札幌は快晴ですが風が強烈に吹いてます。
昨日の試合はここしばらく鬱積していた鬱憤が見事に晴れましたよ。
ファイターズ大田選手の第1号ホームランが素晴らしかったあ!中田選手の乱闘寸前の緊迫した場面も見応えありました(*^_^*)!
そして感動のファイターズ連勝!
本日の対イーグルス二戦目もバッチリいただきです!!!
MASA'S ART CHICAGO LOGO RESPCT GALLERYさんからのお言葉!
~音楽は全て平和のメッセージ
MUSIC IS A MESSAGE OF PEACE ALL~
オリジナルスタジオアルバムCHICAGOⅢに封入されていた折り畳みポスターをアレンジしたデザイン。
7人のメンバー達がそれぞれに軍服に身を包みポーズ。
白く無機質な十字架の墓が延々と周囲を囲んでいます。
ショッキングだったのは、下部サイドにそれまでの戦死者数が記載されていること。
日本では大ヒットした「クエスチョンズ67&68」のシングル盤ジャケットとして有名ですね。
日本語シングルも同一デザインでした。
スタイリッシュでお洒落になったAOR期以降のシカゴからファンになった人達にとっては、信じられない事でしょう。
札幌は遂に桜開花宣言、一気に暖かくなりましたあ!
ファイターズ、長い長い泥沼地獄からやっと脱出できましたね。
近藤選手だけは群を抜いての安定感だけど、やはり中田選手のバットが爆発しないと活気づきません!
気の重い日々を過ごしてきましたが、これからは今迄の分まで取り戻す勢いで快進撃を続けてもらいたいものです~~(*^_^*)!!!
MASA’S ART CHICAGO LOGO RESPECT GALLERY
鮮血で染められたボロボロの星条旗にラフに縫い付けられたシカゴのロゴマーク。
CHICAGO3枚目のアルバムジャケットデザインは反戦意識を前面に打ち出していてショッキングでしたね。
病めるアメリカに対するメッセージ色が濃厚で、曲以外にもあらゆる箇所で怒りや不満、悲しみなどを訴え続けていたバンドでした。
その頃のシカゴが音楽はもとよりやることなすことが文句なしにかっこよくて大好きでした。
まさに痘痕もえくぼ状態の青春・・・・・。影響力が絶大でしたよ。
ヴィニーズ・バーにて開催されたS・T・AマサPRESENTS「リブレーション」
ライブレポート続編ですよ。
5、20:10~20:40
アンクル キャッツ
STAとジョイントしたバンドの中でも、このバンドほど常に当たり前のようにご一緒しているところはないでしょう。
その回数たるや群を抜いていて、他を圧倒してもいます。
もはや説明不要の存在のアンクル・キャッツ。数年前の食事処・桃太郎でのライブが初対面でしたね。紆余曲折を経て今回はニューフェイスを含め6人編成で歌謡曲を中心としたステージを、いつものように目いっぱいはじけまくり展開してくれました。
リーダーのフクさんはギター(白のドングロッシュUSAストラトタイプ。メイプル指板)&コーラス、すっかりバンドに馴染んできた感ありのエレキダさんもギター担当(フェンダーUSAカスタム。3トーンサンヴァーストのローズ指板)。ムッちゃんはベース(ミュージックマン・スターリング。ナチュラルボディ。ローズ指板)&コーラス、ご存知ホンマちゃんはドラムス。新加入のオサムくんは3曲のみ参加のキーボーディスト(コルグN5EX)。そしてファン続出人気絶頂のフミオくんがヴォーカル。
さあ、このメンツでのライブを観るのは初めてですよ。
「デザイアー(中森明菜)」でのオープニングは、もはやお約束のパターン。
あいかわらず、クリアで伸びやかに気持ちよく通る歌声が見事なフミオくん。
今回は時間があまりなくて衣装にはそんなに手の込んだことはできなかったそうですが、そこはそれ。通常の人に比べれば十分に見栄えするいでたちに見とれてしまいます。
珍しくGパンをはいて黒のハット姿。金のアニマルプリント・ストールでコーディネイト。いつもならばこれに自らミシンや裁縫テクニックを駆使してヒラヒラの羽を纏っているのですが、それはまた次回のお楽しみということでお預け・・・・。
「ありがとうございます!もう乾燥した空気で大変です・・・(とここでペットボトルの水分を補給)。次の曲は・・・・・宙船(TOKIO)。」
毎度毎度のことながらも油断して気を抜いていると、ウットリ聞き惚れてしまいそうになるヴォーカル。
何度も言うけれども、女心の情感を歌わせたらフミオくんの右に出る者は、少なくともここ札幌にはなかなかいないでしょうね。
そして新メンバーを迎えて、更なるグレードアップを図るアンクル・キャッツ。
格段の飛躍年となることでしょう。
その中でも常に中心的メンバーとして熱きスポットライトを一身に浴びているフミオ君は、いついかなる時にでも喉のケアを怠りません。
だからこそ素晴らしい歌声を送り届けていられるのですね。大切な商売道具ですから、当たり前と言えば当たり前の話ですが。
ただ、そのストイックな性格が災いして今回このようなことがありました・・・。
フミオくん「宙船の早口でまくし立てる箇所がしんどいのですよ。うまく歌えていたかなあ??・・」観客「大丈夫ですよ!」フミオくん「本当!?嬉しいなあ」観客「心配いらないよ。でも風邪ひいているの?ライブ中もマスクを首のところにつけているからさあ」フミオくん「え!ええ!??知らなかった!すっかり忘れていた!教えてくれてありがとう!なんか歌っていて顎に違和感があったんだよね。口の戻りが早いなあ・・・ってさあ。」会場大爆笑の渦!!フミオくん、あたふたと慌てふためきマスクを外してステージ・サイドのPA上にとりあえずマスクを置きます。
「ええっと・・・こんなバンドです(笑)。ありがとうございます・・・・・・いちご白書をもう一度(バンバン)」
セットリスト中、唯一のフォークソング。
ミニ知識****まだ松任谷前、荒井由実時代の彼女が提供した1975年作品。
2人組ばんばん5枚目のシングルで、ばんばひろふみの相棒でもある今井ひろし氏は札幌東区にある喫茶店の御子息。
オリコンにて唯一1位を獲得したスタンダード****
温故知新、なだらかに流れる珠玉の一品。若い人々にはちょっと馴染みが薄いかもしれませんが。
フクさんによる入魂のメロディアス・ヴァイオリン奏法イントロとエレキダさんのエレキでのナチュラル・コードストロークがいい味を醸し出しています。
古き良き70年代へ一気にタイムスリップさせてもらいました。
フミオくんは、洋楽、J-POPから4畳半フォーク、果ては演歌までと何でもござれの器用シンガー。
そして歌詞の一言一言も丁寧に噛み締めて、こちらサイドに自然と伝えかけてもくれます。
「あと3曲となりました。ここでゲストを迎え入れたいと思います。ミスター・フカオ来なさい!」ワーイ、パチパチ!!
メンバー紹介も交えてみたいとおもいます」
この時、ベースのムッちゃんが、つい最近オープンしたばっかりの飲食店の宣伝もちゃっかりと盛り込んでみます。
札幌東区役所そばに位置する、格安にて美味しい音楽スポットカフェとして俄然注目されだしています。
「喉も渇いてきましたが、ちょっと外国のヴィーナス(ショッキング・ブルー)という曲をやります。聞いてください!」
ここにこんなにキツイ曲をもってくるなんて脱帽モノです。決してモーニング娘。の「ラブ・マシーン」ではありませんよ、一応注釈としてね(笑)。
突き抜けるハードな臨場感が半端ではありません。
前曲で一旦静かに着席して耳を澄ましていた観客も、途端に爆発して飛び跳ねている。その光景たるや爽快そのもの。
「こういうのもたまにやらないとねえ。歌謡曲しかやらねえのか・・と言われちゃうしね。
次はうちのバンドのテーマみたいな曲です。サジタリアス・アクエリアス(中島優貴)!」
この曲、私はアンクル・キャッツで知りました。注釈****作者の中島氏は札幌出身のキーボード・プレイヤー。
あの短命に終わった80年代ジャパニーズ伝説バンド「へヴィー・メタル・アーミー(なんというベタな名称でしょうか!後にイースタン・オービットに改名)」のリーダーとして名を馳せたテクニカル・ミュージシャン。
沖縄ロックの凄腕も3人在籍していて注目されていたのですが、中島氏はその後ソロとしても手腕を発揮しています。その頃の作品がこれなのですよ。
曲の後半部分でヒートアップするリズム・セクション。ムッちゃんがオーバーアクション気味にチョッパーをビシバシと決めまくってフルスロットル。
「次で最後の曲なんですが・・・・」「ええ!はじめて聞いたよ!」「愉快な方ですね(笑)」「前にタイバンやったでしょう!」「え!?あ、あ~ああ・・・というわけでですね、1曲目のデザイアーのB面・・・あ、B面ってわかります?わかる!?あ、若い人はわからない?・・・ラ・ボエーム(中森明菜)!」
水を再び一飲みしつつも歌うフミオくんは、ここでも悩ましげに余力を振り絞って熱唱。
バックのメンバー達もフカオくんを招きいれて、レッドゾーンの極限にまで到達する勢いで安定感あるサウンドを奏で続けています。
秀逸なる楽しい宴もここで終了。
フミオくん「ありがとうございました。またここでやりますからね!」
タイム・テーブルは若干押し気味ではあります・・・・。
6、20:50~21:20
乙!!帝國ゆるゆる団
トリ前は7人編成のアニメソング・バンド。
悩殺ボーカルのスバル嬢率いる通称「乙!帝」!
