THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

様式美鍵盤界の巨匠、逝く・・・・

2012-07-26 01:04:14 | free form space

ジョン・ロード

7月16日、ロンドンの病院にて愛する家族に囲まれて息を引き取ったそうです。

2011年に膵臓癌にかかっている事を公表、享年71歳。

ロックという枠組みの中における初期革命的キーボード奏者御三家と言えばキース・エマーソン、リック・ウェイクマン、そしてジョン・ロードの名を上げる人達が圧倒的多数だと思います。

その中でもハードロック(ヘヴィーメタルではなく)の楽曲展開の礎を築いたという功績においてはジョン・ロードが何といっても第一人者でしょう。

ディープ・パープル結成時からのオリジナル・メンバーでもあるリーダー格ジョン・ロードはその後、数々の名曲、名演、ライブにと伝説を作りました。

第一期はヴァニラ・ファッジと双璧をなすアート・ロック寄りのアルバムを3枚製作。

その中心人物がジョンでした。

べーシストのニック・シンパー、ヴォーカリストのロッド・エヴァンスに代わって加入したロジャー・グローヴァー、イアン・ギランを迎えて(第二期)のアルバム「ロイヤル・フィル・オーケストラ」ではロック界初となるロックとクラシックとの融合に着手。

もちろんこの時の楽曲もジョンのペンによるもの。

ところが次に登場したアルバム「イン・ロック」からは主導権をギタリストのリッチー・ブラックモアに委ねて大きく方向転換、賭けに出ます。

これがビッグヒットとなりその後はハードロック街道まっしぐら。

世界1の大音量バンドとしてギネスブックに登録されたり、次作「ファイアーボール」のジャケットが賞を受賞したり、今となってはロックにさほど興味のない人でも知っていて口づさめるあの曲、この曲の名リフ(CM効果もあるのでしょうね)、語り草となっているライブ、そして曲中に流れる印象的なソロワーク等・・・。

過酷なツアー、メンバー間の確執による相次ぐトラブルの時にもジョンはずっとディープ・パープルを見守って維持してきました。

解散後はイアン・ペイスと結成したPAL,第3期ディープ・パープル時代の盟友、デヴィッド・カヴァーディル率いるホワイト・スネイクに加入、更にはディープ・パープル再結成。

その間にもソロ、セッションとアクティブに創作意欲は衰えることはありませんでした。

 

私が彼の存在を知ったのはおぼろげながら「ブラック・ナイト(もちろんスタジオ・ヴァージョン)」

印象的でかっこいいあのイントロのユニゾン・リフをよくコピーしたものです。

でも「ファイアー・ボール」は最初、なんだかよくわからなかった・・・。

ただわめきまくってぐちゃぐちゃのやかましい音にしか聞こえなかった、正直言って(すぐその凄さには気付きましたが)。

なんと言いましても名盤「マシーン・ヘッド」には一発でやられまくりました。

ここから私の頭の中にはアメリカン・ハードロック=GFR,ブリティッシュ・ハードロック=ディープ・パープルという図式が確立されます(もちろんブラスロックにも熱狂しつつ)。

狂気のギタリスト、リッチー・ブラックモアVS気品漂うインテリ紳士ジョン・ロードが火花を散らして繰り広げるソロの応酬は何度体験しても鳥肌ものでした。

 

初めて生ジョンを体験したのは日本武道館での「セインツ&シナーズ・ツアー」ホワイトスネイク(その時のドラマーは故コージー・パウエル)。

そして再結成ディープ・パープル「パーフェクト・ストレンジャーズ」発表時の来日公演も。(追加公演を含む武道館全てを網羅、オープニングは「ハイウェイスター」)

ギタリストがスティーブ・モーズに代わってからのパープルも埼玉、札幌で体験(それぞれオープニングは「ファイアーボール」「ウーマン・フロム・トケイヨー!」)。

その都度、必ずジョンが繰り広げてくれる荘厳なるクラシカル・キーボード・ソロ。

ステージ上でスポットライトを浴びながらハモンドを操るその姿の神々しいことといったらもうたまりません。

その後のキーボード・プレイヤー達に与えた影響は計り知れず。

彼の名演はこれからもずっと語り継がれ、多くのフォロワーを排出し続けることでしょう。

偉大なるマエストロがまた一人・・・・。

 

余談ながら、シカゴもライブで「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフをアドリブで曲中に組み込んでいた時期がありました。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,69 第9回2012小樽浅草橋オールディズナイト最終日

2012-07-23 22:24:58 | Live Set List

7月22日(日)

場所:浅草橋街園(小樽市港町5番)

イベントタイム 12:00~21:00

先週に引き続き、再びやって来ました、坂と運河の港町、小樽へ。

このイベントも、3日間全てが晴天に恵まれて皆、安心してステージに集中できて良かったね。

今年も連日、地元小樽を中心に札幌、地方から数多くのバンドが集結しての熱演が続きました(東京からの参入組もあり!)

多種多様豪華絢爛なる参加数、この日だけでもなんと19バンド!!

でも、ちっともダレることなく最後まで盛り上がりっぱなし。

物凄いパワーですね。

写真を見てもらえばわかるとおり、会場は小樽と言ってまず最初に映し出されるあの運河にかかった橋の上「特設ステージ」です。

だから観客も音楽好き人間以外に観光客がごったがえしている状態(家族連れや海外からのお客さんもたくさんいたよ。可愛いちびっ子も)。

ステージ前の丸テーブル席はもちろんのこと、階段、車道にかかる段差、交差点角、歩道、橋の欄干、道路の向こう側にいたるまで見物客の多いこと。

会場近くの観光スポットを散策してみると、そこにまで景気のよいド派手サウンドがズンズンと響き渡ってきます。

あれなら迷う事無く無事にコンサート会場にたどり着けますね(´∀`*)

音の聞こえる方向に歩いて角を曲がるとグっと音量迫力倍増、観客が歩道にあふれかえっているのが遠目にも確認することができます。

「おお!!今年も遂にこの日がやってきたぜ!」(ワクワク~~)

