、負の連鎖はいつまで続くのだろうか?
早く立ち切ってくれ!
貯金がなくなってしまったあ…( i _ i )
麦わら帽子(むぎわらぼうし、麦藁帽子)は、藁あるいは藁様の素材(様々な植物由来あるいは合成素材)で編んだ帽子。
麦わらは麦稈(ばっかん)ともいい麦稈帽子(ばっかんぼうし)あるいは単に麦稈帽(ばっかんぼう)ともいう。また、麦わらは英語ではストロー(Straw)ともいいストローハット(Straw hat)ともいう。
丸い山形をしており、日除けのつばが広い。あご紐が付けられる場合もあるほか、男女ともにリボンが巻かれたり飾りが付けられたりすることもある。夏に日よけとして用いられる。夏の野良仕事や海水浴などによく用いられるため、夏の風物詩ともなっている。そのため「麦わら」や「麦わら帽子」は夏の季語になっている。
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連敗から早く脱出してよ…
貯金1だとさ…( i _ i )
昨日の試合、ドッと帰りはじめた観客。千賀投手にファイターズはきりきり舞いだもんなあ。
ところが最終回の猛攻には笑った!
周りを見渡すと俺の前におじさんが2人だけ。
3人で大熱狂したよ!惜しかったけど。
あ〜多少はスッキリした!
さあ、本日は杉浦君。
頑張れ!!
説明
アイスクリームは、牛乳などを原料にして、冷やしながら空気を含むように攪拌してクリーム状とし、これを凍らせた菓子である。そのうち、柔らかいものは「ソフトクリーム」と呼ばれる。 後述する通り、国によっては「アイスクリーム」製品の規格を規定する場合がある。 ウィキペディア
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ハイ!大好評を博したSTA企画「リブレーション」ライブレポートのパート4であります。
8、5:10~5:40
8バンド目は、先ほどの伊達男スギちゃん率いるその名も「杉ちゃんバンド」のバックで、燻し銀の演奏を繰り広げてくれていた7人が、今度はメインを張ります。
このバンドに会えるのを、心待ちにしているファンが一杯いるのだよ。
毎回ライブには「杉ちゃんバンド」「BERRY JAM」が常にカップリングです。
そういうわけで満を持して、一旦袖へと下がった「BERRY JAM」が再びステージに現れました。
このバンドも「ホットタイム」には初参加。
「BERRY JAM」(ジャンルは往年の洋楽スタンダードで)
先述どおり、スギちゃんを除いたメンバーがこのバンドへと変身です!
一度でもライブを見た方ならばお分かりでしょうが、同じメンバー構成ながら、全然タイプの違う落ち着き払ったムードのサウンドを聞かせてくれるのだから驚愕ですよ。
主に札幌を中心に活動しているのだけど、何故か私は小樽屋外イベントでばかり観ています。場所はマリンフェスタや浅草橋、雪明かりの路。
その都度、熱演を繰り広げてくれていたのです。
メンバーからのメッセージです
「お洒落で音楽好きな大人の方にフィットする、曲づくりを目指し活動してきました。
去年、遂に念願の音楽の街・小樽浅草橋に出演することができ夢が叶いました。
2年前に雪明かりの路オールディズライブを観て小樽の皆さんの情熱を知りました。
そしてピグスティの出演はありますが、STAのこのビッグイベントに2度も参加ができて嬉しく思います。
たくさんのバンドさん、プレイヤーさんとも親交が持てればと思います。どうかよろしくお願いします!」
去年の夏のステージではロングへアに花飾り、華麗にアロハを着こなしていた女性シンガー・チエミさん。先ほどまではコーラスでしたが、ここでは艶やかなる雰囲気を漂わせ、フロントセンターにてボーカルを披露しながらライブは進行。今回は帽子から服装に至るまで黒で決めたダンディーな男性陣と共に、キーボードのアイ嬢と黒の衣装で統一。
サングラス姿のメンバーはいなくなったよ。
夕闇迫る中でも気分爽快!(ビルの中だけど・・・・笑)
編成を紹介しますね。
チエミ嬢がメインボーカルとサックス担当。
エレアコ・ギター&コーラスはリーダーのヒロさん(事前にマサへ直々丁重なるご挨拶をしに来てくれました。今回はなんとアコースティックギターを担当。この姿を観るのは初)
もう一人のギタリスト・タイキくんはストラトキャスター(サンバースト・カラー。同じくメイプル指板。コーラスも兼任)
ニューギターのジミーくんはチェリーレッドの335を使用。
ニューレディのキーボード奏者アイさんもコーラスをこなします。
そしてベーシスト&コーラス&ヴォーカルのトモさんは堂々たるシェイプが神々しいHSアンダーソンの黒ベース。ローズ指板(モリダイラ楽器)。
最後にドラムスのカバくん。
全員がボーカル&コーラスをこなせるというのは、最大の強みですなあ(ヴォーカルにはリバーブを深めにかけて頂きました)。
オープニング・ナンバーでは、意外性を狙ったのか重量感や厚みもタップリある、カバくんの激しくも正確なるドラム・ビートが炸裂した「イージーラヴァー(フィル・コリンズ&フィリップ・ベイリー)」だあ!
「ベリージャムです。さあ!メドレーでいくぞ~!!」
セットリストに対するひねり具合が、常に絶妙ですね。
お馴染みのイントロリフがはじまった途端、気分はすっかりとディスコ・フィーリングにドップリと浸かりきって、
オーディエンス達は、ジッとイスに座ってなんかいられないよお~!とばかりに我を忘れ踊り狂っています。
会場内はディスコに早変わり。
ダンサンブルに盛り上がりをみせていましたよ。
グイグイとうねって迫りくる、強引なまでのタイトなアンサンブル。
当時ジェネシスのフィルとEW&Fのフィリップがガッチリとタッグを組んだということだけで話題沸騰した、デュエットブーム到来とも言えるターニング・ポイント・ドラヴィング・ヒットナンバーを、ものの見事に再現してくれています。
しびれちゃうなあ。個人的にもドツボにはまってしまいました(これはメンバーに直接伝えてもいます)。
そのウンチクに関してはロック通ならばご存知のはず。リアルに蘇ってきましたよ。
ここで特筆すべき点といえば、やはりギターのお二方に尽きるでしょう。
まず原曲なのですが、主役はファンキーなハネハネ・リフのタッチ感覚。
これをタイキくんがギターで違和感なく、見事忠実に再現しているのですよ。
ストラトキャスターによるトレブリーな音質もフルに発揮。
そしてジミーさんはもう一つのアクセントを、ギターでさりげなく奏でているのですよ。
なるほど、トリプルギターにキーボードと、パート人数が増えただけ、如実に早速それが反映されているではないか。
普通ならばこれほどに高度な構成の楽曲はスルーしかねないけれども、ベリージャムは余裕の表情で味付けを注入してサラッとこなしてる。
やはり彼らは只者ではなかった・・・・。4月のライブではしっとり系に比重が置かれていたけど、今回はバリエーションが豊富だ。
「それでは、ここでちょっとポップ目の曲をお届けしたいと思います。ザ・モンキーズで・・・・ディ・ドリーム・ビリーヴァー」
今もって心に染み入る別格のアンセムだ。ベリージャムでこの曲を聞くのは初。
甘く切ないノスタルジー臭響くピアノの音色に導かれて歌い出したのは、ベーシスト・トモさんだあ!