とにもかくにもこのバンドは、企画立案者のスバル嬢が描き出すロック・・ミュージカルを彷彿するかのごとき演出効果に、毎度毎度度肝を抜かれています。よって緻密に組み立てられたストーリー仕立ての内容ゆえに半年振りのライブ。
今回も思う存分凝りに凝りまくった乙!帝ワールドをたっぷりと堪能させていただきましたよ。
さて、今回のテーマは・・・「痛々しいアイドル」とのこと・・・・(前回はたしか百鬼夜行が基本コンセプトだったような気がします)
これは実際観た人にしか伝わらない、愉快痛快奇々怪々のライブでしょうね。
でも、頑張ってライブ・レポートさせていただきますよ(笑)
まずはいつものことながら、メンバーの名称が相変わらずふるっています。
スバル団長(VO),タタンタ大佐(VO),ワキシマ軍曹(G。変形ギターの最高峰BC,RICHワーロック&黒のフェルナンデスTLコンコルド・ヘッド。ローズ指板),マサキヨ大佐(B。5弦フェンダーUSA赤ローズ指板ディメンション・アメリカンDX。早くもミュージックマン・スティングレーは手放したとのこと!),マル機関長(DR),40高中でもコケティッシュな魅力を振り撒いてくれたミキ一等兵(KB。ローランドFA-06),STA代表のジュン伍長(AS)
ねっ、なかなかにユニークでしょう!
いきなりオープニングに「ドラゴン・ボール」のSEを使用して,続々と華々しくメンバー達が登場!
すっかりと板に付いた感ありのそのなりきりぶりは、そうとうのもの。いやはや大したものだ。何度観ても衣装やヘアスタイル、小物類から台詞回しy演技、振り付け、突っ込みとボケなどなどあらゆる所に対する真剣なる徹底した取り組み度合いはものすごく勉強になります。
その流れから「ロマンティックあげるよ」に突入。
キュートに現れたスバルちゃんはストライプメイド衣装!
またここでも新たなお姿を披露。これ実は3年前の乙!帝ライブで1度着たきりだったものを、今回のために特別着用してくれたという幻の衣装。
ありがたく拝ませていただきました。これが「痛々しいアイドル」というわけかあ・・・・シアワセ感じるけどね!
と、気持ち良さそうにお色気振り撒きつつ歌っていたスバルちゃんでしたが、いきなりバックの演奏が乱れはじめて不協和音やリズムがずれまくりノイズの嵐・・・あれれれ??うろたえまくるメンバー達。
あたりをキョロキョロ・・・
とそこへ低く唸りをあげつつ不気味な笑い声が地獄の底から響いて、あたり一面を覆い迫ってくる・・・
「ワハハハハ!(デーモン小暮風に想像をはりめぐらせてください!)どうだ、驚いたか!今からこの会場は我々悪魔が支配した!(キャーッ!なんということだ。誰か助けて~!)いいか、先ほどはロマンチックをあげるとか言っていたが、中段して申し訳なく思っている(意外にも礼儀正しい悪魔・・・笑)。魔界のロマンチック!しかしこのエルドラドは真の悪魔にしか辿りつけない都・・・・神々を呪いエルドラド(聖飢魔Ⅱ)を目指すのだ。早く行け!」
スバル嬢いわく、今回はいつもネタ振りに使う聖飢魔Ⅱをフルでぶちかましてみたそうです。
それは何故かというと・・・・戦いに赴いたいつもの傭兵カッツに代わり、急遽スペシャル・ゲストとしてへヴィー・メタルギタリストのワキシマ軍曹を招き入れたからなのだ。
だから当然と言えば当然、へヴィーメタル色が際立つ仕様になるという、ひじょうに贅沢かつゴージャスなショーが実現する運びとなりました。
タタンタくんも意気揚々とデーモン・メイクを施した姿でステージ狭しと縦横無尽にのし歩き、観客一人一人に狙いを定めて指を差す。
煌びやかに趣向を凝らした凄まじき贅を尽くした光景に皆が皆、言葉を失って固まっています。
「これは決して聖飢魔Ⅱバンドではない!アニソンバンドだ!これから乙!帝國ゆるゆる団をお見せしたいと思う。準備はいいか!?・・・・愛を取り戻せ(北斗の拳~クリスタル・キング)」
ここでお得意の男女によるツイン・ボーカル掛け合い炸裂。
スピード感溢れるかっとびチューンを華やかに、スバル&タタンタの御両人が豪華絢爛にバッチリとぶちかましてくれます。
インパクト絶大に派手なバッキングも冴え渡る。
ジュンのアルト・サックスも、味わい深くてさすがに上手い。
サビのパート「YOUR SHOCK!」では皆でジャンプ。回を重ねるごとにドンドンと人数が増えていって収拾がつかなくなってきたよん。
とにもかくにも各メンバー大活躍さ。
突然マルさんによるドラムロームが轟いて、ベースの重低音ダンサブルなリフが延々と繰り広げられる・・・・・・
あれ?このイントロは、もしや??
スバルちゃんがモンローウォークでセクシーにお尻や腰を悩ましげに振りつつ決めのターン・ポージングで演奏ブレイク。
「35億!(笑)」再度リフ開始後もういちど振り返って「35億人のヴィニーズ・バーにお集まりの皆さん!」とMC。
このブルゾンちえみネタはライブ前日にスバルちゃんが思い付いて導入したんだって。
よくもまあ違和感なく、ここまでまとめあげたものだ、拍手喝采。
「ペガサス幻想(聖闘士星矢~メイク・アップ)」
この曲のオリジナルはジャパニーズ・へヴィー・メタル全盛期にデビューした実力派バンド。
本当に今回の乙!帝は迫力あるサウンド目白押しでご機嫌さ。
ここでも「セイント・セイヤ!」の部分で、完全に頭のヒューズがスパークしてしまったオーディエンスが飛び跳ねていました。
それにしても男女の声質をフルに生かした歌唱配分が、憎いほどにベストマッチングしていてかっこいい。
「皆の者!気をつけ!敬礼!!(ビシッ!)休め。」「寝ている奴いるよ~!(爆笑)」「メンバー紹介を聞きたい?心して聞くように!」「おお!!」
各メンバーの個性的なるコスプレいじりも交えて紹介。特にワキシマ軍曹は待遇面で羨まれるくらいの扱い。
自信のメインバンド「メタル・スクリーム」告知も、マイクを手にしっかりとこなしてライブ本編に戻ります。
「いつもとは一味も二味も違うぞ(本番直前にダンサー参加のキムさん含め)。しっかりとのってもらわないとならない!」
最後に相応しく大作「乙の奇妙な冒険(ジョジョの奇妙な冒険メドレー)」のはじまり、はじまり~!
ここでもメタル系の音数多い組曲形式で応酬。
「ジョジョ~その血の運命~ジョジョ第1部(富永TOMMY弘明)」
「BLOODY STREAM~ジョジョ第2部(CODA)」
「STAND PROUD~ジョジョ第3部(橋本仁)」
短いスパンで乙!帝に協力してくれたワキシマ軍曹だとのことですが、微塵もそんなこと感じられないくらいの堂々たるプレイヤーに徹して溶け込んでいました。
確かなテクに裏打ちされた、ありえないくらいの壮絶悶絶パフォーマー。
それにインスパイアされたのか、スバルちゃんも客と絡みながら一緒にメロイック・サインのメッセージを送る。
値千金の演劇要素をふんだんに盛り込んだ音絵巻。観客巻き込み貫禄の弾きまくり、絶叫の歌いまくり、雷鳴のごとく叩きまくりにロングトーンで吹きまくりの暴れまくりだ!
「じゃあいつの日かまた会おう!!」
7、21:30~22:00
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)
さてと、いよいよオオトリの登場です。今回のライブを企画したマサ率いる結成13年を迎えたブラスロックバンドS・T・A(オリジナル・メンバーはマサのみですが・・・・)。
北国唯一シカゴを追求し続ける創造を生む最高の共同体です。
今回の内容にも力が入っていますよ。初期シカゴには外せない、ターニングポイントともとれる2曲を初披露。
そして7人編成で臨む予定だったところが、直前になってトランペッターのタツが9時以降会場入り決定!。嬉しい誤算に狂喜乱舞(特にクニ!(笑)。
いずれにしても苫小牧からギリギリ到着のエビちゃんもタツもスタジオ練習、会場リハーサルなしでぶっつけ本番。彼等が現れるたびにクニがスコアと音源で急ごしらえの打ち合わせ。それのみです、マジで。
クニ、本当にご苦労さん。
こいつらだからこそなせる離れ技。たいした連中ですよ、まったく。
ノブのギター・サウンドも、いつも以上に歪みを増していてご機嫌。
17:30~22:00をかるく超える長尺なライブイベントなのに、最初から最後まで、一切だれる事もなく常に山場の連続で、疲れ知らずでノリのよいオーディエンス達に支えられてただただ感謝の一言です。
正直な話、皆がこの時間まで帰らないで残ってくれているか多少の不安もありましたが、そんなことは取り越し苦労だったようですね。
会場内は最前列から後方に至るまでビッシリと埋まっています。大入り満員御礼。
カウンター席や入り口付近も含めてね。
オーナーのクボタくんはやはりS・T・Aのミキシング作業には、そうとう手を焼いたようですが(ただでさえ、管楽器は厄介なのにリハなしでしたからね)、そこはそれでドンドン曲が進行するにつれて臨場感溢れる抜けの良い音作りに手腕を発揮。
おかげさまで気持ちよくプレイに専念できました。
ステージ上のメンバー達はいつものようにまずは立ち位置を決めてから、チューニング、音作り、バランス調整、そしてマイク・チェックの仕上げ作業。
マサがメンバー全員のセットアップ完了を確認後、クボタくんへオーケーサインのやりとり。
アイコンタクト後、レッツゴー、ゴーゴー!!