あちこちで懐かしい仲間、ついこの間もタイバンを組んだ連中やお世話になっている人たちに次々と遭遇。

固い握手に和やかな会話、近況報告。

違う日に出演してまた遊びに来た人、残念ながら今年は都合がつかずに出演できなかった人、未だにこのステージを踏んでいなくて来年こそは!と目標を立てる人、もうこの日のステージを終えた人、もうすぐ自分の出番という人等様々・・・・。

もう何度も音響でお世話になっているスタッフの皆さんもキビキビとあちこち動き回っています。

さてステージに目を向けてみると、もちろん今年は雨よけ用屋根がないので広々としていて視界良好。

マリンフェスタと同じレッドカーペットも敷いてあります。

そしてドラムとアンプが雛壇上にセッティングされていて一段とグレードアップ。

プログラムを見てみるとよく知ってる名前がズラリ。

レベッカのコピー・バンド「ラズベリー」も弾けたステージを展開。

更にはSTAのオカチャン&シンちゃんが所属するバンド「SAWAKEN-BAND」も幅広いミュージック・ワールドを展開(オープニングナンバーは「ピック・アップ・ザ・ピーセス」)

そしてですね、ノブ・・・びっくりしたんだけどこの日は3ステージを務めることに。

まずは札幌近郊の街で「吾平バンド」でライブ。

そのまま、札幌を通過して真逆方向の小樽入り。

夕方再び「吾平バンド」で浅草橋ライブ(EW&F,ジェームス・ブラウン等相変わらずの派手派手グルーヴ・ダンシング)

その次にSTAですからね、スタミナ温存も大変なはず。

さあ、夕闇迫る頃にSTAの出番です(PM7:35~)。

***SET LIST***

1、I'M A MAN・・・CHICAGO

2、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO

3、~FREE・FORM・INTORO

4、~DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・CHICAGO

5、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

6、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO PER

KENJI・・・PER CHO

NOBU・・・G

MITSU・・・TB PER

SHIN・・・KB

OKA-CHAN・・・AS CHO

KEN-SUKE・・・TP PER

KEN-ICHI・・・TP CHO

YASU・・・DR

ライブならではのアクシデントも何のその、あっという間のライブでした。

何といっても今回はSTAが長年ライブ活動をしてきた中で初のキーボード奏者フル参加という記念すべきステージです。

その辺も加味しつつ実験的要素プラスわがままちょっぴりでのぞんでみました。

いきなりベースのリフから開始というのも珍しいでしょ。

しかもブラスなし。

STAを知らない人達はこのラテンフレイヴァーてんこ盛りのナンバーで踊ってくれましたが、以前にライブを見たことある人なら戸惑いがあったはずです。

(シンのオルガン・サウンドもいい味を醸し出しているし、ブラス隊はコーラスとパーカッション担当と化す)

ケンジとヤスの打楽器ソロのあとに連続ブレイク、間髪いれずにマサが

「MEXT NUMBER,CHICAGO!!QUESTIONS67&68!!!」

ここからは怒涛のブラスセクション大活躍だあ。

曲を良く知っている人たちはステージ前方になだれ込んできて歌どころかブラスソロの旋律まで一緒に口ずさんでいるんですから脱帽です。

マサがモニターに左足を乗せれば客は靴を指差し、ステージ前方に歩み寄れば客もドドッとせり出してくる。

マサのジャンプでエンディングを迎えたままピアノ・ソロへ・・・。

これはマサがシンに「是非、シカゴのボビー風イントロを奏でてよ」とリクエストをしたところ、快く承諾してくれて短期間でオリジナルをまとめあげたもの。

これによって初期シカゴが必ずライブでやっていた前奏曲がSTAでも遂に実現の運びとなった訳です、パチパチ(ケンジのナレーションも重要なポジション)。

もちろん本編「一体、現実を把握している者はいるだろうか?」でも「クエスチョンズ67&68」同様にシンの軽快なピアノが主軸をなしてSTAに新たなノリを構成してくれます。

「この音が欲しかったんだ、いいねえ」イントロではケンイチのトランペット、エンディングではミツのトロンボーンソロが締めてくれます。

マサがブラス方向を指差して会場からも大きな拍手。(先週はここ2箇所をタクとタツが務めたんだよね)

MCではマサが会場を熱く煽りつつも喜びを声振り絞って伝えて残り2曲に突入。

もちろんシンが加入したんだからこの曲をやらないわけにはいきません。

シンとの初音合わせにもやった「サタディ・イン・ザ・パーク」

あの超有名な鍵盤シンコペーションが軽やかに紡ぎ出されるとメンバー達も後方を振り返り笑顔を送ります。

オカチャン&ケンスケものびのびとプレイに専念。

このポップでキャッチーな(実はとても緻密で難解な作りなのですよ)曲のメロディーにのってチークダンスをしている者まで現れました。

ステージと観客とのコール&レスポンスもここに極まれり。

「ラストです!」

上空の夕闇をマサが指差して・・・・

これももうお約束というか、やらなきゃあ絶対に許されなくなってきたとどめの一発「長い夜」!

もう狂ったようにぐちゃぐちゃにのりまくりました。

マサは一旦、ステージを降りて観客を掻き分けてノブのもとへ合流。

ギターソロを絡みで盛り立てます(最近、これを絶対やるのが普通にSTA内で取り決められたようで。もちろんノブのワウもだよ)。

ということで小樽STA3連続屋外ライブの第2回も無事に終了。

来月はまた場所を変えての初イベント参加です。

入場無料、無料駐車場あり、飲食用露天も多数出店ときちゃあ、もうじっとしてられないでしょ。

国の重要文化財前でのライブです。

その日も晴れることを祈りつつ・・・・。

追記・・・いつもSTAブログを楽しんでくれている皆さんに感謝♪

SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&TAMA&MR、JIN&KURAGE&PARTY’S&FIRE BALL&SAWAKEN-BAND&RASPBERRY&GO!HEY!BAND&NOUKYOU-SKA-PEARL-RICE-ORCHESTRA&STUFF&KAMOME!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観光名所の小樽運河での恒例ライブイベント!

2012-07-22 16:12:05 | Live告知

ご存知、各メディアでも話題沸騰の「2012おたる浅草橋☆オールディーズナイトvol.9」が今年も開催されます。

新聞、雑誌、インターネット等でも取り上げられ、「小樽市都市景観賞奨励賞」を受賞。

 

STAは22日(日)午後7時35分~7時55分に登場です!!