チエミ嬢とはまた違った魅力溢れる男の力強きミディアム・ラブソング。魂の咆哮に酔いしれるヒトトキというのも乙なもの。
咽び泣く歌メロは、説得力がほとばしり出ています。
トモさんのボーカルは毎ステージで必ず1曲聞かせていただきますが、改めて目から鱗状態。ベース&ボーカルでこのタイプの曲にチャレンジするのってけっこう至難の技なのですが、とても勉強になりました。
ヒントも得られましたよ。
更には後半で転調後、チエミ嬢も加わってきてよりドラマティックな展開へと雪崩れ込む。
厚みのあるハーモニーは天下一品。味わい深さを醸し出しています。
私は1981年に故ピーター・トークの新宿厚生年金会館来日公演でこの曲を体験しましたが、懇切丁寧噛み締めるように優しく歌い紡いでいたのが印象深かったなあ。もちろんピーターがピアノ演奏をしながら、スポットライトを浴びて歌っていました。
若い世代にとっては伝説のジャパニーズ・ロッカー、忌野清志郎による日本語歌詞でのカバーでコマーシャルに起用されていたから耳に馴染みがあることでしょう。
「踊れない曲をやります」
チエミ嬢のサックスを大々的にフューチャーしたビージーズ第2期黄金時代のしっとり系バラード「愛はきらめきの中に」でダメオシ。しかもかっこよくインストウルメンタルにアレンジ。これもベリージャムでは初めて聞きました。
主演ジョン・トラボルタの名画「サタディ・ナイト・フィーバー」での金門橋デートシーンに流れていましたね。
落ち着き払ったステージングに徹してはいますが、内に秘めたるパッションは常に燃え上がっているようです。
それまでのバンド達が繰り広げてくれた、賑やかなお祭り騒ぎ大会の後だけに、グッとシックに迫ってくるものがあります。
アダルトな気分に浸りきって、チークダンスに洒落こむカップルも数組出現。
ここはじっくりと聞き入ってみるのも一興。中々に新鮮だ。と思っていたらドンドン過熱していきソロバトルに発展。
サックスからギター、そしてキーボードへと間髪入れずに目まぐるしくバトンを繋いでいく。
圧巻だよ。敬服しちゃう。脱帽だ。
それにしても、このバンドのレパートリーの豊富さには敬服してしまいますよ。
一体全体持ち曲はどれだけあるのだろうか・・・・今度しっかりと尋ねてみたいものです。
しかもベリージャムのメンバー達の許容量の幅はハンパではないね。
なんでも巧みにこなせちゃうんだから。
洋楽、邦楽、オールディズからディスコ、果てはJ-POPに至るまで網羅しています。
ありとあらゆる経験にもとずいた自信を基盤にしているだけに、守備範囲の広さが窺い知れます。さすがだ!
「イエイ!!どうもありがとうございます。メドレーでお送りしました。懐かしいですね。まだ私が生まれてなかった頃の曲」「全然、生まれてない?・・・(笑)」「チエミちゃ~ん!!」「は~い!!最後までどうぞお付き合いくださいませ・・・。」
メインのMCはチエミ嬢。
「先ほどのバンドには負けないように(杉ちゃんバンドのこと!)まだまだ頑張ります。あのバンド、ガラが悪かったよ~(笑)。
今日はギターのタイキにMCを任せようとしたんだけど却下されました・・・。
じゃあ、次はまたもや私が普段あまり持ち慣れていないアルト・サックスを手に歌います。
タイトルを言わなくも、あっ!とすぐに瞬間わかると思います。タイトルは言わないでね・・・。」
大都会の夜の世界の気品が充満している、ちょっとテンポ遅めでジャジーな渋い「スムース・オペレーター」(シャーディー)
開巻からチエミ嬢がサックスをブローして、スポット・ライトを独占。
皆の視線を一身に集めています。
歌声も独特なる語り口調で低く囁き掛ける、意外にもテクニックが必要な難しい作品。
一世を風靡したMTV時代に鮮烈なる映像とシャーディーのファッションが、妖艶なる美を醸し出していて多方面に一石を投じていましたね。
ベースソロは決して派手ではないんだけれども、流麗なるアート風ラインを鮮やかに描ききっています。
確かな実力に裏打ちされた巧みの技だ。
追随する形で引き継ぐサックス・ソロの応酬も聞きもの。
締めくくりはボーカルに橋渡し。会場は虜になっていましたよ。
「暗い感じで進行していますが、ベリージャムは明るい曲はないのでまだまだこのままいきます。飲んで、歌って、踊れる人はよろしくね。もうサックスは吹きませんから!それでは続きまして・・・あれです・・・・・・」
しっとりとした場面から余韻を残して、天才スティーヴィー・ワンダーが生み出した革新的な「オーバー・ジョイド」
センスのいい選曲。
雰囲気一変して繊細で黒っぽいグルーヴも加味してきます。
私の一番好きなスティーヴィーの曲。これは何度聴いても鳥肌が立つほど、目いっぱいに震えがきちゃうのさ。
音楽の神様が創作したのではないかと思えるほどに、一切の無駄も無い完璧で崇高なる曲に感じます。
それにしてもこの日は、女性ミュージシャンが目白押しで大変にけっこうな事です。
もうこの辺に辿りついたら、メンバー達もリラックスしてきたのか饒舌になってきました。
さあてと、次には何をやってくれるのかな・・・ワクワクものですよ。
「まだまだいくわよ~!。最近クィーンが映画をキッカケにまたまた再評価されていますね。来年明けたら来日公演も行われるし。
とっても良いことだ。というわけでして、ベリージャムらしく、クィーンをやってみましょう!ヴォーカルはトモさんに代わってもらって・・・・よろしくお願いします。それではまず、メンバー紹介をしたいと思います」
バスドラムの連打に合わせて、一人一人を懇切丁寧にユニークなジョークも交えて猛アピール。
そのままの勢いで流れにのって
人気曲で「愛という名の欲望」だ。
ヒロさんの真骨頂。アコギの乾いた歯切れ良いコード・ストロークで元気一杯の幕開けだ。
