怒涛のモンスター・サウンドで、はじまりましたよ。
一転、大爆音が炸裂。
あまりにもワイルド過ぎる。
ややラフな傾向が散見するけれども、ヤング・パワー全開で爆発。
会場の隅々にまで熱量が伝わっています。
波状攻撃の猛攻は休む事なく続行。
縦横無尽にしなやかなアンサンブルをフルに活用してのオーバーアクション織り交ぜて暴れまくり。

下手に鎮座するキャナイくんはMCも兼任する。
「どうも初めまして。
FAZE BOX です。
隣街の札幌からやって参りました。
ストロベリー・ジャングルでは、初めてやらせていただきます。
チューニング・・・・YEAH!!
それにしても、アベンジャーズのシンガー、ジョンには正直な話、驚いています((´∀`*))
じゃあ、ちょっと映画の主題歌になっている曲をやってみたいと思います。
・・・・・第ゼロ感!!」
な、な、なんとお、今話題沸騰中の大ヒット・アニメ「スラム・ダンク」エンディング・テーマソング。
2022年リリースのアルバム「コリンズ」に収録。
イントロから、トリオとは思えないほどの剛腕轟く分厚い音壁。
正にタイムリーなセレクションだけに、やたらめったら元気を注入してもらった。
迫力満点のヘッド・バンギングによる応酬。
メンバー一同、更に一丸となり、全身全霊を込めてエネルギー全開。
その様が理屈抜きで、とにかく異様に凄い!
青春の象徴ともいえる躍動感が、そこかしこに漲っていて眩しいほど。
観ているこちらも、アドレナリン噴出しそうな気分に浸れるほどに突き抜け感がたまりません。
エフェクターの操作や音つくり、トーンに対する妥協なきセンスも特筆もの。
爆音が渦巻いているんだけど、ちっとも耳障りでない。
これって素晴らしいことだよ。
注目に値する。
大抵の場合は、残念なミュージシャンばかりだからね・・・・・。
激しいベースのピッキングに伴って、過激さの度合いが全然収まりそうにありません。
大袈裟ではなく、本当に楽器が大破しちゃうんじゃあないか、と心配になるほどの勢いで全力投球。

「いやはやなんとも楽しい」
「かっこいい」
「ありがとうございます!((´∀`*))
ちょっと、時間の方が押し気味なので急いでいきます!!
・・・・・火とリズム!!」
2017年2月1日にリリースした、アップテンポなシングル。
前向きで明るい怪しげな世界観を全身全霊込めて巧みに演出。
味わい深き印象的で鉄壁なるミクスチャー・ロック。
キャナイ君がここぞというシーンで、次々にさらりと繰り出すハンマリング・オン&リヴァーヴの巧みな使い方に感嘆。
3ピースは最低限のロック構成だけに、1人でもおろそかな者がいたら、速攻で台無しになっちゃう。
でもFAZE BOXは涼しい表情で寸分の狂いもないほど余裕のパーフェクト。
とにもかくにも、FAZE BOXは文句なしに上手い!
それをメンバーにも直接伝えたけど、照れ笑いして恐縮していたよ。
これは何にもましての大きな励みとなったでしょう。

ベースのタカヤくんにMCをバトンタッチする
「いつも、モノ申したい!
皆さん、最高!!
ノッテいますかあ!!??
あの~、僕らはいつも、このようにガチャガチャとやっているんですけれど、次のバンドさんにご迷惑をかけてしまうので、比較的スムーズにいきたいと思います。
よろしくお願いいたします!!
・・・・・蜃気楼!!」
10フィートのライブ映えする、超絶なる人気曲の一つが、満を持してここに飛び出した。
2012年にリリースされた7枚目のアルバム「THREAD」収録の極めつけキラーチューン。
心地よいイントロのギターフレーズがオシャレで心に染み入る。
喜怒哀楽含んだ、じんわりと涙腺を刺激する、泣き笑いのような切ないメロディーラインに聞き入る。
動と静からなるメッセージの対比に、グッと胸を締め付けられるところがポイント。
ツイン・リード・ヴォーカルで追いかけ歌う温かな歌詞が突き刺さる。
声量と一体感が驚異的。
全てを包み込むかのような、えぐいフクさんの正統派ドラム。
寂しさと優しさ、夢と希望をはらんだ、オーソドックスで聞きやすいハートフルな名曲だけに、同世代のFAZE BOXも共鳴するほどに愛してやまないのだろう。
不覚にも・・・・ひしひしと伝わってくるエモーショナルな懐かしさと喪失感漂う情景に共感して、甘く寄り添いながら感動を覚える。
本領発揮とばかりに、思わずコブシを振り上げ、飛んで踊ってみたくなるのは、仕方のないところ。
数年前ならばダイバーや、煽りや、サークルモッシュも登場していたかもね。

「ありがとうございます
・・・・・その向こうへ・・・・」
同じく2011年11月2日発売のアルバム「THREAD」に収録の14枚目シングル。
オリコン週間チャートでは8位を記録。
特徴的なギターのフレーズがじわじわと高揚感を与えてくれて快感。
汗飛び散らせて、魂の咆哮で躍動。
会心の爆発的なエネルギー放射に酔いしれてみるというのも一興。
リアルすぎる激情の充実度が満点で、とっても素敵だ。
波紋呼ぶメロコアというジャンルを軽く超越したレゲエ、パンク、ヒップホップなどを取り入れた独自の芸術性を展開。
実は震災後の日本に対する想い、温かさが詰め込まれているのですよ。
リズムセクションが放つ強烈な推進力の籠ったビートをバックに、真正面切って荒ぶる、一貫したアヴァンギャルド・パフォーマンスで打ち砕くキャナイくん。
お約束ともいえる迫力の見せ場・・・・・・上手に陣取るタカヤくんの飛び蹴りも、ジャストなタイミングで炸裂。
本家ナオキ氏が憑依したかのようで、綺麗に決まった。
跳躍力が綺麗で鋭いねえ。

「次でラストです
・・・・・ヒトリセカイ」
意味深なタイトル・・・・。
2017年の2月1日リリースのアルバム「フィン」に収録された16枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは4位を記録。
10フィートにとっては最高のシングル・ランキング。
厳然とした渾身のダイナミズムに満ちたアグレッシブな絶唱に打ち震える。
テレビドラマ「バイプレイヤーズ」のオープニングテーマにも彩を添えている。
10フィートのエッセンスを忠実に継承しているFAZE BOX。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
テンションもマックス状態でレッドゾーンも完全に振り切れた。
余力を振り絞って、キャナイくん渾身の高音ヴォイスは衰え知らず。
フクさんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
タカヤ君も、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!ありがとうございました。
FAZE BOXでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブ、大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
外の大雨も彼らを祝福しているかのようでした。
あまりにもヒートアップし過ぎて、寒さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
さあ、いよいよお次の番だよ。
オオトリに控えしは泣いても笑っても、アイツラだあ~~・・・・・・!!!!
ゾクゾクしちゃうなあ((´∀`*))****





















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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭( ABE'NGERS編)

2023-04-29 18:04:01 | Live Set List


10,18:10~18:40

はい!
さてさて、いよいよ「大復活祭」の方も佳境に差し掛かってきた。
会場内の席は常にびっしりと満員御礼状態で熱気もムンムンだ。

「THE ABE'NGERS」
このバンドは良く知っているよん!((´∀`*))
コロナ以前にはSTA企画ライブ「リブレーションHOT TIME」にも出演してくれたしね(調べてみたら2019年12月15日のクリスマス・スペシャルだった・・・懐かしいなあ・・・6番目に出演してくれたんだなあ!)。
その後も多少のメンバー変動しつつも、アクティブにマイペースで活動中。
ジャンルは洋楽のロックが中心。
骨太の全6曲を披露。
往年の70、80、90年代の洋楽スタンダード・ロックを思う存分に披露してくれました。
本番ギリギリまでセットリストに関しては、相当にこだわりぬいて決定したようですよ。
力の入れ具合がハンパではないね。
美味しいところどり満載で、最初からラストソングに至るまでエネルギー全開でノリノリのパフォーマンス。

「岩見沢での出演は初めてです。
皆さんの知っている曲しかやりませんからご安心ください!」((´∀`*))

写真からもお判りのとおり、妖艶なるギターのミノリーはBOΦWGに次いで2度目の登場。
ボーカルはアメリカ人。
近年はニセコのバックアップ・バンドのように海外のメンバーを擁するバンドが増えてきたよね。
ワールドワイドな展開は喜ばしい限りだ。

編成は、個性的なる男性ばかりの4人組。

メンバーの紹介をば・・・・・・
ボーカルはMR,JON(ジョナサン・ジェフリー・コンスタンチン)
星条旗柄の靴が、なんまらカッコよくって似合っている。
スキンヘッドにサングラス、髭、と一見強面姿なんだけど、普段は愉快痛快なジェントルマン。

ギター&コーラスはMINORYくん(フェンダーストラトキャスター、ラージヘッド、3トーン・サンヴァーストのボディカラー、メイプル指板。ストラップも布製のフェンダー黒を着用。ワイヤレスも使用)

ベース&コーラスは新メンバーのコーヘイくん。
ようこそ!
(目にも鮮やかなブルーのボディカラー・ベース。ローズ指板。これって、もしかしたらレッチリのフリー・モデル!!??。ポジション・マークが青くピカピカと光るオシャレな機能も備えている。彼もワイヤレスを使用。黒縁眼鏡が1ポイント)

ドラム&コーラスはABEくん!!

数年前までは、ロシア人のキーボード奏者も在籍していたんだけど・・・・・・この日は不在・・・・・。
彼の分まで、白熱したワイルドなサウンドを展開していきしょう!!

この非常にかっこいいバンド名は企画発起人のアベくんの名をもじって、ちょうどその時にヒットしていた映画から拝借で「アベンジャーズ」
だからABEのみ大文字スペルで「ABEngers」表記なのだ。
でも、それ以外には大した深い意味はないとのこと(笑)
フィーリングでの命名。
なるほど、ロックっぽくて、中々にいいんでないかいな。

そして、な、な、なんと全員が胸に星条旗と日の丸が合体したバンド・ロゴ・デザインの黒Tシャツ姿。
背中には各メンバーの愛称入り。
センスの良さが伺える。
但しギターのミノリー君のみ、それ+艶やかなるレディース・ファッションで決めていました。
金髪のロンゲをなびかせ、見栄えも抜群に自己主張。

で、なんでこの国旗合体シャツなのかといいますと、ボーカルのジョンくんはアメリカ人なのですよ。(フィラデルフィア出身!)
JONのスペルに「H」は入らないジョンくん(ジョナサン)。
日本語はほとんど話せないイタリア系(お父さんが)なんだそうです。

マサもオフの時に「ハイ!ジョナサン!!」と声をかけたら、満面の笑みでハイタッチしてくれたよ。
で、STAのライブ中「ギミ・サム・ラヴィン」を演奏したら、めっちゃパーティー気分に浸って奥様と一緒にダンシング!!
その曲が終わった際や、後かたずけ中にも「ユーはスモール・ステーヴィー・ウインウッド!!」と言ってくれた。
嬉しいなあ。
最高の褒め言葉さ。
ナイスガイ・ジョン!!

アッキー曰く「最も良かったバンドだ」と、手放しで絶賛していたくらいだ。

それでは早速、オープニングナンバーの解説からいってみよう!