入場無料!!

お得用ドリンク&フードチケット2000円分も販売しております。

詳細はメンバーか会場スタッフまで。

 

<日  程> 平成24年7月20日(金) ・21日(土)・22日(日)/正午~22:00(3日間) 演奏時間は21:00まで

<会  場> 浅草橋街園特設ステージ (小樽市港町5番地)

 オールディーズナンバーを演奏するプロ、セミプロ及びアマチュアバンド

  55バンド

<雨 天> 雨天決行、大雨の場合は中止とします(主催者判断)

<主 催> 浅草橋オールディーズナイト実行委員会

<後 援> 小樽市・小樽市教育委員会・小樽商工会議所・(社)小樽観光協会・(社)小樽法人会・(社)小樽青年会議所

北海道中小企業家同友会しりべし小樽支部・小樽市文化団体協議会・北海道新聞小樽支社・読売新聞小樽支社・STV小樽支局・FMおたる・小樽ジャーナル・ヤマハ小樽・小樽トラスト協議会・小樽美容協会・小樽理容組合・小樽公衆浴場商業協同組合・小樽ハイヤー協会・小樽市商店街振興組合連合会・小樽市総連合町会

 

去年に引き続き、STA3回目の出演です。

またSTAのメンバー達の別プロジェクトや仲間のバンドも同日に登場。

オカチャン&しんちゃん「SAWAKEN-BAND」(午後1:40~)、ノブの「GO!HEY!!BAND」(午後5:35~)、ヒコの「ラズベリー」(午後3:25~)、お懐かしや「農協スカパールライスオーケストラ」(午後8:05~)

乞うご期待!!

小樽といえば真っ先に思い出されるあの観光名所が舞台です。

 2012おたる☆浅草橋オールディーズナイト超豪華出演バンド決定!!     
曜 日 時 間  バンド名 ジャンル 
7/20 (金) ① 17:05-17:25   
 ② 17:35-17:55   
 ③ 18:05-18:25 ザ・パーティーズ いろいろ 小樽
 ④ 18:35-18:55 marigold 悲しみのロック 札幌
 ⑤ 19:05-19:25 Dirty Thirtys ロック他 札幌
 ⑥ 19:35-19:55 RAD MACK Rock&Roll 札幌
 ⑦ 20:05-20:25 樽te音 ジャズボサ 小樽
 ⑧ 20:35-20:55 ゴリラハンマー ハードロック 小樽
7/21 (土)  11:55-12:15   
  12:20-12:40   
 ① 12:45-13:05 B-blood ロックンロール(ビートルズ) 札幌
 ② 13:10-13:30 NCR 昭和歌謡+'70ロック 札幌
 ③ 13:35-13:55 TAKEOFF J-ROCK 札幌
 ④ 14:00-14:20 デミグラス & the ソース ブルース・ロック 千歳
 ⑤ 14:25-14:45 シュガーレス 安全地帯コピー 札幌
 ⑥ 14:50-15:10 厚別ブラザーズ オールディーズ 札幌
 ⑦ 15:15-15:35 オナKISS J-POP 札幌
 ⑧ 15:45-16:05 AS/MASSYS 80年代J-POP 札幌
 ⑨ 16:10-16:30 Beale Street Blues Band Blues 札幌
 ⑩ 16:35-16:55 CRY BABY BOOGIE R&R / ロカビリー 札幌
 ⑪ 17:00-17:20 ノースサイド ソウル シカゴブルース 札幌
 ⑫ 17:30-17:50 くろもり オトナのロック 札幌
 ⑬ 17:55-18:15 Hanamii ヒットソング 江別
 ⑭ 18:20-18:40 ナッシュビリアンキッズ ロカビリー/ R&R 札幌
 ⑮ 18:45-19:05 かなえとけらいたち ポップス 旭川
 ⑯ 19:10-19:30 Cha Cha MAX Power Pop 小樽
 ⑰ 19:35-19:55 ゴールドリスト J・ROCK 札幌
 ⑱ 20:05-20:25 ビークルズ ポップス 旭川
 ⑲ 20:35-20:55 Hot&Cool Soul/Blues 小樽
7/22 (日)  12:00-12:20   
 ① 12:50-13:10 REP MAKE アン・ルイスコピー 札幌
 ② 13:15-13:35 トライベッカ ロック 小樽
 ③ 13:40-14:00 みどる亭 歌謡ブギウギ 札幌
 ④ 14:10-14:30 SAWAKEN-BAND いろいろ 石狩
 ⑤ 14:35-14:55 SO☆EN ロック 札幌
 ⑥ 15:00-15:20 ワイプアウト 60年・70年代いろいろ 札幌
 ⑦ 15:25-15:45 TreeChims Pops/Jazz 札幌
 ⑧ 15:50-16:10 Resperry J-ROCK 札幌
 ⑨ 16:15-16:35 せなみな with North Ocean's ポップス/オールディーズ 東京
 ⑩ 16:40-17:00 DRIVING SCHTACKE 2ND Jazz Funk 札幌
 ⑪ 17:05-17:25 No Fuse Breakers J-ロック 小樽
 ⑫ 17:35-17:55 吾平バンド(Go! Hey! Band) ソウル・ディスコ 江別
 ⑬ 18:05-18:25 みすちばす Rock 小樽
 ⑭ 18:35-18:55 Age-Old-Stars 洋楽ロック/Jポップス 恵庭
 ⑮ 19:05-19:25 Johnny & TheRockets ロックンロール&オールディーズ 札幌
 ⑯ 19:35-19:55 the sapporo transit authority (S・T・A) ブラスロック 札幌
 ⑰ 20:05-20:25 農協スカパール☆ライスオーケストラ ディスコ・昭和歌謡・POPS 中空知
 ⑱ 20:35-20:55 NOBBYS 70'ROCK&POPS 札幌
  
 ※ 駐車場に関しては、ご用意しておりませんので、会場近隣などの駐車場をご利用下さい。   
     

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,68 小樽マリンウェーブ・フェスタinオールディズLIVE