***SET LIST***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、SOUTH CALIFORNIA PURPLES・・・CHICAGO
3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
4、~SO MUCH TO SAY SO MUTH TO GIVE(言いたい事がたくさん)・・・CHICAGO
5、~ANXIETY MOMENT(不安の日々)・・・CHICAGO
6、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
7、~GETAWAY・・・CHICAGO
8、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
9、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
***MEMBER***
MASA・・・B CHO VO
SEKKIE・・・DR
JUN・・・AS CHO
NOBU・・・G
KUNI・・・TP PER VO CHO
SHIN・・・KB CHO VO
TATSU・・・TP
EBI-CHAN・・・TB
===GUEST===SUBARU(GET IT ON)VO
マサからのサインを受け取って、ノブによるシャープなギター・カッティングが静寂を切り裂くようにスタート。
それまではごく控えめに司会進行役に徹していたマサが、ここからはスイッチを切り替えてロックミュージシャンに変身。メンバー達も先ほどまで客席内でリラックスしていた表情から、一変して凛々しき立ち居振る舞いで別人のよう。マサによる高らかなるナレーションが告げられます「大変長らくお待たせしました!大所帯による盛大なシカゴ・サウンドで締めくくりたいと思います!イエイ!!・・・・WE ARE BRASS ROCK BAND,THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY!!1・2・3~!!」
鉄壁の4管ホーンセクションはやっぱり桁違いな音圧・・・いやいや想像以上でしょうね!
ただ人数が多ければ良いというわけではない。
個々のプレイヤーの力量やアンサンブルが問われる場面、いわば腕の見せどころともいえる「イントロダクション」。
人数が多くてもおんぶに抱っこの者がいたら、かえって足を引っ張る厄介者以外の何者でもありませんからね。
舞台中央にズラッと並んで吹き鳴らされるバンドの真の花形的存在のメンバー達は、堂々たる貫禄も伴って阿吽の呼吸で容赦なく攻め込んできます。
フロントでプレイしている他のプレイヤーがそれを一番、肌(背中で!)で体感しています。ブワッと後方から吹き込んでくる風圧たるやこの上なき至上のエクスタシー。
それに感化されてマサもベースをオニギリ型ハード・ピックでビンビンと弾きながら、いつも以上に猛然と吠えまくる。
シンのアグレッシブなるオルガンの響き、クニによるカウベルもほど良い彩を添えてくれます。40高中で比類なきスティックワークを見せ付けてくれた絶好調なるセッキーですが、実はここでとんでない事故が勃発していたそうです。
一部のメンバーらにしか気がつかれなかったそうですが、5小節目ライド・シンバルのカップを叩いた瞬間にスティックが真っ二つに割れるというトラブルに(もちろんスペアのステイックに素早く持ち替えて難を逃れましたが)。
若きエースのトロンボーン・エビちゃんがソロの切り込み隊長。最近のエビちゃんには、したたかなる余裕も垣間見えてきて頼もしい限り。完璧に務め上げました。立派だ。クニが今度はウィンドウチャイムで叙情的ムードを醸し出し、次なるソロ・プレイヤーに橋渡し。
お次のタツは熟練の冴えとばかり微妙にヴィブラートのかかったファンファーレ・トランペットを吹き込みます。
乾いた嘶き音が、耳をつんざいてきてメンバーらもウットリ。
コロコロと変化する曲調の3番手は待ってました!とばかりに、ノブによるサイケデリック、かつエモーショナルなギターソロ。
もうここいらへんに到達したら、会場の空気はいただいたも同然。
でもエンディング最後の1音まで気を緩めるわけにはいきません。
アヴァンギャルドなリズムでうっかり油断なんかしていたら、ことごとく足元をすくわれますからね。
ベルトーンに入った時点でマサは、腰を落として右腕をグルグルと回転させてジャンプ一閃でバッチリ。
「ハイ!改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです!皆さん、楽しんでますかあ!!??(イエ~イ!!)
こんな感じでね、勇ましきホーンセクション・ロックで最後までぶっ通しで駆け巡ってみたいと思いますのでよろしく!
デビュー時のシカゴはあのジミ・ヘンドリクスにとても可愛がられていて、ツアーにも同行させてもらいました。ギターのテリー・キャスは俺よりも上手い!なんて言ってベタぼれ。
そんなエピソードから生まれたような、ブルージーな曲をここで一発演奏してみたいと思います。
もしもジミヘンが、シカゴ風ブラスロックを演奏したら?という気持ちでちょっと聞いてみてください・・・・サウス・カリフォルニ・パープルス!!」
新境地開拓ともとれる一打。
10年間、暖め続けてきたこの隠れた名曲が、ここではじめて披露されました。
クニとファニーによるブラスロック・スコアが完成したのをきっかけに、俄然ライブの現実味を帯びてきたのです。
ここにきてようやく日の目をみたという、思いのほか超難産だったブラスロック。
ノブによる過激なほどに、ファズのかかったギター・リフからの幕開け。
追随するベースも、ユニゾンで更なる重低音を演出。
オルガンのアタック・トーンも重戦車のごとき。
ドラム・フィルにのってここでは、シンが普段とは色合いの違う喉を聞かせる。
ライブ決定後に取り組み始めた頃はキーの高さに苦しんでいたようだけど、今では燻し銀の歌唱でバッチリです。
時間の関係でギター・ソロは半分にカットして、本家ジミヘンばりのフレーズを連発。
ノブにジミヘンが乗り移ったかのよう。
後半の歌詞にザ・ビートルズの「アイ・アム・ア・ウオルラス」の一節が挿入されているのに気づいた人は、最上級のオタクです(笑)。
この曲、種を明かせば自己満足のつもりであったのですが、意外にも受けがよかった。
マサの解説の段階から期待度がグッと高まったのが伝わってきて、本編に至ってはマニアたちが膝を叩いて絶賛していました。
わかる人にはわかるもんだ(アオキくんやテッちゃんを筆頭にね)。
大切にした1曲です。
かなりテンションの高い取り組みだったけど、とりあえずは細かいことは抜きにしてメンバー全員頑張って使命を成し遂げました。
「初期シカゴには壮大なる組曲がいっぱいありまして、その中では現在もツアーで必ず導入している7楽章からなる最高傑作バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャナンがあります。
で、今回我々は前半の3楽章までを演奏してみたいと思います(作者はトロンボーン・プレイヤーのジミー・パンコウ。当時の恋人との愛の遍歴を歌った傑作中の傑作)。
かなりプログレッシブな進行ですよ!邦題:ぼくらにほほえみを、といえば思い出される方もいるでしょう・・・1・2・3・4!!」
開巻からド迫力の、これぞシカゴの真髄ともいえる最高峰。
イントロだけ取り上げてみても、入り組んだ難解なる構成で手に汗を握ることでしょう。
シンとマサによるボーカルのせめぎ合いと、それに絡み付いてくるあまりにも有名なホーンセクション・リフ。
ジャズ・フレイヴァーを散りばめた極上のロック・チューン。
フィナーレは光速フィンガリングによるギター・ソロ。
第2楽章は図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」
実験的要素満載なチャレンジ・ソング。
恋人との出逢いから、想いが交錯して悩むストーリーを多分に含んだ展開が秀逸。
マサとバックコーラスとのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています。
初ライブの第3楽章「不安の日々」
厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスだけれどもごく控えめに奏でられます。
タツが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ音色でトランペット・ソロ(ニニ・ロッソ風)を。はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現。
心象表現の役割を果たしました。良い仕事しているなあ。
後半ドラムとバック陣によるユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア。
ここでパアッと音世界が華やかに「サタディ・イン・ザ・パーク」。
シンコぺーションに特徴のある、誰からも愛されるシカゴ初の世界平和を訴えるミリオン。
シカゴ版「イマジン」です。
ステージも会場も、全員笑顔で手拍子の嵐。
マサのヴォーカルにシン&クニがコーラスでさらなる贅沢な味を施しています。クニはここでタンバリンも兼任。要所要所におけるクニのコーラス&パーカッションは絶対に欠くことのできない重要なるパート。
これがあるとないとでは雲泥の差。
万雷の拍手喝采。ピーピー!!