「ありがとうございます!!・・・・・・・BY THE WAY(RED HOT CHILI PEPPERS)」
2002年7月9日発売8枚目の同名スタジオalbumからの先行シングル。
遠慮なしのアメリカン・ファンキー・ロックでド派手に幕開け。
静かでドラマティックなイントロのリムショットから、強引なくらいの勢いにのってはじけまくる攻防。
比較的若手のオーディエンス達から、より大歓迎されていたよ。
ジョンは序盤からすこぶるリラックスしているようで、大きな体でステージ狭しというくらいに元気一杯ピョンピョンと飛び跳ねながらも、これでもかあ、というほどのラップを捲くし立てている。
早くも総立ちのオーディエンスから「アンソニー!」の声援があちこちから飛びかう。
一気に観客のハートを鷲掴みにした。
曲間で炸裂するカッティング・パートでは、曲調がガラッと変わる。
一瞬の静寂を切り裂くがごとく、メインテーマへと雪崩込み。
捲くし立てるような、リックだけでも大したものなのにねえ。
特筆すべき点は、オリジナルの肝ともいえるチョッパー奏法を、ここではコーヘイくんが器用に堂々とフリーばりにバッキンバッキン弾いて決めていたこと。
でもしっかりと跳ねまくっていて、本家顔負けなくらいにグルーブをしっかり醸し出していました。
多芸な彼は一身に注目を集めて、異彩を放つ。
アクセントとしては成功しています。
素晴らしいメンバーを獲得できたね。
本当におめでとう!
これでバンドの将来は前途洋々だ。


「いやいや、盛り上がってきました。
イエイ!
イエー!!
もっとカモン~~!
そっち!もっとカモン~!!
お酒で失敗しないようにね(それは絶対に言えてる)。
本当にこれでいいのでしょうかねえ。
破壊力満点な曲も密かにあるんですよ。
ドラムに合わせて軽く手拍子でもしてみましょうか。
エコノミー症候群にかからない程度にね。
・・・・間髪入れずにハードなナンバーを一発いきます・・・・」
イントロは、ミノリーの分厚く歪みまくったパワーコードが、唸りをあげて滑り出しを飾る。
「ユー・リアリー・ガット・ミー(ザ・キンクス)・・・」
シニカルな皮肉屋の粋なミュージシャン、レイ・ディヴィスの楽曲。
1964年8月4日にシングルカットされて全英1位に輝きブレイクした、記念すべき出世作品。
ブリティッシュ・インベイションの代表格にのし上がった。
デビューalbum「キンクス」に収録。
後のロックンロールからヘヴィーメタル界隈に、多大なる影響を及ぼしたのは有名な話。
ここにいる世代の多くが、ど真ん中直球の想い出深き青春賛歌。
刺激的でマゾッ気がふんだんに散りばめられていて癖になること請け合い((´∀`*))
最前列にいるギター小僧の大好物らしく、いかにもキャッチーで過激なファスト・ポップ・ナンバーだ。
でもねえ、ときめく輩は大きくⅡ種に大別されるのさ。
60年代ファンはキンクス・フリーク。
で、70年代後期にハートをえぐられた人は、あの革命児エディ・ヴァン・ヘイレンの申し子。
カヴァーは膨大だけど、何と言ってもヴァン・ヘイレンが究極の別格と断言しても異論を唱える人は誰一人としていないことでしょう。
それにしても、アベくんの素早きドラミングは破壊力に満ち満ちていて、本当にセットごと粉々に砕け散っちゃいそうな勢い。
ドラム器材が「もうやめてえ~許して~!」と悲鳴をあげているみたい。
ミノリーも負けじと、拳を突き上げるジョンの一種独特なるボーカルに挑みかかるかのように、ザクザクと刻み続けるドライヴィング・ストローク・ワークで彩を添える。
もちろん手拍手も、延々と打ち鳴らされて波立つ。
ブレイクするタイミングといい、理想的な爽やか過ぎる曲調にドハマリすることは確約します。
ボーカルとリズムセクション・アンサンブルとの過激すぎるコントラストが、ほどよいさじ加減で均衡を保っているのです。
それにしてもいかにもロッカー然としたジョン圧巻のパフォーマンス・スタイルは、客の心理を、瞬時に読み解いてしまうところなんて脱帽モノ。
華麗なるフロントマンにふさわしき存在感。
方々へとオーラ振りまきっぱなし。
新旧織り交ぜた進行でも何のその・・・・・全く違和感ないところなんかは絶好調でさすがだ。
これは贅沢なるひと時の空間。
まさかここまでやってくれるとは。
重量級の破壊力を発揮する流れで一網打尽。

 
「いいぞ~!」
「僕だけでは力不足なので一緒になって助けてください(笑)」
なにをおっしゃる、ウサギさん。
ご謙遜を。
そろそろ体も温まってきて気分もほぐれてきた頃だね。

ここでメンバー達を懇切丁寧、和気藹々に紹介。
仲の良さが如実に伝わってくるよ。

ベースのコーヘイくんは遠路遥々、室蘭からの参加。
ミノリンは旭川から。
ジョンはアメリカ。
ドラムのアベくんは、中島公園で焼き鳥店の「炙り炙り」を経営しています。
すみません・・・・宣伝して・・・(美味しそう・・・・・今度,寄ってみようっと(´∀`*))


「え~~と・・・チューニングはいいですか!?
OH!YEAH!
バイクの季節ですねえ。
グッド・グルーヴ!
1・2・1・2・3・4~!!
ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ。1958年シングル発売。2:41)」
中盤に用意していたのは、追い打ちを駆けるのにうってつけ。
洋楽登竜門の決定版だ。
1968年、アルバム「ステッペンウルフ」に収録。
2番の歌詞のフレーズで初めて「ヘヴィメタル」と初めて歌われた。
意外にも制作当初のアイディアではバラードを構想していたらしい(ウィキペディアより)
最も世界中で現在もカバーされているロックの代名詞。
邦題は「ワイルドでいこう」‥‥って、もはや、そんなベタな説明なんて不要だよね。
これって、ザ・パーティーズもアンコール用に用意している十八番・・・・。
永遠に輝くニューシネマの金字塔「イージーライダー」のチョッパー・バイク爆走シーンが脳裏蘇る。
主役の座へ一気に躍り出てきたのは、スーパーギタリストのミノリー。
3コード・ギターの原点かつ教科書のような代表格。
ピッキング・ハーモニクスや、持ちうる限りのテクニックを惜しげもなくつぎ込んで、アドリブうねらせつつ硬軟のつけ方が秀逸。
・・・・何度聞いても、勉強になる面が多々あり。
ライブでもっとも重複しやすい、危険性を孕んでいる曲です。
まあ、そんなことは、おっぱじめちゃったら全然関係ないけど。
受けちゃえばこっちのものさ。
ジョンはブルースハープ・ソロも披露するというサーヴィスぶり。
思いの丈を込めて、はち切れんばかりに全力投球。
ジッとなんかしていられないよ。
アベ君のフィルインがジャスト・タイミングで打ち鳴らされて、全てにおいて前回見た時よりも完成度合いは軽く超越。
タイトル・コールも倍増で、よりオーディエンスにテーマを訴えかけるように強調。
ジョンもギタリストと並んでギター・ソロのポージングを。
魂の叫び・・・・・当たり前だけど、やっぱり本物の英語は一味違うよなあ・・・・。
パワフルで逞しい、男臭さが満載でご機嫌さ。
このぐらい存分に突き抜けていたら、爽快の一語に突きます。
とどめは引っ張りに引っ張った頃合いを見計らって、ジャンプ一閃でのフィニッシュ。
レッドゾーンも振り切っちゃった・・・・。
美しい光景だ。
なんてったってやっている連中が、心底ぶっ飛んでいるパンチの効いたツワモノ揃い。


「ビールの差し入れをお願いします!」((´∀`*))
ミノリーは巧みな英語でジョンの通訳も兼任。
「ストロベリー・ジャングル、復活祭、おめでとうございます!
今日、初めて来たのですが、今後共、よろしくお願いいたします!
・・・・ダニー・カリフォルニア!」
再度、レッド・ホット・チリ・ぺッパーズ。
2006年4月4日にリリースしたシングル。
タイトルのダニーとは女の子。
album「ステイディアム・アーケイディアム」に収録。
アメリカ・ビルボード・ホット100の最高チャート・ランキングでは9位を記録。
邦画の「デスノート」主題歌にも採用されて話題にもなった。
爆音響き渡る中から、不気味なベース音が地鳴りのように轟く・・・・。
まずはタイトなビートが炸裂だ。
硬質なギターとスラップベースから、矢継ぎ早に捲くし立てる様なボーカルが乗り、ややメランコリックなコーラスがかぶさってくる曲作りはレッチリ流のメロディアスなアヴァンギャルド・ソング。
正にパンクにグランジ、オルタナなどを組み合わせユニークなサウンドを聞かせるレッチリの「ミクスチャーロック」真骨頂だけに全開に突っ走りますよん。
何と言ってもこのジャンルの元祖だけにね。
ミノリーの超絶技巧派も相変わらず抜群だ。
もうあらゆることで目が点になっちゃうよん。((´∀`*))
そうとうにメンバー一丸となって鍛錬を積んだんだろうね。
一筋縄ではいかない難攻不落なるレッチリだけに・・・。
だって難しすぎるもんな。
だからこそ、皆大好きなんだけど手を出さないでしょう。
好きこそものの上手なれ、と昔の人はいいこと言ってた。
十分に臨場感が備わっているよ。

「この後にも、続々といかしたバンドが続きますよ。
盛りあがってくださいね。
そうです・・・・盛り上がると言えば・・・・ロックン・ロール!!」
1971年に発表したレッド・ツエッペリン4枚目アルバム、通称4シンボルスのオープニングに収録。
シングルは1972年2月21日にリリース。
ブルース形式に乗っ取ったシンプルな構成。
しばしばイントロのドラム・パターンは変拍子と誤解されるが、実際はリズムのトリックを用いた4分の4拍子である(3拍目裏からスタート)
メガトン級の決定版。
まさにライブうってつけのアンセム。
これをぶちかまされたら黙ってなんかいられないぞ!
激しいコール&レスポンスが延々と展開されて皆汗まみれ。
喉が張り裂けんばかりに猛然とシャウト!
このやりとりは気持ちいいくらいにバッチリとはまった。
ジョンは長身でガッシリとした体格(写真参照)だから良くステージに映える。
筋金入りのカリスマをまた発見したような気分に浸らせてくれたよ。
声量、声域も凄そうだなあ・・・と思っていたら、想像以上の迫力に圧倒されっぱなし。
左足をモニターに載せ、マイクスタンドを斜に構えて握る姿もはまってるし。でも大きな瞳の笑顔は飛びっきりに優しそうで魅力的だったよ。
人気者のミノリー君によるエモーショナルかつトリッキーなギターソロも効果テキメン。
ホップステップも余裕綽々に軽やか。
でも、オフステージで「本当はリッチー・ブラックモアが大好きなんだ」とポツリと呟いていたミノリー。
だから、あのギターを使っているんだね。
納得した。
ツェッペリンのカバーバンド「狂烈」でも活動しているモッチンもニヤニヤしながら見つめている。
アベンジャーズも狂烈との対バンを熱望していたんだけど、遂にそれが実現します。
STAのアッキー主催「マ・シェリ・ライブ・イベント」ジッピー・ホールだよん。
エンディングのブレイクではお約束のボーカルソロにたどり着く・・・・。
ジョン「ハア、ハア…ハア・・・・・」と息も絶え絶えに汗を拭きつつもサングラスを外す・・・・・(もちろん、仕込みね((´∀`*)))
そこから重戦車のごとき、ドラムソロが猛然と襲い掛かって来てTHE END。

上半身裸になったアベくん。
「ちょっと、脱いでみました!」((´∀`*))
ジョンがおどけて「6パック」
「ノーノー、ゼロパック!!」(爆笑)
「最後はスピードですっ飛ばしてみせますよ。
今日はお酒を飲んでいるから、高速道路には乗れませんが、明日はぶっ飛ばしていきます!」
そのままの余韻を引きずりながらも、ナイスなタイミングでアベちゃんのスネアが控えめにロールされる。
足元のドリンクを一飲みしたジョンが、ダメ押しとばかり盛大に告げる。
「・・・・ハイウエイ・スター!!」
この焦らし具合の加減も面白い。
ライブ・イン・ジャパンとスタジオバージョンを、程よくブレンドしてグイグイと牽引。
(1972年3月リリースのアルバム「マシン・ヘッド」トップに収録。
日本ではシングルもヒットしたよ!
フルスロットルにジョンがパトカーのサイレンを高らかに演じる。
ここにきて一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネス・ガイだね。
自身のテーマソングのごとく、五臓六腑に染み込んでいるもんなあ。
そのアグレッシブでエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける。
シンコペーション連発も、自然に溶けんでいた。
さあ、したたかで貫禄漲るギター・ソロには、風格さえ漂ってきた。
まあ、これもミノリー1流のチャームポイントの一つかい。
羨ましそうな対バン達いわく「クラシック・ロックは俺たちの青春そのものであり原点だね」
だから中盤部分におけるJ.S.バッハのコード進行は、何度聞いても感涙にむせんじゃうのさ。
バッハとジミヘンの融合。
この手合いは日本人の琴線を振るわせるのだ。
まるでギタリスト向けの教則本のようで、熱視線が向けられる。
その証拠に観客たちは、ミノリーのギターソロで万雷の拍手をこれでもかあ、というほどに浴びせていたよ。
その間中、ジョンはおどけて自分の歌詞カードを団扇代わりにしてミノリーをパタパタと仰いでエールを送る。
サンキューだ!!
プレッシャーも何のその。
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた。
キーボード不在なので、大方の予想どおり、残念ながら、そこはカットされていた。
余力を振り絞って、ジョン渾身の高音ヴォイスは衰え知らず。
アベちゃんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
コーヘイ君も、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!ありがとうございました。
アベンジャーズでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。

お疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けたそうです。
大賛辞をたまわり上機嫌。
ガッチリと固い握手を交し合うメンバー達。
確かに今まで見てきたミノリーの中では、出色の完成度を誇っていた。
ライブ後、ステージにてTHE COMFORTSのベーシストとジョンは足台を持ってきて腕相撲まで展開する始末さ。((´∀`*))
知らないお客様からも「良かったよ。また来てね」と声をかけられ励まされたそうです。
すでに次のライブに対する期待が、目いっぱいに膨らんでいるご様子。
でも、これに甘んじることなく、今後も精進の日々に専念していこう。
ジッピーホールでは、パープル・ブリンガーとの対バンも待っているぞよ!!((´∀`*)

****ライブ後は、お互いに討論会を繰り広げて、時の経つのも忘れてしまった。
外の大雨も彼らを祝福しているかのようでした。
あまりにもヒートアップし過ぎて、寒さも吹き飛んじゃいそうだ。
さあ、次はトリ前、そしてオオトリに控えしは・・・・・・!!!!****

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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭( ΦX 編)

2023-04-28 09:04:19 | Live Set List


9、17:30~18:00
「ΦX」

はい、このバンド名は「ファイ・エックス」と読みます。
ファイとはギリシャ文字の第21字。
今回、調べるまで、全く知らなかったア・・・・(-_-;)
非情にマニアックなバンド名だけど、その筋ものにとっては思わずニンマリしちゃうでしょうねえ。
そうなのですよ。
このバンドはXジャパンのコピーを超ド派手に繰り広げてくれたよ。
ビジュアル系ジャパニーズ・ヘヴィーメタルの元祖。
一大ブームを生み出した張本人だもんなあ。
で、数多く存在するこの手の中でも、この日彼らは一味違った。
すこぶるご機嫌なサウンドを轟かせてくれました。

恥ずかしながら、私はこのバンドを見るのは初めて。
よって個人的にも非常に楽しみにしていました。
こんな強烈な個性派集団がいたなんてねえ。
思わず、ガン見してしまった。
観客の中にもその洗礼を受けた輩があちこちに佇んでいて、絶え間なくヘッド・バンギングを繰り広げていたよ。
圧巻の光景だったさ。
久し振りにみるその状況に、不覚にもアドレナリンが、大量噴出してしまった。

さてさて、ΦXは本家同様の編成で5人組。
ただし、ボーカルは女性です。

ヨシキ役のドラマー&コーラスは・・・オサムくん
引き締まった上半身をヨシキばりにさらけ出しての熱演。
マスクも使用するスティックも黒で統一するという拘りよう。

ベース&コーラスは・・・ユウト君
愛器はタイ・モデルのキラー。
ブラックのボディ・カラー。
メイプル指板仕様。

パタ役のギタリストは・・・ショウタロウ君。
名器トーカイのレスポールを使用。
ゴールドTOP。
アディダスのスニーカーがオシャレ!

カリスマ・ヒデ役のギタリストは・・・ツトムくん
ブラック・ボディカラーのクレイマーのを使用。
ピックアップの配列はSSH仕様。
サウンドチェック時には、レッド・ツエッペリン伝説のリフを繰り返し渋く弾いて猛アピールしていました。

そして紅一点のボーカルは・・・サングラス姿がお似合いのカオル嬢。
再び足乗せ台を引っ張り出してきて男顔負けなパフォーマンスを披露していました。

前置きが長くなってしまったので、そろそろライブレポート本編に突入してみましょうか。
覚悟のほうはいいかな!!??

「紅」
1989年9月1日にリリースした3作目のシングル。
記念すべきメジャー1作目のシングル。(ウィキペディアより)
1992年のNHK紅白歌合戦でも演奏された。
メジャー・デビューalbum「ブルーBLOOD」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング5位を記録。
な、な、なんとお、オープニングにこれを持ってくるかいなあ。
掟破りな采配にエクスタシーを感じちゃう((´∀`*))
ドラマティックでどことなく切ない静かなアルペジオによるイントロから期待感ワクワク沸き起こる己を抑えきれない。
と、瞬間シンバルによるカウントから、激しい曲調に展開するというスリリングな内容。
「紅だあ~~!!!」とシャウト。
最早マニアにとってはお約束の進行。
アレンジの妙が冴えわたっている。
ツインギターの妙技は涙なしでは聞けません・・・・。
悲しさと力強さが同居しているメロディを含む正に堂々たる代表作品。
目玉は何と言っても雷鳴轟くドラムの高速乱れ打ち。
これに尽きますなあ。
とにもかくにも言葉を失うほどの不思議なド迫力。
目が点になっちゃうほどに気迫のこもったスティックワーク。
難易度強の極めつけ!!
あれだけ延々とやりまくったら、全身がバラバラに破壊しちゃいそうだ。
デンジャラス極まりないテクニックは、鬼気迫るほどの勢いが伴っている。


「今がオオトリだと思って、目いっぱいに拳を突き上げてノッテください!
ヨロシク!!!
・・・・・・・・サディスティック・デザイアー!!」
間髪入れずに2曲目へと突入さ。
1988年リリースのアルバム「ヴァニシング・ビジョン」に収録。
日本のインディーズ作品で初めてオリコンにランクインした作品(ウィークリーで19位を記録)
X加入以前のヒデが在籍していたバンド「サーベルタイガー」時代に作曲した「サディスティック・エモーション」をリメイクしたもの。
作詞のヨシキは、デビッド・リンチによる映画「ブルーベルベット」をイメージして書き上げたという。
アクセントの効いた印象的なるアップテンポ・ナンバー。
珍しくバスドラムによるスピードは抑えられ、ギターもポップなフレーズが散見。
サビのツインギター・ハモリもセンス抜群。
ベースの間奏も渋くてさすがに絶品。
と、ここでトラブルが発生!
レスポールのストラップピンが抜け落ちてしまったではないかあ・・・・!!???(よく、見かける事故。特に動きの激しいミュージシャンには顕著)
両手はピッキング続行中で、一時たりとも休むパートがないから辛い。
でも、ショウタロウ君は涼しい顔をして手を休めない。
普通のヤワな野郎ならば、苦笑いでギブアップしてリタイアするか演奏をストップしてドッチラケでライブ自体を台無しにしてしまうのがオチ。
ショウタロウ君は、逆にそれを逆手にとるかのごとく、左ひざを床に着いて寸分の狂いも生じさせないで続行。
あまりにもクール過ぎる。
ほとんどのアマチュア成らば、ひきつって焦ったり、泣きそうになるのにね・・・。
大した大物だ。
肝が据わっている。
ちっとも音圧が薄くならないんだからねえ。

「ありがとうございます!
あらためましてΦXと申します。
ちょっと休憩で飲み物を・・・・
ユウト君、MCできる・・・!?」
「滝川でキッチンカーの営業をやっています。
だから、ここではあんまり関係ないよね・・・・。
でも、岩見沢で出店することになって、その際見かけたらよろしくお願いいたします。」
「あと、数曲・・・・皆さん、足腰がクタクタになるほどに立ち上がってみませんかあ!!??・・・
3曲目は・・・・ジョーカー!」
1991年リリースのメジャー・セカンド・オリジナル・アルバム「ジェラシー」9曲目に収録。
これはヒデによる作品で5枚目のシングル。
ギャンブルとその敗者について歌われている。
ヒデによるバラエティに富んだ見事この上なきコンセプト内容がこれでもかあというほどに反映されている。
ショウタロウ君は、もうこの辺に達したらストラップを放り投げて例の踏み台に腰かけて怒涛のカッティング。
目前で見ていたから、彼の一挙手一投足を細部にわたって目撃できた。
まず、そのエフェクターに接続された音つくりのウオームなサウンドが効果覿面。
更にはフレット・ボード上を素早くかつ滑らかに繰りだされるフィンガリングに食い入ってしまった。
ハッキリ申しまして、上手いよ。
こんなシチュエーションなんて、お構いなし。

「メドレーで・・・・・ウィーク・エンド」
通算3作目のシングル。
1990年4月21日にシングル発売。
前年の同月日に発売されたメジャー・デビュー・アルバム「ブルー・BLOOD」に収録。
ヨシキのペンによる作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
複数のバージョンがあり、ロックとクラシックのイメージがつきはじめるキッカケともなった曲。
「週末」ではなく「終末」を意味するのだとか。
奥の深い解釈が必要か・・・・・。
複雑極まりないアンサンブルの演出が次々と飛びだしてきて聞きごたえ満点。
畳みかける様な起伏に富んだアレンジに唸らされた。
ふんだんに盛り込まれた、柔軟なアイディアが痛快。
カッコよすぎるリフの攻勢がこれでもかあ、というほどに押し寄せてくる。
体力がなければこれらのセットリストは到底無理。
若さ漲る特権だ。
テンションもとっくにマックス。
レッドゾーン振り切れそう。

「X」
早いもので最後の曲だ。
「アー・ユー・レディ!!
さあ、準備はできているかい!?
ジャンプでもするかい!!??
やるかい!??
練習する!!?
両手でのXクロス振り付けをやって」
ハイハット4カウントから、マシンガン速射並みにツイン・ペダルの雪崩込み炸裂。
爆撃砲のごとく余力を振り絞って猛爆。
スタミナ消耗率絶大なる燃費の悪い曲。
本家本元顔負けなほどに遠慮なき迫力のドラミング。
ドラムセットがぶっ壊れるのではないか・・・と心配になるほどだ。
聞かせどころは左右からの鬼気迫る、火花飛び散らせてのギター・バトル。
終局でのギターによるユニゾンが、神々しき光を放ち続ける。
もうプレイヤーもオーディエンスも、汗だくで精魂尽き果てて燃え尽きる一歩手前。

「ありがとうございました!!
バイバイ!!」
完全燃焼で、めでたくフィナーレを迎えた。
真っ白な灰になるほどの大団円。
本当にお疲れさまでした。
また、すぐにでも見たいなあ。
まだまだ引き出しはあるでしょう。
キーボードも加えて
バラードやら色々と披露してね。
なんて言ったら「贅沢だ」と、お叱りを受けそうだね((´∀`*))

****正気に戻った(!?)ミナミ君が司会者用のマイクを手にして
「個人的な意見ですが、僕はXジャパンが大好きです。
脳みそが破壊されそうでした・・・((´∀`*))」
その気持ちが痛いほどに理解できるよん!!****

































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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(さときち 編)

2023-04-27 17:07:15 | Live Set List
8、「さときち」
17:05~17:25

この日、3組目の弾き語りです。
バンド編成の演奏持ち時間は30分でセットに10分与えられているのに対して、弾き語り系は20分プレイで、セット5分。

よってこちらの「さときち」くんは3曲を披露。
残り時間は熱いトークで和ませてくれましたよ。
彼と、ミノリー(この日はBO∅WG&アベンジャーズで出演)はギタリスト同志と言うこともあって懇意の仲。
で、トップ出演を果たした「泡沫」は男女のデュオ、先ほどの「イトシノトシオ」くんはしみじみとしたオリジナルソングを披露していましたが、「さときち」くんは、な、な、何とフェンダーのテレキャスター(黒ボディカラー。メイプル指板。服の上下も黒で統一)を思いっきりかき鳴らしての熱唱。
イスに腰かけ、白いカールコードを使用しているところが1ポイントだ。
出演ミュージシャンのセレクションが心憎いほど。
単なるアコースティック3組だと、多分間延びしてしまったでしょう。
でもこの3組はどこも超がつくほどに個性派だ。
鋭い采配に拍手を贈ろう。

「さときち」くん、普段はギンギンのロックバンドで活動しているそうですが、この日はメンバー達のスケジュール上やむなくソロでの登場と相成りました。
慣れないステージングに相当緊張していただろうに、一生懸命、魂の咆哮を繰り広げてくれた。
ワイルドで好感の持てる実直なナイスガイだ。

髪の毛を振り乱して、表情もゆがむほどのシャウトに次ぐシャウトで大熱演。
全曲、日本が誇る貴重なる硬派のベテラン・ロックバンド「エレファント・カシマシ」の名曲を懇切丁寧に歌唱。
随所にリスペクト精神が漲っていたよん。
個人的にも大好きなバンドだけに、ご機嫌この上ない。
もうねえ、ブレイクする以前から注目していたくらいさ。
中心メンバーの宮本浩次は最近ソロでもアクティブに活動中だもんねえ。
意外にもミツも詳しいのさ。
多分、この日の会場内にも多くのエレカシ・ファンが存在したであろう、リアクションが度々沸き起こっていた。