2012-07-17 02:15:15 | Live Set List

2012/7/15(sun)

会場:小樽港マリーナ前の屋外海上特設ステージ(石原裕次郎記念館横)

北海道の短い夏がついにやってきました。

STA大好物屋外ステージを堪能しない手はない。

ここ小樽も思い起こせばずいぶんとSTAとして訪れていますが何度来ても素敵な街です。

恒例となった真夏の小樽集中ライブ。

今年の夏も3回お世話になります。

それも全て別会場の屋外です(残念な事にSTAが今まで2回出演した花火大会は無くなったそうです。でも今年からは新屋外イベントが誕生!もちろんそちらでもお世話になります)

まず1発目はここマリンフェスタ。

もう今回で3回目のステージなのです。1回目も2回目もそれはそれは楽しめたのですがちょっと天候が微妙で時折小雨がぱらついたりして急ごしらえの屋根などを設置してのイベントとなったのでした。

ところがこの度はもう文句なしの晴天!

どこをどうあがいても雨の1滴も降る気配など皆無。

こうなりゃあ何の心配もしないでライブに集中、まっしぐらですよ。

まずいつものように余裕を持って会場入りして最初にびっくりしたのがステージ上一面に敷き詰められたレッドカーペット。

マリンブルーと真紅のコントラストの鮮やかなことといったらもうたまりません・・・。

写真を見れば一目瞭然。

カモメもびっくりです。

これは今回初の試みだそう。

今までは霧雨で濡れたステージサイドで足を滑らせそうになった経験上(マサ)、とても嬉しいことです。

ビジュアル的にも安全面でも言うこと無しのハナマル。

日差しはドンドンと強くなりサングラスが外せないほど。

次々に到着したメンバーたちも甘み濃厚、美味しいソフトクリームをぱくつく(ケンスケ&タツ)。

観客も相当の入りです。

家族連れ、カップル、観光客そして連休、海の日のイベントがメインですからヨットに乗って海に繰り出す人達で賑わっています(屋内では溺れた人のために人形を使い人工呼吸方法や心臓マッサージ、蘇生術等の講習も行われています)。

今回も露天やフリーマーケットが多数出店(コレクターのオカチャンは早速インドの珍しい形をしたコインを数枚購入してマサに見せてくれました)。

食欲をそそる香りがあちこちから漂ってきます。

簡単なサウンドチェックを終えて午前11時からトップのバンド、ライブ開始。

今年は全6バンドの出演ですがもう何度も同じ釜の飯を食ったおなじみの仲間達ばかりです。

よって銘々が気さくに挨拶を交わし合います。

熟練ミュージシャンが次々に繰り出す懐かしのサウンドに益々会場中がヒートアップ。

ロカビリー、ベンチャーズ、昭和歌謡、ディスコナンバー、ロックンロール、ソウル、ブルースにインストが飛び出してきます(ヘルハニーズのメンバーもホットワックスのドラマーとして活躍)。

皆、ビールやおつまみ、焼き鳥を手にリラックスして声援を送っています。

サプライズは4人のレディー達がセクシーな衣装で披露してくれたタヒチアンダンス(写真参照)。

なんでもフラダンスの原型だそうで今後もどんどんと生徒を増やして頑張っていくそうです。

最初から会場入りしていてラッキー!(´∀`*)

後半に登場したのはSTAと小樽との縁はこの人抜きでは語れないMR,JIN率いる「ザ・パーティーズ」。

さすがにこなれたステージングで瞬時にその場の空気を鷲掴み。

トークも冴え渡り洋邦問わずの正にオールマイティーのレパートリー。

もちろんアンコールもかかりました。

休憩中にはお互いの楽器についての情報交換もして有意義なひととき。

同い年のメンバー(誕生日が13日違い)がいて赤いシカゴ・ギフトパック、「イントロダクション」「ライブ・イン・ジャパン(ただしレコード)」の話題でしばし語りこんでしまったりして。

そしてトリのSTAが午後3時にスタンバイ!!

***SET LIST***

1、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO

2、~GIMME SOME LOVIN'・・・THE BLUES BROTHERS

3、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO

4、~I’M A MAN・・・CHICAGO

5、GOT TO GET YOU INTO MY LIFE・・・THE BEATLES

6、DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・CHICAGO

7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

:::::ENCORE:::::

8、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO PER

KENJI・・・PER CHO VO(1)

NOBU・・・G

OKA-CHAN・・・AS CHO

KEN-SUKE・・・TP PER

YASU・・・DR(TWINーPEDAL)

TATSU・・・TP

TAKU・・・TB PER

STA名物(?)毎回の顔ぶれ違い。

今年はより激しく秋までこの状態が続きます(小樽3つのライブはそれぞれに人数、パート、編成が違います)

大所帯バンドのここが難しいところですがそこはそれで素晴らしい仲間達に支えられて力強く前進、逆境にことのほか強いバンドなのです。

マリンフェスタはミツとケンスケのスケジュール調整がつかずゲスト2人が加わっての8人編成。

STAのニック・レーンとリー・ソーンバーグこと、タクとタツです。

STAのファミリーバンド、ビークルズ(旭川)とゴヘイ・バンドのメンバー達で、読譜力、テクニック、人格、体力、ステージ度胸は申し分なし。

数回のリハーサルですっかりSTAに余裕で溶け込んでいます。(売れっ子のタクは現在8つほどのバンドを掛け持ち!前日に旭川でライブ参加後、この日に南下して会場入り)

そうそう、午前中にそのビークルズのギタリスト、こういっつぁんがニコニコ陣中見舞いに訪れてくれました。

6バンド中一番ヘヴィーなSTA(ヘヴィーメタルじゃあないけどね)。

メンバー数人はSTAロゴ入り黒Tーシャツ着用。

もう日焼けで肌はヒリヒリ。

「お待たせしました。小樽マリンフェスタ2012!いよいよ最後のバンドの登場です。札幌からやってきました、極上のブラスロックを思いっきり堪能してください!WE ARE S・T・A~!!」「ウオ~~~ッ!!!」