でもこれだけでは終わりませんよ。
ピアノの余韻そのままに、クラシカルな鍵盤の繊細なる旋律が指先から発せられる。
今までタツがトランペット・ソロを担当していたけれど、満を持してこの日初となる漢クニ入魂のソロが発せられました。
そこから俄然地鳴りをあげて、ジャストなタイミングでセッキーがコージー・パウエル直伝、伝家の宝刀フィルでドラムセットを破壊するほどに応戦。
ストレート・ロックンロール「ゲッッタウェイ」に雪崩れ込んで捲くし立てるS・T・A。
ブラス隊一体となりながら、リズムにあわせ体をくねらせて吹き鳴らすプレイ・スタイルは何度も見慣れていますが、やっぱり様になっていますね。
追い討ちをかけるようにマサ&クニ&ジュンの3人がロックンロール・シンガーよろしく迫真の叫び。
絶頂に達した瞬間の、不意をついたかのようなブレイクも立派に達成。
「はい、残すところ2曲です。うちのバンドは見てのとおり野郎集団です。じゃあ、ここいらでお色気が欲しいところでしょう(笑)。」「おお!めちゃくちゃに欲しい!!」「でしょう!タップリと満喫してください。乙!!帝國ゆるゆる団からキュートなゲスト、スバル嬢を迎えたいと思います。拍手!!」「スバル~~!!」(男たちの野太い歓声があちこちから沸きあがる)
彼女が現れた途端、場が花園のような煌びやかなる世界に一転。
ヒラヒラ衣装に真っ赤な薔薇一輪を手に、深くゆっくりお辞儀すると更に男性の観衆達がヒート・アップ「ウオーッ!」。
「ずっとシカゴの曲が続いていたので、ここいらで当時シカゴの強力なライバルとして人気を博していた、チェイスの代表的ナンバーをやりたいと思います。もう彼女のテーマ・ソングとなりつつある曲で黒い炎・・・・・1・2・3・4!1・2・3~!!!」
それまで静かに佇んでいたスバル嬢は、マサによるカウントからステージの全てを我が者顔で独占し、怪しくも魅力的な舞いを織り交ぜつつソウルフルにスクリーミング。
観客を魅了しています。
マサも真横で両膝ついてそれに対応。
ホーン・セクションも、ヒステリックなまでに仰け反りながら一体となって女王様と鬩ぎ合い。
シンによるジャジーなキーボード・ソロの合間を縫うように、ノブはワウペダルで自己主張をちゃっかりとこなしています。
マサはセッキーと不敵な笑みを交し合いながら、ピョンピョンとホップ・ステップ。
今年亡くなったチャック・ベリーに捧げるダック・ウォークも入れてきた。
乙!!帝國ゆるゆる団でも暴れまくったジュンはここでもホーン隊はもちろんの事、リズムにも常に神経を張り巡らせて司令塔の役割を担っています。
ヴァイタリテイに満ちたタフガイ。
「スバルにもう一度、盛大なる拍手をお願いします!ありがとう!!ラストです、極上のミッドナイトソングで締めくくってみたいと思います・・・・25Or6TO4!!!」
ガガガガガ~ン!イエー!!ノブのギターが火を噴いた!
いつの頃から定着したのか、バンド・メンバー達がギター・リフの隙間隙間に拳を突き出してパワー注入するシーン。
マサは中央モニターに大股開きで左足をのせ、ギリギリにまで身をせり出して吠えまくる。
かぶりつきの観客たちも、余力を振り絞ってエールを送り続けてくれます。
マサはキックをしたり、ベースのネックを上下左右に揺らしながらやりたい放題。
ブラス隊も休むことなく、それぞれにしたたかなるライブ作戦で挑んできます。
エンディングではマサがベースギターを天井ギリギリにまで持ち上げて、振り下ろしを合図。
ジュンが渾身のアルト・サックス・ブロー。ノブはフィードバック奏法。セッキーはシンバルの乱れ打ち。
ベースギターを肩から外して1回転させた後、片膝着いて前方の観客一人一人をベース・マシンガン風に見立てて狙い打ち!
皆もそれに即呼応してくれるからわかってらっしゃるねえ。
マサがベースを床に叩きつけるほどに振り下ろしてフィニッシュ。
「エンターティナーだあ!」と、どこかから溜息ともとれる呟きや感嘆の声が繰り返し繰り返し漏れ聞こえてきました。
完全燃焼、真っ白な灰となって燃え尽きました。
マサが恒例の全出演バンドを丁寧に紹介して暖かい拍手を贈ります。
スタッフ、オーディエンスにも惜しみない拍手を。
皆、満足してくれたかな?まあそれは顔をみれば一目でわかること。
BGMが流れ出し、照明が照らされ現実に引き戻されると、各自が握手、談笑、後片付け作業。
ほろ酔いかげんで上機嫌の人々の笑い声も賑やかに会場のあちこちから聞こえてきます。
やっぱりライブは一度体験しちゃったら病みつきになるよね。
心地よい疲労感に包まれての和やかなるひととき
またすぐにでも会いましょう。それまで皆さん、元気に精進しましょう(笑)
イッツ・オンリー・ロックンロール!バット・アイ・ライク・イット!!
VERY SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&NAOKO-RIN&FUKU-CHAN&MR,ABE&DEGUYAN&TOMMY&M,KUBOTA&SHINTAROH&MAYUMI-SAN&COCA-COLA&STING!!
MASA'S ART CHICAGO LOGO RESPECT GALLERY
シカゴピザというメーカーがありますね。
思わずニヤッとしてしまいます。
シカゴはピザでも有名な街なのかなあ??
私はミックス、シーフードが特にお気に入りです。
コーラがあればバクバクといけちゃいます。さすが20代の頃に比べたら大食いはできませんが。
子供の頃はこんな美味しい食べ物なんて、身の回りにはかけらも見当たりませんでした・・・。
社会人となって東京に行ってから、はじめて本物を目にし手に取り食しました。
トロリとしたチーズ上にたくさん乗った具材。
ちょっと油断しているとボロボロと具材が落ちる。熱くて猫舌の自分にとっては火傷しそうで悪戦苦闘。指は脂でベタベタになるし。
切って選り分けるのも至難の技でした。
でも一度口にした瞬間「これが憧れの外国の味!??」と妙な感動を覚えたものです。それからはお手軽価格に誘われてちょくちょく先輩に連れられて、原宿の食べ放題ピザ店に足を運んだものです。
今でも食べるたびに若き日のあの頃を思い出します。
2017,4,23(SUN)
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)PRESENTS
LIBERATION 41
ほぼ2年ぶりに帰ってきました、ヴィニーズ・バー。
忘年会で訪れた際にオーナーのクボタくんにマサが「春先にまた企画ライブで利用させてね!」と約束したとおり、遂にここで実現の運びとなりました。
会場は札幌ボウリング界では超老舗のオリンピア・ボウル内。
地下駐車場もすでに混雑していて(もちろん無料!)上からは「ゴロゴロ・・・・パッカーン!」という威勢のいいレーンとボウルの音が絶え間なく轟いています。
すっかり春めいてきた札幌はあと1週間ほどでサクラが開花するとのこと。
スタッドレスから夏タイヤに履き替えた愛車に乗って、続々と今回の出演バンド達が会場入り。
いつもの気心知れた奴等、懐かしき盟友達、初対面のミュージシャン達と主催者でもあるマサは固い握手や会釈を交し合いながらも、クボタくんと準備に余念がありません。
企画ライブなので、何から何まで貸切状態で、思う存分にタイムテーブルも贅沢に仕切らせてもらいました(笑)。
料金も格安の上に、更なる器材一新のニュー・ヴィニーズが新鮮に映ってました。
皆マナーの良い大人ばかりなので、時間にはきっかり。
余裕すら感じるほど。
早速揃ったバンド順にマサがリハの手配。事前に配っておいた全バンドリスト表に沿ってクボタくんが、逐一セッティングとバランス調整をスムーズに施してくれます。
要望に応じての音固めも手堅い!さすが。
あるバンドマンは「ヴィニーズって音が格段にいいね!」と絶賛。
15:30~17:00でS・T・A以外のバンドが、みっちりと納得ゆくまでリハーサルに時間を費やしていました。
と、ここいらで早くも観客が入場。
お馴染みの顔や、初来店の客、バンドの友人やご夫婦連れと、すでに客席のあちこちでは笑顔で飲食しながらおしゃべりに花を咲かせています。
あ!この店名「ヴィニーズ」について一言。オーナーのクボタくんはドラマーとしても売れっ子の実力派。
敬愛するドラマーが巨匠ヴィニー・カリウタだそうで、そこから拝借しての「ヴィニーズ」
だからこの日のBGMはスティングでした(ドラムがヴィニーなんですよ。でも前にここを利用した際に流れていたのは世界的にも話題のベビー・メタルでした。こちらも大好き!)
さあ、いよいよはじまりますよ、リブレーション。
今回もジャンル一切かぶることなくゴージャスなる布陣でお送りします。全7バンドというヴォリューム感。
しかもどいつもこいつもツワモノぞろいで大いに楽しめる事でしょう。何が飛び出すかは観てのお楽しみ!
鬼が出るか蛇が出るか・・・・!?最初から最後まで全くだれることなく常に山場の連続!!