クィーンがロカビリーに走ったと当時のロック界が話題騒然となった軽快なるナンバー。
結局はこれで念願のアメリカを制覇したんだからクィーンは大したバンドだね。
ストレイ・キャッツが受けていただけに、時流を狙っての大当たり。
まあ、いずれにしろ、どれだけの年月を経ても、決して古臭くなったりしない光輝く永遠のポップ・アイコン。
よりコンパクトに纏め上げられた、終盤戦にはもってこいの一撃ですね。
何から何まで申し分ないほどにうまいなあ・・・・皆、楽しそうだよ。
この光景を後方の席から眺めていると、主催した甲斐があったなあ・・・とシミジミ・・・・。
ギターとドラムスの若い2人は、メンバーの中では息子ほど世代違いなのに、これまた卓越した腕前なんだから恐れ入っちゃったよ。
牽引役も堂々とムーディーに請け負っていたし。
時には先輩達を凌駕するほどの存在感も発揮していました。
ナチュラル・トーンで迫ってくるギター・ソロには、風格さえ滲んでいてしみじみと泣かせるなあ。
「少し明るいよね。最後の曲となりました・・・・・また暗い曲をお送りします。」
ここで一気に黄金のスタンダードへと突入します。
威勢のいいカウント「1・2・3・4!!」から飛び出してきたのは
「ホワッツ・ゴーイング・オン」(マービン・ゲイ)
この曲は数多くのミュージシャン達が現在もカバーしている、非常にライブ栄えするモータウン・レコードを代表する定番中の定番。
栄光のソウルミュージック美学。
ここから多大なる影響を受けたアーティストは膨大。
ラストにこの曲をもってくるなんて中々に心憎い配慮ですなあ。
もちろんベリー・ジャムはこだわりにこだわりぬいた趣向を施して、へヴィーな演出で場を盛り上げていました。
ステージの進行具合を、詳細に計算しつくした組み合わせは素晴らしい。
当然、アンコールの声が鳴り止みません。
「どうもありがとうございます。どうしよう・・・・・用意してなかった・・・・それではせっかくなので、超スタンダードで・・・・・ウィアー・オール・アローン(ボズ・スキャッグス)」
フィナーレは非の打ち所のない甘美なまでのパーフェクトなAOR金字塔。
熱冷ましにはもってこいだね。
エモーショナルなピアノによる美しい旋律を筆頭に、徐々に高みへと登り詰めていく様は感動的ですらあります。
起承転結のお手本のようなもの。いやが上にもエクスタシーワールドへと誘われてしまいます。クラブさながらに色彩も鮮やかなライトが揺れている・・・・。
最後の最後まできっかりと琴線に訴えかけてくるのだ。
「またベリー・ジャムを見かけましたら、今後とも応援よろしくお願いします。」
これで締めくくり。
もう完全に参りました・・・。おつかれさまでした。
9、5:50~6:20
この時間帯になってくると、会場内も熱気が充満してきました。
私の横の席に座っている、ダンディーなお二人は相当な音楽通。
バンドが演奏する1曲1曲のたびに、色々と自分達の若い頃がフラッシュバックするようで思い出話に花が咲いてます。
マサが司会進行している姿を見ていて、わざわざご挨拶までしてくれました。なんでも音楽関連の事業を展開しているそうでお互いに名刺交換までしちゃいましたよ。
どんどんと、このような共通の話題で繋がる輪が広がっています。
「COVER SOUL&THE GANG」
多分、世界中で一番多いであろうカバーバンドは、王道路線のビートルズでしょうね。俄然と断言しちゃうもんね。
もちろんこのバンドも筋金入りで、ファブフォーと同じく4人編成です。
編成はと言いますと・・・・ギター&ボーカルにジョンジー・ヤマダ(ハリスン役)
フェンダーを使用。超派手なサイケデリック・カラーのストラトキャスターを使用(ローズ指板)
マジカルミステリーツアーが蘇る見事な仕上がり。自分でペイントを施したのかなあ・・・・?
ベース&ボーカルにはストレートにその名もポール・ヒヌマッカートニー!
当然カールヘフナーのヴァイオリンベースを使用(ローズ指板)
残念ながらサウスポーではないけれどね(笑)。しかも後期ビートルズよろしく髭までたくわえるという芸の細かさ。ジョンのような眼鏡と帽子も、とても良く似合っているよ。
エレアコ・ギター&ボーカル&担当はオジョーズ・スズキ(ジョン・レノン役)。
ブラウンサンバーストのオベション・ギター使用。
そしてドラムにリンゴシュー・サクラエ(リンゴ・スター役)という布陣。
とにかくオリジナル曲の計測タイムは短い。だから9曲も演奏しちゃいました!それでも余裕があったから、もう1曲追加できそうな構成。
さてさて、このバンド名・・・・懐かしいなあ。
マサとヒヌマッカートニーくんの付き合いも長いよね。
お互いに大好きなビートルズ話で意気投合して以来、長年の顔見知り。
スタジオにライブハウスにと事あるごとに会った途端、盛り上がるのです。で、STA企画「リブレーション」にも度々参加していただきました。
ヴィニーズバー、そしてここホットタイムなどで。
ピグスティーのSTAライブにも、わざわざ表敬訪問してくれましたっけ。
それからも常に連絡は取り合ってはいたものの年月も経過してしまい、今回遂に登場の運びとなりました。
でもヒヌマッカートニー以外のメンバーは、一新されていたので新鮮に映りますね。
実はヒヌマッカートニーはJR白石駅舎内において、定期ライブイベント出演を重ねているのですよ。
場所柄、音響問題も考慮して大掛かりなバンド編成はどうみても無理だから弾き語り中心でね。
そこに出演する数々のミュージシャン達と、ビートルズ探求で意見が一致。
勢いにのって合体。当初の「カヴァーソウル」改め「カヴァーソウル&ザ・ギャング」に落ち着いたと言う次第だ。
なるほどねえ・・・納得だ。やっと、ことの真相が判明してスッとしたよん。
それだけではありませんよ!