もうこの時点で視界に入る観客はドッと興奮状態に。

どんどんと観客が集まってくるんだけど、ふと足元の波間を覗き込むと小魚の大群が気持ちよさそうにス~イ、スイと泳いでいるんだよね。

ヤスのドコドコ・ボンゾ・ドラムに導かれて1曲目スタート。

2曲目もメドレーで今度は一転アップテンポのリズムをヤスがたたき出してケンジからマサにボーカルチェンジ。

マサとノブのタイトなユニゾンに4人のホーンセクションがガッチリと食い込んでくる。

舞台のセンターフロントが空いているので広い、広い。

左右に移動がスムーズに行えて快適。

このステーブン・ウィンウッド永遠のスタンダード・ナンバーは去年の秋に本物を体験したのでお気に入り。

「改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです。皆、楽しんでる?」「YEAH!!!」

「サンキュウ、ありがとう、こんな感じでガンガンに盛り上げていきたいと思いますので最後まで楽しんでいってください、よろしく!!NEXT NUMBER、CHICAGO、QUESTIONS67&68」

タツもタクもノリノリで吹きまくり。

全体としてはラフな部分も突発的な事故も多少見受けられるけどこの3回目のマリンライブはあらゆる面においてワイルド且つ出来が1番ではないでしょうか。

あちこちから「シカゴの曲だ!」と声が聞こえてきます。

あのあまりにも有名な中間部ブラス隊一体化怒涛のソロも口ずさんでるし。

その隙間を飛び回るノブのギターソロも渋みを増してきたね。

もちろんマニアックなサービスで3番の歌詞は日本語で歌います(ライブ・イン・ジャパン紙ジャケット限定発売記念!?)。

「二人の胸の中で感じ合うもの。それはとても不思議な突然のこと。お願い、聞かせてその訳・・だけどどうでもいいさ、この幸せを胸に抱きしめてただ信じたい、奇跡を~♪」

エンディングからそのまま引き続きベースの重低音リフ。

ここからはケンジのラテンフレイバー満開パーカッションとヤスのツインペダル初披露ドラムソロの見せ場。

ブラス隊もマラカスにコーラスで参加。

アイコンタクト・ジャンプの連続でフィニッシュ。

写真にも写っていますが後方に停泊しているヨットの人達も声援を送ってくれています。

それにしてもステージ上では「おうりゃあ!!」ってな勢いで展開しているんだけど、可愛い子供達がステージそばの周囲を走り回ったり(後ろのコンクリートのとこも)海底の中を腹ばいになって覗き込んでいたりで純粋にマイペースです。

他のバンドと曲がかぶらないように気を使ってきたのですがやっぱりこれがやりたいので「ビートルズを聞いてください、でもヒット曲じゃあないよ」

このシカゴ、BS&T,CHASEもカヴァーしたブラスロックの原点。

「皆、この曲、知ってる?」「知ってるよ、リボルバーに入ってるね」よくわかってらっしゃる。

とにかく文句なしに開放感いっぱいのステージ。

あっという間に過ぎ去ってしまう北国の夏。

「早いもので残すところ2曲となりました・・・」「ええ~~~」

ここはこだわりでシカゴを連発。

何度演奏しても飽きのこないライブ映えするスタンダード。

ケンジのナレーションがマサのボーカルと交差して入れ替わったりして面白いんだよ。

タツのイントロ・トランペットソロ、エンディングのタクによるトロンボーン・ソロもお見事。

喉を潤そうとした際に青空に向かって霧吹きしたらむせて咳き込んでいたメンバーは誰?

前にもヘッドバンギングして脳震盪おこしていたし。

「ラストです!このギラギラ太陽の下で真夜中、MIDNIGHTの歌をやるっていうのも乙なものです!CHICAGO,25OR6TO4!!」

やはりピーク、最高点に達した感あり。

誰もが知っているあのリフが飛び出したんだからたまったもんじゃあないね。

お約束のケンスケ曰くマサ&ノブの絡みタイムにも突入。

ノブは黙々と弾きまくりワウ奏法になだれ込む(当初は「あのソロは4小節しかやらないよ」と言っていたんだけどそんなの許される訳ないじゃん!)としっかりと起伏をつくってブラス隊にバトンを手渡す。

ここの流れは何度経験しても鳥肌物だ。

バスドラムに片足かけてシンバル蹴り上げてネックを振りかざして大股開きで煽ってマサは終了の合図を送る。

すかさず「アンコール!アンコール!!」

実はこの日のユニット、時間都合でアンコールまでのゆとりもなく本番用セットリストのみで望んでいたのです。

でもちょっと実験的意味合いも含めて面白いことに興味が頭をもたげてきた。

「それではせっかくですので想定外ではありますがぶっつけ本番、今日は日曜日ですが土曜日の曲をお送りしたいと思います。」

もう皆さんお分かりのご様子で「わあああ!!」

「本当はピアノが入るのですが(ここでマサはヤスに合図、ドラムビート刻み)鍵盤の代わりに皆さん手拍子なんかをもらえたら・・・・」と言いかける前にもう皆が手拍子を始めている!!凄い、感激。

STAのメンバー達も一緒に手拍子。

マサのベースラインからノブの切れ味鋭いカッティング、流麗なるホーンアレンジから「サタディ・イン・ザ・パーク♪」と歌いだした時、ステージ後ろを大きな船が波飛沫をたてて航行。(写真参照)

いやあ、いい経験をしたなあ。

でもね、このあとも延々とアンコールが続いたんだよね。

「ありがとう!サンキュウ!小樽最高!マリンフェスタ最高!浅草橋で来週も会いましょう!( ´・ω・`)ノ~バイバイ」

STAの何人かは怪我、体調不良がいたのですがなんとか乗り切りましたね(4人)。

というわけでして、1週間後の小樽でもまた熱く燃えますよ。

 

SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&MR、JIN&KOーITCH&LANUSーCANUS&THE SOUND OF THE WAVES&SOFT-CREAM&NISI-YAN&WAKE UP SUSHINE&GO!HEI!!BAND&VEHICLE'S&TERUTERU-BOUZU&YACHT-HARBER&THE PARTY'S♪

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海とカモメとヨットと太陽とブラスロック!