17:30~18:00
1、OLD★JUNKY
このバンドとマサとの付き合いも長いです。前回彼等がS・T・A企画ライブに出演してくれたのが澄川モダンタイム。
結成8年を迎えても益々アグレッシブなる進撃が止まらない3人組(一時4人編成の時代もありました)。
ロックバンドにとっての最小ユニットでもある編成で徹底的にストレートなビートを展開します。
真夏でも革ジャン&革パン・ファッションを貫く徹底した姿勢を崩さないメンバー達だけど、今回は全員お揃いのバンド名が背中に書き込まれた黒シャツにバッチリときめたリーゼントでの登場(髭やサングラスもポイントね)。
ベース&ヴォーカルはテツ。ギター&ヴォーカルがマーボ。ドラム&コーラスがジュンという、いかしたロックンローラーたち。
マーボの愛器は艶消し黒のフェンダーUSAテレキャスター(メイプル指板)。ジョニー大倉のポジションだね。
テツのベースコレクションが半端ではありません。
基本はもちろん尊敬するキャロル時代の矢沢永吉使用ベースがコンセプト。
で、伝説の日比谷野外音楽堂キャロル解散ライブで使用していたのが、当時は発売されていなかったナチュラルボディのフェルナンデス通称・琵琶ベース(この形が音響理論的には良質なサウンドを得られると何かの本に書いてありました。メイプル指板)。
それを今回テツも持参(2本所持しています!)
機種名はYB-75。
こだわりはそれだけにはとどまらず、ゴールドパーツにチェンジ。
バダス・ブリッジ、グローヴァーU・S・Aペグ、そして合計600円(!)コントロール・ノブ3個の白いストラトキャスター用プラスチック製に載せ換えという徹底ぶり。
これらは東京にある永ちゃん直営店の「ダイヤモンド・ムーン」に展示されている本家琵琶ベースを穴の空くほどに観察してきて、忠実に再現したのだそうです。わかるよ、その気持ち!素晴らしくて感動しちゃうね、うんうん。
恒例の司会者マサによるイベントに対する丁寧なる説明と来場者に対する感謝の気持ちとご挨拶、出演バンドの紹介。
そして威勢よくバンド名「オールド・ジャンキー」をコールしました!
「GOOD OLD R&R(キャット・マザー)」
このノリノリに突き抜ける軽快なるスタンダードは私、キャロルのカバーで知りました。
かぶりつきで見入っていた札幌ライブ界隈の名物ダンサー、アベさんも俄然たまらずツイストではじけまくり。
3人組とはとても思えないほどの迫力で駆け巡る熱き男気溢れるロックンロール!
立て続けに「TUTTI FRUTTI(リトル・リチャード)」
これもキャロルがお得意としていた往年のロックンロール絵巻。
下手な理屈なんか軽く凌駕するほどに、頑固一徹筋金入りの3コード応酬。
結成時からまったくぶれることなく貫いてきた、問答無用のエナジーに乾杯!
と、ここで息つく暇さえ与えずに激しいドラム・ソロに突入。
メドレーで「SLOW DOWN(ラリー・ウィリアムズ)」が飛び出した。
まるでキャロルのパフォーマンスを観ているかの様な錯覚に陥りそうなくらいの勢い。
3人によるコーラスワークも鉄壁の様相を呈しています。
アクションも気持ち良いくらいの徹底ぶりだ。ギターソロではフロントに歩み寄ってこれでもかあ!というほどの猛アピール。
リズムセクションも見事なバックアップ。
オープニングアクトだなんてもったいないよ~!(実は都合によりこの出番となりました)
目の冷めるようなロックンロールバンドの基本ともいえる原点回帰に皆、圧倒されている様子。
本物のライブアクトって、こういうのを指すんだよね。
長年の過酷なるステージングで培われた、血と汗と涙の結晶がこれ。
前半戦はこのように王道ともいえるカバー大会。
テツ「イエイ!オールド・ジャンキーです(とさりげなくバンド名入りのシャツ背中をチラリと見せてニヤリ。憎いねえ)皆さん、お手元の酒を持ってのってね。」
ここでマーボが「主催者のマサさんに感謝の拍手を!」「パチパチパチ!」照れくさいほどに恐縮しちゃいました、ありがとう(私も子供の頃はマーボと呼ばれてました。いとこは今でもマーボと呼びます)
「さあ、ここからはロックンロール・オリジナルやります!LOVE IS YOU!!」
誰にでも経験のある青春時代の甘くほろ苦い思い出がふっと心に染み入る傑作。とてもじゃあないけれども知らないで聞いていたら、これは誰かプロの隠れた名曲だと思っちゃいそうなほどの完成度を誇っています。いやはやなんとも大したものだ。
まさに熟練の技。
「もう一発オリジナル・ロックンロールいきます!SNAP OUT !!」
前曲から一転、リトル・リチャードの永遠なる代表作「のっぽのサリー」風激しいシャウト炸裂で幕を開ける正統派ナンバー。
大御所ならではの阿吽の呼吸でグイグイとひきこんできます。
「ヘイ!ヘイ!カモン!カモン!!」はじめて聞いた人たちでもすぐ歌えるキャッチーなサビが快感。
「オリジナルで申し訳ないけどいいでしょ、このオリジナル。イエイ、いくぞ!飲んでる?皆さん?」「イエー!」
「俺の友人が去年星になってしまった・・・・・俺等くらいの年になると、なぜか星になりたがる奴がいるんだよね・・・・そんな友人に捧げた曲・・・・・TIME AWAY・・・・・」
静かに燃え滾る炎のごとく、ストーリー性をたぶんに含んだ泣かせる一曲。一見コワモテのメンバー達だけど、実際の中身は情にもろくて気さくで優しいナイスガイ達。
ここいらへんではグッときちゃいました。
人生観を感じさせる歌詞は、そんじょそこいらの若いモンには決して真似のできない渋みさ。
「じゃあ俺たちをこんな風にした張本人、矢沢永吉のソロ初期ヒット曲、黒く塗りつぶせ(3枚目のスタジオオリジナルアルバム・ドアを開けろに収録。タイトルからもわかるとおりローリング・ストーンズの黒く塗れにインスパイアされた情熱ソング)に対するリスペクトナンバーで・・・・・白く塗りなおせ!!」
永ちゃんフレイヴァー満載で絡みも豊富に暴れまくり。
テツが弾き出すベースラインが、永ちゃんフレーズをお手本にした粋な組み立てで思わずニヤリ。
微細なる指クセまで忠実に再現。でもしっかりとオールド・ジャンキー節を形成しているのだからしたたかなものだ。
この日は札幌だけでもあちこちでライブが開催されているのに、この大入り状態にはビックリ。
正直いって入場者数には不安もあったのだけれども、そんなことただの取り越し苦労でした。
しかもトップのオールド・ジャンキーからしてトリのような盛り上がり。
「1番最初に完成したオリジナルいきます!オールド・ジャンキーのテーマ。いくぜ!1・2・3・4!!」
コンパクトに纏め上げられた魂の息吹が伝わってきますね。
三位一体となったスクランブルも快調。この日の出演バンドでは最小人数なんだけど、そんなことをも忘れさせられるほどのコンビネーション。
後ろでじっと観ていたバンドマンも感動のあまり「なにからなにまでもが、とても勉強になるなあ・・・・」と瞬きするのも惜しむほどに見とれていました。
これは計算ずくではなく、内面からほとばしる情熱が全てに勝っているのでしょう。
「WAO!!最後はキャロルの曲やります!ファンキー・モンキー・ベイビー!」
とどめはやっぱりこれに尽きますなあ。
あのあまりにも有名でギター小僧ならば誰でもがコピーしたであろう、ウッチャン極めつけ真骨頂イントロが飛び出した!
もうステージ前方がグチャグチャの芋洗いゾーンと化しています。
「サンキュウ!!」マサが改めてコールします「もう一度盛大なる拍手を!オールド・ジャンキー!!」
後片付けするテツの琵琶ベース解説などもマサが交えて和やかなうちに終了。
トップという重責を余裕タップリにこなしてくれました。
2、18:10~18:40
40高中
トップバッターの痛快なるロックンロールからムード一点、アダルティーなフュージョンサウンドを奏でてくれるバンドがセカンドアクトとして現れましたよ。
日本が誇るギター界のヒーロー高中正義を再現。もちろんオールインストウルメンタル。
全4曲でしたが、もっともっとやって欲しかったよお!
このバンド名をみてピンときた方は相当な通です。
高中ソロアルバム第3弾「AN INSATIABLE HIGH」のジャケットデザインは、ジョギング姿の高中が写っているのですが、その足元に描かれているのが今では廃止となってしまった交通表示「40高中」!
決してロックっぽく「フォーティータカナカ」と読むのではなく「ヨンジュウコウチュウ」と読みます。この辺のウイットとユーモアに富んだお洒落なセンスがナイスですね。
6人編成の内訳はツインギター、ツインキーボードにベース&ドラム。
この日の出演バンドは掛け持ちが多いのですが、ここにも数人いましたよ。
人気者ミキちゃんは「乙!!帝國ゆるゆる団」から(ローランドFA-06)。
STA代表のセッキーもドラマーとして君臨(会場設営のタマドラムセット)。
ベーシストのヒロくんは、白いヤマハの5弦ベース(ローズ指板)。使用アンプは会場のハートキー・ヘッドにSWRスピーカー。
もう一人のキーボードはアキ嬢(コルグ・クロス88)
まったくタイプの異なるギタリスト2人は、ブレイクスルーの石やん(ムーンのコア材ボディストラト。エボニー指板)、そして札幌が誇るテクニシャンのアミさん!(タカナカにならいヤマハSG-1000BLKを使用。ローズ指板)ギターアンプは3台がつねに設置されていましてヤマハ、メサブギーなどなどとよりどりみどり。
最前列では、ほろ酔い加減のデグやんや、アベさん達が絶えず声援を送り続けています。
セッキーによるスティック・カウントから「PLUMED BIRD」
第一音から一挙総立ち。凄い!
トリッキーに爽やかに伸びやかなる楽曲が、リズミカルにほとばしり出てきました。
皆両手を高々と掲げて手拍子。
ギターソロからキーボードソロへの連係プレイもメロディアスで、琴線を震わせてくれます。
アミさんは複雑極まりない速弾きも顔色ひとつ変えず、クールに爪弾きだします。
それでもまだ物足りないのか全員一丸となってのユニゾン。その音の配列がドンドンと入り組んでいって目にも止まらぬインタープレイに発展。変拍子から「HEY!」の掛け声。
凄まじき光景に鳥肌ゾクゾクで目が点になっちゃいました。
超絶技巧なるテクニカル集団の極みにおもわず息を呑む。
一瞬たりとも目が離せない。初っ端から遠慮なくぶっぱなしてくれますね(笑)。
そしてステージ左右に座っている麗しきキーボード・レディ達。
両手に華のライブを観ていてオールド・ジャンキーとマサは羨む・・・ああ・・・。
アミさんはチューニング完了後に、MCも兼任
「ありがとうございます!昨年結成して今年初のライブです(マジかいなあ!!??)。次の曲はちょっと落ち着いた感じの曲です・・・・・サダージ!」
この曲オリジナル・アルバムではナラダ・マイケル・ウォルデン、シーラE、TMスティーブンスらがバックをサポートしていた哀愁のラテン系ロック。
スティール・ドラムのパートはキーボードが担当。
まことに心滲み入る憎い曲の配列。
ギターのフレーズがほろ苦く迫ってきて泣かせるのです。でもセッキーはここでもニコヤカにスティックを捌いております。
ツインギターによるアクロバティックなる妙技に拍手喝采。
見応え、聞き応え満点のテンション高きギターバトル。
「ギター・ソロの最中に鼻水が垂れてきました・・・・失礼しました(笑)あ!ここでメンバー紹介をしますね」
一人一人どれだけ凄腕なのかをアピールするべく、愛情たっぷりにアミさんが名前を読み上げます。ミキさんもシンセサイザーで拍手音をさりげなく織り交ぜて・・・・。
「LE PREMIER MARS」
高中黄金期において決して外すことのできないライブの定番曲。
イキイキと叩きまくるセッキーを横目に、縦横無尽軽々とクールに弾きまくるアミさん。
細部にわたる微妙なるニュアンスまでをも、見事なまでにギターエフェクターによって高中のサウンドを忠実に。
ただ一言「美味しいトコ独占体制」
そして痒いところに手が届くほどに、エクスタシーの頂点まで登りつめてくれます。
早いものであっという間にラストソング。
「READY TO FLY」
超有名なる高中ブレイクのキッカケにもなった1曲。ワクワクするほど一足お先に真夏モードへ突入気分だあ。
ギラギラ太陽が全開です!熱い!暑い!!
けたたましきカウベル・サウンドが爆発。
あえて「ブルー・ラグーン」ではなく、この曲をセレクトするところなんてコダワリどころのツボを刺激してくれます。
ここでも澄み切ったサスティーン効果を伴って、アミさんはマイクスタンドをサイドに寄せてフロントギリギリにまでせり出してソロを連射。
おお!セッキー十八番のドラムソロまで地鳴りをあげた。
アミさん、AXIAではベースをバッキンバッキンにチョッパーでマシンガンのごとく弾き倒していたのに、ギターでも安定感のあるスムーズな指運びを見せつけてくれました。
ここまで完璧にこなせる二刀流ミュージシャンって、札幌広しといえどもそうなかなかいないでしょう。「ありがとうございました!!」
最初に「4曲では物足りない・・・」なんてほざいてしまいましたが撤回します。
曲数ではないね。
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした。最大級の賛辞が絶え間なく送られていました。
3、18:50~19:20
the闇鍋band
3番手に控えしは、怪しげなバンド名・・・・・といってもメンバーはSTAと何度もタイバンを組んでいる常連様。
彼等が普段活動してるバンドでは実現が難しそうな楽曲を、ここで各自リクエストを募って望んだというひじょうに民主的でユニークなチーム。
だから中身のほうは何でもアリのオールマイティーがコンセプト。いわばごった煮ですな。
そこでこのバンド名がついたというわけ。
薄暗いステージ上から一体何が出てくるのか!?それはライブの観てのお楽しみ。
つまりは愉快に気ままにお祭り騒ぎで和気藹々でいこうよ~!っていうアンバイ。
この日が初ライブだという7人組みの内訳はというと・・・・・伊達男ことテッっちゃんはフェンダーUSAギター/アメリカン・デラックス・ストラトキャスター50周年アニヴァーサリーのタバコ・サンヴァースト(指板はメイプル。ストラップも黒の布フェンダー)。
紅一点のキーボード、ルーちゃんはローランドVR-09。
いつも陽気なジンにゃんは、もちろんヴォーカル。そしてテッっちゃんから借り受けたセルダー(!?)というサンヴァースト・ストラトキャスター・ギター(ローズ指板)。
茶髪にロンゲのアオキちゃんは、コンパクト・ボディーの白グレコ・ベース(ローズ指板)。
いつも寝不足の(笑)キーボーディスト、キムキムはクロノスー61。
松山千春を崇拝してやまないキムさんは、アコースティック・ギターの大家Kヤイリ80。そしてドラマーはカズにゃん。
そのカズにゃんの希望曲がオープニングの「ランナウェイ(ボン・ジョヴィ)」
そうです!日本から人気に火が点いたアメリカンバンド、ボンジョヴィのデビュー曲。
いきなり小刻みなキーボードからスタート。すかさずバックによる連続爆音炸裂。それにのってテッっちゃん快心のピッキング・スクラッチが「ギュイーン!」。
ど頭からやっぱり見せつけてくれたジンにゃん!ジョン・ボンジョヴィになりきり、長い金髪ウィッグを装着して威風堂々たる熱唱。
この男、只者ではない。
たくさん色々なバンドで歌っている彼の姿を目撃しているんだけど、そのたびにカメレオンのごとく器用に変身してこなすのです。
どんなジャンルもお手のもの。毎回驚かされてばかり。
聞くところによるとバンドで歌うようになったのは、テッちゃんと知り合ってからのここ数年(マサ企画ホットタイムSTAリブレーションが本格的ライブの初体験)。
信じられないくらいに場慣れした身のこなしや歌いっぷり、そしておしゃべりと今後の彼には未知数の可能性が秘められていると思われます。次には何をやらかしてくれるのかなあ!?
盟友テッちゃんも縦横無尽にハーモニクス、アーミングを駆使しつつ神々しきソロをフレットボード上に描きまくります。何をやっても絵になるテッちゃんにジンにゃんが金髪カツラを移植!。これで掴みはオーケー??
MCジンにゃん「皆さんこんばんは!いつもの顔ぶれです。なんとかできたね・・・・俺マジで英語が苦手なんだよ~(笑)
ところでバンド名でもある闇鍋ってやったことある人いる??ネエ!そのように各自でこれやりたい、私はあれやりたい・・・と演奏曲を持ち寄ってやってるから闇鍋のように、なにが飛び出すかわからないよ。お次は・・・・エスケイプ(ムーン・チャイルド)!」
この曲ではジンにゃんがギターを手にして、美味しいところでしっかりとスポットライトを浴びる。
ダブル・キムキムにも絶えず熱視線が注がれます。
一見散漫になりがちな選曲(当然と言えば当然)だけど、不思議と微塵もそんなこと感じさせないのは彼等の底抜けに明るいキャラクーターがそれに勝っているからなのでしょうね。
テッちゃんが要所要所でソロを弾く時は前面に猛プッシュ。
そのメンバー間における無言なる駆け引きも長年培われた賜物。微笑ましきソウルメイトだね。
「懐かしいですねえ。これを選んだのは誰だ!??当たり!そうです、キムキム!・・・アレ?キムキム起きてたか?(笑)いつも疲れてるからね。寝ていてもおかしくないね(爆笑)」
「アオキさん、前に来て!」
アオキさんは延々と会場に背を向けて左端の隅っこで黙々とベース・プレイ。
根っからのベーシスト気質なのですよ。
「昔の札幌公演エリック・クラプトンみたいだあ、アオキさん!ところで次の曲はそのアオキさんのリクエストです。
・・・・シャムロック(UVER WORLD)!」
驚いたことに、ここではジンにゃんからキムさんへリードヴォーカルのバトンタッチ。
ええ!??キムさんのイメージはしっとりとしたフォークソングなんだけど、新生面をここで発見。
こういうサプライズが闇鍋バンドの売りなんだ。
たしかにこういうキムさんは、ここでしか目撃できないしね。
しかもそれだけにとどまらず、キムさんは貴重なラップまでをも披露。
通称「キムラップ」なんてできすぎ。うまいこというなあ。それにつけても、首謀者のアオキさんは依然として前に出てこない・・・・シャイなアオキさんは黙して語らず、男は黙って背中で語る・・・じゃあなかったベースで語るんだね。
4曲目はピアノマンらしくキムキムが「マイライフ(ビリー・ジョエル)」を選択。
初期ビリーの大ヒット曲。原曲どおりのポップなコーラスワークも聞きどころ。
ミニ知識:オリジナルでのコーラスは元シカゴのピーター・セテラ&ドニー・ディカスが担当。名プロデューサー故フィル・ラモーンが架け橋となって実現した夢のタッグ。
デグやんは友人達の雄姿を記録するべく、会場のあちこちでシャッター・チャンスを狙う。
ディスコを希望していたアベさんも、唯一知っていたこの曲に大はしゃぎで、ネオンスティックをキラキラピカピカ振っています。
「アベさんのためにセレクトしました。ありがとうございます。鍵盤奏者キムキムならではのリクエストでしたね。」「でもキムキム弾いてなかったぞ~!」(大爆笑)
「じゃあ次の闇鍋ソングにいってみたいと思います。テツにゃんリクエストで・・・・我狼WOLF~FINAL,THE LAST GOLD(奥井雅美)」
バラエティに富んだライブだね。まるでオモチャ箱をひっくり返したような、目まぐるしき進行はクセになりそう。
3声コーラス&ヴォーカルは圧巻。
もちろんテッちゃんは嬉々としてフロントに躍り出て、ギター・ハイポジションを駆使して恍惚のインタープレイ。
バックのプレイも安定感抜群で好サポートが光る。
「この曲、知っている人・・・・あまり知らない?そうだと思ったんだ・・・・深夜にやっていた仮面ライダーみたいな特撮モノの曲さ。パチンコ台の曲にもなっているよ・・・・あ!?さすがスバルちゃん、知ってるね!かっこいいしょ。
早いもので次でラストなんですよ」「聞いてないよ」「言ってないよ!」(笑)
「皆の知っている曲をやろうかということで・・・タイミング(ブラック・ビスケッツ)!」
リクエストしたルミちゃんがキーボードから離れてヴォーカルだ。
「可愛い!」の声援が絶え間なく飛び交うのです。
両サイドに男性シンガーを携えて振り付けも巧みにこなしまくり。
3人が並んで気持ちよく歌っているところへ、いよいよ我慢できなくなったデグやんも勢いあまって乱入!(マサは真剣にデグやんは闇鍋メンバーと信じ込んでいました)
絶え間なくリズムに乗るキムさんは、でっかいトナカイの被り物で豹変。
ジンにゃんはオリジナルで2度登場するサックス・ソロ・パートをカズーで代用。お手軽なアイディアも大成功。
中心人物のテッちゃんがシメに手を振り回して狂喜乱舞、狂熱のライブは仲良き空気感がホノボノと伝わってくる至福の空間でありました。
4、19:30~20:00
パンタロンズ
早いもので、このバンドがちょうど中間地点に位置します。
5人組で、クィーンのカバーを聞かせてくれます。
私が知っているだけでも札幌にはクラップス・ホールのコイズミ君率いる「くぃーん」、G-HIPノビさん&ウノッキー率いる「ウノックィーン」というクィーン・バンドが存在しますが、これで3バンド目。皆、よくもまあ、よりにもよってこんなにクセのあるやっかいでいかしたカバーバンドを結成するものですね(笑)。
それだけクィーンは、やりがいある憧れのスーパー・バンドなのです。
で、このパンタロンズは、王道のスタンダード・クィーン路線を狙わず、ちょい斜に構えたコンセプト。
ヒット曲やビジュル重視よりも、とことん隠れた名曲なんかにも貪欲に触手を伸ばしています。
編成は・・・・ギター&コーラスにテッド、ヴォーカルはイクマくん、ベース&コーラスに19歳の女子大生(!)カザミちゃん、ドラム&コーラスがカノウくん、キーボードがヒロくん(コルグ・トリニティー)。
カザミちゃん以外、90年代の札幌へヴィーメタルシーンで長髪振り乱して爆音の渦を巻き起こしていたロッカーばかりでマサの盟友達です。
テッドはガンボイル(ESPのモニターでした)、イクマくんは今年結成30年を迎えたシルバーバックでも現在アクティブに活動中、カノウくんはイースターを率いていたし、ヒロくんはアメリカ帰りという、どれもこれも一筋縄ではいかない凄腕ばかり。
7年前にもB-BAYでのSTA企画としてHI-VOLでテッド&カノウくんはAC/DCを演奏してくれたこともありましたね。あの時に、カノウくんのドラムペダルがパワーに耐え切れず遂に真っ二つに割れちゃうというびっくり事件がありました。
そしてこのパンタロンズが結成された20年前のオリジナル・ベーシストはマサでした。
そのころはMSG、ディープ・パープル、レインボウ、Y&T、シン・リジー、ゲイリー・ムーアなんかを取り上げていましたが・・・・。ヒロくんとマサはSTA以前にはEL&Pトリオなどもやっていました。カノウくんとマサはMSGやドッケンを演奏したりもしていました。
さてさて、この日の出演バンド中、パンタロンズは唯一SEを使用。
照明暗転の中、不気味な重低音がこれから勃発するクィーン・ショーに対する期待をいやが上にも煽ってきます。
「タイ・ユア・マザー・ダウン」
エピフォンのレスポールで、豪快なるギターリフを大股開きで演奏するテッド。ワインレッドのボディカラーはブライアン・メイを意識してのもの?と質問したところ偶然らしいです。テッドといえば彼のヒーローともいえるランディ・ローズと同じ、白いギブソン・レスポールの印象が強いだけに意外でしたね。
カザミちゃんは若さ漲る初々しきフィンガー・ピッキングでボトムをリード(フェンダー・ジャパンのジャズベース。ボディカラーはメタリック・レッド。ローズ指板)。
ライブ映えする1曲目に、観客達はすでに食いついていますよ。
いまだに衰え知らずのカノウくんは、トミー・リーばりにスティックを華麗にクルクル回して視覚効果もバッチリ。
テッドのワウペダル奏法なんかも昔取った杵柄だけに、感情表現もアンサンブルへのバランス感覚などにも気品すら匂いたってきます。イクマくんってスラッシュメタル・シンガーとしてのド迫力ライブしか観ていなかったけど、実は最も影響を受けたのがクィーンだったというんだから、まさに最適な人選ですね。
ついついデスヴォイスの領域に足を踏み入れそうになるところを、巧みにコントロール・セイブして、フレディー・マーキュリー役を担っています。
エレガントな風味漂う玄人受けする幕開け。感涙に咽び泣く隙をついて間髪入れずにメドレーで「デス・オン・ツー・レッグス」
ほらねえ、こんな空前絶後なる曲を2曲目にもってくるしなあ。
拍手する手もここでは固まってしまって、ビックリ仰天釘付けで瞬きもできないほど。
ヒロくんの遥か彼方の異次元からやってきたようなピアノイントロから、ギターが思いもよらない角度からズバズバと切り込んでくる。
本当に次ではどんな展開がやってくるのか予想不可能な変態ソング。
カザミちゃんには「可愛い~」の声が飛んでいました。
このバンドの中にいたら尚更の事、彼女が引き立ちますね。
こだわりにこだわりぬいた選曲は時にドラマテックでもあり、プログレッシブ。
メドレー形式はまだ続行中で、「キラー・クィーン」
よほどの自信と勇気がなければ、こんな曲はとりあげないでしょう。でも彼等はあっけらかんとした風情で細部にわたってコピーしていました。
繊細に刻まれるピアノにのって歌うイクマくんの声量と声域は計り知れないものがあります。あそこまで歌いこなせたら自己陶酔しちゃうことでしょうね。バックのコーラス隊も微妙な絡みまでこだわりぬいて丁寧なハーモニー。
ここではじめてMC
「どうもありがとうございます!パンタロンズです。皆さん、飲んでますか?最後まで楽しんでいってください。(テッドはギターのチューニング・タイム)
去年は小樽での屋外ライブに出演、それ以来ですから今日は今年初でバンド・トータル2度目です。これからもちょくちょくやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします・・・・・プレイ・ザ・ゲーム!」
あまりにも幻想的で美しすぎる一際異彩を放つ鳥肌ものの序盤。クィーンってどんなに過激な音作りを施しても、絶対に野蛮に聞こえないのです。
どんなにワイルドに演じても知性がそこいら中に見え隠れする唯一無二のバンド。
「サムバディ・トウ・ラブ」
怒涛のピアノ・イントロ攻撃は絶好調。
イントロには本家がよくライブでアレンジ導入していたピアノ弾き語りアドリブ・バラード・バージョンから、本編のロックバージョンへ雪崩れ込むという趣向を凝らした演奏に思わずニヤリ。リードボーカルとコーラスがシンクロするミュージカル調のやりとりも秀逸。
特にカノウくんはロジャー・テイラーのハイトーン・ヴォイスを頑張っていましたよ。
ドラミングだけでもめちゃ張り切って、手数多い乱れ打ちの応酬なのになかなかにタフですね。
最後には、とうとうこれをやっちゃいました、珠玉の超大作「ボヘミアン・ラプソディ」(このカバーを観るのは「くぃーん」以来2度目)
たんたんとアーティステックな佇まいでヒロシくんがピアノを弾きはじめると、ほろ酔いかげんの観客達が口笛を吹き鳴らし一喜一憂。
ここでのニュアンスも、愛情をタップリに注いでいるから全く嫌味がない。
ポーカーフェイスのテッドに「ギター・トーンやフレーズの運び方が、個性的なるブライアン・メイそのものだ!」とマサが後で伝えると「本当!?」とまんざらでもない御様子でした。
くぃーん、そして本家同様に中間部分のオペラ・パートは隠し玉ipodの音源流しが功を奏します。
もう至福のヒトトキに心底酔いしれてくださいな。
徐々にヒートアップしてゆく曲の後半戦。
クィーン節ドップリのハードロックパートからは、どでかいドラム音、重厚なるコーラス隊、フレディーにせまるエキゾチックなるハイトーン、
そして再び静寂が訪れて幕となります・・・・。
おっとと・・・・クロージングは再度ipodで厳かなる「ゴッド・セイブ・ザ・クィーン」ね!!
~長文、駄文にも関わらずよくぞここまで読んでくれて感謝します。このライブ・レポートはパート2へと続きます・・・・~
VINNIE'S BAR(JR苗穂駅徒歩5分のライブハウス。店名はドラマーでもあるオーナーが敬愛する職人ヴィニー・カリウタから命名)
4月23日(日)
札幌市中央区北1条東12丁目オリンピアボウル地下1階
駐車場あり
¥1,500(1drink付)ただし、中学生以下の入場料はいりません!
更に追加料金の1,000円で飲み放題!!
17:00 open 17:30 start
LIBERATION 41~STA企画イベント(計5バンド出演、順不同)
1、the sapporo transit authority(S・T・A)・・・初期chicago(ブラスロック)を徹底的に追求して披露します。
2、パンタロンズ・・・マサの90年代メタル系盟友達がテッドを筆頭にクィーンをカバーします(^ ^)
3、40高中・・・テクニカルミュージシャンのアミさん率いる高中正義カバーバンド(^ ^)
4、アンクル キャッツ・・・歌唱力抜群の妖艶なるフミオくんのパフォーマンスは必見!
5、乙‼︎帝國ゆるゆる団・・・キュートな歌姫スバル率いるアニソンバンドが豪華絢爛に魅せます。
6、OLD★JUNKY・・・テツ率いるロックンロールトリオ。革ジャン&リーゼント&グラサンは必須アイテム。
7、the 闇鍋band・・・ご存知テッチャン達のジャンルの壁を軽く超越したご機嫌なサウンドを堪能してね〜
(タイムテーブル)
1、17:30〜18:00
OLD★JUNKY
2、18:10〜18:40
40高中
3、18:50〜19:20
the 闇鍋band
4、19:30〜20:00
パンタロンズ
5、20:10〜20:40
アンクルキャッツ
6、20:50〜21:20
乙!!帝國ゆるゆる団
7、21:30〜22:00
the sapporo transit authority
どうぞお楽しみに。
お問い合わせはSTA各メンバーまで。
MASA’S ART CHICAGO LOGO RESPECT GALLERY
私の最も思いいれ強いアルバム「CHICAGO V」はロゴが彫刻されている美しいデザイン。
それがこのような芸術作品に変身!
よくよく見てみると、あそこがここで、あれがそれかあ!と納得されるはずです。
尽きることなく無限の発想、ますます目が離せませんよ。
しかしどこからこのようなことが思いつくのかなあ・・・?
素晴らしいです。
是非とも個展を開催するべきだと思いますよ!!マジで。
皆さん、声を大にして言っておきますが、これらの作品群はほんの氷山の一角です。
♬出てきた、出てきた山親爺。笹の葉担いで、シャケしょって。スキーに乗った山親爺!
北海道で、連日冬眠から覚めたヒグマが出没するニュースが流れていますね。山菜採りの方が目撃、もしくは襲われるなんていうことも。
毎年今時になると必ず報道されますね。恐ろしや…!皆さん山に入るときには気をつけましょう。
私が東京在住時、北海道が観光地としてダントツ人気でブーム真っ只中。
デッカいどう!北海道!!!なんて名コピーも。
内地の友人が
「北海には行ってみたいんだけど、熊がでるからなあ…」
おいおい、道産子で山奥出身の俺だっていまだにヒグマと遭遇したことないよ。
「北海道の川って
シャケがうじゃうじゃ泳いでるんだろ。道路はずっとまっすぐで信号もないし、両脇にはトウモロコシやメロン畑があって馬や牛がいるんだろ。地面を掘ったらジャガイモや石炭が出てくるんだろ」真顔で言ってました。
写真は私が小学校の修学旅行で洞爺湖温泉に泊まった時にお土産で買ったクマの木彫り。実家の居間にあったモノ。これはとても安かったなあ。クマの吠えた口や牙を彫るのは難しいから、シャケをくわえさせると制作が比較的楽だと当時聞きました。あ?!自分へのお土産は(?)星飛雄馬の投球フォームプラモデルでした(*^_^*)。
さてさて、23日に控えしSTA企画ライブイベント「リブレーション」のための最終スタジオ・リハーサルが、先日行われました。
集結したのは前回同様に6人。
トロンボーンのエビちゃんは、遠距離参加のためにブッツケ本番。若さと自信で挑戦。
マサからブラススコアが送られているので、きっと今頃は一人特訓で汗していることでしょう。期待しているよ。
マサとシン、クニとでマイクやスタンドを準備しながら、音量と音質、バランスを人数分セットアップ。
限られた時間内で調整練習のため、だらだらと行うわけにはいきません。
分単位で壁掛け時計や曲目表とニラメッコしつつも進行。
各メンバーのセッテイングとチューニングが完了次第、マサの号令と共に本番さながらに音出し突入だ。
なんせ前回アレンジがボロボロの状態だったため、反省も踏まえて厳しく曲ごとに危険箇所を集中まとめ。時間はドンドンと経過してゆく・・・・。
シカゴ初期のマニアックな2曲が新たに加わり(クニとファニーがブラス全パートスコアを書き上げ)、ライブ初披露のため力が入っていますよ。
微妙なズレやテンポも徹底的に話し合い、何度も何度も妥協なきまでに繰り返し演奏。
時代性を反映してか長尺なオリジナル曲は、ギター・ソロを半分にカットしてコンパクト化。
なんとか、ほどよく収まっています。ノブのギタートーンやフレーズが、一気にニューロックの夜明けをサイケデリックに歌い上げているかのようです。
シンも当初はボーカル・キーの高さに四苦八苦していたようですが、そこはそれでさすがに歌いこなす度、徐々に貫禄の熱唱で新境地を開拓。
鉄壁のリズムセクションに徹するべく、マサとセッキーも神経がひりつくほどにトレーニング。なんといてもユニゾンが変態的に絡み付いてきて、これでもかあ!というほどに追い込んできます。
長年温めてきた組曲も第3楽章を加えて更に一歩前進。
なかなか完奏できなかったので、重点的に問題点をあぶりだして納得がゆくまでプログレッシブなパートを更に分解。
なんとかかんとかエンディングにまでたどり着くことができたけれども、まだまだ不安要素は満載・・・・。次々に襲いかかってくる難関を無事に突破することができるのだろうか?まるでミュージシャンというよりもアスリート感覚であります。
クニもあいかわらずトランペット、コーラス、パーカッションにと八面六臂の大活躍。
ライブ当日までテナーサックスや、もう1本トランペットが加わるのかはいまだに、謎。
クニにかかる重圧は半端ではありませんが、そこはそれでクールに乗り越えてくれることでしょう。
野郎集団S・T・Aのワイルドなるブラスロックが本領発揮できるよい機会でしょ。
いままでも崖っぷちのライブを、スリリングに数え切れないほど乗り切ってきたツワモノ達が揃っているのですから。
しばらく休みだったシンが最近復帰してきたので、キーボードの響きがとっても新鮮で感動的。
やはり安定感ある鍵盤タッチは別格。
皆にもそれが自然と伝わっているようで俄然白熱のプレイ。グルーヴもおのずと、よりうねりだしてきます。
ライブが待ちきれないようです。ワクワク。
ビニーズ・バーでのライブはS・T・Aがトリ。
しかも曲数が多い。
でも1分ほどの曲やエディットバージョン、ソロもカット、メドレーにしたりして趣向を凝らしてるので大丈夫です。ただあまりやりなれてない構成が多いので、もしかしたら戸惑う者が出てくるかも・・・・。
熟練パワーとアイコンタクトで協力しあい楽しみたいと思います。だって何年も活動しているのに毎回同じ曲ばかりでネタばればれのライブで内輪受けしていてもしらけるだけでしょう。
だから毎月必ずセットリストは変更して、新たな曲を組み込むようにして自らに拍車をかけています(ライブ会場、観客、タイバン、イベントなどのカラーを計算に入れて)。
そうすることによって、いつまでたっても気の抜けない火花散るテンションの高い展開が望めるし、良い意味でのサプライズなんかも勃発しちゃうんだから。
もちろん事故って大恥をかくこともあるけれども、へこたれずにそれを肥やしとして成長してゆきます。
ジュンもブラス・スセクションはもちろんのこと、アクセントや速度、回数、小節数、強弱などを懇切丁寧に解説しながらサックスでブロー。
時にはガイドラインとして代理ボーカルもこなします。
今回のライブの内容はちょっと特殊なサウンドかもよ。
念願の流れが着実に現実味を帯びてきました。
夏のライブも正式決定して、益々意気軒昂なるS・T・A。
ライブ会場でお待ちしております。場所は駐車場完備のビニーズバー。
全6バンドでジャンルもバラエティに盛り上げていきますよ。
マサとノブはピンクフロイドのデヴィッド・ギルモアのソロアルバムや、レッド・ツエッペリンの映画「永遠の歌」DVDの話題であいかわらずオタク振りを発揮。
他を寄せ付けない空気をまた発散していました(笑!!)
大昔のシカゴ・カヴァーバンドLPをマサがゲットしたことを何気に語ってみたところ、以外にも殆どのメンバーが異様に食いついてきたのにはビックリ。
やはりライヴァル意識は旺盛?それとも研究材料としての興味?