さてさて、それではオープニングの狼煙が打ち上げられた。
「ちょっと、やってみます・・・・・今宵の月のように」
15作目のシングルで波状攻撃を開始。
1997年7月30日にリリース。
album「明日に向かって走れ・月夜の歌」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング8位を記録。
テレビドラマ「月の輝く夜だから」の主題歌として制作された。(ウィキペディアより)
宮本浩次による作品。
バンド最大のヒット曲で代表曲。
本曲でNHK紅白歌合戦にも初出場を果たす。
何度聞いても飽きの来ない、心底から感動のあまりに震えのくる傑作だ。
ずっと鳥肌が立ちっぱなしさ。
よくぞ取り上げてくれたね。
客席のあちこちで一緒になって口づさんでいる猛者を発見。
真摯に向き合う、その気持ちが痛いほどに伝わってくるよ。
宮本浩次の歌って、思っている以上に声域がひろいんだよね。
それをファルセットではなく、、余裕の地声でこなしちゃんだから脅威に尽きる。
近寄りがたいほどのカリスマと称えられているのも納得だ。
普段は素朴で不器用そうな男性みたいだけどね。
その落差もたまらない魅力なんだろう。
「さときち」くんの体に宮本浩次が憑依しているように見えた。

「うるさいですか・・・・?!」
「若干ね・・・・・((´∀`*))」
「どうも、はじめまして。
さときちと言います。
岩見沢出身なんですよ!」
「おおお~!!」
真面目に自己紹介
「高校生まで住んでいたんですが、今は札幌に在住です。
父親はまだ一人でこちらに住んでいますけどね。
しかし、こんなに素敵なライブハウスがあるなんて、全然知りませんでしたよ。
普段もエレファント・カシマシをバンドでやっています。
でもメンバーが来れなくて泣く泣く一人で出演しています。
それでは2曲目、いきます。
・・・・風に吹かれて」
選曲のセンスが、すこぶるに冴えわたっているねえ。
思いっきりドツボに、はまらせていただきました。
やはり、1997年リリースのアルバム「明日に向かって走れ・月夜の歌」に収録。
同年11月7日発売の16枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高ランキング50位を記録。
めちゃくちゃに嬉しいのは、この曲のPVだ!
彼らがサッポロ市民会館でライブを行った際、当日の夜から翌朝にかけて大通公園で撮影されたんだよ。
淡々としたシンプルな映像だけど、素晴らしいから一度見てくだいよ!!
バンドによるヘヴィーなサウンドもいいけれども、こういった極力贅肉を削ぎ落しコードのカッティングに終始する進行も中々に悪くはないね。
それもこれも実力に裏打ちされた結果だけど。

拍手喝采の嵐だ。
さときちくんも、これに元気をもらったのか序盤までの固い表情も徐々に和らいできた。
肩ひじ張らずにリラックス、余計な力も抜けて来て和やかなムードも漂ってきたよ。
「かっこいいよ~~!」
「まずは、岩見沢大復活祭おめでとうございます!
それにしても、一人っきりって緊張しますね・・・・。
バンドでやるのとでは、大違いだよ。
寂しいしね・・・・・。(´;ω;`)
エレキギターで弾き語りってないよね。
普通はエレアコだよねえ。
(と、ここでドリンクを一飲みして喉を潤す)
ぜひとも、今度はバンドを引き連れて出演したいと思います。
それでは、早いもので最後の曲となりました・・・・。
悲しみの果て」
1996年4月19日に発売された10枚目のシングル。
8THalbum「ココロに花を」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング60位を記録。
宮本浩次による作詞作曲。
ターニング・ポイントともいえる、ポップな金字塔。
遂に出た!
炸裂するスタッカートのかかった歯切れのよいリズムが印象的なイントロ。
決定版ともいえる琴線に響く強烈この上ないメロディと文学的な歌詞に、酔いしれてみるというのも一興。
う~~~む、言葉も失うほどインパクトのフレーズ連打を、これでもかあというほどに食らった。
サビのパートにいきつくと、待ってました、とばかりに、これまた泣かせる構成なんだよなあ。
全身全霊を込めた「OH,YEAH!!♪」のダイレクトな効果が覿面。
観客たちとの力強い合唱も自然とはじまった。
余力を振り絞っての熱きパフォーマンス。
一気に全力疾走した感あり。
夢と希望と勇気と喜びが、ムクムクと音を立てて沸き起こるような気がしてきた。
message色が濃厚で、説教がましくない誠実な言葉の一言、一言がこちらサイドのハートに遠慮なく突き刺さってくるのさ。
改めて、エレカシ・・・・・しみじみと永遠の名曲ばかりだなあ、と痛感した次第。


礼儀正しく・・・・
「次のバンドの方々、スミマセン・・・・
ちょっと早く終わっちゃいました・・・・」

無事に大団円で終局を迎えることとなりました。
アッという間にTHE END。
3曲なんて、いくらなんでも少なすぎるよ。
もっと見たかったなあ。
あの曲もこの曲も聞きたかった。
時間が足りなすぎる・・・・。
まあ、それは次回のお楽しみということで、大切にとっておこう。

本当にお疲れ様でした。


ライブ後、マサ&ミツを交えて「さときち」君を囲んでエレカシで盛り上がった。
「まさかエレカシ好きとはおもいませんでした」
「いやいや、俺たちの許容範囲は広大なのさあ!
ワハハ!!」
いつまでも、話題は尽きないのだ。




















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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(イトシノトシオ 編)

2023-04-26 12:13:29 | Live Set List
7、16:40~17:00
「イトシノトシオ」

前のバンドはハードなジャパニーズ・ロック・ビートが目いっぱいに炸裂していましたが、場面一転しての優しく心温まる癒しの空間を提供してくれました。
この日、2組目の弾き語りです。
トップに出演した「泡沫」は男女でのデュオでしたが、ここでは初めて男性のみのソロ。(写真を参照の事)
しかも全曲が超が付くほどの個性的なオリジナルな・ソングというゴージャスさ。
もちろん私は初めて見ます。
でも、ストロベリー・ジャングルが開店した当時からの常連さんなんだそうですよ。
このお名前からでもお察しがつくでしょうが、「トシオ」さんといいます。
使用ギターはヤマハのエレアコ。
ナチュラル・ボディカラーに1カッタウェイ。
操作性も重視した仕様。
最初から最後までイスに座らず、スタンディングでのプレイに専念。
一時のオアシスへの誘いとでも言えばよいのでしょうかね。
世知辛い世の中で疲れ果てた魂をもそっと包み込んでくれるかのよう・・・・。
そのトシオさんは、見るからに善人という風情。
話してみると、ホノボノとしていて人柄も温厚篤実。
マサとほとんど同年代。
この日のライブ・イベントでは最後まで見ていたそうです。
よってオオトリの我らがSTAも目撃しちゃった!
私は当初、トシオさんはフォークの洗礼を受けた人なんだと思い込んでいたんだけど、以外にも、70年初期の洋楽ロック通だった!!
もうここからはマサとで意気投合。
熱いマニアックなトークが収まらなくなってしまったさあ。
だからこそ、当然シカゴが話題の中心!
もうエキサイトしまくりでオタクなネタが両者共に尽きない・・・。
横にいるアッキーは「またはじまった・・・」とばかりに、半ばあきれ顔で苦笑い・・・・。
それでも止まるわけがないっしょやあ。
滅多にこういう人物と遭遇する機会なんてないもんなあ。
STAのライブの感想も事細かに解説してくれた。
もちろん絶賛の嵐。
この間のゴールドストーンでも対バンのギター君が同じリアクションだったよね(マサの昔のお客さんだった彼)
トシオさんはシカゴに関しては相当な通。
あれだけヒットを連発していてメッセージ色も濃厚なる栄光のシカゴなのに、カバーするバンドがいないのが不思議で仕方なかったそうです。
そりゃあ、難しいからなんだけどね(;^_^A
だからこそSTAを見て「これほどシカゴ愛に溢れていて忠実に再現するバンドがいたなんて」と衝撃を受けたそうです。
「長い夜のギター・ソロなんて全て口ずさめるほどに覚えているんだけど、ちゃんとフレーズを弾いていて思わず嬉しくなっちゃいました」
素晴らしいコメントでしょう。
とことんまでこだわり続けての活動だけに、心底から励みになるなあ。
時間がいくらあっても足りないくらいの感動を共有したよ。
ちなみにシカゴは、デビュー時から「素直になれなくて」までを絶賛していました。

話が多少、脱線気味になりつつも、前置きが長くなったので、さあ、ここからはトシオ・ワールドの開演ですよ!!
パチパチパチ~~!!!


オープニングは「シャケ」
前述のとおり、この店というか故オーナーとは懇意にしていた仲のトシオさん。
上下黒の服装に赤いネクタイが1ポイント。
髪型はビシッとオールバックで上品なジェントルマン。
マスターとは、よほど気の合う相棒同志だったのでしょう。(あ、リョウコちゃんも亡きマスターと演奏活動していたんだよね)
MCによると、娘のユイちゃんがマスターよりもめちゃくちゃにキーボードが上手くがなったものだから、弾くのがいやになったそうです。
で、今度は作詞家に転身。
書き上げるたびにトシオさんを呼んで作曲してもらったのだそうです。
これもその中の入魂の1曲。
いかにも北海道らしいタイトルだ。
どんな料理にしても美味しんだよなあ・・・シャケを嫌いな道産子なんていないでしょうよ。

「こんにちは。
それでは早速、2曲目へいきます・・・・・・俺のクルーザー」
ユニークな言葉の応酬。
「見てくれ。見てくれ!」を連発。
妙に耳に残るクセモノのようなナンバー。
この辺をマスターは狙っていたのかも・・・!?
だとしたら成功でしょう。
そこにトシオさんのアヴァンギャルドでシンプルなメロディラインが絡みつくんだからもうたまりません。
合いの手のタイトなアクセントやタイミングも絶妙。
オーディエンス達もニコニコしながらも手拍子を打ち鳴らす。

「はい、ありがとうございます。
今の曲は本当にあったご友人の話がヒントになっています。
(クルーザーなんて、あまり身近に感じないなあ・・・・どんな人なんだろう??)
ウエダ・マスターの鋭い洞察力と表現力には感服しちゃいます。
人間ウォッチングにたけていましたね。
1曲1曲がとっても短いのですぐに終わっちゃいますよ。((´∀`*))
だから、サクサクと進行していきます。
今日は復活祭ということで、ちょっとおしゃれに正装してきました。
どこがだよ・・・と言われちゃあ、身も蓋もありませんが。
・・・・・ママさんダンプ」
これは冬の北海道ではあちこちで見かける光景だね。
もうねえ、曲中ずっと雪かきしている道民の情景が脳裏に浮かんでくる。
それは誰もが同じでしょう。
全身が悲鳴をあげるほどに過酷な豪雪地帯ならではの、汗だく作業。
決して避けては通れない。
そんな事柄もユニークな視点でとらえて、クスっと笑わせてくれるところが度量の大きさ。

「はい、ありがとうございました。
ウエダさんの娘さんが弾くキーボードは、途中でお父さんが腕前で抜かれてしまった・・・・。
それがショックでは、マスターはキーボードをやめてしまったのですよ。
何たって親譲りで、どんなジャンルも弾けちゃうんですからねえ」
それでは・・・・・あと2曲くらいはできるかな?
次にお送りするのは1番最初に2人で作ったインパクトが絶大なヤツ。
・・・・俺の車は改造車!」
クルーザー、ダンプときて、次は改造車かいなあ!!??
てっきり暴走族の派手なイケイケものかと思ったけど、全然違ったね。
だって、普通はそう思っちゃうでしょう。
そこも確信犯的な楽しい采配!?・・・ならば、絶対にやられちゃったなあ・・・・。
下手な屁理屈なんか抜きにして、会場全体一丸となって楽しみましょう。
それもまた一興。

「はい、ありがとうございました。
ちょっと音が硬いですね・・・
(と、手元でギターのトーン・コントロールを調整して横に陣どるミキサーのヤミーくんとアイコンタクトを交わす)
演奏が下手糞な私としましては1人で弾くという行為は無謀であります。(決して、そんなことはありません)
早いもので次でラストの曲となります。
これは、あんたにしか歌えないよ・・・・・というマスターの一言からはじまりました。
そしてドンドンと曲が増えていったのです。
4月くらいに近所を見渡してみると面白い面白いオジサンが現れます。
・・・・・暇人と言う曲で締めくくってみたいと思います」
コミカルな物語です。
一見、地味で素朴な内容ですが、表現力の妙に引き込まれる。
良くできた構成。
だからこそ自然と手拍子も沸き起こるのさ。
私も毎冬思うよ。
放っておけばいずれは溶けちゃうのに、どうしてそこまで必死こいて雪投げや氷割りをやるの、って。
「ツルハシ持って~♪」
北国の寒空に響き渡る歌声に乾杯!!
アッという間に愛しい時間はフィナーレを迎えてしまった・・・・。
ほんのりと大団円での幕がおろされました。
誰もが満足気さ。
お疲れさまでした。