2012-07-15 14:09:56 | Live告知

小樽マリンウェーブフェスタinオールディズライブ

2012/7/15(SUN)

会場:小樽港マリーナ前の屋外海上特設ステージ(石原裕次郎記念館の横)

入場無料、駐車場あります。

露店、フリー・マーケットも多数出店!

STAは去年に引き続き今回で3度目トリ(午後3時から)の登場です。

他にも超豪華ラインナップで賑やかにお送りいたします。

是非とも、皆さまで連れ立っておいでくださいませ。

写真は去年の出演直前リズム隊トリオ・ショット。

今年は更にヤスが加わってパワーアップ

2012マリンフェスタin小樽オールディーズライブ     
 時 間  バンド名 ジャンル 
7/15(日)@30 
①11:00-11:30 厚別ブラザーズ (オールディーズ/ロック) 札幌
②11:40-12:10 HOT WAX (ROCK'N ROLL )小樽
③12:20-12:50 ザ・ブラックベンチャーズ (エレキインスト) 札幌
 休憩    
④13:30-14:00 ザ・パーティーズ( いろいろ )小樽
⑤14:20-14:50 ワイプアウト( 60年・70年代いろいろ) 札幌
⑥15:00-15:30 the sapporo transit authority (S・T・A) (ブラスロック) 札幌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘くて冷え冷え、ご馳走様!

2012-07-10 05:00:18 | リハーサル

北海道もさすがに日中は暑い日々が続いていますが、でも夕暮れ時からは一転ひんやりした空気が漂いはじめます。

半袖姿でスタジオ入りした時点では鳥肌が立ちそうなくらい。

ケンスケもクシャミが止まらず・・・。

それも演奏が始まる前の話であって、即エアコンの冷房スイッチ・オン!

 

店長からスイカの差し入れがありました。

嬉しくって美味しくってメンバー一同、ぱくつきます。

子供の頃に戻ったようだ。

「今年初のスイカだ」「種を飲んだら盲腸になるの?」「それは嘘!!」「よく子供の時に田舎の縁側に座って種の飛ばしっこしなかった?」

意外なことにケンジの食べるペースの早いこと。

マサが一口食べ始めた時にはもう2個目に手が伸びている!

 

怒涛の小樽3連発、真夏の屋外ライブイベント目前です。

この日が最終リハーサル。

ほぼ流れも固まり仕上がっていますが、遅れを取り戻す人の為にその辺を重点的に攻めていきます。

そうなんですよね、小樽3回のライブ、場所も曲目も編成もメンバーの顔ぶれも人数も持ち時間もそれぞれ違うんです。

だから並行練習していても、説明しているマサが勘違いしたり混乱をきたすことも度々。

同じメドレーでも位置や曲順が違ったり、MCのポジションが移動していたり。

おいおい、あんたが考えたんだろがああ~~。

ヤスは自前のレコーディング・マシーンでじっくりと予習をしてきただけあってテンポとカウント、エンディングを数回音合わせしただけでバッチリ。

メモもとったからあとは全員での合同演奏でどういう展開になるのかだね。

今回はミツ、ケンイチ、ノブがスケジュールの都合で休み。

タツ、タクがケンスケと三つ巴で頑張ってくれました。

トランペットやトロンボーン・ソロも問答無用の熱血プレイ。

ケンスケもマイクのセッティングを求めたり、タツにペット部の兼ね合いについての意見を述べて積極的。

とてもいい雰囲気です。

そしてシンちゃん!

アドリブのフレーズも益々練りこまれてきて鍵盤の心地よいサウンドがSTAの中に自然に溶け込んで一体化している。

また今回からハモンドによる展開も導入してきたからノブが喜ぶよ。

ヤスは原曲にはないドラミングで暴れまくるし。

さすがにもう泣いても笑ってもあとは本番のみということで、皆、鬼気迫る空気感漂うムードで迫ってきます。

と後半の追い込みに差し掛かった時、一陣の風と共に懐かしのオカチャンが颯爽と登場。

「君は風の又三郎かい!?」

本当に久し振り。

この勢いを維持したまま、一致団結して小樽になだれ込みましょう!

晴れればいいね!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TAPEはTAPEなんだけど・・・・

2012-07-10 03:22:18 | free form space

カセットよりも大きくて、オープンリールよりも小さい・・・はい!40年くらい前の若者ならご存知の8トラック・カートリッジ・テープです(通称8トラ・・・ハチトラ)。

だからA面、B面ではなくC&Dというトラックまであるでしょ。

当時はカラオケとかもこれが主流でしたし、自宅でののど自慢大会にも重宝されました。

実際にボタン操作の際に「ガチャ!」という音と共にころころと曲が変わるところなんかカセットと違いなまらメカニカル~!なんて思いました(´∀`*)。

レコード店に行ったら普通にカセットと一緒に壁に並んで販売されていました。

このシカゴ・ベストは各トラックに4曲づつ収録の全12曲入り(私の弟がゲットしたようだ)。

「奇跡」から「Ⅵ」(当時のニューアルバム)までが選曲されています。(1973年発売)

黄金のヒット曲群の中に「イントロダクション」「フライト・ナンバー602」「明日への願い」が混ざっているところがなぜか泣かせますね。

ジャケット・フォトは2度目の来日時における記者会見での物。

でも、こいつを再生させるデッキは無かったから聞けなかったんだろうって?

(@^▽^@)私が晴れて高校3年で運転免許証を取得した時の我が家の車にはこれ専用のデッキが備え付けられていたのでした。

だから田舎道を一丁前にドライブする際には唯一の自前テープでもあるこのシカゴを(いつの間にか自分の物になっていた)大音量でかけて流したものです。

音はこもり気味であまりよくなかったけど(テープとヘッドのどっちが悪かったのかなあ?)ほとんどそんなことは気になりませんでしたね。

つまりは現在、再生する機械はないということです・・・とほほほ・・・・

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE OTHER SIDE OF「土曜日の公園」

2012-07-08 00:39:09 | free form space

調子にのって「SATURDAY IN THE PARK」カバー第2弾。

異色な物も含めて幾つか。

写真下段左下の2点は日本のバンド「DIXIE TANTAS」

1999年作品セカンド・アルバムNEW ROOTS(写真の左から2番目)の最後に「サタディ・・・」が収録されていますが他の曲は全てオリジナル。

ファンクバンドの面目躍如、オリジナルのピアノの代わりにクラヴィネットであのリフを弾いています。

ベースから何までよく跳ねまくっていて爽快。

このカバーが発表された当時、北海道のあるFMではへヴィーローテーション。

強力にプッシュして一ヶ月間この局で流れていました。

THE SPECIAL PRICE!100円にて全国展開している大手レンタルショップ限定カセット・テープ(サタディ・・ともう1曲収録の全2曲入り)が一部店舗のみで販売されていました。