ヒヌマッカートニー君は自分へのご褒美として、な・な・な・なんと、前週までリバプール旅行と洒落こんでいたのですよ。
海外旅行は初。しかも一人旅で青春時代からの憧れの地へね。
ビートルズ三昧の日々を満喫してきた御様子。これは「マジカル・アメージング・ツアー」そのものだ。中々やるな、おぬし。
度々フェイス・ブックにアップされる現地のフォトやメッセージに私まで一喜一憂。一緒にその場所にいるような気分に浸っちゃいましたよ。
ホットタイムでも逐一ヒヌマッカートニーから直接土産話を聞かせてもらったよ。羨ましい限りだ。
地元ではビートルズ・ツアーを常に組んでいるらしく安全で快適、効率よくスムーズに過ごせたのだそうです。
さてさて、オープニングは・・・・・
「エイト・ディズ・ア・ウィーク」
イントロで奏でられるギターコード・ストロークが響き渡るだけで、もう気分はウキウキと高揚感に満たされちゃいます。
これは売れっ子で忙しいビートルズが「一週間が8日あればなあ・・・」という気持ちを歌にしたもの。
ジョンジー・ヤマダがリード・ボーカル。
本家には申し訳ありませんが、彼の発する歌声も負けず劣らず絶品です。
ベースのポール・ヒヌマッカートニーはずっとピック使用。常に自己主張する様が微笑ましい。
コーラスに至るまで、研究されつくしているね。
真面目な話、今までに見てきたカヴァーソウルのライブの中でも絶品の仕上がり具合だよ。息もリズムもピッタリだ。真剣に取り組んできた甲斐があったね。数多くの経験がものをいう。
ノリに乗っている雰囲気がこちらサイドにまでビンビンと伝わってきます。
躍動感溢れるビートに包まれているところへ、間髪入れずにMCへ。
「どうも、あ~ハロー!!カヴァー・ソウル&ザ・ギャングです!
こんなにいっぱいのお客さんが集まってくれたなんてすごいことです。ライブではしゃべりすぎて時間がなくなるので、今回は手短かに済ませますね。よろしくお願いします。ア・ハード・デイズ・ナイト!!・・・・1・2・3・4!!」
超多忙なビートルズのへヴィーなる一夜が曲の基本コンセプト。
12弦のリッケンバッカーではないけれども「ジャーン!」のコードでイントロのサウンドを再現。
これほどまでにシンプルかつインパクト絶大なイントロってこの世に存在すると思うかい!「シンプル・イズ・ベスト」
ガタガタと頭の固い能書き野郎なんてこれ一発で一瞬に消し飛んでしまうさ。
やはりビートルズは不世出の天才、金字塔、偉大で別格だ!
「カヴァーソウルがやってくる!ヤア!ヤア!ヤア!」
なんとセンターに立つ、おジョーズ・スズキ君が、ここではリード・ヴォーカルをつとめています。後半部分ではポール・ヒヌマッカートニーが歌を引き継いでいます。
そしてびっくりするぐらいによく通るハイノート・コーラスで大奮闘。つまり3人が曲毎に仲良くパートを分け合って歌うのですよ。これは申し分なき鉄壁の体制。
4人とも10代からずっと変わらずに、心からビートルズを愛し続けてきた証なのでしょうね。
同じ方向性を持ちながら一つになって一致団結ビートルズ追求する夢のコラボレーション。麗しき友情だなんて美しすぎるぜい。
「え~我々は先ほども紹介していただきましたが、JR白石駅内で定期的にライブを開催しています。そこに集う仲間達が合体したユニットがこのバンドなのです。皆ビートルズが好きでずっとやっています。今日も駅でのライブを終えて急遽こちらに駆けつけてきました。久し振りにホットタイムへ出させてもらい感謝しています。
それではのってきたところでバラードをやります・・・・」
ドラム・スティックによる、カウント4つ打ちから「サムシング」
驚きのいかしたセレクションだ。
だってこれ以外の曲目は初期が中心なんだけど、これのみ晩年期からなんだからね。この4人、ルックスからも察することができますが、徹底的に初期のシンプルでストレートなビートルズに重点を置いています。
だjからこそ、あまりにも渋すぎ!素敵な1ポイントとばかりに導入したのかな。思い入れタップリに・・・・。
咽び泣くような歌メロをフューチャー。ここでもジョンジー・ヤマダがリード・ボーカルをつとめます。独特で華麗なギターのフレーズもジョンジーが受け持つ。
ここではジックリと腰をすえて聞かせてもらいましょう。
ジョージ・ハリスン不朽の最高傑作を心ゆくまで堪能。こればかりはポールもジョンも絶賛していたもんね。
もうロックというフィールドを軽く超越して、芸術的な賛辞を多方面から浴びてるほどなのです。
ポールによる際立ったベースラインも流れるように描かれています。何故だか不思議とジョージの曲でのベースラインの流麗さは有名なのですよね。アンサンブルのお手本。
これら全ての構成をカヴァーソウル&ザ・ギャングは懇切丁寧、リスペクト精神タップリに演じきってくれました。
大抵ビートルズのカバーバンドってお手軽に3コード構成のレパートリーに走りがちなんだけど、このバンドは一味も二味も違うことをここに立証したわけだ。
オジョーズ・スズキくんがここではMCをバトン・タッチ。
「はじめまして。白石駅コンコースから先ほどやってきました。このバンドメンバーになってからまだ1年足らず。
語り合うのはビートルズとプロレスのことばかり。私はジョン・レノンよりもタイガー・ジェット・シンが好き(笑)」
「全日派!?」「いえいえ、そこまではこだわっていませんよ。上田馬之介はお気に入りですが!さっきメンバーが長電話していましたね。こういうことを言っていると1曲分減ってしまいますので、次いきます・・・・アンド・アイ・ラブ・ハー」
序盤でのオジョーズ君が奏でるアコースティックギターと、絶え間なく打ち鳴らされるリンゴシューによるリム・ショットが聞かせどころ。
そしてボーカルはジョンジー・ヤマダくんに引き継がれます。
そのバックを縫うようにメロディアスなラインを描くギター・ピッキング・・・・・・何度聞いても鳥肌が立ってしまいます。
フロントマンの3人は楽器とボーカルの二刀流を器用にさりげなくこなしています。見落しがちだけど、とても勉強になるなあ。
オジョーズ・スズキくんのMC
「僕は嬉しい!実は今日の主催者マサさんが楽器店員時代に僕はヘフナーのベースを買ったんです!とても親切にしていただきました。エフェクターもサービスで付けて!といったんだけど、それは駄目!とキッパリ言われた!」
(ヒヌマッカートニーもだけど、この会場にいるお客さんの中にもマサから楽器を購入した人がいた!この後に出演するd3のシゲなんかたくさん買ってくれたもんなあ。この日のライブでプレイしているベースもその1本だし)
「はい、どうも、ありがとうございます!メンバーの名前を登録記載する時にジョージと書いたつもりがジョーズと書いてしまったのです。決してギターが上手だというわけではなく、ごまかす事が上手なんだと言う意味です(笑)
先週、初めてリバプールに行ってきました。ビートルズ・バンドをやっているから、ずっとどんなところなんだろう?と思っていたら・・・・素晴らしかった!!小さな町だと聞いていたのだけど、とても大きかったよ。行ってよかったあ。それを糧に今後もうんとやっていきたい私です(拍手、大喝采!!)細かい話はのちほど・・・・特に女性の方達、大歓迎しますのでドンドンと聞いてきてください!
じゃあ、ええと、高く?低い?・・・ヘルプ!!」
あれ!?いつのまにか5曲目を迎えているのですね。ビックリ。
休む事なく次々に繰り出されるリバプール・サウンド。
ここではヒヌマッカートニーがリード・ボーカル。ボーカル・パートは手馴れたもの。
ジョンが作った心の悲痛なる叫びを演出。
特筆すべきは一体感に満ち溢れたコーラス・ワークです。
華麗によくハモッテいる。けっこう軽く扱われぎみではありますが、実はビートルズのハーモニーが肝なのですよ。
低中高音部のピッチ・バランスが素晴らしい。
聞けば聞くほどに、奥が深いね。
引き続き、メドレーで元気はつらつポール・ヒヌマッカートニーの「1・2・3・4!」カウントからいきなり「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」開始。
ポール同様にここもピック弾きで、ベーシスト、ヒヌマッカートニーがリードヴォーカル。
ポールのキーはキツイんだけど、頑張っての熱唱だ。
迫力一本勝負。根性の見せどころ。力技でねじ伏せろ。
微妙なニュアンスまでをも、完コピしているのですよ。
そうとうの自信がなければ、これをこの位置にはもってこれないはず。
メンバー全員がエネルギッシュにイキイキとエンジョイしている様子が如実に伺えます。
ポールがあの若さですでに、独自のロックンロールスタイルを確立していたという奇跡的なライブ映えする名曲。
もう会場中、グチャグチャで熱狂の渦と化しています。
「ありがとうございます!それではMCのほうをお願いいます」「じゃあここでおしゃべり上手なジョンジー・スズキがメンバー紹介をしますね。」
各メンバーに対する屈託のないユニークなトークもこのバンドの売りの一つさ。
応援団が大挙駆けつけてくれているようで、絶えず声援が飛び交います。
「さっきからやたらと声がかかってるね・・・・・・シー・ラブズ・ユー」
メンバー一同、酸いも甘いも噛み分けた熟練の技で涼しい顔して自己陶酔の表情。
いくらスタジオ練習でパーフェクトにまとめ上げていても、いざ本番に臨んだ段階で多種多様なる出来事に出会うというのもライブならではの醍醐味であります。ステージには魔物が潜んでいる。
まあ、そうしゅっちゅう出会いたくはないですけどね(笑)。
でもこのバンドは順調そのもので、難なくこなしていきます。見えないトコでの血と汗と涙の結晶が報われたんだね。努力は裏切らない。
もうこのあたりともなると、鼻歌気分でも楽々乗り切れるのではないでしょうか。
だって数え切れないくらいに聴いて歌って演奏してきたはずだからね。
体の隅々にまでビートルズが滲み込んでいるんじゃあないのかい?
「またもや強烈なロックンロール・タイムに相応しき曲へと突入です・・・・・・抱きしめたい!!」
ジョンジーがイントロのナチュラル・トーンによるフィンガリングで滑らかに弾きだしたところを目印に演奏スタート。
役割分担がキッチリと事細かに配置されていていいですね。
そうなのだ。後半戦は怒涛のハードモードを完璧に全開で担っているのです。
もうこのあたりに達すると、バンドもすっかりと体も温まり肩の力も抜けてリラックス。
曲中ではひたすらに「オー!イエイ!アー!!WOOOO!!!」を連発して観客を鼓舞。
皆も乗り遅れちゃあ損だとばかりにコール&レスポンス。
ずっと熱心にパワフル。体力あるなあ。
「ハハハ!!ヘイ、サンキュー!!という事で最後の曲となってしまいました」
ジョンジーが元気一杯のリード・ボーカル兼任で「ツイスト&シャウト」
この曲はビートルズのオリジナルではありませんが、彼等が多大なる影響を受けてステージで好んで取り上げていた曲。レコーディングの時ジョンは数テイクで声が潰れてしまったという曰く付きの曲。
それを喉が張り裂けんばかりに声が続く限り熱唱していましたよ。過激パート担当の面目躍如といったところでしょうか。
「血圧は大丈夫ですか~!?」
余力を振り絞りながら「1・2・3・4~!!アー!アー!アー!アー!ワオワオ・イエー!!」の掛け合いではレッドゾーン振り切れ寸前。
彼らの独壇場と化していました。絶妙なる心地よい疲労感に包まれて幕。
という事でビートルズ三昧でしっかりと時間内で収まっていました。
そろそろお腹も空いてきたので、ここいらで「ホットタイム」名物の人気商品「オリジナル・カレーライス」を食してみました。
このユニークなデザイン・・・・これってムンクの「叫び」かな・・・・?
目はバナナのクラッカー。口はスティック状の菓子でした。
誰が考案したのかな?
味もボリュームも申し分なしです。ご馳走様でした。
****まだまだこの後もライブ・レポートは第5弾に続くよ~!!お楽しみにね!!****
札幌はどんより曇ってます…。
さあ、折り返し。
交流戦は天国と地獄だった。
しかし、吉川、そして道産子の鍵谷トレードにはビックリ!!
まあ、仕方ないことけど。
ああ〜今日から対ホークス戦で千賀投手かあ…。
でも頼れる有原君に期待していきましょう!^_^
さあ!調子にのってライブレポートの第3弾に突入していきましょう!!
PVには勢いよくレニー・クラヴィッツのヒット曲「アメリカン・ウーマン」が流れています。
これはカナダのハードロックバンド、ゲス・フーのカバーだね。
あっという間に、ライブはバンド三分の一が過ぎ去ってしまったのだ。
6、「BLACK LIST」
3:50~4:20
男女混合の6人組。このバンド名を聞いてピンときた方は相当のJ-POP通ですな。
そうなのですよ。
伝説のバンド「バービーボーイズ」のアルバムタイトルから命名したトリビュート・バンドなのだ。
前々から噂には聞いていたのだけれども、ライブを観るのは今回が初めて。というか、まだ結成してそれほど経っていないのでしょう。
この日の出演交渉をマサと進めていたのは伊達男ヒロくん。そうです!キッスの「ラブガン」、米米クラブの「粉粉クラブ」、ゴダイゴの「マジック・カプセル」、デュラン・デュランの「ズラン・ズラン」を率いる彼だ。
人気者で超売れっ子のヒロくんが、今年結成したばかりのこのバンドを猛アピールしていたのだ。
驚いたことにキーボードにはSTAのナイスガイ・ナオくんの姿も!このたびレギュラーメンバーに決定したそうだ(YAMAHA MOXF8使用)
更にはベースを担当しているのはアンクル・キャッツの元気印ムッちゃんではないかあ!(加入には2つ返事でオーケーだったそうだよ。粋だね!)皆、頼りがいのある頼もしい顔見知りばかりだ。
ちなみに「粉粉クラブ」にはSTAのトランペッター・クニが加入したそうですよ。
それでは改めてメンバーの構成をば・・・・・
マサは勝手な思い込みでヒロくんがリードボーカルだと思っていたんだけど、ここではギタリストにひたすら専念。
これはこれで貴重だよ。使用ギターはアリア・プロⅡ(PUはSSH配列。紫ボディカラーでローズ指板。ブラックパーツの仕様)。
「あまりギターを弾いていないと忘れちゃいそうなので!(笑)」と本人は謙遜しておどけていましたが不敵な面構えはしっかりと見落としてはいなかったよん!
「いまみちともたか」風に黒いヘアバンドと丸いサングラスも装着するという抜け目のなさはさすがだ。
スラリとした長身にピシッと着込んだスーツがすこぶる決まっている。いまみちにソックリ。参りました。御見逸れしました。
ドラマーにはユウジ君。先述のエンリケ役ベーシストはムッちゃんとキーボードにはナオちゃん。
コンタ役はマオ君。ツンツンヘアスタイルまでパーフェクト!黒いサングラスに髭姿。
最後に麗しの杏子嬢のポジションに陣取るのは歌姫サヤ。
「女狐ON THE RUN」でブラック・リストのゴージャスなるショーが幕を開けるのです。
「イエーッ!」
観客が我慢できなくなったのか奇声をあげ続ける。
「シーッ」となだめつつも・・・・「うちはコミックバンドじゃあない(笑)」
緊張感漂う中、いきなり闇を切り裂くようにハイトーンヴォイスが轟き渡る。
このバンドの楽曲コンセプトは男女の危うい駆け引き模様を極限にまでクールかつスタイリッシュに表現すること。
取り組みは見事に成功しているでしょう。
全員の衣装がほぼ黒を基調にしているところもかっこいいよ。バービーボーイズのカバーバンドはそうそういないから、貴重な存在。今後も頑張って欲しいね。
交互に歌い次がれる男女のボーカルが効果覿面だ。
ちなみにこのタイトルはグラムロックバンド「スィート」のヒット曲「フォックス・オン・ザ・ラン」に対するオマージュなのは火を見るよりも明らかだ。
「ありがとうございます。皆さん、こんばんは。今日はこちらの企画に出演させていただき感謝しております。
万事屋さんの後だけにやりずらくて、途惑っています・・・・・負けたくないなあ・・・・いいのかなあ?叫んでも・・・・・途中で出禁になるかもね(笑)。僕達バービーボーイズが大好きなんだけど、カラオケにいくとよくわかるのが、バランスの難しさ。
しかも僕達の好きな曲と、世間が、あれやってほしい、と求めてくる曲とのギャップもあるし・・・・
本日のライブハウス用にちょっとチョイスしてみました・・・・・負けるもんか」
ギターによるクセモノっぽい複雑なるアルペジオから疾走感満点。
スピーディーに駆け巡る。
ナオちゃんもムッちゃんもただひたすらバッキングに徹していて中々にいい仕事をしていますよ。よしよし。
フロントセンターのシンガー達とのコントラストも清々しいくらいにバッチリだ。
オーディエンスのアベさんも、ノリノリでネオン・スティックを振り続ける。
万事屋に「負けるもんか」と言わんばかりにパワフルかつアグレッシブに突き抜ける。
本家バービー並みに十分上手いよ。
「バービーボーイズの歌ってキツイ・・・・
喉を潰すよ。それでは、パワーバラードで・・・・CHIBI・・・・・」
ここではナオくんのピアノの音色に先導されて、ミディアム・テンポで淡々と演出。グッとムードを切り替えてジックリと聞かせる狙いの配曲だね。
マオくんのハスキーで伸びやかなボーカルと、やや抑え気味で訴えかけるように愁いを含んだサヤ嬢のボーカルとのバランス感覚が絶品。
マオくん、震えがくるほどに魂込めての絶叫。ヒロくん筋金入りのギターソロも、切ないほどに咽び泣く表現力で堂に入ってるね。
リレー形式に組み立てらたユニークな構成には目を見張るものがあります。
それでいてしっかりとした甘い旋律で観客のハートを射止めてくれるんだから憎い限りだ。
メンバー一同汗ビッショリで一生懸命にパフォーマンス。
「え~と・・・それじゃあ、メンバー紹介などをしてみたいと思います。」
和気藹々とアットホームなステージングで楽しんできたけれども、もう残すところ2曲だ。
「アベさんもいるので、せっかくだから踊れる曲いきます!・・・・カモン・レッツ・ゴー!!」
ほら、遂にはじまった。景気づけとばかりに盛大なるロックンロール・ダンシング・パーティーのはじまりだ。
グチャグチャに一気にお祭り気分で鬩ぎ合い。
皆、一緒に弾けて暴れまくっちゃえ。全身が疼いてきちゃうほどに誰もが激しいビートの虜。
エネルギッシュに余力を振り絞ってのシャウトだ。
ボーカルの御両人は歌うだけでもエネルギーの消耗率がハンパではないはずなのに、常に動き回って観客を煽りまくるから感心しちゃうよ。
コール&レスポンス。羨ましいほどに熱狂の様相を呈しています。
「いよいよ最後の曲。皆さん、バービーボーイズといえばお約束のこの曲だと思います・・・・目を閉じておいでよ」
ラスト・ソングにはうってつけの珠玉の名曲。締めくくりはこれで決まりだ。なんて素敵な永遠のドラマティックナンバー。
サヤ嬢はセクシーに背中を観客席に向けて悩ましげにポージング。妖艶にスポットライトを全身に浴びて浮かび上がる。
光とのコントラストが理想的に映える。
特筆すべき点はバックのプレイヤー達の貢献ぶり。
タイトで忠実、リスペクト込めて愛情タップリに楽曲の再現に尽くしていました。
「僕達を見かけたら気軽に声をかけてください。」
これからの活動に要注目だ。
ちなみにマオ君、ヒロ君たちは最後のSTAまで会場に残っていてくれてマサに挨拶までしにきてくれたよ。
マオくんは「ズラン・ズラン」も出演していた「STA企画ピグスティ」でのライブイベントにも来てくれたことを教えてくれたよ。嬉しいなあ。
ありがたいことだ。主催者冥利につきるエピソードだ。今後共によろしくね~!!