****バンドは30分、弾き語りは20分が持ち時間となっております。
(セットップはアコが5分が、バンドは10分)
ウエダ・マスターも、ちょっとハニカミながら、シンガー・ソング・ライター・トシオさんの晴れ姿に満足げな表情を浮かべていることでしょう。
大好物のビール・ジョッキを片手に持ちながらほろ酔い加減でね。

追伸・・・・今度ゆっくりと時間を作って再びロック談議に花を咲かせましょう((´∀`*))****










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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(BO∅WG 編)

2023-04-25 13:53:12 | Live Set List
6、16:05~16:35
「BO∅WG」

な、ん、なんとこの日、UNNAMEDに引き続き2バンド目のボウイ・カバー・バンドだ。
双方ともにこだわりどころが鋭い。
だからラストナンバー以外はセットリストのダブりはない。
贅沢極まりないロックイベント。

さてさて、こちらのバンド名は「BOOWG」(ボウグと読みます)。
ハイ、満を持しての登場は札幌から初出演。
泣く子も黙る硬派なバンドだ!
ボウイのコピーバンドは数々見てきたけれども、こちらもUNNAMED同様に一味も二味も違う。
なんたって、日本ロックバンドブームの火付け役を担ったボウイだけに、リスペクトバンドは膨大。
だからこそ、観客やミュージシャン達の見る目も他のライブよりシビアだと思うよ。
そんな空気感に包まれながらも、彼らは見事に堂々オーディエンスと渡り合いました。
また暖かい拍手も嬉しかったことでしょうね。
全身を黒づくめで統一した4人組は全くご本家と同じ編成。
よくよく見たらば全員がお馴染みの顔触れじゃあ、あ~りませんかあ!?((´∀`*))

ブレッツア、テイクオフ、ブラックリストなどで大活躍している連中だ。
マサと旧交を温めたよ。
「久しぶり~!」
ちょくちょく他のバンドで対バンを組んでいるんだけど、じっくりと落ち着いてお話できる機会が少ないからねえ。
このバンドは去年から活動。
マサが見るのは去年8月「小樽・北運河サウンド・エナジー」以来。
その時は不覚にも、ミサトちゃんだとずっと気付かなった・・・・。
おしとやかなイメージしかなかったものでして、こういう過激でワイルドな側面があることに衝撃を受けた次第さ。
中々にいいものだよん。

メンバーの構成をば・・・・。
その紅一点ボーカルは小樽のサイトウ氏曰く「氷室美里」
あれれれ・・・!?あの可憐なる麗しの歌姫・美里ちゃんが、ミニスカートと黒ソックスをはいて思いっきりワイルドに気を吐いている。
惜しげもなく綺麗なおみ足を出しているしなあ。
目の毒だ・・・(-_-;)
全然、彼女だと気が付かなかったよ・・・・。
もちろん男性の客たちから熱い視線を集めていました。

ブレッツアからもう一人はドラムのタモくん。
茶髪にサングラスに黒Tシャツ姿は、細身だけにいかにもロッカーの風情。

そして、ベースはブレッツアのリーダーでもある御大マヤマくん。
フェンダーUSAの愛器ジャズベースを使用。
シルバーのボディカラーでメイプル指板。
ストラップはフェンダーの黒い布製。
彼も全身真っ黒で統一。
更にはグレーのカツラも着用。
マスクも黒。
またまたニュー・プロジェクトを立ち上げた張本人さ。

最後にギター&コーラスはミノリー!
MIN∅RYと書くそうだ。((´∀`*))
カッコいいなあ。
あの妖艶なる美のシルエットは永遠に忘れられないよ。
美里ちゃんに負けず劣らずのお色気を会場中に振りまきながらも、常にクールなギターテクニックを披露していましたよ。
彼女(!?)も全身真っ黒の衣装で、ミニドレス姿にソックスと靴も黒!。
マスクも黒。
当然ギターは白黒ボディペイントに幾何学模様入りのフェルナンデス・テレキャスター。
驚愕だったのはマスクまでもが布袋柄だったこと。
その徹底ぶりとリスペクトの度合いは計り知れないよ。
底抜けな布袋愛が全身からにビシビシと滲み出ていました。
ちなみにこの後「アベンジャーズ」でもプレイを控えているという、超絶なる売れっ子で、人気者です!
この日の「さときち」くんや「啓成坂」のベースくんとも知り合いだそうです。
人脈も豊富で顔が広いなあ。

さあ、前置きがそうとうに長くなっちゃった。
勢いよく参りましょうか!!
ARE YOU READY!?

元気印こと、ミナミ君からの懇切丁寧なるバンド紹介を受けての演奏開始。
1曲目は「メモリー」
1987年リリースのアルバム「サイコパス」に収録。
オープニングナンバーに、これ以上ふさわしい楽曲が存在するでしょうか!?
ホップステップジャンプのアップテンポで軽快に!
カモン・レッツゴー!
情け容赦なき疾走感あふれるロックンロール攻防を、いきなりぶちかましてきたよ。
個性派ロックンロールの狼煙がド派手にぶち上げられた。
サビのメロディは、シンプルでありながらも単純ではなくカッコよく見せてしまうところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って天才だなあと認識した。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱する美里ちゃんが素敵だ。
ピョンピョンとはじけまくりだ。
気持ちを奮い立たせてくれる。
熱烈なる応援団が密集してきた。
ディスタンスだよ‥‥諸君。
明るくてストレートなジャパニーズポップ。
既に大盛り上がりで合唱がはじまった。
これ一発で掴みはバッチリとオーケーだ。

ミノリーやミサトちゃんへの熱烈なるラブコールがあちこちから飛び交う。
まあ、それも致し方ないよなあ・・・・。(;^_^A

間髪入れずに2曲目「ノー・ニューヨーク」。
1982年23月21日リリースのalbum「MORAL」に収録。
シングルは1985年8月22日にカット。
曲がシンプルで短いから、次から次へと目まぐるしく進行。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
特筆すべき点は歌とギターが相殺し合っていないところ。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした構成力も聞き逃せない。
艶やかな歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
美里ちゃんの氷室なりきり度がヒートアップ。
エンジン全力噴射。(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。


それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

早いもので中間部に差し掛かってきたよ。
「オンリー・ユー」
盛大なるスティックカウント「1・2・3・4!!」からのスタート。
5枚目のアルバム「ビート・エモーション」に収録。
5枚目のシングルで、1987年4月6日にリリース。
オリコン週間チャートでは最高4位を記録。
氷室の妻に捧げられたラブソングであると言われている。
イントロはミノリーのボーカルからで、豪華絢爛なる真骨頂。
この破壊力あるスピードチューンを、名曲たらしめている重要なファクターとエッセンス。
コード・カッティングのエッジが効いていて、猪突猛進にレッドゾーン振り切れ寸前。
ヘヴィーでバラエティなグルーヴも、嫌味がなくってご機嫌さ。
ほのかなユルユル感が微笑ましい。
キーがもう少しミサトチャンにあっていれば良かったのにね。
タイトでアタック感満開の渋いエネルギーが全開だ。
気合いの入り方が超半端ない。
ベースでマシンガンのごとき激しい鬼のダウンピッキングを正確に見せつけてくるマヤマくん。
いやはやなんとも安定感抜群のタフガイだねえ。

美里ちゃんによるチャーミングなMC
「ありがとうございます。
はははは!!💛
滅多にウィッグなんて被らないから暑い‥‥ズレる・・・・もう大変です・・・・((´∀`*))と、頭を手で押さえながらのトーク・・・頑張れ!!)
ミノリンも顔が火照って真っ赤だねえ。(布袋だけに・・・・((´∀`*))
髪の毛もアップにまとめたの!?
軽快なるビートを贈りします・・・・B・BLUE!!」
5枚目のalbum「ビート・エモーション」に収録。
1986年9月29日にリリースされた4枚目のシングル。
オリコン週間チャートでの最高ランキングは7位を記録。
巧みなるリフのフィンガリング、コード進行、リズム・アレンジと歌メロからサビに至るまで申し分なし。
BO∅WGのパフォーマンスに大火傷しそう。
漲るエナジーは唯一無二の存在。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆もの。
常に前面へフューチャーのミサトちゃんに目は釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブに弾けまくっていかなきゃあね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
思いっきりリラックスしながらも、時折覗かせるクールな表情の美学もしっかりと見逃さなかったよ。


5曲目はお約束の定番「マリオネット」炸裂。
このタイトルを告げた瞬間に、開場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
BO∅WGメンバーの全員が、もう楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたってエゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
ミノリーの弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
ほんのりと汗もかいてきたご様子。


「じゃあ、最後になりますが、大丈夫ですか!?
お決まりのをいきますよ。
夢を見ている奴らに捧げるぜい!!(これは氷室が曲前に必ず言うセリフ)
と言いつつ始まったラストナンバー・・・・
もう泣いても笑っても正真正銘トドメの終曲。
「DREAMIN」
1985年リリースのアルバム「BOOWY」に収録。
究極、温故知新の決定版だね。
本家もライブラストやアンコール用として取り上げていた。
シングル予定だったところが、担当ディレクターにより却下されたという曰く付きの曲。
息の根のとどめを刺す迫力で、これでもかあ・・・というくらいのボルテージで襲い掛かってきた。
美里ちゃんをフロントに据えて、バック陣は黙々とテクニカルなプレイに専念してバックアップ。
もちろん自己主張するシーンでは、思いっきり前面に飛び出してくるよ。
ノリノリなカリスマ・ミノリーは脳天を振りながら、布袋直伝のスキップをここでぶつけてきた。
ザクザクと狂暴に鋭く切り刻まれるコード・ストローク。
心置きなく、俄然燃え上がっているのが見てとれる。
余力を振り絞ってのラストスパート。
ミノリンが本家本元の左足ピョンピョンのアクションを披露。
それに連動するかの如く、ミサト嬢、マヤマくんも横一列に振付。
もう最前列はグチャグチャのイモ洗い状態。

「サンキュー!ありがとうございました。
WE ARE BOOWGでした~!!」
完全燃焼の汗まみれで、めでたくフィナーレを迎えた。
真っ白な灰になるほど燃え尽きての大団円。

「ミサトちゃん、可愛い!!💛」
セクシーなルックスだから,世の殿方は目のやり場に困っちゃうなあ。
罪作りなレディ。
「ミノリー、結婚して~~!!((´∀`*))」
「それは残念ながら、妻と子供がいるのでダメ!」((´∀`*))
そりゃあ、当然だね。

ミナミ君によるアナウンス
「もう一度、BOOWGの皆さんに大きな拍手をお願いします!!」



****オオトリの12バンド目は我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYの出番。
まあ、そのライブレポ―トは最後にたっぷりとおおくりしますよ。
お楽しみにね!!****











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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(THE COMFORTS 編)

2023-04-23 11:24:11 | Live Set List


5,15:25~15:55
「THE COMFORTS」

またまた初の対バンだ。
ずっと以前からバンドの存在は知っていたんだけど、何故だか縁がなく中々見ることができなかったんだよ。
でも遂にでもこの度、生体験が叶いました!!
5バンド目は、今までとちょっと趣向を変えてのT-スクエアカバーバンドで5人組。
当然のことながら、オール・インストウルメンタルバンドです。
こちらは正真正銘、正統派のJフュージョン・バンド。
北海道は特にこのジャンルが人気あるんだ。
だから、本格的なコピーバンドが数多く存在する。
数えきれないくらいに、対バンを組んできた仲でもあるアミノ酸率いる「ミラージュ」しかりだ。
でも、THE COMFORTSも、それに負けないくらいのクオリティを備えていたよ。
好感の持てる熱演を最初から最後までテンション高く延々と繰り広げてくれた。
中盤での出演なんてもったいないくらいの、高水準なテクニックを披露してくれました
(この日の出演バンドはどこも上手かったし!)。
観客席からも、その火花散るテクニカルなプレイの連発に、感嘆の声が漏れ聞こえてくるほどだった。
こんな凄腕のバンドが、まだまだここ北海道には、うじゃうじゃといるのですよ。
ひじょうに心強い限りだ。
眼前で繰り広げられた、すさまじいばかりの圧倒的なインプロヴィゼーション。
あまりにも印象が強烈だったので、今でもハッキリと脳裏に焼き付いております。

はい、でも、ここのメンバー達とは他のバンドなどでお馴染みの顔触れ。
超久しぶりに会った人もいて懐かしいなあ・・・。

メンバーは、
AKAI/EWIにシュン君(中央フロントに陣取る看板ミュージシャン)。
ギターはリッキー(フェンダーのストラトキャスター。
渋いサンバーストのボディカラー。メイプル指板!)。
ベースはアライちゃん(G&Lを使用。ダークブルーのボディカラーにメープル指板5弦仕様。フェンダーの布製ストラップに接続。
唯一黒マスク装着と長髪を後ろで束ねて臨みました)。
ドラムにマサ子ちゃん(男勝りなグルーヴで堂々の自己主張!
男性でもそうとうに手を焼くアレンジも彼女にかかれば何のそのだ。
すぐに女性が叩いていることなんて忘れてしまうほどだったさ)。
そしてキーボードはユイちゃん。
人気絶頂であちこちから、いつでも引っ張りだこの彼女。
この日はセカンドアクトとして「オナKISS」でもゲスト出演していたね。
オーナーの愛娘でもある。
いつのまにか立派な女性に成長しただけでなく、父親を凌駕するほどの腕前にもなった。
何たって、娘が自分以上のテクニックを備えたのを目の当たりにしたウエダお父さんはもの凄いショックを受けたらしく、「もうキーボードは弾かない」と宣言して作詞に没頭していたらしいですよ。
でも内心では大喜びしていたのは間違いないって!((´∀`*))
恐るべしDNAだ!
愛器ローランドRD800とヤマハのグランド・ピアノを縦横無尽に駆使してかっこよかったなあ。
相変わらずの超絶技巧なプレイを、クールにこなしまくっていたよ。
これがとてもステージ映えしていた。
同業同志ということで、STAのアッキーにたくさん話しかけて貪欲に刺激を吸収していたらしいよ。
近年はストイックなくらいにすこぶる気を吐いている真面目なプレイヤーだ。
今後、益々の活躍に期待しよう。
ミユキ・オーナーも、さぞかし楽しみなはずさ。((´∀`*))

どうです!
皆さんも彼らのプレイは、絶対にどこかしらで見たことがあるはず。
そのぐらい人脈も豊富なだけに、あちこちでジャンルの壁をも軽く超越して
アグレッシブにプレイしているミュージシャンばかりです。
熱い注目を浴び続けていましたよ。
もはや野暮な説明なんて皆無。

ちなみに、STAアッキーがこの方面には超絶詳しいので、曲目で何度も協力してもらったことも記しておきましょう。
サンキュー・ベリー・マッチ、アッキー!!((´∀`*))
このバンドも写真を見てもらえればお分かりの通り、黄緑色のお揃いTshirtを着込んでいた皆さん、とってもよくお似合いだよ。
胸にはバンド名のロゴ入り。
最近、こういうのが流行っているのかなあ!?
確かにアッキーも、STAのロゴ入り黒Tshirtを着てきたもんなあ。
「STAでもグッズを制作しよう」という意見が飛び交ってきたしね。

さてさて、さっそくライブレポートに突入だ。
サウンドチェックもほどほどに済ませて準備万端整えてのスタート!

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
それでは、よろしくね!!


MCはベースのアライくんが兼任。
「こんにちは!
THE COMFORTSです。
じゃあ、皆さん、どうもです。
次々と素晴らしいバンドさんばかりで圧倒されている自分がいます。
まあ、箸休め的な感覚でよろしくお願いいたします。
titleは知らないけど、どこかで聞いたことがあるなあ・・・という曲ばかりをお送りします。
それでは早速、立て続けに2曲・・・・・
まずは・・・・・オーメンズ・オブ・ラブ!!」
1985年6月21日にリリースされた12インチシングル。
同年4月1日発売の10THアルバム「R・E・S・O・R・T」に収録。
序盤から情け容赦なき華やかなリスペクト・サウンドで攻め立ててくるなあ。
よしよしだ。
これ一発で、掴みはオーケーなアンバイでしょう。
一瞬でロマンティックなCOMFORTSワールドへと引き込まれてしまった。
ドツボなモードに誘惑されて、快感に溺れるというのも一興の戯れだ・・・。
でもチラッとシリアスな面ものぞかせるところが、ツワモノ軍団のスタイル。
リズムセクションがガッチリとボトムを支え続けて、そこに包む混むようなキーボードの調べとEWIによる甘い響きが新鮮。
鋭く切り込んでくる、トレブルーなギター・トーンのフレーズと、チャイナ・シンバルによる連打のアクセントも絶好調。

間髪入れずに、こちらもポップな有名曲で「宝島」
1986年3月5日リリースの11枚目のアルバム「S・P・O・R・T・S」に収録。
これまたマニア心をそそるようなタイトル。
多少は地味に聞こえるけれども、噛めば噛むほど徐々に味が出てくる。
ギターからピアノへとバトンを受け継ぐスリリングな展開など含め、惜しげもなくハイクオリティな雰囲気を堪能させてくれる作品。
EWI担当のシュンくんは常に身をよじったり、陶酔の表情を浮かべつつも仰け反りアクションも披露と見栄えも抜群。
大抵、この手合いのバンドって譜面ばかり見つめて仁王立ちで身動きもせず見栄えも悪くって面白くもなんともないんだけど(失礼・・・・(-_-;)COMFORTSはパフォーマンスもよく研究している。
よほど入念に研究してリハーサルを積んできたのだろう。
その痕跡が随所に見受けられる。
特に好感の持てるシュンくんのオーバーアクションは特筆もの。
血と汗と涙の結晶が花開いた瞬間。
努力は決して裏切らないものさ。
一気に極上のアンサンブルを突き付けてくれました。
アレンジ一つをとっても光るセンスが伺えるねえ。
まさにトロピカルなイメージソング・・・・真骨頂。
カラッと晴れ渡る眩しいくらい爽やかな青空が、誰の目にも浮かんできたはずさ。
ああ・・・もう今から夏が待ち遠しいなあ。

「どうも・・・・トウルース・・・じゃあなかったっけ・・・!?((´∀`*))
自分で演奏していてタイトルを間違えた!!
よく旅番組なんかで流れている傑作をお送りしましたよ。
それでは引き続き・・・・トラベラーズ!!」
1984年リリースの8作目アルバム「アドベンチャーズ」に収録。
同日の4月1日発売の5枚目シングルだ。
あまりにもベタすぎるチューンだけど、構成が凝りまくりで、正に「冒険」しまくり。
BGM用としてお気軽に聞いていたら、天罰がくだるぞ!!((´∀`*))
もはやジャズだの、フュージョンだのと狭い括りに例えるレベルのジャンルではない。
ヘヴィーなベースによるグルーヴ、パワフルでパーカッシブなドラミングのリズム、繊細なピッキングで追随するリード・ギター、暖かな彩を添えるキーボード、貫禄十分なEWI。
もう観客たちの視線は、旋風吹き荒れる彼らの一挙手一投足に釘付け。
モロに琴線を刺激しまくりで、良い意味での金縛り状態。
各メンバーの自己アピールする度合いも、程よきバランス感覚。
アライくんが絶え間なく弾き出す軽快なるチョッパーフレーズも、構築美の披露具合が効果覿面で歯切れの良さも絶妙だね。

「ありがとうございます。
蒸してますねえ・・・・。
熱気が超半端ない・・・・((´∀`*))
ステージ上はずっと熱演が繰り広げられているから、見た目よりも暑いのですよ・・・照明も含めてね。
今日のここライブハウスは見慣れた顔や、初めましての方々と様々ですね。
ストロベリージャングルはちょくちょくと変わったイベントとかもやってるんですよねえ。
はい!それでは皆さん、準備のほうはよろしいでしょうか!??・・・・
イッツ・マジック!!」
1981年11月1日リリースのT-SQUARE5作目アルバム「マジック」に収録。
シングルのリリース日は同年10月21日。
これは、カナダでも人気沸騰してシングルカットされたんだよ。
フィリピン生まれのジャズ・シンガー、マリーンのカヴァーは大ヒットしたね。
こちらの「マジック」は知名度としても断トツ。
後半戦としては、申し分なき決定版。
力強くも豪快なるスネアによる連打が炸裂する。
そこから次々と覆いかぶさるように追随してくる猛者たち。
レッドゾーン振り切れ寸前でかっこいいよん。
実はこの曲、アミちゃん、石川くんらが率いる「ミラージュ」の十八番でもある。
去年8月の小樽・北運河でも披露していたもんね。
ミラージュは本格的にT-スクエアの再現に尽力。
でもこのTHE COMFORTSも只者ではない。
EWIのソロからベース・ソロへと目まぐるしく見せ場が移動・・・・。
息つく暇も与えないほどの緊迫感の連続で瞬き禁止状態。
すこぶる罪なバンドだなあ。

「次で最後の曲ですよ。
これもご存じでしょう。
痺れるよ~~!!・・・・TRUTH」
1987年4月1日リリースの同名タイトル・アルバムに収録。
ギタリスト安藤まさひろのTHE SQUARE時代の作品で1991年にもシングルカットされた。
イントロがはじまった途端に自然と脳裏にF1グランプリのシーンが蘇る。
スクエアにとって、最も認知度の高い極めつけの決定版。
過激なロック調でありながらも、スタイリッシュで多くの音楽ファンに指示されているのも頷ける。
もうこれに尽きるよね。
フュージョン界永遠の神々しき金字塔。
これを披露しないとTHE COMFORTSはステージを降りることを許されないくらいさ。
これをアクロバティックと呼ばずして、何をアクロバティックと呼ぶべきか?
メカニカルで斬新な個性派ミュージック。
クオリティは一級品だと保証します。
中間部分での高速ユニゾンによるインタープレイでは、恐ろしいほどに鬼気迫る演奏を突き付けてきた。
余力を振り絞ってのインタープレイ応酬には唖然茫然だ・・・・。
目から鱗さ。
ラストにふさわしき全員が火花散るほどに怒涛のせめぎ合い。
ものの見事に燃え尽きてくれました。
完全燃焼だね。

「ありがとうございました、THE COMFORTSでした!!」

フィナーレを迎えたメンバー達は、全身が汗びっしょりで、達成感に満たされた表情を浮かべてとっても満足そう。
大喝采の歓声が会場のあちこちから沸き起こる。
観客席のあちこちからは「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。
またすぐにでも見て見たいものだ。
新しいレパートリーも含めてね。
今後の成長と活躍にも期待。
要注目のニューカマー!

****この勢いの熱量そのままに、お次も負けてはいられません。
これまた異色のバンドで参上しますよ!!****




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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(啓成坂 編)

2023-04-22 20:26:15 | Live Set List


4,14:45~15:15
「啓成坂」

今回のライブイベントは、超久しぶりの岩見沢、しかも「ストロベリージャングル」なので、ほとんどの出演バンドやミュージシャンがお初だ。
まあ、それはいたし方なし・・・。
でも、その分新鮮でとっても勉強にもなるし、一切だれることもなく楽しいよ。
この日は素晴らしいバンド達が全部で12も出演。
ほとんどフェス状態の様相を呈していたよん。

この4番目のバンドも噂では聞いていたけれど、初めて見るバンドさ。
でも,いざ蓋を開けてみたらば、そのほとんどが顔見知りのメンバーで占められているバンドだった。
気心の知れた仲間同士、和気藹々と最初から最後まで賑やかに盛り上がっていたよ。

アコースティック・デュオ、リョウコ姫、そしてボウイに引き続いての登場。
ジャンルは80年代に人気を博した、ジャパニーズポップ特集だ!
基本コンセプトを聞いただけで、期待に胸がワクワクとトキメイてきちゃうあなたは、羨ましいくらいに良い時代を体現した人だね。
とっても素敵なパフォーマンスで大受けだったよ。
ここでも女性シンガーを全面的にフューチャーするというスタイルをとっていたけど、また違ったテイストを盛り込んでいて元気をたくさんいただいた。
非常に器用で個性的なオーラを常に発散していて、見栄えも聴きごたえも満点だった。
全員が一丸となっての勢いが超絶に半端ない。
これも徹頭徹尾に鍛え抜かれたチームワークの賜物。
日頃の鍛錬が花開いた瞬間だ。
努力は決して裏切らない・・・を地で行く好例。
メンバー一人一人の実力に裏打ちされた結果。
こんなノリノリで生きのいいバンドがいたなんて、まだまだ北海道の音楽界は奥が深い。
セットリストひとつをとってみても絶品な配曲で、アッという間に終了してしまった。

早速、5人からなるメンバーの構成をば・・・・・
華麗なるヴォーカルにはムツミ嬢
ギターのマユミ嬢はコーラスも兼任。
使用するギターは美しい水色のフェンダー・ストラトキャスター。
な、な、なんとリバースヘッドだ。
ローズ指板でピックアップの配列はHSH。
中々に、こだわり抜いた仕様。
実はこれ、彼女が敬愛するチューブのバカテク・イケメン・ギタリスト春畑道哉モデルなのさ。
どうりでね・・・・リスペクト精神がビンビンとこちらサイドにまで伝わってきた。
ピカピカと2つのコントロール・ノブが光り輝く(ブルーグリーン)白いYAMAHAベースを、ひたすらに黙々と弾きまくっていたのは黒マスク姿のハセくん(ローズ指板)
キーボード担当はミーちゃん(ローランドのJUNO-Di)
心境著しきテクニカルなドラマーにはミズノくん(ピ)という布陣だ!。

な、な、なんと、朗らかなミズノくんは現在の「マ・シェリ」メンバーでもあるのだ!
リーダーのアキは彼がテーブル席へ挨拶に現れるまで、そのことを全く知らされておらず、急いで駆け寄って最前列で写真撮影に勤しんでいたよん。

もう一人、キーボードのミーちゃんも事前にマサのところへ突如として挨拶に現れた。
マサは一瞬、誰だかわからずドギマギ。
あれれれ!?・・・・河合楽器のミサトちゃんでしょうよ。
ちょくちょくライブ会場で会うんだけど、そのたびに所属しているバンドが違うものだから混乱するよ。
村上トリオ、田中ロックス・・・・で、今回なんだもんな。
また、すぐ次に会う時は違うバンドで演奏しているに違いない‥‥(-_-;)

そして、よくよく見たらば・・・・ボーカルもベースもつい先月対バンを組んだ人達でしょう。
3月12日(日)の小樽ゴールドストーン・ファンファン・ライブさ。
その時には「DERAILMENT 」として出演。
ジャンルは同じだけど、1曲もダブりがないところはさすがだ。
あ、その時にも水野くんがドラマーだよ。
やはり、アッキーは知らなかったんだけどね(;^_^A。
あのバンドは、その日がベース長谷くん最後のライブとのことで、ムツミ嬢は年下の長谷くんのカツラをラストにむしり取り放り投げて大爆笑だった。
で、ここでは、また一緒にライブ活動してるんだねえ。((´∀`*))


さてさて、前置きが大変長くなってしまったから、ここいらで本編に入りますよ!
写真でもお分かりの通り、バンド名の入ったお揃いのTshirtを着ていたよ。
リズムセクション以外は女性という編成。
つまり男性のほうが少ない、という正にハーレム。
つくずく、羨ましいなあ・・・・。

オープニングナンバー、相川七瀬の代表曲「ミッドナイト・ブルー」で波状攻撃を開始。
先月も相川の曲は取り上げていたけど、違う曲だった。
16枚目のシングル。
2000年5月31日発売。
album「PURANA」に収録。
相川と布袋寅泰との共作。
オリコン週間チャートでは最高ランキング10位を記録。
ムツミ嬢は驚異の声量と声域をフルに活用して、器用に難なく歌いこなしているんだからお見事の一語に尽きる。
マジに感服しちゃうよ。
バックを務め上げるミュージシャン達も、的確なるアンサンブルを築き上げてのプレイに専念。
全身全霊を込めた分厚いコードのカッティングと、ギター・ソロがこれでもかあ、というほどに襲い掛かってくる。
リフの刻み込みも身震いするほど、理屈抜きにカッコいい。
特筆ものは、ミズノくん迫力のドラム・スタイル。
次々と難攻不落なボトムラインを、手数王のごとく巧みなスティックワークを駆使してぶちかますという牽引役。
責任重大なる大役を一手に引き受ける。
もちろん、センターフロントに陣取るムツミ嬢を全面でフューチャー。
いかに彼女が気持ちよく歌えるか、を良く理解しているバンドだからこその匙加減が絶妙。


「こんにちは!
このバンド・メンバーは全員が啓成高校の卒業生なのでバンド名を啓成坂と命名しました」
「ええ!!???・・・今、高校生なの!!??」
「(大爆笑!!!!)」
「いやいや、卒業してから大分経っていますよ・・・・(-_-;)
あ!?・・・違う、違う、そうです、卒業したばっかり・・・・
それでですねえ、私たち普段は基本的に相川七瀬を中心にやっていますが、今日は色々な曲を披露してみたいと思います。
でも前半はやっぱり相川七瀬で・・・・・夢見る少女じゃいられない」
1995年11月8日発売のデビュー・シングル。
album「レッド」に収録。
ヒット・メーカー織田哲郎の作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング12位を記録。
36万8千万枚を売り上げた。
シンガーのムツミ嬢はゴールドストーンの時には髪の毛を束ねていたけど、今回は、華麗にロングヘアをおろしていてとってもセクシー。
でも全身を黒で統一しているところは先月と同じさ。
スラッとした長身で、スレンダーなボディラインがモデルのよう。
ちょっと女優の黒谷友香に似ている、カリスマ美女。
と、それまでは極力控えめにやや後方にて黙々プレイしていたマユミ嬢が、満を持してここぞという場面で一気呵成にギター・ソロで飛び出してきた。
イカすよ~惚れ惚れするほど、絵になるなあ。
ピック・スクラッチを「ギュイーンッ!!」と轟かせる様が、いかにもロッカー然としている。
やや腰を落とし気味で斜に構えて、足を開くポーズも男勝りで渋い。
一音、一音、フレット・ボード上を正確無比なフィンガリングで鮮やかに滑り込む。
ハッキリと断言しましょう・・・そこいらの野郎どもよりも数段上手いよ。

「ありがとうございました!」
「可愛い!!」
すると、何を勘違いしたのか、それを聞いたベースの長谷くんがゆっくりと歩み出て来て、ニコニコお色気たっぷりに腰をくねらせペコペコ会釈してきた((´∀`*))
「なんか変なオジサンが寄ってきたなあ!!・・・・・
三度、相川七瀬で・・・・恋心!」
1996年10月7日に発売された5枚目のシングル。
アルバム「パラドックス」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
「カメリアダイヤモンド」のCMソング。
自身初のミリオンセラーを達成。
売上枚数は112,9万枚!
もうねえ、皆が上機嫌に酔っぱらっていて笑いが常に絶えない。
音楽の合間に、ギャグの応酬も程よくまぶされていて愉快痛快。
これもライブならではの魅力。
このバンドは学生時代からの仲間たちだけに、男女問わず仲の良さがホッコリと漂っていてその様を見ているだけで自然と癒されるね。
ここいらで肩の力も抜けてきて、リラックスモードに入ってきた。
臨機応変な動きも、自然とこなせるようになってきたね。
息もピッタリなアクションを次々と繰り広げてきた。
もうこうなったら、目一杯にはち切れるしかないね。

「恐縮です。
ありがとうございます!」
ここで一人一人を懇切丁寧、愛情たっぷり込めてのメンバー紹介。
緊張しすぎていたのか、ムツミ嬢は自分の紹介を忘れてしまった・・・・。
ギターのマユミ嬢は毎日多忙なのにYOU TUBEをやっているそうです。
皆さん、さっそく登録して頂戴ね。
猛アピールだ。
「可愛い!!」と会場のとあちこちからラブコールが飛び交う。
確かに麗しきレディが3人も在籍しているんだから、世の殿方が放っておくわけがない・・・。
他の2人のレディは、残念ながらYOU TUBEはやっていないそうだけど。
あまりにも素敵すぎるムツミ嬢は方々からいじりまくられて、進行が混乱気味。
「私は中で一番年を喰ってます」
信じられない容姿を誇っているんだけどなあ。
プンプンした表情で美魔女が膨れたら、尚更キュンときて盛り上がった。


「次もちょっと懐かしい曲です
・・・・PSアイ・ラヴ・ユー(ピンク・サファイア)」
1990年7月25日発売のデビュー・シングル。
同名タイトルのalbumに収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
テレビドラマの主題歌にも採用された。
先月のライブではグレイ、イエモン、ジギーなど男性バンドの曲もレディースバンドと交互に取り上げていたけれども、この日は全曲が女性シンガー作品で網羅。
よって、ムツミ嬢はひじょうに気持ちよくノビノビと歌い上げているよ。
驚異のハイトーン・ヴォイスも売りの一つ。
妖しく揺れ動く髪の毛も妖艶。
弦楽器コンビのG&Bによる脅威のダウン・ピッキングも凄まじい。
コンビネーションの特性をフルに発揮して、バックでの絡みも交えつつエネルギー全開。
派手なハンマリングオンなど、持ちうる限りの妙技を惜しみなく注入。
情け容赦なき攻防。
・・・・もう断然にこれしかないでしょうね。
どこまでも果てしなく自己主張。
極めつけ正統派の猛攻で畳み込む。
ラフな衣装のムツミ嬢は哀愁の切ないメロディーを、親しみ込めて渾身の入魂シャウトで歌い紡ぐ・・・・
熱狂した客も乱入で、最前列はグチャグチャ!
キュートなミーちゃんによる個性的なキーボードの音色が、胸に迫ってグッときちゃいます。

「残すところ2曲となってしまいました・・・・。
最後まで楽しんでいただければ…‥口が回らなくなってきたあ・・・((´∀`*))
プリンセス・プリンセスで・・・・世界で一番熱い夏!!」
8枚目のシングル。
1987年7月1日発売。
album「シングルス1987-1992」に収録。
オリコン週間チャートのランキングでは見事1位を獲得した傑作!!
イントロはボーカルのみから入るんだよね。
難しいよ、これって。
よほどの自信と実力がなければトライできない。事故る事、確実。
でもムツミ嬢は寸分の狂いもなくピッチが正確。
余裕と貫禄さえ湛えていた。
恐るべき才色兼備とは彼女のこと。
熱狂的にライブ映えするんだよね。
これをここに持ってきたのは大正解。
それに負けじとばか、ポーカーフェイスでクールなマユミ嬢のギター・フレーズは出色の完成度。
トーンが綺麗でスムーズに耳へと馴染んてきて聞き苦しくないんだよね。
音もその人のナリを表す、ということを実証した好例。

「え~と・・・主催者のリョウコさん、オーナーのウエダ様にの心底から感謝です。
皆さんの応援、とっても良かったですよ!
それでは、最後の曲もプリンセス・プリンセスで・・・・19グローイング・アップ!!」
いよいよ、啓成坂ワールドも終盤に差し掛かってきたよ。
バンドブームの火付け役を担ったともいえる通称プリプリ。
今でも色褪せないリアルで過激な歌詞の一言、一言が、ブレイクの度、こちらのハートへと絶妙に突き刺さってくる。
曲の構成はいたってシンプルなだけに、訴えるものが直球で伝わってきた。
ハセくんがドテッパラに風穴開けるほどの分厚い音壁をズンズンとはじき出す。
フロントに陣取ったメンバー達の横一列フォーメーションによる振り付けも、バッチリと一体化を図る。
「カモン!」の号令を合図に、マユミ嬢のギターソロへと雪崩込み。
汗水飛び散らせての大熱演。
火傷しそうなほどのインパクト。
ミニスカートも健康的で、躍動感溢れるロッククィーンの面目躍如。
爆音炸裂のまんま、爽やかにフィナーレを迎える。
ミズノくんのモンスター級なドラミングは、更なる成長を見せつける。
これぞ究極のロッカーを具現化した場面だ。
やるもんだなあ・・・・御見それしました。
熱気ムンムンで終了の大団円・・・・。

****本当にお疲れさまでした。
夢のようなJ-POPショーを、心ゆくまでにタップリと浴びたよ。
またすぐにでも見たくなるようなバンドでした!!****













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VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(UNNAMED 編)

2023-04-22 01:48:23 | Live Set List


3、14:05~14:35
「UNNAMED」
はい!
早くも3番手の登場だ。
何らトラブルもなく、サクサクと進行中。
前のバンド、オナKISSギタリストのミナミくんが再び司会者を担うのだ。

岩見沢、しかも超ストロベリージャングルということで、珍しくもほとんどのバンドやミュージシャンが初めてなのだ。
まだまだ北海道音楽界は奥が深いんだなあ・・・という現実を痛感した次第。
それだけにひじょうに楽しみだ。
といっても、いざ蓋を開けてみたらけっこう知り合いが在籍していたりもしたけどね・・・・((´∀`*))

さてさて、今度のバンドはといいますと、この日1番ワイルドなサウンドを轟かせてくれたビート系。
生きのいい奴らでナイスガイ。

マサがストロべりージャングルに到着した際、玄関で機材の搬入中最初に出会ったのが彼らさ。
思いっきり元気いっぱいにはじけまくりで挨拶を交わし合ったよ。
もちろん地元・岩見沢のバンド。
聞くところによると、普段はオリジナル中心に活動しているとのこと。
でも、この日はスペシャルに昭和な内容で迫ろうと、全曲を、あのビジュアル・ロックの元祖ボウイをプレイしてくれました。
(本家の初期は暴威と名乗っていた。デヴィッド・ボウイからの捩りでもある)
当然、本家同様の男性4人組編成。
おっと、偶然にも札幌からもマサの盟友マヤマ君率いる「BOOWG」もボウイなんだよなあ。
ちょっとテイストは違うけどね。
だからこそお得感が満点。
マヤマ君はこのバンドを見るため、ギリギリに会場入りしていたよん。
今度会った時にでも、感想を聞いてみようっと。
UNNAMEDは、なかなかに硬派なステージングを展開。
自分たちのライブ後もずっと残って、最前列で他のバンドに声援を送ってくれていたよ。

若くて粋なロッカー達をここに紹介しようではないか。
ボーカル・・・ダイキ(ポパイの黒いトレーナーがよく似合っている人気者。まさにフロンマンという風情が心憎いくらいだ)
ギター&コーラス・・・トオル(ピーヴィーの2ハムバッキング仕様でプレイ。黒ボディ・カラー&メイプル指板。豪快のアーミングを決めた際に弦がたるんでピックアップサイドに引っかかって断線する恐れがあるためにフロントにはグリーンのテーピングを施している。黒いサングラス姿。顎には白いマスクを装着)
ドラム・・・ユウヘイ(白いキャップと黒いTshirtでラフに迫る。ドラムセットの下に敷かれている専用マットは備え付けのYAMAHA製)
ベース&コーラス・・・ケイスケ(フェンダーのプレシジョンベースを使用。ステッカーを貼り付けた白ボディカラー。ローズ指板。スラッシャーと書かれたキャップを被ってる。
その言葉通りのプレイヤーだけどオフステージではにこやかな青年だよ。ダイキくんからチラッと聞いた話ではケイスケくんは東京でプロとして活動していたそうだよ)

このメンバーでの結成はまだ1年足らずらしい。
そんなことは微塵も感じさせないくらいに息の合ったアンサンブルを構築していたよ。
マジに素晴らしいくらいに圧倒された。

ギターのトオルくんはそのギターもだけど、サウンド・チェック中にチラッと披露したアーミングのニュアンスとフレーズやトーンから、ピックアップ・サイドのテープから察するに相当のヴァンヘレン、スティーブ・ヴァイ・フリークとみた。
ニンマリしちゃうような場面が多数散見。
そのことをダイキくんに話したら早速、トオルくんを呼んでくれた。
ダイキくんはバンドのスポークスマンも担っているのだ。
もうねえ、メンバー全員がライブ前からずっと、浴びるほどに酒を飲んでいるものだから上機嫌さ。
で、影響を受けたギタリストの名を挙げ言い当てたものだから大いに盛り上がって何度も固い握手を交わし合ったよ。
好きもの同士の熱い交友。
これだからライブイベントへの出演はやめられない。
醍醐味の一つ。
こういう出会いを大切にしたいものだ。

前置きが長くなったのでそろそろ本編に突入。
ステージもほどよく温まってきたようだ。
ARE YOU READY!!??

オープニングは「イメージ・ダウン」
豪放磊落な一発ですでにUNNAMEDワールド全開。
一気に波状攻撃は開始。
伝説の火ぶたは情け容赦なく、過激に切って落とされた。
1982年3月21日リリースのアルバム「モラル」に収録。
氷室&布袋によるかっこいい共作。
リフの刻み、コード進行、リズム・アレンジから歌メロとサビに至るまで申し分なし。
UNNAMEDの真骨頂に火傷しそう。
漲るエナジーは唯一無二の存在。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆もの。
常に前面にフューチャーのダイキくんのカリスマ性に目は釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブにいかなきゃあ男ではないよね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
時折覗かせるクールな表情の美学も見逃せない。

「サンキュー!
どうもありがとうございました!
こんな真昼間に歌うのも、あれですが・・・・もうベロベロです((´∀`*))
大トリみたいな顔をして、ぶっ飛ばしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
いくぞ~~!!
・・・・ベイビー・アクション!!」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
ボウイのカバー・バンドはたくさん見てきたけど、UNNAMEDは一味違うね。
拘りどころが凄い。
マニアックなセレクションに唸ってしまう。
裏ノリの一種独特なるスカを大胆に導入。
これって日本人の弱いところ。
でもUNNAMEDは軽快に余裕で演奏。
寸分の狂いもない阿吽の呼吸。
徹頭徹尾に練り上げられたセットリスト。
これなんかも隠れた名曲さ。
更には秘密兵器を持ち出してきた。
ミユキ・オーナーが入手した、ある学校のお立ち台。
これが程よい高さと幅とルックスを誇る。
文字入りで絶妙のコントラストを主張している。
ダイキくんは延々とこれに左足を乗せて魂の咆哮。
絵になる図式の確立した瞬間を目撃した。
こんな隠し玉のあるライブハウスなんて、見たことも聞いたこともないぜ。
トオルくんもそれに負けじとテクニカルなタッピングをバッチリと披露。
これが効果覿面。

「おお、うれしいなあ。
ドリンクの差し入れだ。
美味しい・・・(と、グイっと一飲みする)
HEY!
改めまして、ボウイのカバーをやっているアンネームドです。
それでは、続きまして・・・ラッツ!」
ほうら、また激レアなナンバーをもってきた。
この曲をカバーしているバンドは初めてみたよ。
シングル・カットはされていないが、1982年3月21日リリースの記念すべきファースト・オリジナル・アルバム「モラル(オリコン週間チャートでは最高ランキング1位を記録)」に収録。
パンクやニュー・ウェーブの影響がそこかしこに垣間見える。
ダイキくんは絶えず手拍子を要求している。
彼に氷室京介が憑依したかのような錯覚を覚えた。
アクションの一挙手一投足や振る舞いや仕草、MCの随所にそれは顕著。
リスペクトの度合いが半端ない。

ダイキくんが何度も大声でリョウコちゃんを呼ぶ
彼女の愛称でもある「プリンセス!」と。
「今回プリンセスが組んだ復活祭。
実はもう3回くらい出ているんだよね((´∀`*))
復活し過ぎの感、無きにしも非ずだなあ・・・。
12バンドも出演だなんて、ほとんどフェス状態だね。
以前は、このステージ後方にクリスマス・ツリーが飾られていたんだよねえ。
オーナーのみゆきちゃん、この木製お立ち台って50年くらい前のモノなんでしょう。
小学校の台だよね。
10年後にも誰かがこれに足を乗せているんだろうなあ・・・・。
じゃあ、次の曲です・・・・・モラル!」
ちょっと初期の頃の反骨精神たっぷりなポリスっぽい複雑な雰囲気が、そつなく漂っている。
コンパクトにまとめ上げ、一切の無駄を排除したシンプルでタイト、ストレートなる、デンジャラス・ロックンロール。
強烈なメッセージの一語、一語がこちらのハートにグサグサと突き刺さってきる。
粗削りだけど凄まじいほどに、疾走感漲る激烈な構成に惹きつけられて身震いしちゃう。
今でも十分に新鮮なインパクトを与えてくれて新鮮。
「OI!OI!OI!!」
ウネリまくるリズセクションのグルーブも最高。
身軽なケイスケくんはジャンプ一閃、驚きのキックをかましてきた。
瞬き厳禁だ。


「1・2・3・4!!!」
怒涛のメドレーで、間髪入れずにスティック・カウントが打ち鳴らされた。
「ギブ・イット・トウ・ミー」
こちらも1982年リリースのアルバム「モラル」に収録。
これは氷室単独のオシャレな作品。
よって彼の思い入れもひと際強い。
疲れ知らずのUNNNAMED。
まだまだパワー全開でまっしぐら。
多くの応援団が大挙して駆けつけている者だからもの羨ましくなるくらい絶えず賑やかに盛り上がっているさ。
注目の的はベーシストのケイスケくん。
本家の松井常松氏ばりに鬼のダウン・ピッキングをマシンガン速射砲のごとく弾きまくる。
一見地味そうだけど、一歩間違うと腕が攣っちゃうよ。
オルタネートのほうが断然楽なんだけど、それをやっちゃあ掟破り。
ナンパものと罵られる・・・。
鍛錬の日々を積んだ者だけが得ることのできる技。
努力は決して裏切らない。
血と汗と涙の結晶が見事に結実した瞬間だ。
微塵も揺るがないんだから感服しちゃった。


「よし、ラストにいくぞ!!YEAH!!!」
余力を振り絞っての、終曲に雪崩込みだあ。
しっかりとついてきてください。
「ドリーミン」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
プロデュースは佐久間正英氏。
トオルくんのトリッキーなフィンガリングがひたすらに光沢を放つ。
メンバー間のフォーメーションもスムーズで、コンビネーションも曲中に自然と溶け込んでいる。
メンバー全員が汗びっしょりの熱演で、ひしひしと感動が伝わってきちゃった。
場数をこなしていった、今後の成長がとっても楽しみだ。
まだイベント序盤で、この、圧倒的なる刺激的支配力はどうだ!?
さすがミユキ・オーナー一押しのバンドだけはある。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、岩見沢のミュージック・シーンよ。

爆音渦巻く中での大団円を無事に迎えることとなりました。
心地よい疲労感に包まれたメンバー4人は満足そう。

「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、楽しんでいってくださいね」

****マイクはミナミくんに手渡される。
「アンネームの皆さん、ありがとうございました。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!」****




















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ラウドネスの12インチレコードと二井原、樋口のSLYサイン色紙!

2023-04-21 12:07:40 | free form space
俺は相変わらずハードロック、ヘヴイメタルが好きだ。
やはりあの迫力あるサウンドを体現すると、今でも血沸き肉踊るよ。

ジャパニーズヘヴイメタルの重鎮と言えばラウドネス!
彼ら以前にも、たくさんのハードロックバンドは存在していたけど、まだまだ一部のファン達に受けている程度だった。
それを一気に拡散して多大なる影響を及ぼし、後続バンドを続々と輩出するきっかけになった貢献度は絶大。
あのブームは凄まじかった!
音楽以外に、楽器、スコア、エフェクター、アンプ、そして髪型から服装、アクセサリー、パッチワーク、メイクにとファッション方面まで、そこいら中はメタル一色。
ちょい前まで「もう男性の長髪なんか流行らない」なんて言われていたのにね。
専門のショップなんかも登場してたでしょ。
日本中でメタルライブイベントも盛んだった。

個人的にもラウドネスのデビュー作は衝撃だった。
日本人でこんなアルバムを制作できるんだあ、と。
スプレーで盛ったヘアや、マーシャル山積みのステージが懐かしい。
なんたって前身のレイジーがデビューした時から見ていたから感慨深かった。
バンド名や、ルックスなどから察するに、絶対彼らはハードロックをやりたいんだろうなあ、と思った。
それが「赤頭巾ちゃん御用心」
後々までバンドメンバーの一部が嫌悪感を示していたこの曲や、振り付け、愛称やらで、そのうち鬱憤爆発するだろうなあ、と予想してたもん。(既に2人は故人だね…)
それだけに痛快過ぎる程だったラウドネスの登場。
シェイカー、バウワウとかはライブを見た事あるんだけど、ラウドネスは何故かいまだに見た事がない。
でも海外バンドのライブ会場では、よくラウドネスのメンバー達を見かけた。
ライブが好きで勉強熱心だったのかな。
多忙な時なのに。
特にレインボー武道館コンサートの時は開演前に一階正面スタンドに座っていたラウドネス4人に会場が騒然となっていた!
全員サングラスに革ジャン姿でカッコよく横並びで座っていて注目を浴びていた!
翌月のロック雑誌にラウドネスのレインボーライブレポートがしっかりと載ってました。
ラウドネスはメンバー間の確執、脱退、出戻り、病い、死去、ソロワーク、ジャンルの方向性変換など紆余曲折を経て尚も現役でワールドワイドに活躍しているんだから凄いね。
ちなみにドサンコメンバーが多いのも嬉しい限りです。😎🎶‼️

何故かヒグっつぁん、ニイちゃんのサインはSLYプロモーション時のモノ!


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