私はそのことをラジオで知るや否や深夜に隣町にまで車で探し回ってやっとゲットした思い出があります。

それが写真左端に写っているブツです。

カーネーション、東京スカパラダイス・オーケストラのメンバー等とも交流のあるバンドらしくテクニック、個性も筋金入り。

 

写真下段右サイドの2枚はラップ・グループ「DE LA SOUL」

そうなんですよ、ここで聞けるのはカヴァーではなくサンプリング。

写真右端のアルバム「DE LA SOUL IS DEAD」(1991年作品)の7曲目に収録されている「A ROLLER SKATING JAM NAMED~SATURDAYS~」(4:02)の中でロバート・ラムの歌い出し部分とホーンセクションの一部リフがものの見事に導入されています。

これをキッカケにシカゴの楽曲がクラブDJやヒップホップ、ハウス系の若者達に引っ張りだこになる事態が発生、いろいろと借用されて意外なところでシカゴの12インチシングルが高騰するという事にまで発展してしまいました。

写真右から2番目のCDは英米12インチやプロモ盤でしか入手できなかった音源をリミックス発売したもの。

ラスト2曲に「サタディ・・・」のサンプリングネタ曲が「DISCO FEVER MIX」「6:00AM MIX」で収録されています。

 

写真上段左のLPはフィリピンのバンドRADIOACTIVEのセカンド・アルバム「センセイショナル・ロック・メドレー」(1981年作品)

この頃、ビートルズ・ナンバーを29曲もメドレーにした「スターズ・オン45」が大ヒット(とにかくラジオをひねれば連日連夜あちこちでひっきりなしに流れまくっていました。)

その編集、発想に感心したものです。

それからも、雨後のタケノコのように続々と色々なレコードが発表されました。(もちろん日本の物も)

本家ビートルズ・メドレーなんかも出ちゃったしね。

そしてこのレコードではA面に往年の洋楽ロック・ナンバーがこれでもかっていうくらいにメドレーぎゅう詰めされています。

「サタディ・・・」もその中で光っています。

ピーター・フランプトンの「ショー・ミー・ザ・ウェイ」と3DNの「喜びの世界」の間に収録。

BSTの「スピニング・ホィール」なんかも聞こえてくるしね。

ちなみに他の収録バンドはレア・アース、ドゥービー、ドアーズ、キンクス、フー、ストーンズ、パープル、クリーム、クィーン、バーズ、ジミヘン、アニマルズ、ツエッペリン、GFR、ステッペンウルフ、ジョー・コッカー、サンタナ、ヴァン・モリソン、アイアン・バタフライ・・・・・・。

B面にも2種類のメドレーを収録。

前半はラウジールも在籍していたセルジオ・メンデス集。

シカゴもカヴァーしたコール・ポーター作「ナイト&ディ」他をエキゾチックなリズムに乗せて一気に聞かせてくれます。

そして最後はソウル・ディスコ・メドレー。

スティービー・ワンダーの「迷信」を筆頭に誰でもが知っている有名曲ばかりを賑やかに幅広く集めています。

 

さあ、最後に紹介するのは1970年代前半に各レコード・メーカーがこぞって開発発売した4チャンネル・レコードの1枚(写真上段右)。

シリーズモノの一つで「4大ドラマー:ヒット・ポップス・スペシャル」

日本の大御所ドラマー4人による全曲洋楽インストウルメンタル演奏が渋い。(猪俣猛、石川晶、石松元、田中清司)

かなりワイルドで即興的な展開がかえってスリリングでいかしてます。

シカゴのみ2曲収録されています(もう1曲はなんとダイアログをオープニングでやってくれています。つまりⅤからの2曲ですね。)

当時のシカゴ人気度がよくわかるでしょ。

参考までに他の曲もここに記しておきます。

ミッシェル・ポルナレフ「愛の休日」、エルトン・ジョン「クロコダイル・ロック」、T-REX「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」、ショッキング・ブルー「ジャンバラヤ」、レオン・ラッセル「タイト・ロープ」、ホット・バター「ポップ・コーン」、カーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」、ユーライア・ヒープ「サンライズ」、BS&T「ソー・ロング・ディキシー」、アリス・クーパー「アリスは大統領」(物凄い選曲!)。

先に「これはシリーズモノ」と書きましたが非売品業界配布用レコードもありそこには「ダイアログ」のダイジェスト版が収録されています。(ここに入っている曲は全曲ダイジェスト)

4チャンネル・ステレオプレイヤーはマサがケンジに貰って現在も所有しています。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性が歌う「土曜日の公園」

2012-07-07 17:37:13 | free form space

 

私のシカゴ好きに協力してくれる仲間達からの情報でちょくちょくと面白い物を入手したりなんかもしています。

ここに紹介する2枚もそんな中の一部です。

シカゴのカバーってありそうで意外にもそう多くもなく、大半が「素直になれなくて」が占めています。

「SATURDAY IN THE PAPK」はいつどこで聞いても演奏しても皆を幸せな気分にしてくれますね。

もっとどんどんとカヴァーして欲しいなあ。

 

NISSAN CEDRICS「GOING FOR A SONG」

11曲入り 1997年作品

札幌FM、DJの友人から教えてもらったこのバンド。

びっくりする名前ですね(´∀`*)

ルイーズ&ダニエルのツイン・ボーカルをフューチャーしたオーストラリアのテレビ局によるプロジェクト・バンドらしいです。

キュートな2人の歌声を前面にそつない演奏もほぼオリジナルに忠実に再現しています。(ホーンアレンジもそのまんま。3曲目に収録)

他に10CC、KISS,ポール・マッカートニー、POLICE,QUEEN,

エルビス・プレスリー等もカバーしていて心地よく安心して楽しませてくれますよ。

 