7, 4:30~5:00
「杉ちゃんバンド」
満を持して遂に出た!札幌が生んだ名物男「杉ちゃん」を擁する貴重なるバンドが7番手。
ここで初めて、酸いも甘いも噛み分けた熟年の男性シンガーがフロントに立つわけです。
ホットタイム初出演のバンド。オールディズやムード昭和歌謡から演歌などを披露。
ことの始まりはマサが近年小樽浅草橋ライブでタイバンして、どうにも気になり、ダンディに着飾ってほろ酔い加減の杉ちゃんに話しかけたのがことの始まり。
それをキッカケに、あれよあれよと言う間に意気投合。
晴れてSTA企画ライブに、2度も賛同していただける運びとなったわけです(もう一つは4月ピグスティのこと)。
驚いたことに杉ちゃんは、60歳になるまで、全くバンドで歌った経験がなかったそうなのですよ。
あるひょんなキッカケで味をしめてしまった訳だ。「こんな素晴らしい世界があったんだあ!!」目から鱗状態。
生のバンドで歌うという究極の醍醐味を知ったその時からは、もうドンドンとはまりまくって、終いには自らがライブイベントを立ち上げるほどになったそうですよ。
この話を聞いた時には正直、感動に打ち震えてしまいました。純粋に音楽や歌に打ち込むその美しき姿。
誰もが忘れかけている初期衝動のお手本のようなもの。正に原点回帰そのもの。
今後、益々杉ちゃんの活躍に期待しつつ、こちらも胸高鳴るね。
実は今年2月の小樽公会堂・雪明かりの路ライブイベントにも「杉ちゃんバンド」は出演予定だったのです。
でも主役の杉ちゃんが健康上の理由で、ライブ出演を断念せざるを得なくなったとのこと。
非常に残念無念でした。まあ、もちろん杉ちゃんが一番悔しがっていたはずです。
ところがここで杉ちゃんは、見事に奇跡の復活を果たしたのでした。なんたる回復力だ。天晴れ。
今まで以上エネルギッシュで健康体になって帰ってきた心憎い奴。それが杉ちゃんだ。
この男は本番に向けて燃え盛る炎を抑え切れないのか、逐一マサとのやりとりでは、情熱溢れるトークを展開。
マサが送った今回のライブ用フライヤーを独自で印刷して、ゴヒイキにしている店舗などの各所に配布、もしくは店内貼り付けに協力していただいて猛アピールを展開。歌の練習と並行して、宣伝活動にも熱心に汗を流す日々が続いたのだそうです(それでも今回は15バンドゆえに混雑を恐れて多少お誘いは控え気味にしたそうですよ。でもいざ蓋を開けてみたらば満員御礼の大盛況で馬鹿受けでした。良かったね)。
その甲斐もあってか、この日は熱狂的ファンを中心とした「杉ちゃん私設応援団」が大挙して詰めかけ、たいそう賑やかなるショー・タイムのヒトトキを過ごさせてもらいましたよ。これはひとえに誰からも好かれる杉ちゃんの人徳によるものですなあ(オールド・ジャンキーのテツとも仕事関連でお付き合いがあるそうですよ。世の中って狭いね)。
一番の集客をたった一人で、あっけらかんと成し遂げたんだから大したものだ。
本人曰く「ちゃんと歌えるのか皆が心配して不安絡みで来てくれているだけ」とのこと。
何をおっしゃいますか。時にはディナーショーなの?と錯覚をおこしそうな場面もあったよ。
音楽はもとより、人生においても大先輩だ。
その心意気は見習いたいものだ。いよっ!後家殺し!!まあそんなわけでして(笑)前置きが相当に長くなってしまいました。花束のプレゼントまであり、羨ましすぎるほどの人気者がここに証明された杉ちゃんのオンステージ。
まずは編成を記載させてください(ほぼ全員がボーカル&コーラスをこなします)。
フューチャリング杉ちゃんがヴォーカル、チエミ嬢はサックスとコーラスを担当。ドラムはカバくん、ベースとコーラスはトモアキ氏(ブラックボディ。ローズ指板)、トリプルギター(3トーン・サンバーストボディにメイプル指板のSTはファーストギタリスト&コーラスのタイキ君&アコースティック・ギタリストはリーダーのヒロさん。セカンドのエレクトリック・ギターはジミーくんでチェリーレッドの335を使用)。キーボード&コーラスにはアイ嬢(ハモンドを使用)
そうなのですよ!4月ライブ以降からギターとキーボードのメンバーが増員されているのです。更なる飛躍を求めての加入劇。この日、ここまででは一番の大所帯で8人組み。
特筆すべき点はリーダーのヒロさんがエレキからアコギにチェンジしたこと。そして女性2人はチャーミングな1ポイントアクセントとして花一輪を髪やドレスに飾っています。
そしてこの日のセカンド・アクト「沢田研二カバー・クラブ・バンド」が杉ちゃんはどうにも気になるらしく早めに会場入り。彼らのライブを食い入るように見つめ続けていました。真面目で研究熱心な方ですね。
そのこともMCに早速盛り込んで受けていました。
杉ちゃんはピグスティも初めてだったけど、ここホットタイムも友人のライブには何度も足を運んではいたけれども、自身がステージに立つのは初とのこと。また一つ夢が実現したわけだ。良かったね!
さあ、どのようなサウンドを披露してくれるのか期待しましょう!
なんだかんだいいながらも物凄いファンの数だ。待ちわびていたよ。
今か今かと焦らしに焦らされた観客達は痺れを切らせてホイッスルや口笛を吹き鳴らしたり、手製の「杉ちゃんウチワ」を振りかざしています。
はじまり、はじまり~!!
開巻からいきなり華麗にやってくれました!
「ついこの前に亡くなったショーケンは俺と同い年です(皆、驚く)。
でも俺のライバルは沢田研二。
ジュリーも最近ヒット曲が出なくなりまして、去年観にいったら2時間のコンサートで1曲しか知っている曲がなかった・・・・。
カサブランカ・ダンディだけ。淋しい限りだ・・・・」
「寝てたんでしょ?」(大爆笑)
「はい、お待たせしました。ジュリーに成り代わりまして、私の青春時代に流行った曲をやります。あの歌です。まずは・・・・・・・時の過ぎ行くままに」
ほとんどのメンバーがサングラス、もしくは眼鏡着用で統一。
とにかくバックバンドの演奏テクニックは完璧。年季が入ってる。
イントロのギター・トーンからチョーキングのニュアンスに至るまでね。
安定感抜群。
そんな贅沢この上ない布陣に囲まれたナルシスト杉ちゃんが、その中にドップリと浸りながらもジュリーに成り切っています。
ジュリーが杉ちゃんに降臨したかのようだ。
皆の視線が杉ちゃんに降り注がれています。
スポットライトも独占状態。君こそスターだ!!これぞ燻し銀の佇まい。
「あ!?マイクのチューニングは??(笑)
写真をいっぱい撮ってくださいよ。
続いてもう1曲、ジュリーのナンバーいきます・・・・・・危険な二人」
最前列にはダンサー達がズラリと集結して一緒に歌い踊る。
強力なるサポートに導かれての杉ちゃん、堂々たる歌いっぷり。気持ち良さそうに突き抜けている。
あの有名な決めのジャンプ・ポーズも目一杯にジュリーを意識して何度もアクション。これ基本中の基本ね。
観客の中にもそれを真似している、ちゃっかり者があちこちに出現。「杉ちゃ~ん!!」とラブコールが飛び交う。
ステージと客席との一体感は、後方から見ていても圧巻だね。
最早、「沢田研二カバー・クラブ・バンド」を意識することもなく恍惚の表情を浮かべて自己陶酔だ。曲被りなんてものともしない。杉ちゃんには杉ちゃんにしか醸し出せない素晴らしい魅力があるんだからね。
「ありがとうございます。実は3時間前に本格派のジュリーバンドがここに出演していました。完全に曲が被りました。2曲やったんだけど、ここからはガラッと雰囲気が変わりまして・・・」「杉ちゃん、曲が被ってたんだろうけど、結局のところ、どっちが良かったの?」「え!?あ、あ~・・・」「お客様の拍手で決めてもらおうかい?」「かわいい!!~」「まあその・・・安心しましたけどね(笑)最近、純烈が歌ってますけど・・・・・・聞いてください!・・・星降る街角」「おおお~~!!」
そうです!今年の初っ端にワイドショーを独占しまくって話題を振り撒き続けたワケありのあのグループ「純烈」だ。
元々は敏いとうとハッピー&ブルーのスタンダード・・・という説明は不要だね。
しかし狙いは的中だ。
ツボへと、モロにはまった感ありのオーディエンス達は忠実なる振りつけで、のっけからダンシング。
役者が数段違う、杉ちゃんマジックに、誰もが酔いしれています。
今回の杉ちゃんファッションは点滅ハットに黒シャツ白ズボン、赤いネクタイに黒のジャケットでコーディネイト。
ピグスティ時のファッションに比べるとグッとシックな装いだ。
歌い終わるやいなや、第一声が「調子悪いな(笑)どうも!やっと3曲、終わりました(爆笑)」
どこまでが本音で本心、本気なのか、とぼけたトークも巧みの技。
「自分が歌いたい曲をバンドに選んでもらっています。次もちょっと変わっていまして・・・・涙のイタリアン・ツイスト」
これはクレイジー・ケン・バンドの作品。
タイトルが示すとおりに、腰がムズムズと疼きまくっちゃうほどの心地よいツイスト・ナンバー。
ヒロさんのアコギによるストロークから「ジャラララ~ン・・・・!」
チエミ嬢のサックス・プレイが更なるパッション・ワールドに誘う。
いじられキャラの杉ちゃんは、ただただひたすらに余韻に浸りきっている・・・・。その気持ちはよくわかるよん。大事なことだ。
「サンキュー!ありがとうございました。ありゃあ!?花束まで・・・・・今日は俺の誕生日かい?違うの??(などと愛嬌あるボケをかましつつも、ファンからの握手に快く応じる杉ちゃん)
久し振りのライブです。タバコも酒も止めたんだよね。」「あれ!?さっき吸ってたよね!?(笑)。女も止めたの?」「女はいいんでないの?!」「杉ちゃんファンの方達は必ず来てくれるんだから」「それでは・・・」「泣くなよ~!!」
勢いは収まることなく
「昭和41年、歌謡界に颯爽とデビュー。現代シンガーソングライターの草分け的な存在・・・・・・それではいきましょう!!・・・・今夜は踊ろう(荒木一郎)」
休むことなくアクティブに・・・・・と進行するもナベさんが後ろから肩を叩いて杉ちゃんの耳元になにやら囁く。
それでも一向に変わる様子がないために、ナベさん、やむなく演奏をストップさせる。
「杉ちゃん、今わざとやってたでしょう!?(笑)速いんだよ~」
「危ない、危ない・・・・自分の声に酔った(笑)。スコーンと抜けた・・・・」
「もう一回、入院だよ!(爆笑)」
「面白い!それでは気を取り直してもう一回、今夜は踊ろう、を聞いてください!」
うるさ型の音楽通をも唸らせちゃうベストなセレクションだ。
ディスコのダンス・フロアと化したステージ前方は、杉ちゃんファミリーやタイバンの仲間達でごった返しています。
あれ!?どこかで見たような面々がチラホラと杉ちゃんバンド見たさに駆けつけてきましたよ。中にはキティちゃんのセンスを振っている熟女も見受けられます。
「どうもありがとう。では、早いものでもう最後の曲となりました。」「え~!?・・・」「次もチエミちゃんのサックスを思い切りフューチャーしています。これをバンドで歌う人は日本広しといえども私しかいないでしょうね。」「いや、3人くらいはいるんじゃあないかい?」「いると思う?札幌地区でさあ・・・
バンド・メンバーからも、私に一番あっていると言われたくらいです。
何を隠そう、私は演歌出身なんですからねえ。五木ひろしさんで・・・・・夜明けのブルース、を聞いてください」
本当だ。様になっている。違和感一切なく、スムーズに聞かせてくれるねえ。
今後はこちらの路線へと舵を切るのかなあ??ここでもチエミ嬢のサックスが甘く切なく咽び泣いている・・・。
そこへ感情移入たっぷりに、杉ちゃんが男のロマンを含ませ、タメも効かせてコブシ込めビブラート・ヴォイス。
チエミ嬢とのコーラス掛け合いも、叙情的でムード満点。
ギターソロにも要注目。
タイキ君はなんであの若さで、ここまで繊細なギターが弾けるのだろうか?
当然のごとくアンコールがかかった。
「どうもありがとうございました!」「杉ちゃん、何かなかった?失敗してない?」「大丈夫・・・(と言いつつ焦り気味)実はこんな私にもオリジナル曲があるのですよ。軽いのりでプロの方が作ってくれたのです。
それではこれから歌わせてください。
あ!?その前に・・・この帽子は光るんですよ(と、スイッチをオン!途端にピカピカと帽子のあちこちに装着されてるカラフルな電飾が瞬く)」「(会場一同から)オオオオ!!」
「これもプレゼントしてもらったのです。
このスタイルで最後はいきます。笑って聞いてください・・・・題名を聞いてビックリですよ・・・・・僕は自称ツアー・ミュージシャン!!」
なんのなんの、充実したテイストに満ちた楽曲ですよ。
テケテケイントロに哀愁の泣きギターも散りばめられていて、聞き応えある珠玉の一編。
杉ちゃんを主人公として描かれた物語ゆえに、歌詞には杉ちゃんに対する愛情と友情が目いっぱいに盛り込まれていてニンマリ。当の本人も嬉々として余力を振り絞りながら歌い終えてくれました。
「どうもありがとうございました!」
ステージからおりたらホッとしたのか、スーパースターのスギちゃんがリラックスしながら会場内を散策した後、ソファーでゆったりとくつろいでいました。
本当におつかれさまでした。
*****これにてライブ・レポートのパート3は終了。引き続きパート4をお楽しみください!それではまた!!*****