NANCY SINATRA「CALIFORNIA GIRL」

15曲入り 2002年作品

STAのギタリスト、ノブがついこの間、偶然ラジオで耳にしてスタジオ練習時にさっそくマサにこの曲の存在を教えてくれました。

彼女の父親は言わずと知れたエンターティナー界の大御所フランク・シナトラ。

ナンシーは1962年のデビューから数多くのポップソング・ヒット曲を量産して世界中の若者達を男女問わず虜にしました。

シンガーとして以外にもミニスカート、白いゴーゴーブーツは彼女のトレードマークとしてファッション界にも多大なる影響を及ぼしました。(あのマドンナやブロンディのデボラ・ハリーもナンシーをリスペクトしていると公言しています)

再婚、子育てをきっかけに1974年リタイアしましたがこのアルバムのために現役復帰、歌手生活50周年(!!)を迎えた今もその美しさは衰えることを知りません。

さて、ナンシーは生粋のカリフォルニア・ガールだそうで(ジャン&ディーンと同じハイスクールに通っている)このアルバムの構想も1968年に思いついたとか。

そう、カリフォルニアにちなんだトリビュート企画です。

そんな中にこのシカゴの名曲も取り上げられました。

オリジナルはピアノのみのリフから始まりますがこちらはいきなりあの甘いメロディアスなベースラインと同時にスタート。

アレンジもほぼ忠実に再現(ブラスも同じ)。

3番目の歌詞「FUNNY DAYS♪」の2回目が「SUNNY DAYS♪」と歌われています(どこかで聞いたフレーズ・・・)。

ナンシーのセクシー・ボイスで囁くように(時にはピロートークのように)紡ぎ出される「サタデイ・イン・ザ・パーク」も魅力的です。

ブラス隊クレジットに目をやるとなんとトロンボーンにシカゴのサポート・メンバー「ニック・レーン」の名前を発見。

他の曲もビング・クロスビー、アルバート・ハモンド、ナット・キング・コール、トミー・ドーシー、ディオンヌ・ワーウィック、ムーヴ、エンゲルベルト・フンパーディング、そして文句なしの極めつけママス&パパス、イーグルス、結成50周年記念での来日&アルバム発表で盛り上がっているビーチ・ボーイズからセレクトされていてカラフル!

ちなみにナンシー版「カリフォルニア・ガールズ」にはブライアン・ウィルソンとビーチ・ボーイズのバンド・リーダー、ジェフリー・フォスケットが参加しています。

ビーチ・ボーイズ、ジェフリー、アルバート・ハモンド、イーグルス・・・・・シカゴと何かと縁のある名前がズラリですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しばらく地方ライブが続きます

2012-07-04 03:44:46 | リハーサル

シカゴがなんと「35」枚目のアルバム製作を多忙なツアーの合間に行なっているとのニュースが飛び込んできました。

メンバー達からの楽曲情報も届いているようで、これは単なる噂ではなくマジで正真正銘の新譜であります。

「xxx」発表以降はベスト、オクラ入りになっていた幻のSOS,クリスマスアルバム、全米ツアーのライブ盤、ライブ・イン・ジャパンとコンスタントにリリースが続いてきましたが本当に久しぶりのオリジナルアルバムです。

 

STAが結成当時からずっとお世話になっているスタジオには現在のところ、5部屋あります。

そのいずれもが広さ、機材、室内の形、高さが違うので利用するバンドはそれぞれに好みの部屋があるようです。

もちろん大所帯STAは毎回一番広い部屋を貸切利用。

非常に助かっています。

で、他の部屋も現在リニューアル中とのこと。

写真のYスタジオは3~4人クラスの部屋です。

 

さて、真夏の屋外ライブに向けてのSTAリハーサル。

10人の野郎どもばかりの演奏となりました。

トランペット3人、トロンボーン2人(サックス無し)のホーンセクション、なかなかにゴージャスでしょう。

そしてもちろん鍵盤のシンさんも加わりました。

ヤスはドラミングに熱中するあまりに上半身裸になりケンジのティンバレスに対抗。

ミツとタクは仲良く譜面台を分け合いつつもトロンボーンソロはマサのリクエストでツイン演奏。

タツのトランペットを軸にケンイチ&ケンスケも触発されたのか熱のこもったプレイを展開。

まだまだラフな部分が多く見受けられる節のある楽曲も勢いで突っ走ってやってきたらけっこう好感触だよね。

でもノブの厳しい注文が飛び交い、マサがテンポに納得いかずに演奏をストップする場面も度々。

ヤスにもアクセントのタイミングや決めのお約束事をケンジとマサがこと細かく説明。

ブラス隊もパーカッションで参加。

演奏して打ち合わせ、また演奏して打ち合わせと壁時計と睨めっこしながら時間の効率を図って進行。

第三者が聞いたら、ただの無駄話に聞こえるシーンも実はちゃんと深い意味が込められているのですよ。

先週、マサがリクエストした「フリー・フォーム・イントロ」をシンちゃんが見事にロバート・ラム風オリジナル・ピアノソロで披露。

その他にも今まで一度もSTAのサウンドには聞かれなかった鍵盤があちこちに鳴ってるものだからメンバー達は大喜び(ハーちゃんの「サタディ・イン・ザ・パーク」は別としてね)。

シンちゃんの好みとSTAの方向性がものの見事に合致した結果です。

それがリハーサルの回を重ねるごとにドンドンと加わってくるものだからこちらとしては演奏中にも興奮&感激状態。

聞き入ってしまいミスってしまった・・・・。

一応、ライブの曲目は消化したので残りの時間に以前からずっと取り組んでいる2曲をこのメンツでやったらどうなるか??と実験。

結果としてはまた一歩前進した感じであと少し、もうちょいだね。

ミツ曰く「ドラムの迫力が全体を牽引している」とのこと。

なんといってもトロンボーンの二人は譜面に強いので安定してるしソロも心地よい。

トランペット群は熾烈な場面も見受けられてこの頃ではケンスケも積極的にソロを吹いてくるしケンイチも貫禄が出てきたし、タツとタクがとてもほどよい起爆剤になっているのではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする