THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

山菜シーズンの到来・・・クマも出没していますのでご注意くださいね

2024-05-17 16:32:11 | Live Photo
はい、さてさて皆さま、その後いかがお過ごしでしょうか
もうすっかり暑くなってきて汗ばむ日もある。
半袖を着ていても爽快
でもさすがにそこは北海道・・・夜になるとグッと冷え込んできて厚着姿に
ストーブのお世話にもまだなっている始末だ
まあそれらも含めて楽しんじゃおう
屋外ライブイベントもそろそろ盛んになるよん

そうそう先日は8年ぶりのシカゴ来日も正式に決定しました
今回はちょっとイベント絡み
そして単独の公演は大阪のみらしい・・・・
当然のごとく札幌には来てくれないしなあ。
メンバー中5人はシカゴとして初の来日だけに新鮮。
半分の人数だ
俄然燃えてきたSTA
北海道で唯一のシカゴカバーバンドとして盛り立てていきたいと思います
圧倒的なブラスロックパワー全開でね

今月のSTA ライブは札幌中央に位置するキューブガーデン
申し分のない箱だけやるき満々
当日、ハマピーは内地からの飛行機で戻り千歳空港からそのまま会場入りという超ハードスケジュール
よってトリ前にしてもらいましたよ
主催のアっ子ちゃん&フクちゃんに感謝・・・・よろしくね!!

いつものようにSTAは常連のスタジオクリームにてリハ
ここはバンド結成以来一貫して利用している
だから、色々と融通も利くのです((´∀`))
オーナーのキンサン、お世話になっています

今年になってからずっと行っているコーラスの練習を1時間前に開始
マサの車内でモッチンが音源を流しアッキーが鍵盤でプレイ
マサは歌詞カードを提示
練習のかいがあってそうとうまとまってきた
自画自賛ではないけれども、最初の頃にくらべたら雲泥の差
光が見えてきた
ピタッとハモると気持ちがいい
音量も上げて汗たらしながらの熱唱
音が漏れてるのか外でタバコを吸っている人達にも聞こえているようだ
時間ギリギリまで調整
努力は決して裏切らないのだからね

ロビーに入るとズラリとメンバー達が集まっていた
タカはスケジュールの都合で残念ながら欠席
でもパーカションのユーちゃんが合流だ
心強いなあ
マサ、もっちん、アキ、ミツ、ハマピー、トモちゃん、そしてフクさん。

早速一番奥の広い部屋のKスタ入り
楽器や機材を搬入
立ち位置を決めて譜面台を配る
マサはセットリスト表を壁に貼り付ける
チューニング、ウオーミングアップしながらも雑談でワイワイと盛り上がる
和気藹々
こんな雰囲気は以前にはなかったこと
各自がお互いをリスペクトしあいながらも同じ音楽をまとめ上げるべく熱心に意見を出し合う

ホーンセクションの息も回を重ねるごとにドンドンとクオリティを増してきている
それは手に取るようにわかる
お見事の一語に尽きる
鳥肌が立つほどに感動しちゃうのだ

ハマピーが陣頭指揮をとってミツが中和剤の役目を果たす
タカはヤングパワーで恐いもの知らずのテクニシャン
心境著しいトモちゃんは見る見るうちに腕をあげてきてバンドに溶け込んできた
ムードメーカーとしても大貢献なクールビューティー
それぞれが個性的なプレイヤーゆえにいざアンサンブルを奏でるとそりゃあゾクゾクきちゃうぞ

いつものようにスタジオ入りは2回きり
今のメンバー達ならばこれで十分
2時間の2回
その中ではセッティングや休憩、後かたずけも込みだからトータルタイムは3時間くらいだね
でも個人練習で予習もしてくるし、STAのグループラインでもやり取りをするから問題なし
コミュニケーションはバッチリ
バンドとはこうありたいものだ
ふやけた単細胞どもの付け入るスキなどの皆無

準備万端整ったので演奏開始
本番さながらに一気にいっちゃうよ
今回はアっ子ちゃんとルチュによるツイン司会
彼女達にマサが当日アナウンスの用紙を手渡して読み上げてもらうように手配済
彼女達も最早手慣れたものだから安心
百戦錬磨の熟女たち
頼りにしてまっせ

そのイメージからシンセのSE
ギターのカッティングにのってハイハット、パーカッションが小刻みにリズムを刻む
マサのカウントからオープニングナンバーに雪崩れ込み

もっちんがマサに「ヘッドセットワイヤレスではなくスタンドマイクで歌って」と要求してきたので試してみる
どうも難しい
なんたって10年ぶりの仕様
ガンバってみる
フクさんがギターを弾かないところがあるのでそこは弾く真似をするか、横もしくは客に背中を向けて、とマサがアドバイス
トロンボーン&トランペット・ソロのコードも念入りにチェック
この辺はアッキーがこだわって分析
徐々に仕上げていく
難所でもある
ハマるとめっちゃくちゃにカッコいいパート
エンディングのベルトーンもスムーズに流れたね
タイミングもスリリング
大きな課題でもあった

メドレーでピアノのイントロに
ここもコーラスが鬼門
もっちんとアッキーがある歌詞のハーモニーを歌ってみる
他のメンバー達はにこやかに聞き入っている
最もコーラスが複雑な曲なのさ
それだけにやりがいもタップリ
エンディングの部分でちょっと相違があったが・・・・。

MC
ホットコーヒーを美味しそうに飲むメンバー達
ユーちゃんに前回に決めたつなぎ目を説明
それと曲間の「タンタン」をやるとどうか突き詰める
結局は入れることに決まりテコ入れ
でもこの方がスムーズ
ほとんどのメンバーが初めてライブで演奏するインストは特に念入りに取り組む
ピアノの入りはオーケー
速さもしっかりと把握
はハマピーのスコアに手落ちがありズレたり、見失ったりのトラブルが勃発
ここは手取り足取り皆で納得にいくまで分解して事なきを得た
呑み込みの早さは天下一品
ボールペンで書き込みをして完成形
再度取り組んでみたら綺麗に収まった

じゃあ第一楽章から
壮大なる組曲
モッチンの4カウント
イントロの怪しいコードも修正
小節数も固まった
リードボーカルからコーラスに絡みつく合いの手
ホーンのリフから早弾きのギター・ソロ

第2楽章
ドラムのフィルがクセモノ
ボーカルとコーラスがミディアムなサウンドにのって進行
もっちんはドラムが大変だとのことでコーラスを辞退
重低音で不気味に淡々と表現する曲調は独特

最新のインスト
先に煮詰めておいたからて何とかかんとかぎこちなくも通過
しっかし面白い展開
ドラマティックで芸術的
それをたった1分ほどで表現しちゃうんだからねえ
主役のトランペットが荘厳なるソロを吹き込む
改めて「上手いなあ」と感服
全く予期しないような方向にいく難曲
いきなりのブレイクから後半戦にゴー!

アップテンポなインスト
怒涛のアンサンブル
息つく島も与えてくれないんだから。
ドラムのフィルも癖があるしなあ
トロンボーンとベースのユニゾンラインまで飛び出す始末
ここはミツとマサは阿吽の呼吸だから余裕しゃくしゃく

フィナーレは一致団結で轟き渡る
集大成だから濃厚
最後の1音まで油断大敵
モッチンが立ち上がってフロアタムの連打
マサとアイコンタクトを送りあってジャンプ一閃

ウーム・・・・痺れるなあ

この連中だからこそ成し得られるんだよ

残りは3曲

2番カットで最もジャジーなシカゴ初期の名曲
ベースはポール・マッカートニー節炸裂
メロディアスなんだよなあ。
皆のお気に入り
イントロだけでもコロコロと変化して楽しい
トランペットもファンファーレっぽいし
ハマピーの真骨頂
2人のコーラスもビーチボーイズ風
単なる甘ったるいラブソングではない
哲学的な歌詞もインテリっぽくて崇高だ
それでいて程よくポップ・テイストなんだから憎い限り
ダメ押しとばかりにエンディングではトロンボーン・ソロ
ここでもジャンプしてエンド

ファンキーなモッチンのドラムソロからホーン泣かせな曲へ
これをモッチンはサウンドチェック用にいかが?と提案
イントロのバッキングとホーンの区切り目も歯切れよく
攻撃的なヘヴィーソング
それでいて2分足らずのヒット曲
ずっとシカゴの重要なるライブにおけるレパートリー
コーラスと合いの手も充実
喉が張り裂けそうなくらいに絶叫を繰り広げる
中間部はホーン泣かせ
これはシカゴも多少誤魔化し気味に吹ているとはミツの弁((´∀`))
これの速さにはすこぶる神経を使う
ギリギリの速さで臨む
マサに究極の崖っぷちだ
でも一旦ハマると癖になっちゃうぞ
アッという間に終了

ここの間合いをマサがフクさんに説明
この瞬間は大事
残響音が轟き渡る中をマサがラストコール
タイトルを告げてフクさんのギターがド迫力に炸裂
ギター・ソロが肝
後半でワウペダルを踏みこむのがホーンの目印
ただフクさんが踏んだりやめたりを2回繰り返してややこしい
ミツが機転を利かせて指でカウント
全身全霊を込めての完全燃焼
本番さながらに
もちろんジャンプで大団円

逐一、要所要所を突き詰めていく

小休止
それでもミーティングは続行
この最中、ノイズやら意味不明な自己満足な爆音を出す愚か者はいない
きわめて円滑だ

残り時間を有効に使って最終仕上げに取り掛かる
「あと2曲!!」
あれやろう、これやろうと言っているうちに時間切れ


充実した空間は快感さ
アッキーは「バイアグラのボールペン」をメンバー達に手渡すたびに解説して笑いを誘う

ハマピーは先月のホットタイム・ライブで譜面用のライトを忘れてしまいマサが預かっていた
無事に返却したスタジオでまた忘れていった
その時にはミツがあずかり
で、今回は空港からキューブガーデン入りなので再びミツが預かることになった
そのほうがいいかもねえ((´∀`))

後かたずけ中、モッチンはアッキーのキーボードケースに収まってふざける
実はとっくにアッキーはそれをやっている

ユーちゃんが玄関のドア前にクルマをバックで横付け
皆で一斉にパーカッションを運んで積み込みの作業を手伝う
この辺のチームワークも以前にはありえなかった光景

とにもかくにも機材、楽器持ち集団故に量が半端ないのです
協力的な態度で自然に振舞うところも現在のSTAの魅力でもある

それでは明日のキューブガーデンは全部で10バンド
素晴らしいバンドばかりだよ
一同首を長くして心よりご来場をお待ちしております
よろしくお願いいたします!!
会場でお会いしましょう!!!
































































































































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purple bringerが熱く燃えた夜!

2024-05-13 20:58:36 | Live Photo



11日土曜日の夜
我がバンドpurple bringer
はススキノライブハウスの老舗ホットタイムにて見事炸裂してきました!
ブリティッシュ様式美ハードサウンドの元祖を忠実に再現
イベントの主催者はナイスガイのアキラちゃん
タイトルは「洋楽HR/HM祭り」
もうねえ、対バン達が発表された時点からずっと不覚にもエキサイトしっぱなしさあ
何たってLAメタル、レイドバック、ジャーマンメタル、トドメはパープルファミリー三連発ときたもんだ!
どれもこれもがドツボなんだからたまりませんよ
セトリからして各自が心底御本家をリスペクトしてやまないという気持ちがビンビンに伝わってくる
思わずニンマリしちゃう
俺は皆がコピーしているオリジナルバンドはガンズ以外観ているから琴線震えっぱなし。 
どいつもこいつも気心の知れた馴染みの連中ばかりで和気藹々
よって最初から最後までアドレナリン噴出大会
ずっとホットタイムの椅子が足りなくて嬉しい悲鳴状態で盛り上がりっぱなしの満員御礼
盛況でホントに良かったね

拳を突き上げ合唱やらヘドバンやら会場一体化しての汗まみれ

今まで数多くのライブに参加してきたけど、これほどまで延々と熱狂した空間はレアだね
一切ダレた時は皆無
それほどまでに熱く素晴らしいひと時だった
改めて自分はこの手のジャンルが大好きなんだなあ…と痛感した次第

purple bringerはトリ前に堂々の登場
メンバーらと久しぶりに合流して前夜一回きりのリハだったけど、お約束の定番群を迫力満点立て続けにぶちかましたよ

スタッフKenneth君&チエちゃんの至れり尽くせりの飲食は相変わらず美味しかったよ
ミキサー&照明のノブさんはずっとお世話になりっぱなしだ
イカした対バン達、延々と声援を送ってくれたオーディエンス
全てに於いてvery special thanks🤠🎶‼️


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いよいよ明後日にライブが迫ってきましたよ!!

2023-01-19 14:18:13 | Live Photo
さてさて、皆さん、その後いかがお過ごしでしょうか。
なんだかんだ言っても冷え込み厳しく、豪雪もやってきますね。

そんなわけでして、我々STAは今年2度目のスタジオリハへと突入しましたよ。
今月ライブのため、最終リハ。
といっても2回きり。
結局は全員が揃う事は叶わなかった・・・(´;ω;`)
トランペットは3人もいたのに1人はいきなりの脱退離脱、2人は仕事と諸事情により欠席。
つまりはトランペット不在ということに。
更には雪が激しく降っているためにギターも参加を断念。
結局は、8人に落ち着いた。

でも心強いサックスプレイヤーが満を持してやってきた。
以前、パーカッションのタッキーが一緒にバンド活動していたイケちゃん。
ウパちゃんいわく「札幌界隈にジャズ&フュージョン・シーンではなまらえぐい存在のミュージシャン」だとのこと。
本人は「ブランクがあるから・・・」謙遜していたけど、どうしてどうして。
事前にファニーからライン送信されていたテナーサックススコアを手にブイブイと吹きまくっていたよ。
早速、ウパちゃんと意気投合。
来月のライブの合流することが正式に決定したよ。
心強いね。
な、な、なんとマサの自宅から目と鼻の先だということも発覚。
ドンドンと強力なメンバーが合流してくる。
今年はどれだけの飛躍を遂げられるのか今からワクワクドキドキだ。
そのタッキーも自前のカウベル持参にマサからマラカスとタンバリンを借り受けての参加。
そうとうに練習をしてきたようで更なる溶け込み具合がご機嫌さ。
コーラスワークも絶妙。
近い将来はリードヴォーカルも担当してもらう予定。
コミュニケーションもバッチリ。
モッチンと家が近いので送迎までしてもらっていたよ。
モッチン、マサ、そしてタッキーと長髪が増えてきて嬉しい限り。
タッキーは先週ゼップのシヨウちゃん帽を被ってきたけど(これにアイちゃんが反応していた・・・・ツエッペリンが好きなのですか?と質問していたもんなあ)、今回は4シンボルのジャケットをラフに着込んできた。
かっこいいなあ!
ヒステリックグラマーだけに高価でしょう。
今回はこれにアッキーが即座に食いついていたさ((´∀`*))。

今回のスタジオ入りメンバーは・・・・・
マサ、カツ、アッキー、もっちん、ウパ、タッキー、イッチー、アイちゃん、そしてイケちゃん!!
そうそうたる面々。

ウパちゃんは、その時その時に掛けているホーンセクションのパートを考慮した楽器選びやアレンジで挑む。
事細かな説明に感服する次第。
頼もしいなあ。

スタジオにはアッキーが一人30分早く入って個人練習を積む。
まあ、セッティングで四苦八苦していたようだけどね。
その後、ゾロゾロと皆が集合。

セット表をマサが貼り出す。
立ち位置決め。
チューニングとウオーミングアップ。
譜面台が必要な人はそそくさと準備。
あれ!?・・・・まるまるスコアを忘れてきたモノがいた・・・・・。(´;ω;`)

とりあえずは難攻不落なじゃじゃ馬のオープニング。
これはいついかなる時にもテンションマックス状態。
これが快感。
やりがいのある濃厚ナンバー。
これ一発でついていけなくて、消えていったモノは数知れずだ。
ギターがいない分、サウンドが薄くなるのを防ぐために、できうる限り自然と各自がプレイにも反映させている。
マサが2番歌詞カット、テンポがゆっくりに変わるとこ、エンディングにおけるベルトーンの確認。

メドレーでアッキーのピアノ旋律。
マサのお得意なMCにも冷やかしを入れるアキ。
タッキーは痒いところに手の届くパーカッションにて彩を添える。
もちろんコーラスワークも絶品。

マサのMCで、アイちゃんが登場。
そのタイミングも、事細かに打ち合わせ。
サッポロ界隈でソウルバンド「アイ・ソウル・シブリングス」を率いる心境著しきレディシンガー。
ここからは歌姫アイちゃんのコーナーだ。
全くタイプの異なる4曲を歌い継ぐ。

まずはバラードから。
このリズム、歌メロ、コード進行に相当苦労したご様子。
我々にはとってもうまく聞こえるんだけどなあ。
ストイックな彼女には妥協なき挑戦なんだろう。
ちょっとでも納得がいかないとストップをかけてやり直す。
徹底的に付き合うよ。
(帰路をアイちゃんに送ってもらったアッキー。
裏拍であることをアイちゃんに教えてもらい目から鱗だったそう。
どうりでのっぺりしていたり、バラバラ感があったわけだ、と)
バックをつとめるメンバー達も責任重大。
それぞれに練り込んできたから、少しは前進できたはず。謎の部分はまだあるんだけどね。
さすがグラミーを受賞したナンバー1ソング。
流麗なるオーケストレーションもアッキーがシンセで美しく再現。
随所に散りばめられたフレーズが効果覿面。
テイクを何度も重ねていくよ。
コーラスも兼任するタッキーは、モッチンとアイディアを出してマラカスでシェイカ―効果を出す。
時にはタンバリンをマラカスで叩く。
もっちんよ、高価なシェイカーを提供してくれい!!((´∀`*))

一転して珍しくもベースの渋いラインが奏でられる。
曲ごとにもっちんがリズムマシーンで速度を数値で表記。
意外にもタイプの違う2曲の数字が同一であることが判明。
じっくりとテンポを図る。
速い、遅い‥‥・ライブだと走り気味になるから要注意だ。
まあ、今のメンバー達は初歩的な愚かなミスはしませんから((´∀`*))
さりげなく差し込まれるシンコーションもモッチンと他のメンバーに隔たりがあるためにノーマルタイプで落ち着く。
エンディングのクセモノでもあるブレイクの連発も肝。
ここは慎重に取り組む。
ラストの1音もアイちゃんの「ないほうがカッコいい!」
でもちょっと考えが変わってきた。
「まあ、それは次回からだね」で落ち着いた。
アイちゃんは発音をカナダ留学生の友人に指導を仰いだとのこと。
この成長も手にとるように伝わってきたよ。

ディスコソング。
エスカレートしていくグルーブ。
アイちゃんは最もこだわるところだ。
もっちんも「アハアハ」について指導。
タイミングがうまくとれない。
プレイとコーラスの両立。
やってみないとこの難関は掴めない。
とにもかくにもアイちゃんの牽引、モッチンの骨格、タッキーのバリエーションにかかっている。
アイちゃんはアッキーのコーラスも絶賛。
成長してきたねえ。
褒められ伸びるタイプか!?((´∀`*))

怒涛のジャズ風ブラスロック。
先週アイちゃんに指摘された勢いは申し分なし。
早口でまくしたてるボーカルパートもアイちゃんにかかったら問題なし。
ウパちゃんとイケちゃん、イッチーのアンサンブルもイイ線いってるね。
カツはクールに余裕の表情。
アッキーもソロでオーバーアクション気味に火を噴いた。
アイちゃんのノリに刺激を受けたか。
この女傑コンビの将来に希望の光を見た瞬間だ。
まくしたてるようにエンディングのドラムフィル。

ラストソングはギターがいないのでベースがイントロを代用。
アイちゃん、タッキー、アキちゃんがコーラス。
ここでは賑やかにパーカッションが打ち鳴らされる予定。
どうなることやらだ。
ホーンセクションのグレードアップ具合がご機嫌だもんなあ。
もっちんが面白いことを言いだした。
「この曲はオリジナルスタジオバージョンではドラムを重ねているんだよね。
俺がスネアとスタンドを持っていくからツインスネアでいかない?」
自らその場で実演して叩いて見せる。
タッキーは元々ドラマー。
それは、お任せしますよ。
どいつもこいつも、実力者揃いだからね。

予備の曲はエンディングのドラムフィルで色々と討論を繰り広げる。
ブラスセクションの入り方。
ドラムで気持ちよく決まるからね。
数種類のフィルを演じてもらいどうにかこうにか決定。
今のSTAはこうやって気兼ねなく考えをぶつけ合えるから理想形。
忌憚のない意見でより発展していくんだからたまらない魅力。
これって当たり前のことんなんだけどね。
すぐに切れたり、不機嫌になったり、逆恨みしたり、人のせいにしたり、愚かな言い訳をしたり初歩的な醜さだね。

完全燃焼で、できうるだけはやりつくした。
けっこういい線いってるんでないかい。
なんといってもトリだからね。
バッチリといっちゃうよん。

皆さん、当日は会場で会いましょう。
素敵な8バンドが手を変え品を変えてplay。
よろしくね!!


追伸・・・・STAではホーンセクションを随時募集中。
ブラスロックをこよなく愛するあなた。
ぜひとも、シカゴで吹きまくろうよ!






















































































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VOL,195 FRIENDS LIVE in SOLID 74(SILBLA OXIDIZED編)

2022-12-25 16:08:05 | Live Photo
4,SILBLA OXIDIZED
(BRITISH HEAVY METAL)
17:30~18:00

はい、さてさて、名物男の彦ちゃん企画、今年最後の「フレンズ・ライブ・イベント」もいよいよ佳境に差し掛かってきましたよ。
早いもので、もうトリ前の時間だ。
前半はジャパニーズ・ミュージックで網羅。
後半戦は洋楽中心。
しかも、すべてが濃厚すぎるくらいのハード系。
この日は杏里のカヴァーバンドとこのバンドが初めて見るバンドなんだけど、特にこのシルブラ・オキスィゼッドは興味津々。
我々、パープル・ブリンガーは気になってしょうがない。
スタジオ・リハでも、このバンドの話題で持ち切り。
いくら調べてみても情報は得られ無し、誰も知人がいないという・・・。
そうなると、想像は膨らむ一方。
マサが言うには「ホットタイム」に出演している形跡があるとのこと・・・・。
ヒコちゃんの企画だから、彼絡みの人脈だろいう、ということで落ち着いた。
もしかしたらサークル・エッグ方面からの参加??・・・・。

当日になればいやでもその正体は暴かれるはずさ!
で、蓋を開けてみたらば、ギター&コーラスがレオ君だった!!((´∀`*))
彼は会うたびにバンドが違うんだもんなあ・・・・。
このバンドも新しく結成されたのかな。
しかし、一体全体レオくんはいくつのバンドに所属しているの!?
マサはマジに冗談交じりで「いつも対バンすると、バンドが違うね」と言ったものだ。
ざっと挙げてみただけでも、セクシュアル・アート、オサムちゃんがベースを担当するZERO-C7,スィート・チーター、サックスのブンキさん在籍のBOZ PRO、そしてガスくんが所属のMEDDLE MOONだ!!
マサとレオくんは軽く10年以上の知人。
初めて彼のライブを見たのはMEDDLE MOON。
レオくんはサザンロック、ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル、プログレッシブ・ロック、そしてAORとなんでもござれの器用人。
ジャンルの壁なんて鼻歌混じりに軽く超越しちゃうのさ。
その姿は羨ましくなるほど。
まさボズ・スキャッグスまでこなすとは思わなかったけどね((´∀`*))
本人曰く、マサのSTAのように1つのバンドを長年維持することができず、コロコロとバンドが変わり一貫性がない・・・・と嘆いていたけれども、どうしてどうして多方面の音楽を網羅できる才能は羨望の的だよ。

そんなわけでして、久しぶりの再会もそこそこに、シルブラ・オキシタイズドについてインタビューを試みました!
(しかし、スペルも発音も覚えずらいバンド・・・でもロックっぽいクールな響きだよね。一体全体、何からヒントに命名したのだろうか?)

メンバーの構成は5人。
黒い皮パンがお似合いのレオくんは、ギターとコーラスを担当(愛器のポール・リード・スミスを使用。ボディカラーは渋いブラウン、ローズ指板)
もうひとりのギターがジャンくん(ギブソンのSG。ブラック・ボディカラー。ローズ指板)。
ドラムはハッシーくん(黒いTシャツの胸にはTEMPURAの文字が・・・これってパンテラのパロディなのかな・・・!!??)。
ベースがGジャン姿のフミヤくん(相当に年季の入ったヤマハを使用。ブラック・ボディカラー。メイプル指板。曲によってピックとフィンガ―奏法を使い分ける)。
リードヴォーカルはキタさん。

謎めいていたセットリストもこっそりと伺ったよん。
想像していたとおり、非常にマニアックな内容だった。
期待にワクワクさ。
これだけの貴重な楽曲を立て続けに聞けるなんてことはまずないでしょうよ。
特に、北海道ではね・・・・。

3番手のパープル・ブリンガーがライブを終えて控室に戻ると彼らが待機していた。
全員がもろにヘヴィーメタルなド派手ファッションでバッチリと決めている。
やる気満々の意気込みが、こちらサイドにまでビンビンに伝わってきたよ。
マサは「ステージを温めておいたよ」というと、間髪入れずにキタさんは「それではステージを冷やして来ようかあ!」とギャグをぶちかますほどに余裕の表情。
ベースのフミヤくんにも「俺のはアクティブだけど、そのベースはパッシブだから、けっこうレベルを上げても大丈夫だよ」とアドヴァイスも与えた。
これは功を奏したご様子。

前置きが長くなったからそろそろ熱き怒涛のライブに突入しましょうか!
迫力のパフォーマンスも楽しみ。

白いカーテンの向こう側では念入りにサウンドチェック。
すでに全員が本番へ向けてのスイッチは入っているようだ。
準備万端整いまして、いよいよスタート!!

レオ君曰く「オープニングの2曲メドレーは比較的メジャーな曲だよ」とのこと。
確かにセットリスト中では、それは言える。
でも他の曲達はパープル・ブリンガーのメンバーも知らなかった・・・・。
マサはバンド名を全て把握していたものの、恥ずかしながら曲までは詳細知らず・・・。
多分、CDでは持っているんだろうけど・・・。
楽屋でもマサはレオ君&北さんらと、色々その筋ものにしかわからないような話題で持ち切りだった。

オカちゃんは「ブリティッシュ・ヘヴィ・メタルと言えばアイアン・メイデンが真っ先に思い浮かぶよ!」
そうなのですよ、大正解!!
そのアイアン・メイデンでスタートを切った。
「THE IDES OF MARCH」でメガトン級の狼煙があげられた。
1981年2月2日発表の第2作目オリジナルアルバム「キラーズ」に収録。
あの「ヴィークル」で有名なブラスロックバンド「アイズ・オブ・マーチ」と同名。
キラーズの1曲目に収録のいぶし銀な小曲。(1:46)
これをまずは4人でぶっ飛びの大熱演。
情け容赦なき一致団結しての波状攻撃。
ドッと押し寄せて来るリフの嵐。
すでに息も絶え絶えにアドレナリンが噴出状態。
この曲が終わったと同時に下手後方よりゼブラ・パンツ姿のキタさんが堂々登場!
「いくぞ!ソリッド!!」とシャウト一発。
力強くコブシをグイっと振り上げる。
メドレーで「ラスチャイルド(2:54)」
アルバムの流れをそのまま、忠実に再現。
嬉しくなるではないか。
徹頭徹尾、リスペクト精神漲るプレイに専念。
一転して、地鳴りのごとき這いずり回るベースラインが不気味に轟き渡る中をキタさんのスクリーミング・ヴォイスが唸りをあげる。
ストレートでタイトなユニゾンのアレンジで猛進するバック陣。
リズムワークが複雑に絡み合い、シンコペーションもアタック感満点に嫌が上でも場を盛り上げる。
しかし、入れ替わり立ち代わりポジションをチェンジするフォーメーションも自然でかっこいい。
ヴォーカルをセンターフロントにギターの2人は共に黒いマスク姿で黙々と圧巻のヘッドバンギングを繰り広げる。
全員が衣装も見栄え抜群だけど、更には色とりどりのカツラやサングラス、アクセサリーで思い思いに自己主張する。
基本コンセプトがビンビンにこちらサイドにまで火傷しそうに伝わってくるよ。

キタさんのMC
play中は凄まじいくらい、強面に振る舞っているけど、トークのコーナーに入るとコミカルで和みムードだ。
「今日は朝から思いっきり雪かき三昧だったものだから、すっかりと疲れ果てて、もうライブは休もうかと思ったぜ!((´∀`*))
皆さん、元気ですか!!??
猪木も死んじゃったね・・・・・
SHEINって知ってます?
あそこではこんなカツラも売っているんですねえ。
それを今日は被っています。
じゃあ、ノリずらい歌をやります((´∀`*))
サムソンで・・・・テスト・オブ・タイム(1982年のアルバム作品BEFORE THE STORMに収録)」
さあ、ここからは通受けするロックファン向けの時間帯。
サムソンは伝説のバンド。
決してサクソンと混同しないように・・・・。
ギタリストの中心人物ポール・サムソンの他界で残念ながらバンドは消滅してしまったけれども、コアな熱狂的ファンからは絶大な人気を集めていた。
1979年に結成してインディーレーベルよりデビュー。
先のメイデン、サクソンらと共にNWOBHM(ニュー・ウエイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル)のムーブメントを巻き起こした。
バンド自体はいまいちブレイクできなかったけどね・・・・。
な、な、なんとボーカルはブルース・ブルースだ。
そう、さっきのメイデンへ後に加入して一時代を確立した人。
ドラムは覆面姿で檻に入って叩きまくるサンダー・スティック(いかにも然とした、いかしたネーミング)!
恐ろしい・・・・怖い・・・・と当時はなんまら話題になった。
ブルースとサンダーは脱退。
そしてブルース・ディッキンソンとしての活躍はご存じの通り。
ジャンくんはポール・サムソンに敬意を表してのSG使用??!!・・・
ハッシーくんも、この曲の時には檻は、無理としても覆面を被って欲しかったなあ((´∀`*))
ギター・ソロもヒステリックな感情移入でフレットボードをなめらかにピッキング。
黙々とグルーヴィーなリズムセクションを築き上げるベースとドラムのコンビネーションはピカイチ。

「雪かきのやりすぎでもうヘトヘトだよ・・・・。
秋元さん、この雪をどこかに持っていって欲しいなあ・・・・(´;ω;`)
サッポロオリンピックなんかやらないでさあ・・・・。
と、ここでメンバー紹介をします」

メンバー一人一人を懇切丁寧ジョークも交えながらの紹介。
チームワークや仲の良さがホノボノと如実に伝わってくるよ。

「ヴィクティムス・オブ・ザ・ナイト(ヘヴィー・ペッティン)」
1983年の作品。
アルバム「レッティン・ルーズ」に収録。
(アルバムはトータルで7枚をリリース)
知る人ぞ知る、玄人受けするバンド。
1981年スコットランドのグラスゴーで結成された。
バンド名はもちろん1976年UFOが発売したアルバム「NO HEAVY PETTING」に由来する。
1983年のデビューアルバムは、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイがプロデュースした。
彼が他のバンドをプロデュースするのは初だった。
哀愁のツイン・アルペジオや、ここ息を飲むブレイクの瞬間がお見事。
ザクザクと軽快なダウン・ストロークや、爆音のコードが刻まれる中を、右手でメロイックサインを掲げながら、伸びやかで正確なハイト―ンで雄叫びをあげるキタさん。
阿吽の呼吸で紡ぎ出される様式美ワールドに、タップリと酔いしれてくれたまえ。
マシンガンのように踏み出されるバスドラムキック。
トレードマークの素早いスティックさばきも見ごたえあり。
象徴的なコーラスの掛け合いもスリリング。

「サンキュー・・・次の曲は・・・・・チルドレン・オブ・ジ・アース(プレイング・マンティス)」
1974年に英国で結成されたバンド。
1981年にメジャーデビュー。
この曲は、その傑作アルバム「タイム・テル・ノー・ライズ」に収録。
(邦題は、旋律のマンティス)
日本では特に絶大な人気を誇っていたね。
日本人が弱い琴線を目いっぱいに震わせてくれた。
ジャパニーズ・メタル・フリークの心を鷲掴みにした。
正直な話、B級感がたまらない魅力の一つでもある。
イントロのローリングしまくるドラミングから衝撃が走る。
ここでも、シルブラ・オキシディゼッドは、ブリティッシュらしい湿り気のある、抒情的な正統派のメロディーラインを全面にフューチャーして魅了。
一貫してエッジの効いたリードギターや、泣きのツインギター‥ハーモニー、不変の美しきコーラス・スタイルが感動を呼ぶ。
サビもキャッチーでつい口ずさみたくなるね。
これならば日本で受けるわけだわい、と素直に納得。
王道のドラマティック路線や透明感は健在。
男の意地と心意気と貫禄を突き付けられたようだよ。
ここいら辺に達した段階で、メンバー全員が汗まみれさ。
でもとっても爽やかで満足そう。

キタさんのキャラクターは最高だ。
メンバー達も彼を盛り立てる。
「サンキュー!
眼鏡を取ったら、やたらとセクシーなお姉さま方や、カッコのいいお兄様方がたくさんいるんだね。
そんな感じで色々とあります…猪木寛治さん…猪木の死には泣いた。
3回泣いた。
俺は猪木に3回も気合を注入されたぜい!
ギターの彼なんて4回もビンタされたぜ。
2人で7回だ!((´∀`*))
最後の曲は・・・初の披露なんだけど…‥地獄で会おうぜ!!
グリム・リッパ―で・・・・シー・ユー・イン・ヘル!!」
このバンドはイングランド出身。
1983年11月に彗星のごとく発表された、初の同名スタジオ・アルバムに収録。
名ボーカリスト、スティーブ・グリメットの圧倒的な存在感を世に知らしめた功績は絶大。
ラストにふさわしい強烈無比なる伝統の金字塔を、ここで遂に満を持して提示したね。
愁いを帯びたオーソドックスなアップテンポのAメロとサビしかないシンプルなチューンですが、不思議と妙に癖になる。
個性的なキタさんによる、自慢のハスキーでドスヴォイスの中音域も抜群。
一片の隙も覗かせないところなんて、したたかだ。
この曲のハイライトは、しつこいほどのtitle連呼に尽きる。
あまりにも繰り返すので、頭にこびりついて離れなくなる中毒性があります。
そうかあ・・・・・今年、惜しまれつつも亡くなってしまったステーヴ・グリメットに捧げる意味で初披露と相成ったのかな・・・・。
憎いロック野郎たちだね。
心より拍手をおくろう。
本当にお疲れ様でした。
刺激を全身に浴びるほどもらったよ。
来年はぜひともハード系のイベントで一緒に暴れまくろうよ。
ヨロシク!!

****オオトリはこのブログの主役、SAPPORO TRANSIT AUTHORITY。
お馴染みのブラスロック大会で締めくくる所存であります。
HEY!OH,YEAH!ARE YOU READY!!
皆のモノ、覚悟はいいかい!?****
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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(収縮ちゅーぶ編)

2022-11-10 22:55:29 | Live Photo
ACT
2,14:10~14:40
「収縮ちゅーぶ」
早くもセカンドアクトの登場だ。
このバンド名を聞いたら誰でもピンとくるはずさ。
そうです、あのTUBEのカバーバンドです。
今までにも数多くのチューブコピーバンドは見てきたけれども、このバンドはちょっとレべチだった。
その圧倒的なる存在感に話題騒然。
出色の完成度!
いやはやなんとも御見それしました。

チューブと言えば真夏のバンドというのがお約束だ。
ちょっと季節外れ感もあるけど、冷え込んだ今時期に爽やかな灼熱の太陽を運び込んでくれるというのも一興。

ここでもミーちゃんは八面六臂の大活躍。
まずは司会進行役を終えてオープニングではリード・ボーカルを担当。
休む暇もなく、「収縮チューブ」では華麗なるコーラス&パーカッション・ガールに変身して魅了を思う存分に振りまいていたよ。
更にはこの日のオオトリバンドではキーボードまで弾きこなしちゃうんだから。
他にもダンサーを請け負ったりとマルチプレイヤーの面目躍如。
男顔負けなほどのアクティブさだ。
あの華奢な体のどこからこれだけのエネルギーが湧いてくるのか、マジにご指導ご鞭撻を仰ぎたいくらいだ。
ふやけた野郎どもは彼女の爪の垢でも煎じて飲みたまえ。

さてさて、バンドサイドからも賑やかなるメッセージが届いているよ。
「去年 夏のキャンプで急遽決まったバンドです♪
夏の定番ソングですが初冬でも十分に楽しめます!
少し前田感のあるボーカルに注目です((´∀`*))
よろしくお願いします!」

以前から噂には聞いていたんだけど、見るのは初めてだけに個人的にも興味津々。

メンバーの紹介をば・・・・・
毎度おなじみの連中も結構在籍しているよん。
巨漢ヴォーカルのダイちゃんは前田そっくりの図太いハイトーン・ストロング・ヴォイスを披露(アロハシャツでバッチリと決めてきた)
麗しのコーラスにディーヴァ・ミーちゃん(赤いムームーがチャーミングでお似合い)
常に歯切れのよいコードカッティングが冴えわたるギターは今ちゃん(真っ赤なボディ・カラーのストラトキャスターを持参。メイプル指板。ラージ型ヘッドはリバースタイプというところが中々にマニア泣かせですなあ。PUはHSH方式でマウント。ロックユニットを装着)
キーボードは再びキムキム(愛器のKORG を使用)
ベースがオーちゃん(5弦のジャズベースを使用。鮮やかなる紫のサンバーストボディカラー。メイプル指板。ドット・ポジションマークが光る仕様だ。手が込んでいてかっこいいなあ。ESP製品。フィンガーピッキングスタイルでブイブイとうねりまくる渋いフレーズで観客の視線を釘付け)
テクニカルないぶし銀ドラマーにはクボタくん(元ヴィニーズ・バー、現在はソリッドの店長としてSTAでもお世話になっています。)
グルービーなパーカッションはシミズくん(売れっ子の人気者だけにあちこちでひっぱりだこ。エッグサークルでのイベントでは司会進行やドラマーも担当。
この日はボンゴ、コンガ、シンバルにウインドウチャイムをセンス良く次々にこなしまくって迫力倍増に貢献)
パーカッション(タンバリンなど)&ダンサーはノリちゃん
そしてサーやんもスペシャル・ダンサーとして元気いっぱいに合流だ!
豪華絢爛な顔ぶれ。

そうとうに前置きが長くなっちゃったから、そろそろライブレポ―トの本編に突入しますか。

開巻から一気に振り幅が大きいよ
「シーズン・イン・ザ・サン」
もうこれだもんなあ・・・・ドツボにはまった。
チューブの代表作品が惜しげもなく序盤で飛び出してきた。
1986年4月21日に発売された3作目のシングル。
同名タイトルのアルバムに収録
ザ・ベストテンにて見事1位を獲得。
バンド名を「THE TUBE」から「TUBE」に改名後の第1弾シングル。
彼らにとってのターニングポイントともいうべき初の大ヒット曲。
崖っぷちに追い込まれての逆転打だっただけに、バンドはもとよりファンにとっても思い入れはヒトシオ。
売れて本当に良かったね。
しかしダイちゃんのなりきり度合いは超絶半端ない。
しつこいようだけど、前田の声に何から何までそっくり。
節回しから抑揚のつけ具合、エモーショナルな節回しに至るまで。
いやはや桁外れな才能溢れるダイちゃん・・・・・何とも御見それしました。
並みのシンガーとは雲泥の差。
あえて「北海道の前田君」と呼ばせてもらおう。
こんなのをモロに見せつけられちゃあ、誰一人として異議を唱える者なんて皆無でしょうよ。
そのくらいにクリソツさ。
道産子音楽界の奥の深さをまざまざと見せつけられた。
優れた人材がわんさかと活動しているんだよ。
キムキムのシンセサイザー・サウンド・ヴァリエーションも効果覿面で最高。
屋台骨をクールに支え続けるクボタくんの手数王風スティックワークは特筆もの。
シミズくんのラテン系パーカッションもアクティブに絡みついてくる。
もちろん妖艶なるコーラスガール達もセクシーにバックアップ。
息を飲む光景とはこのことだ。
ドラマティックすぎる幕開けは大成功。
琴線を存分に振るわせてくれたね。
一瞬で掴みはオーケー。

拍手喝采だ。
すでにエネルギッシュなお祭り気分にどっぷりと浸り切っちゃったさ。
メドレーで間髪入れずに・・・・
「夏を待ちきれなくて」
リズムコンビネーションがここでは肝。
通算16作目のシングル。
アルバム「浪漫の夏」に収録。
オリコン週間チャートでは堂々の初1位を記録。
総売り上げでは90万枚を記録。
ハワイでのレコーディング作品。
紅白初出場でこの曲を熱唱。
黄金期の大傑作パワーバラード。
ここではちょっぴり翳りのあるメロディーラインが甘く切なく心に訴えかけてくる。
表現力豊かなダイちゃんは、その辺のところも懇切丁寧上手に歌いこなす。
恐るべしだ。
心底TUBEをリスペクトしているのが、ヒシヒシとこちらサイドにまで痛いほど伝わってくる。
職人肌のミュージシャン揃いのバック陣は安定感も秀でている。
だから安心して歌唱にも専念できるというもの。
羨ましいほどに贅沢過ぎる集合体だ。

「ありがとうございます。
皆さん、こんにちは。
我々はチューブのコピーバンドをやっています。
今日のエイベッツ・バンドカーニバルに出演できることを、全員が楽しみにしていました。
もう少し、喋ろうと思っていたんだけど、あまり時間もないのでサクサクと進行していきたいと思います。」
ダイちゃんは一生懸命に歌い込んでいたものだから、もうすでに全身汗でびっしょり。
大袈裟ではなく、脳天から湯気が出るほどの勢いだよ。((´∀`*))
ステージの最前列に陣取った熱烈なるファン達は、キラキラと光るタンバリンや団扇を振って絶えず声援を送り続けている。
心強い応援団たちが付いているからね。
「さよならイエスタディ」
13作目のシングル。
1991年7月1日に発売。
アルバム「TUBESTⅡ」に収録。
オリコン週間チャートでは3位を記録。
ミーちゃんはいつの間にか、アゴゴベルを手にして要所要所で打ち鳴らしてる。
もう全然我慢ができなくなってしまったアベさんは、おもむろに立ちあがってダンスに興じる。
やはりこうでなきゃあねえ。
サッポロ界隈の名物男、真骨頂。
大人しく振る舞われちゃあ寂しいってもんだ。
エキゾチックな構成が漲るゾクゾクムード満載の悩ましき悩殺ソング。
ギターが奏でるフレーズが美味しいところを独り占め。
憎い効果を発揮。
シミズくんとクボタくんの叩き出す賑やかな打楽器の音像の波がこれでもかあ、というくらいにうねりまくっている。
ここぞいうブレイク・パートで、ミーちゃん渾身のアゴゴベル一撃がバッチリと鳴った!
う~~~ん・・・・南国に行ってみたいなあ・・・と単純明快なる自分に気付いた次第さ。
踊り子たちも腰振りながら官能的に迫ってくるよ。
キムキムもいい仕事をこなしているね。
転調後のヴォーカルも難なくこなしちゃう、したたかなるダイちゃんには脱帽だ。

「ありがとうございます。
汗で服がびちょびちょだあ・・・・・((´∀`*))
ずっとノリノリな曲調できたので、ここいらでゆったり目の曲をお届けしましょう・・・・・・
十年先のラブ・ストーリー・・・・」
ここでは、こだわりも垣間見せてくれた。
この曲はシングルカットされておらず、ファンの間では隠れた名曲の誉れ高い傑作だ。
1991年5月29日に発売されたアルバム「湘南」のラストに収録。
アルバムはオリコンチャートでは最高3位を記録。
夏に関わるありとあらゆる題材がふんだんに盛り込まれている。
イントロではミディアムなビートに乗って泣きのピッキング・ハーモニクスをはじくギター。
チョーキングの1音に至るまで完コピ。
壮大なるスケールの展開が感動をいやが上にも呼び込む大作。
ここではじっくりと聞き入ってプレイヤーたちが奏でる熱い饗宴の誘いに酔いしれてみるのも一興。
実はチューブの演奏技術ってピカイチの腕前なんだよ。
だから長年にわたり第一線で人気を維持できているわけだ。

彩も鮮やかなメンバー達の衣装も統一感があって、多分事細やかに話あった結果なんだろうなあ・・・と思いを巡らせてみる。

「ありがとうございます!
はやいもので残り2曲となりました・・・・
焦らされて熱帯」
終局が近づいてきたのでアップテンポに攻めてきたね。
これはチューブ初のDVDシングル。
2005年8月に発表。
アルバム「TUBE 」からのリカット曲。
デビュー20周年を迎えたベテランならではの遊び心が魅力。
エッジの鋭いリフから、強引なまでに燃えたぎる怪しき誘惑に立ち眩みしそうな超絶にヘヴィーなチューン。
「はい!
皆さんも見様見真似で駆け抜けていきましょうかね。
ダンスしたい方、どうぞ遠慮なく入ってもらってもいいですよ。」
ステージの左右に位置する女性ダンサー2人がド派手なポーズで豪快に踊りはじめた。
衝撃のサプライズ。
ミーちゃんはお茶目で可愛らしいピアニカを手に音色を吹き鳴らす。
もう辺り一帯はダンスホールのごとく熱気がムンムンでカオス状態だ。
ダイちゃんは一向に喉が衰えることもなく、それどころかギヤがもう一段上がった感あり。
レッドゾーン振り切れちゃった。
こんな強靱な喉が欲しいよ~~~!羨ましいなあ・・・・。
エンディングでのポーズもカッコよく決まった!!息もぴったり。
演奏と歌と踊りにとリハーサルでは、一切の妥協を許すこともなく大変だったんだろうなあ。
よほどの愛がないと、ここまでは没頭できないよね。

さあ、もう泣いても笑っても最後だよ。
「あー夏休み!」
何という郷愁を誘うセンチメンタルなタイトルだろうか・・・・。
11枚目のシングル。
1990年5月21日に発売。
アルバム「N・A・T・S・U」に収録。
オリコン週間チャートでは最高10位を記録。
この曲は曰く付き。
リリースに際してプロデューサーとの間に確執が勃発して解散の危機にまで発展したんだそう・・・・。
結果は見ての通り。
音楽雑誌「CD&DLでーた」内の「夏ソングランキング」では1位を獲得してもいるのだ。
長戸プロデューサーの先見の明、神っていて素晴らしいねえ。
これこそプロフェッショナル。
一歩選択を誤っていたらばどうなっていたことやら・・・・・・。

ミーコちゃんはピアニカから、今度はギロに持ち替えた。
なんでもかんでもサラッとこなしちゃうスーパーレディ。
チャレンジ精神が旺盛なんだね。
この姿がまた堂に入っているよ。
余力を振り絞って全員で爆発だ!
だってステージ後方の垂れ幕にも「バンド・エクスプロージョン」って書かれているではないか!!
バンドは全員が一丸となって完全燃焼を狙う目論見だ。
火花散る攻防はテンションもマックス。
各パートが負けじと熾烈にしのぎを削っている。
ワイルドにストレートにアヴァンギャルドにロックンロール!!
凄まじいの一言に尽きるなあ。
下手に近づいたら火傷しちゃうぞ。
ダイちゃんは客に向かってマイクを差し出してコール&レスポンスを要求。
もちろん待ってましたとばかり、それに呼応する観客たち。
「せーの~~あ~~夏休み~~はい、どうぞ!!」
「オーケー!!」
スポットライトも激しく点滅を繰り返しながら、派手なカラーで散りばめられている。
フィナーレにふさわしき光景。
心地よき疲労感が襲ってくる。
これこそ究極の快感・・・・。
だからライブって一度体現したらやめられない・・・・。
病みつきになっちゃうもんねえ。
満足のゆくまで暴れたかい!!

パンパンパンッ!!とクラッカーも炸裂。
多めに3連発のサーヴィス。
「ありがとうございました!!」

ミーちゃんはオオトリでキーボード・プレイが控えている。
それ以外にもやることがいっぱいだ。

仲間たちも彼女をサポートするべく役割を分担しての協力。
美しき友情だ。
ファイト!!
まだまだ先は長いぞ。
とりあえずは、お疲れさまでした!!















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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(hanamii編)

2022-11-10 00:04:27 | Live Photo
ACT
1,13:30~12:00
hanamii(昭和歌謡)

はい、それでは予定よりも相当に前置きが長くなってしまったので、ここらでそろそろ本編に突入だ。
まずはスポットライトを一身に浴びマイクを手にした歌姫のミーちゃんが中央に歩み寄ってこの日のライブイベントに対する注意事項(マスク着用、手の消毒、アルコールや会場内での飲食や声出し禁止などなど・・・)、
そして華やかなる開演を告げます!

「それではハナミーの皆さんです!どうぞよろしくお願いします!!」

それまでは最高主催者として奔走していたミーちゃんが、この瞬間から華麗なるミュージシャンに変身!
でも3バンド掛け持ちの1つ目だというのだから恐れ入っちゃう。

さてさて、その名が示す通りに、華やかこの上ないハナミーなるバンド。
活動歴は相当なものだ。
かくいう私もこのバンドを見るのは確か手元に残る記録によると2018年5月20日の「小樽運河プラザ歴史紀行音楽きこう」以来だ。
でも久しぶり感が全くない・・・。
何故かというとミーちゃんというスーパーレディは膨大なるバンドに所属、もしくは率いているため、しょっちゅう対バンしているから((´∀`*))
この日の3バンドなんてほんの氷山の一角だ。
まさに男顔負けなほどのアクティブさ。
最近はヘヴィメタルにまで着手。
椎名林檎、ディスコ、ハードロック、アコースティック・バラード、森高千里、アニソン、J-POP、ニューミュージック・・・・とキリのないほどに貪欲。
更には自らライブの企画も数多く手がけている。
STAも何度もお世話になっているしね。
まだまだその底知れない触手は広がる一方。
恐るべし・・・。
そういうわけでして、この日のハナミーはタイトルにも記したとおりに泣く子も黙る王道の昭和歌謡路線を踏襲。
超がつくほどの誰も知るスタンダード・ナンバーが目白押し。
だってハナミー自体が歌もの中心に、ライブの度コンセプトを替えて挑んでくるんだよ。
カメレオンのようなバンドさ。
いざ蓋を開けてみたらば総勢13人編成!。
オープニング・アクトだなんてもったいないくらいのゴージャスさ。

メッセージが届いているので紹介
「2010年より活動スタート。
結成11年になるHANAMII(はなみい)です。
お祭り盛り上げ隊として、地域のお祭りを中心にヒットソングカバーバンドとして活動しています。
エイベッツでは、VOミイコの好きな曲=AIKO・ドリカム・スパーフライ・ディスコナンバー等で演奏してきましたが・・・今回は歌謡曲の黄金時代!アイドル編としてお届けします。
メンバー13名!
ホーン隊入りで豪華絢爛にオープニングを飾れるように・・・・頑張ります!」とのこと。

早速メンバーの紹介をば・・・・
ヴォーカルは当然ミーちゃん。
コーラス・ガールはあゆ嬢
キーボードはいつでもどこでも人気者の売れっ子キムキム(愛器のクロノスはもはや彼のトレードマークと化したかのように一体化の様相を呈していた)
共にマスク姿のツイン・ギターはアツシくん(オレンジサンバーストのポールリードスミスを使用)とマクリン(フェンダーのジャズマスター・サンバーストを使用。アームバー付き)
ベース&コーラスはジュンくん(5弦のブラウン・ボディカラーのワーウィックが渋い光沢を放つ)
ドラムはお馴染みのグラニューくん
ホーンセクションは4管編成
ツイントランペットは、な、な、なんとSTAのマッキー&エンちゃん!
アルト・サックスのQooくんとトロンボーンのマユ嬢はこの日ファンクバンドとの掛け持ちだ。
パーカッションのヨシキはSTAでもドラマーを担当したことがある引っ張りだこのナイスガイ!(マスクを着用)
そしてパーカッション(サンプリングされている和楽器の音を効果的に演出。鼓、拍子木)&コーラス&ダンサーのハヤト君はもっちんともバンドを結成していて大活躍中。

どうです、素敵な顔ぶれって嘘ではないでしょう。
この早々たる面々を従えたミーちゃんがフロントセンターに陣取って歌い紡ぎます。
「お待たせしました。歌は世につれ、世は歌につれ・・・・お馴染みの曲オンパレードと参りましょう。」

しょっぱなから思いっきり軽快にぶちかましてくれた。
「学園天国」だもん。
いきなり元気をいっぱいもらったよ。
ありがとうね。
今の暗くよどんだ世の中にカウンターパンチを爽快にぶちかましてくれた。
憎らしいほどの選曲さ。
知らない人なんていないよね。
オリジナルは1974年3月5日に発売されたフィンガー5の4枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
とにかく文句なしに大ヒットした。
当時は日本のジャクソン5と言われたものだ。
累計売上は105万枚を記録。
阿久悠・作詞、井上忠夫・作曲だもん。
沖縄からやってきた彼らはモンスター級に衝撃的だった。
今でも鮮明に記憶している。
で、ミーちゃんが今回掲げているテーマに沿って、ここでは小泉今日子のカバーを参考にしている。
ミーちゃんにはうってつけのお似合いアイドル・ソング。
可愛いキョンキョンのシングルは1989年11月1日発売。
アルバム「ナツメロ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位。
歌のトップテンでは見事1位を獲得!
累計出荷枚数は50万枚。
アレンジを野村のヨッチャンが担当している。
イントロの「ヘイヘイヘイ~~♪」から観客のハートをミーちゃんは鷲掴み。
コール&レスポンス。
ドラムのバックビートもグルービーにうねっている。
さりげなく絡みついてくるベースのソロライン。
タイトでストレートなリズムセクションが的確に支え続ける。
ギターのコードカッティング・リフも鋭く切り込んでくる。
全体を覆うようにキーボードサウンドが包み込む。
それらを一手に束ねるチャーミングなミーちゃんの神々しい事と言ったらもうたまりません。
あっという間のエンディングで「サンキュー!!💛」

「こんにちは~!
ハナミーです。
最近は色々なジャンルを歌ってみたりしていますが、今日は昭和歌謡アイドルをお贈りしたいと思います。
私は英語が苦手なんです・・・・(´;ω;`)
でも来年は頑張って英語を勉強してディスコに再びチャレンジしたいと思います」
熱い声援にこたえて手を振るミーちゃん。
サービス満点のスマイル全開。
「なんてったってアイドル」
またもやキョンキョンの代表作。
OKだよ!!
1985年11月21日に発売された17枚目のシングル。
アルバム「今日子の清く楽しく美しく」に収録。
ゴールデンコンビの秋元康・作詞、筒美京平・作曲。
オリコン&ザ・トップテン共に1位を獲得!
累計出荷枚数は42万枚。
ドラマティックな序盤といい、一転しての軽やかなステップを踏みながらメロディを紡ぐアンサンブルといい雰囲気作りもバッチリ。
これほどあけっぴろげなアイドル宣言チューンを、堂々とナチュラルに歌いこなせる道産子レディシンガーはミーちゃんしかいないだろう。
そう考えると誇らしき貴重なカリスマ的存在だ。
「YEAH!YEAH!!」
ヨシキの打ち鳴らされるカウベルが着実なるアクセントを構築している。
もうお客さん達は居ても立ってもいられないといったご様子。
最前列の中央には熱心なる猛烈応援団が絶え間なくエールを送っている。
手作りの団扇も目立っているよ。
タップリと愛情込められているのが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる。

「次はハナミーのレトロ演歌コーナー。
あの石川さゆりさんもデビュー時はアイドルだったのですよ(余談ですが・・・・マサは18歳の時に追分から苫小牧まで彼女と同じ車両に乗ったことがあった。
すれ違い様に微笑まれたんだけど、テレビよりも数倍メンコかった!!)
・・・・・天城越え」
これは反則技だ。
こう出てきたかい!?
嬉しい裏切り行為。
流れとしては秀逸だね。
ど真ん中のアイドル連発から、濃厚なる演歌の花道へと誘うなんて・・・・もう好きにして頂戴!!
1986年7月21日に発売。
意外にもオリコンチャートでは最高46位。
ミーちゃんも言ってたけど石川さゆりさんは可愛くて歌も上手いのに、同時期にデビューした同世代「花の中三トリオ」の陰に追いやられた感じであまり売れていなかった・・・。
そうとうにつらい時代・・・・。
でも必死に歯を食いしばって地道なレッスンを重ね方向転換もはかり、遂に演歌界で花開く。
今ではベテラン女性演歌歌手の揺ぎ無き代表格だもんね。
この曲って長年カラオケの定番のわりに、見事歌い切る人って見たことがない。
そのくらいに難攻不落な手強き1曲だ。
よほどの自信と余裕がなければ取り組むことなんて不可能。
自殺行為だ。
自爆必至・・・・。
それをミーちゃんは、いともあっさりと魂とコブシを込めて最初から最後までエモーショナルにこなしていました。
女の情念の籠った歌詞を懇切丁寧に涼しい表情でね・・・・。
負けじとツイン・リード・ギターの調べが虚空を切り裂くように咽び泣いていた・・・。
天晴だ。
ここでは、それまで踊り狂っていた観客たちも、じっくりと聞き入りながら酔いしれていたよ。
そしてハヤトくんの奏でる電子パーカッションが壮大なる音像を築いていた。
思いっきりタメの効いた拍子木、鼓が会場中に轟き渡る。
こんな曲を演奏するところなんて、やはりハナミーは只者集団ではない。
許容量が半端ない。

「ありがとうございます。
次の曲ではエンちゃん、マッキーのトランペットがハイノートをヒットして、キムキムのキーボードにも頑張ってサンバ感を醸し出してもらいますよ。
・・・・・ミ・アモーレ!!」
おお!!今度は中森明菜で攻めてくるのかい!
11枚目のシングル。
1985年3月8日リリース。
アルバム「D404ME」に収録。
オリコン&ザ・トップテン共に1位を記録!
明菜絶頂期の一撃だ。
エスニック調なアレンジが冴えわたっているね。
クールな嘶きトランペットも高らかに吠えまくっていたよ。
静かに淡々と始まる例の明菜節もパーフェクト。
低く押さえ気味のセクシーな歌い出しといい、屋台骨をがっしりと支える猛者たちといい、申し分のない響きが心地よい。
この手のムードメーカーはキムキムの真骨頂だな。
お手のものでしょう。
こういう味わいはそこいらにゴロゴロと転がっている若造バンド達には決して醸し出せない。
コロコロと曲調が変わるセットリストゆえに一切だれることのない流れだ。
どれ、次には何が飛び出してくるのかな!?
期待にワクワク、ドキドキ。


「それでは次の曲。
コーラスのアユちゃん、パーカッションのハヤトくんと3人で歌ったり踊ったりしたいと思います。
・・・・・・年下の男の子」(キャンディーズ初のヒット曲。これで初の紅白出場を果たした)
ランちゃん、スーちゃん、ミキチャン・・・・キラキラしていたよね。
1975年2月21日に発売された5枚目のシングル。
同名アルバムに収録。
累計50万枚を売り上げた。
オリコンチャートでは最高9位を記録。
尚、それまでスーがリードボーカルだったポジションをこの曲で初めてランに託して以降、ほぼ定着する。
キャンディーズは永遠に輝く最高のアイドルトリオだ。
ここではハヤトくんは両手に花状態。
三位一体型で振り付けもバッチリ。
この日のために、かなり練習したんだろうなあ・・・・・と言う痕跡があちこちに垣間見えた。
ちょっとでもテレがあっちゃあ台無し。
真面目なメンバー達は一生懸命にパフォーマンス。
腰に手を添えてグルグルしてヒラヒラ。
「HAW~~HAW♪」
ホーンセクションの全員も同じ振付をしているではないか。
ヨシキのパーカッションは、痒いところに手の届く采配。
タンバリンからウインドウチャイムへと、ありとあらゆる秘密兵器を要所要所に注ぎ込んでくる憎い奴。
バリエーションの膨らませ方にセンスが光る。

「男性のメンバー入りのキャンディーズもいいものでしょう!((´∀`*))」
ミーちゃん、ここでドリンクをグッと一飲み。
「松田聖子ちゃんのファンクラブに入っていました!
・・・・裸足の季節!」
記念すべき聖子ちゃんのデビュー曲。
1980年4月1日に発売。
アルバム「スコール」に収録。
ザ・ベストテンでは11位を記録。
何故だか甘酸っぱく、ほろ苦い青春時代が蘇る。
まだあどけなさの残る初々しい彼女はブリブリぶりっ子なんて言われていたものだ。
元祖ぶりっ子も、今ではアイドル界において別格だ。
女の子たちはこぞって聖子ちゃんカットで勘違いしていたしなあ((´∀`*))
しかし、改めて思うにミーちゃんは何でも器用にこなして自分のものにする才能があるね。
「好きこそものの上手馴れ」とは昔の人はうまい事言ったもんだ。
それにミーちゃんはどんな曲を歌っている時でも、心からハッピーモードに浸りきっている。
これが一番大切なところだよ。
初心忘れるべからず。
いついかなる時でもミーちゃんは新鮮な息吹を振りまいている。
だからこそ、聞き手のハートへ確実に刺さるものがあるんだね。
ヨシキ君、渾身のボンゴ乱れ打ちに追随するかのように、Qooくんのジャジーなアルトサックス・ソロがブローされた後を引き継いで、トロンボーンもさりげなくソロを披露して花を添える。
おっと、そうこうしているうちに終わりに近づいてきたようだ。

ここでハタと気が付いた。
ホーン隊全員が白の衣装で統一されていたことを。
なるほど、芸が細かいなあ。
「そろそろハナミーのことを好きになってくれた頃だと思うけど、残念ながら次で最後の曲となりました・・・」
「えええ~~~!!??」
「再び聖子ちゃんで・・・・・・夏の扉」
ラストソングにはもってこいだね。
正直、季節外れだけど問題なしに満足だよん。
1981年4月21日リリース。
5枚目のシングル。
アルバム「シルエット」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を記録。
チューリップの財津和夫さんが作曲だ。
しかし聖子ちゃんって名曲揃い。
他のアイドルとは一線を画すほど。
ハッキリ言って次元が違うな。
お約束の駆け引きもちゃんと用意されていますよ。
皆さん、ご一緒に「フレッシュ!フレッシュ!!フレッシュ!!!」
ブレスも含めて、なりきりの度合いが惚れ惚れするほど。
ステージの全員がはっちゃけて強引なまでの弾けようだ。
余力を振り絞っての熱演。
ギターの2人も交互に火花散るほどの白熱ソロバトルを繰り広げる。
本当にもう終わっちゃうのかよ。
夢のようなミーちゃんワールド、終演の時が訪れた・・・・。
パンパンッ!!とクラッカーが天井高くまで綺麗に炸裂して素敵なハナミー・ショーを祝福しているかのようでした。

「アイドル・ミーコでした~!!」
ちなみにパーカッションのヨシキ君はミーちゃん曰く「親衛隊」なんだそう((´∀`*))

お疲れさまでした・・・・って、ミーちゃんは後2バンドあるんだよね!
ワーカホリックだ。
キムキム、相変わらずお前もかあ!!((´∀`*))
エンちゃん、マッキーもSTAのためにエネルギーを摂っておいてくれい!
Qoo&マユ嬢もファンカホリックが控えておりまする。

ライブの醍醐味を全身に浴びるほど体験させていただきました。
なんだかんだ言いながらも日本って平和な国だなあ・・・と痛感した次第。

まだまだ先は長いぞ!明るいぞ!
お楽しみがいっぱいだ!!
ヨロシク!!














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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(PROLOGUE)

2022-11-09 02:38:52 | Live Photo
2022,11,6(SUN)
急激な冬将軍の到来に身も凍るような日々だ。
さてさて、皆さん、いかがお過ごしでしょうか!?
外は木枯らしピューピュー状態でも、我々はレッドゾーン振り切れるほどの熱気あふれる一日を過ごしましたよ。
それは江別市大麻に位置するライブ会場。
「エイベッツ・バンド・カーニバル」
そうですよ、あの「えぽあホール」だ!

どうです、懐かしい響きだ。
我々STAが江別のライブに出演したのは数年前の江別市民会館以来だけど、この「えぽあホール」は、な、な、なんと11年ぶり!
しかも3度目の参加。
江別市は札幌の隣町だけど、大きくて立派なホールが2つも所有しているんだよね。
アクセスも万全だし言うことなしだ。
でも、もうほとんどこのイベントに絡むことはないとあきらめかけていたら、歌姫ミーちゃんからこの度直々にお誘いを受けたわけだ。
まさに光栄の至り。
もちろん2つ返事での即答。
だからこそ力も漲るわけだ。

結果ですか・・・・
もちろん大盛況のうちに無事終了しましたよ。
音響、照明、機材、スタッフ、オーディエンス、対バンなどなど、今までの中でも出色の出来栄えで超盛り上がりました。
良かった、良かった。
これもひとえにミーちゃんの人徳のなせるわざ。
とにかく男顔負けなほどにイベント立ち上げ時から逐一詳細なる気配りと軽快なるフットワークと人脈を駆使して頑張っていたもんね。
頭の下がる思いだ。
当日もあの広い会場内を休むこともなく、動き回ってチェックに余念がなかった。
受付、ロビー、各楽屋、客席、ステージにと・・・・。
ミーちゃん自身も3バンドの出演だからリハだけでも相当に大変だったはずさ。
あのパワーは、一体全体どこから湧いてくるのだろうか。
今度、こっそりとおしえてもらおうっと。((´∀`*))

毎度おなじみ、一部のコアなマニア界隈では大人気のこのライブ・レポート。
ミーちゃんからマサへと一任されました。
責任重大だ。
こいつは下手なことは書けないなあ・・・・って、結局は、いつもの独断と偏見と思い入れたっぷりにリスペクトを込めて綴っていく所存。

今回は全8バンド。
常連組から懐かし組、はたまた初参加組とジャンルもバラエティに揃いましたよ。
だからこそ、最初から最後まで一切だれることもなく賑やかに楽しいひと時を過ごせました。
これに異議を唱える人なんて一人もいないはず。
それくらいにトラブルもなくデキ過ぎだった。

正直な話、またまたコロナの感染数が増大しているから入場者数の激減、キャンセルバンドの発生、もしかしたら開催自体も危ぶまれるかと危惧していたのさ。
いざ蓋を開けてみたらば、そんなことは取り越し苦労だったみたいだけどね。

そうとなりゃあ、ミュージシャンとしては、パフォーマンスに集中しての完全燃焼しかないもんね。

当日は快晴・・・・でも気温は低い。
身を差すような寒さ・・・・。

しかもバンドのリハーサルは朝9時15分からの開始。
ロッカーにとっては真夜中の時間帯。
それでも眠い目をこすりつつ、会場入りしてコンスタントに皆さん、真面目にタイムテーブルをこなしていきました。
ステージスタッフ、ミキサーの方も迅速な対応で好感度高し(皆、若い!華奢な女の子もいるしね)。
逐一、丁寧にチェックしてくれて大助かりさ。
プロフェッショナルの鑑。
各バンド大体20分のリハ時間が用意されていたから、じっくりと音固めに専念できた。
これはでかい。

休むことなくミーちゃん、八面六臂の大活躍。
皆、偉いなあ。
ルーズなヤツなんてどこにも見かけない。
やっぱりミーちゃんが誘ったバンド達だから素行も優秀。
和気藹々と和みつつも、ちゃんと楽屋入りしてウオーミングアップしているもん。
入り組んだ会場ゆえに、ちょっとあちこちと散策してみたら、迷っちゃうほど複雑だ。
でも至れり尽くせり。
ゆったりと過ごせて快適だ。

注意事項・・・・
ステージにはドリンク持ち込みオーケー。
ホール内の飲食は禁止。
楽屋の飲食はオーケーだけど、アルコールは禁止。

あっという間に、全体打ち合わせだ。
フィナーレの曲にも取り掛かる。
これも恒例の儀式((´∀`*))
期待度アップでワクワク。
アニソンマニアの真骨頂!
また新しい世界に踏み込んでしまったわい。(前回はヘイ・ジュードだったけど、今回のほうが最終局面のノリを考慮したら断然に正解だ)

お昼になったので一端、腹ごしらえ。
この会場はJR駅からすぐだし、目の前にショッピングモールもあるから便利。
無料パーキングもあるしね。

各バンドから役割も分担して協力を仰ぐ。
受付、写真撮影係、ステージ機材の後片づけから運搬まで。

ミーちゃん入魂のフライヤーとパンフレットも素晴らしい。
バンドへのリサーチもばっちりだ。
このくらいまで、やってくれる主催者ってなかなかいないよ。

「第69回 江別市民文化祭 今年も魅せます 熱い文化の心」
バンドフォーPROJECT代表 ミーちゃんからのメッセージを締め括りに添えます。
「エイベッツ・バンド・カーニバルへようこそ!
今年で22回目を迎えるエイベッツは、江別市文化協会のジャズロック部門に位置するイベントです。
素晴らしいえぽあホールにて、素敵なアーティストが江別を元気にする、江別市民のためのイベントです。
今年も音楽を楽しむ多彩なミュージシャンが参加してくれました。
感染対策も考慮しながら開催いたします。
音楽のすばらしさを一緒に感じていただけたら嬉しいです。
エイベッツを楽しみましょう!」

OPEN 13:00
楽屋に飛び込んできたメンバーが開口一番に言い放った。
「すでに客席が埋まり始めているよ」
おお!
ちゃんとアルコール消毒に検温も済ませての入場体制。
客席も一定間隔で着席。
立ち上がって踊るのは自由(アベさん、良かったね!!)
ただし、声出しは厳禁・・・・

13:25
マイクを手にしたミーちゃんがスポットライトを浴びて注意事項と開演のご挨拶。
いよいよだね。

それではそろそろ参りましょうか!
ARE YOU READY!!






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VOL,193 オヤジ達のバンドパラダイス・ファイナル@LIVE CAFE SOLISTE(S・T・A編PART,4)

2022-10-09 20:33:48 | Live Photo




****さあ!このライブ・レポートも遂に最終章へと突入だ!!
名残惜しいところだけど、思う存分に堪能して頂戴な。
いくぜい!!****

「どうだい!!
この場にはピッタリだと思うんだけどなあ。
残すところ、3曲となりました。
じゃあここで以前も大好評だったので、調子にのってサーヴィス・タイムと参りましょうか(笑)。」
「ええっ!?何のサービスタイム??」
「まだ明るい!!(爆笑)」
「何を言おうとしているのか忘れちゃいそうだあ!!

STAのブラス・ロック追求という基本コンセプトから外れるので、受けるのわかっていても、あまりこういうタイプの曲はやらないんだけど・・・・頑固なもので」
「えええ!!???」

「これだとディスコバンドと勘違いされちゃうからね。
そこで期間限定でディスコ・ナンバーを1曲、お送りしたいと思います(イエ-ツ!!の歓声)
でも、やるからには皆さんも一緒に演出してください。
歌って踊って!!
これ3分で終わっちゃうよ」
「ハヤッ!!」
「マイアミ・サウンド・マシーンの先輩でもある伝説のKC&THE SUNSHINE BANDといえば?・・・・・」
(観客席から)「THAT’S THE WAY!!(笑)」
「正解!!THAT’S THE WAY!・・・・・1・2・3~イエイ!」(ミキサー・スタッフがリバーヴをがっつりとかけてくれた!)

突発的にマサが連動してモッチンと共に渾身のカウント。

もうこの曲は下手な屁理屈なんか一切抜き。

各自で自由気ままに腰を振っています。

ミユキちゃんもオーバーアクション気味に悩殺フィーヴァー。
マサが事前にアドヴァイスしておいたのさ「プレイしながら踊ってね!」と。

だってSTA史上最も、全身で音楽を表現するプレイヤーなんだもん。
この手の曲ではじけないなんて、勿体無いでしょうよ。

ファニーもカツもカタボウも、思い思いのアタックにてフル稼働。
9人体制による、うねるようなラテン系のグルーブという贅沢極まりない編成は、まるでサンタナを見ているようです。

モッチンの歯切れ良い、控え目なるバッキングがそそるねえ。
彼が醸し出す多種多様なる打楽器の音壁が肝だよね。
マサが両膝つくと、シャッター・チャンスを狙っていたカメラマン達が見逃すはずもなく即座に激写。
マサの前ヘ陣取リ決めの記念ポーズ。

ステージ後方のフロアはすでにダンスクラブと化している。
バンドと客が熱を放射し合って、見る見るうちに一体化。
その中心で常に陣取るのはもちろんツッツー。
セクシーヴォイス部門担当の彼のこと、水を得た魚のように場面場面で色々な顔をちらつかせてもくれます。
客も一緒に歌っています。
皆、ヘトヘトなはずなのにね。
喉が張り裂けそうなほどだよ。
だから今回はより慎重にトライ・・・・。
エネルギーの配分も考えて。
ツッツーが高々と掲げた右手振り下ろしを全員が注視。
エンディングはばっちりと完了だ!(今年小樽・浅草橋・屋外ライブ7月16日の土曜日に演奏した時は、トラブってるメンバーもいたけどね・・・・)
ああ、リベンジ作戦完遂で気分もスッキリしたあ!!

マサはペットボトルの水を一飲みしてから「これでいいんだよ。
滅多に取り上げないから、スペシャルヴァージョンでおおくりしました。
皆さん、満足してくれてますか?」
「イエ~ッ!!」
「サンキュー!ツッツーに盛大なる拍手を・・・・!!
この歌詞って、私はあのやり方が好き!アハアハ・・・を繰り返すんだよね!!」
もちろんドッと爆笑で、拍手の波。

堂々たる物腰でブラス隊の前に佇むツッツーも、手を振りその声援へこたえる。
アキちゃんもマサもホッとしたのか満面の笑みを浮かべている。
ツッツーから懇願されていたコーラスという大役を果たし終えたからね。
これでなんまらと気が楽になったことでしょう(一部のメンバーらは納得がいかなかったようで、またすぐにでもこの曲にチャレンジしたいそうです)
全身から発せられるオーラが神々しくって眩しいくらいさ。


MCはマサから・・・・・。
「どうです、皆さん、楽しんでいますか!!?
・・・・ってあまり大きな声を出しちゃあダメなんだよね(笑)
でも手拍子ならばいくら叩いてもオーケー!
早いものでもう残すところは2曲となりました・・・・
じゃあ、これからもう一曲、ダメ押しとばかりにモノ凄い濃厚なのをぶっ放してみせますのでどうぞよろしく!!
毎回、STAは色々なタイプの曲を用意していますが、シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとノリのいい過酷この上ない曲をお送りしたいと思います。
・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。
ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。
それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。
このメンバー達でなければ実現不可能と言われた強烈な、ディスコでも人気だったという、これもわずか3分足らずのすこぶる燃費の悪い過激な曲。
日本歌謡界にも多大なる影響を与えたよ。
ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにざわめく会場内)。
ツッツーが情熱的に思いの丈を込めて歌います
・・・・燃え上がってください(と、ここでオーディエンスの方を指差すと皆が大きく手でリアクション・・・・)。
皆、聞いてね! ・・・・・邦題は黒い炎・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」 

焦らしに焦らされたオーディエンスが待ってました! とばかりに色めきだつ。
すこぶるアグレッシブな燃える闘魂がメラメラ!!
モッチンによるカウントで・・・「1・2・3~!」(カウントは多数決で半分の長さになった)

会場内の熱気は沸点に達した感あり。
脳天がカッカと炎上しているようだ。
歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。
このようなやさぐれたボーカル・スタイルのツッツーを聞けるのも貴重。
ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。
さりげない仕草が板についてるね。
ほぼ1か月をこれらに費やしていた。
だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。
それもツッツーにかかったら全く問題なし。 (密かに和田アキ子さんのテイクを参考までに聞き込んできたらしいよ!
なるほど、わかってらっしゃるね。 )
マサは後方にて、とびっきりのアクションを絶え間なく繰り広げている。
ステージ狭しと前後左右を休みなく駆け巡る理想のエンターティナー。
時にはステージそばで待機しているゆかり嬢&ヒラノさんにもベース・ネックを突き出して煽りをかます。
調子に乗りすぎて珍しくもピックを落としてしまった・・・・・仕方ないから滅多にやらない苦手なフィンガーピッキングに即行でチェンジ。
それに感化されたのかSTAのメンバー勢も、積極的に観客へ向けてMORE,MOREと要求。
マサ折り紙つきの、ニシヤンによる隠し味的ジャジーなWOWOWペダルがこれまた秀逸。 (名器VOXを使用)
ニシヤンはアドリブをこなしながらも真骨頂。
全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。
ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧なギター・バッキングがドライブしていて光っている。

アキは、どや顔での素敵なソロや、休むこともなく極めつけ振り上げたお手てをダイナミックに鍵盤へと振り下ろしてのデンジャラスなグリッサンド連発(ちょくちょく指に怪我を負うのがタマに傷)
輝かしきスーパーレディだ。

普段はポーカーフェイスな佇まいのカツも、適材適所、要所要所でしのぎを削るかのように攻め立ててくる。
ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまった・・・・。

その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。

けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なるハイノートヒッター。
以前ファニーいわく「ライブの度にこの曲を取り上げているバンドはそうそういないよ」とのこと。
よくよく考えてみたらば、それは言えてるね。

シンセブラスとホーン・セクション4管編成ともなると当然ながら厚みが段違い(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

カタボウが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。

ミユキを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか? と、これには心配になってしまったよ。
突き抜け感が尋常ではない。
やはり群を抜いてる。

ミユキ、お得意のヒステリックなるブローも効果覿面。
ここへきてもスパイスがピリリと効いていて、燻し銀の光沢を放っていたのでした。
スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。
体力の温存が課題だね、ここでも・・・・。

ツッツーちゃん、入魂のシャウトが神がかっている。

感無量の極致。

想像していた以上、期待を遥かに超越したボーカルワークには観客も「かっこいい!」と絶賛していたくらいだ。

細かな節回しや絶妙のイントネーション、骨っぽい歌いっぷりには関心しながらも腰を抜かすほど。

ニュー・フェイスのモッチンも、一種独特なるSTAワールドに今更ながらずっしりと手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。

以前マッキーちゃん曰く「スポーツジムに通っているようだ」とのこと。

なるほど、ユニークでうまい表現をするもんだねえ。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたモッチンが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。
マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリで絶好調。

ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。
必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。
燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!
マサとツッツーとでトコトンまで追求して究極の総決算で固め、わかりやすく、よりクールに仕上がった。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。

「この曲、誰か知ってるかなあ?」
観客から「知ってるよ!わかるよ!」
「あらら、怒られてしまったあ!(笑)」
メンバー達も大爆笑!
「かなり古い曲なのに、知ってる人がいてとても嬉しいです!
もう一度盛大なる拍手を世界のツッツーに贈ってくれ! よろしく! (笑)」
ツッツーも手を振りながら満足げ。
ひじょうにいい汗をかいたね。
爽やかな表情にそれらが集約されている。
添付された写真を見てもらえればそれも一目瞭然。

短期間でよくぞここまで成し遂げたものだ。
もう自分のものとして吸収しつくした感あり。
正直な話、歌い足りなかったそうだけど、今後のためにも、まあ肩慣らしということで。
これで終わりではなく、今後もっともっと面白いコラボレーションを策略中!

皆さん、彼が現在所属しているカバーバンド「ビア・プリーズ」でも堪能して頂戴な。
これを見た観客たちは大げさではなくラッキーだ(実際、その後の反響にこちらサイドがマジ驚愕したくらい。
この曲はいつの間にかゲスト専用になっちゃったけど、それだけに数多くの男女問わずシンガーを招いてきました。
その中でも1,2を競う完成度とハマリ具合だった。
これに異論を唱える人はまずいないでしょうね)。

****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))! ・・・余力を振り絞ってフィナーレに突入します。

もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。

もう泣いても笑っても正真正銘、お約束の展開であれが最後に飛び出しますよ!

覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。 ****


****白熱のライブ・レポートはPART、5へと続く・・・・・!!!!****
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VOL,193 オヤジ達のバンドパラダイス・ファイナル@LIVE CAFE SOLISTE(とらのあな編)

2022-10-07 08:34:14 | Live Photo



2,19:20~20:00
「とらのあな」

はい、「夢ぅMING」の熱き余韻の中、セカンドアクトの時間となりました。
司会進行役のゆかり嬢もそろそろ慣れてきたのか饒舌になってきたよ。

さて、この「とらのあな」。
マサはずっと以前から噂には聞いていた。
何たって大好きなチャーのコピーバンドだからね。
でも、活動の拠点が旭川だけに、そうそう簡単にコンタクトをとることができない。
たまには札幌界隈にライブ出演していたけどね・・・・。
そんな時、テレビの全国放送番組「アマチュアバンド・コンテスト」に北海道代表として「とらのあな」が出演した。
この時に初めて動く彼らを目撃。
そのプレイスタイルやパフォーマンスは想像以上!
ますます、興味が湧いてきた。
そうこうしているうちに、フェイスブックのお友達になった。
「とらのあな」さんもSTAの存在を知り、懇意の仲に。
メッセージでやり取りしているうちに「いつか、必ず対バンを実現しましょう!」と盛り上がった。
ただ、遠距離、しかも彼らは全員が小学校の教諭。
スケジュールの都合が上手くいかず、何度も頓挫の憂き目に・・・・。
STA企画「リブレーション」の話もあったんだけどね。
STAが旭川にまで出向く話も浮上。
でもねえ、更なる打撃が・・・・。
コロナですよ。
ほぼ諦めムードが蔓延する中、ひょんなキッカケでこの日を迎えることに。
縁とは不思議で面白いもの。
結局はバンド繋がりってこういう感じで広がっていくんだねえ。
とにもかくにも嬉しい限り。

「とらのあな」はもちろん本家のジョニー・ルイス&チャー、ピンク・クラウドにならい不動のトリオ編成。
強固なチームワークで長年、最前線で活躍している超ベテラン。
道内ではその道でずっと名を轟かせている。
最近は、これまた「とらのあな」とは知り合いのヒコちゃんプロジェクト「ブルー・クラウド」もチャーをカヴァーしてるけどね。
数年前にはマサのリクエストで、テッチャンもトリオで単発のバンド「レッド・クラウド」を結成して「リブレーション」のヴィニーズバーに出演してくれた。
でも「とらのあな」とは、キャリアが比較にならない。
年季の入り具合が別格で半端ない。
正に北海道の「ピンククラウド」と堂々と宣言しちゃおう。
本家の2人はすでに故人だから尚更のこと、貴重だ。

「室蘭ライブ」主催者のヒラノさんと「とらのあな」はずいぶん前からのお友達だそうですよ。
だからこそ、とんとん拍子に話は進行したらしいね。
そこにSTAも仲間入り。
そんなわけで、マサはリスペクトを込めて秘蔵の一枚「黒の虎の穴Tシャツ」を着用して室蘭入りをした次第。
当然、初対面の「とらのあな」メンバー達は挨拶と同時にこのTシャツの話題で盛り上がった。
それは予想を遥かに超越していた。
だって、開演前から帰る時まで「頂戴!」をギターのシバタくんから連発されちゃったほど。
そのシバタくんはメルカリで検索するも、全然見つからないそう・・・。
「プレミアものかも・・・・?!」との弁。
めちゃくちゃに安く古着屋で衝動買いしたんだけどね。

あ、このバンド名は、スポコン漫画「タイガーマスク」からの命名です。
だからベースのピヨちゃんは「ジャイアント馬場」の黒Tシャツ姿だった。
心底、プロレスの愛好家なんだねえ。
それは衝撃のMCにも表れていた。

前置きが相当に長くなってしまったので、そろそろメンバーの紹介をば・・・・。

チャー役のギター&ボーカル・・・・・シバタ君(旭川市)愛用のギターはてっきりフェンダーだと思い込んでいたら、なんと手作りなんだとか。
よくよくみたらばエンブレムも丁寧に貼り付けているし、ヘッドのシェイプも微妙だもんね((´∀`*))
ボディカラーはバーガディミスト。プラモデル用のスプレーペンキを器用に吹きかけたそうです。
凄い!ローズ指板。ワイヤレス使用。
足元には壮観なるエフェクター・ボードを設置。ペットドリンクも置かれている。
黒いキャップのツバには白いマジックでチャーの直筆サインが!
でも、それも薄くなってきたので、自分でその上からなぞっているのだそうですよ。
おおお!!・・・・

ルイズ・ルイス加部役のベース&コーラス・・・ピヨ君(旭川市)ワイヤレス使用。黒のスタインバーガーでプレイ。
自称「書記長」。愛称のピヨは照れ隠しなんだそうですよ。
白いマスクと白いキャップを装着。

ジョニー吉長役のドラム&コーラス・・・ホリイ君(羽幌町!)マイクは持参。
ジルジャンのTシャツが1ポイント。
自前のシンバル&スタンドは2本増設で、1本はライド側、もう1本はハイハット・サイド。
45インチの銅鑼は今回、泣く泣く諦めたそうですよ・・・・((´∀`*))
教頭から校長先生になったから、もうシンバル・スタンドは倒さないよ・・・と誓いのお言葉・・・・さて、結果はいかに!?
首には常に白タオル。それで汗を拭きつつの熱演。

「とらのあな」は多忙ゆえに、ライブのスケジュール組みがけっこう難しい。
全く動けない時もあれば、今回は3週連続の過密ライブ。
驚いたのは先週は小樽ゴールドストーン。
対バンが「夢ぅMING」、アキ率いる「マ・シェリ」、もっちん率いる「強烈」、吟遊詩人スナフキンの「サッサ」だっていうんだから衝撃。
サッサからは、「とらのあな」と対バンするマサの元に速攻でメッセージが着たものだ
「マサ兄、とらのあなのラストナンバーには驚愕だよ」
はい、まさにその通りだったよん!!
で、その2本目のライブが室蘭。
来週もライブなのだ。
売れっ子は辛いねえ。
嬉しい悲鳴状態。
この日は持ち時間が長めなので、ゴールドストーンのセットリストに3曲を+したゴージャスなバージョンだそうです。


迫力のテクニカルなプレイスタイルに加えて、愉快痛快なる3人のやり取りも見逃せない。
仲の良さが如実に伺える。
飽きることなく、あっという間の40分「とらのあな」ロックショーの開幕!!

先述のゆかり嬢はチャーの本名「竹中尚人」を「直人」と紹介。
マサは即座に「今、直人ってゆかりちゃんが言った」とセッティング中のシバタくんに確認。
「それは笑いながら怒る人ですよね」
ゆかりちゃんに間違いを教えると焦っていた。
「だってヒラノさんからそう聞いたんだよ・・・・」
まあ、これも含めてライブの醍醐味さ。
OK、オーケイ!!((´∀`*))
それにそのこと、誰も気づいていないしねえ!!

オープニングは「ヘッドソング」
彼らはお約束の曲から、マニアックで通泣かせな佳曲に至るまでを網羅。
このカッコいい曲は後者に位置するところ。
まあ、ファンにとってはお馴染みの定番。
ライブには絶対欠かせない。
1981年リリースのアルバム「オイラ」でもオープニングを飾っている。
憧れのチャー節が、随所に至るまで全開。
情け容赦ないセンス溢れるギターカッティングで、豪快に決めまくりだ。
ズドンとぶちかます重量級のメガトンチューンだ。
ココがミソ。
その様は息つく暇を与えないほど。
リスペクト精神が漲っていて、懇切丁寧なプレイスタイルも好感が持てる。
ユニゾンによるコーラスも、ハイテンション・マックスで効果覿面。
連続して打ち鳴らされるシンバルも爆音炸裂。
しかしよくもまあ、この難攻不落なトリッキー・ギター奏法だけでもそうとうにキツイところをボーカルまで担当。
それもエモーショナルな歌メロまで再現。
それは独特の響きによるエンディングの1音までスリリングこの上ない。
なんという戦慄のリフ攻撃だ!
言葉を失うほどさ。
天晴だ、と心から拍手を贈りたい。

間髪入れずに2曲
「キャッツ&ラッツ」
1982年リリースのアルバム「KUTKLOUD 」に収録。
ピンククラウドって、真新しい、もっと言えば往年のサウンドなんだけど、そんなの超越する唯一無二のカリスマ精神を湛えて問答無用にねじ伏せてくる勢いが凄まじいよね。
もろにジミヘンからの影響むき出しに強引なまでの力業をミディアム・テンポで発揮。
なりきりの度合いが凄まじすぎる。
序盤戦でこれなんだから、ここ以降、とんでもないことになりそうな予感だ。
実力派のJL&C初期は
オリジナル音源同様にアームダウンからチョーキングに至るまでの流れで「ギュイーン!!・・・・」
頑固一徹に貫き通す心意気。
ここでも三位一体となった独創的すぎるユニゾン・リフが延々と続くのですが「好きこそ物の上手なれ」とは昔の人はいいことを言いました。
相変わらずノリノリにエクスタシー。
ノイジーでラウドなギターに絡みつくリズム隊。
シバタくんはパーテーションの前まで寄ってきて腰を落とし気味に大股開きで疾走感みなぎるソロ弾きまくり。
フィンガーボード上を素速く滑らかに指が縦横無尽に駆け巡る。
この日の出演バンド中、一番ハードにヘヴィーな音壁が構築された瞬間だ。
サイケ・ムードを盛り込みながらもがっちりフィニッシュ。

ピヨちゃんがMCを担当。
「とらのあなです。ありがとうございます!
次の曲、えっとお、いいそうです・・・どうぞ・・・・」
場面一転しての3曲目が「サンセット・ブルース」
バリエーションの豊富さが垣間見える。
1982年9月21日リリースのアルバム「クラウド・ランド(桃源郷)」に収録。
JL&C通算5作目,ピンク・クラウド名義では2作目。
そのタイトルのとおりに骨太でヘヴィーな極上ブルース。
異色のセレクション。
こういう側面もあるのですね。
ところどころに泣かせどころも用意されていて心憎いばかり。
タイトでストレートでワイルドでラフな仕上がりがいぶし銀。
鉄壁なるグルーヴィー・アンサンブル。
ムードも満点で、最高潮に達した。
そんじょそこいらの若造どもが束になって挑みかかっても、一瞬で消し飛んでしまうよ。
ドラマティックなジャパニーズ・ハードロックのお手本。
ここではじっくりと腰を据えて聞き入りながら酔いしれるのも一興。

ピヨちゃん、再びMC
「毎度、ご迷惑をおかけしております。
教頭から教頭から校長になったから、もうシンバル・スタンドは倒さない・・・と誓ったのに早速やっちゃいました((´∀`*))」
ものすごい高さにセッティングされたシンバル・スタンドだけにパワフルに叩いた途端にぐらついてしまったのだ。
そこは百戦錬磨のオーナーだ。
素早くドラムセット横にまで駆け寄って修復作業で事なきを得た。
皆、その機転の良い行動に感心していたよ。
これで安心して演奏に集中できるというものさ。
ところが、一難去ってまた一難・・・・
「ムーミンさんに引き続き、うちのドラマーもまた悪い癖でスティックを飛ばしてしまいました・・・。
ムーミンさんはすぐ発見できたけど、うちのスティックはどこに行ったのかなあ・・・・?!
なくなった?・・・・
おかしいなあ・・・・今日はスティック飛ばし大会の様相を呈している?」
メンバー一緒にドラム回りやアンプの下を覗き込むも見つからない・・・・。
「なくなったといえば、円楽さんに続いて、今日アントニオ猪木さんが亡くなったそうです・・・。」
マサはビックリして思わず声に出してしまった。
「えええ!!???・・・・」
「チャーのバンド仲間たちもジョニー吉長、マーちゃん、そしてジム・コープリーが亡くなったね。
次は誰だ!?・・・・と客席を指さしながらも、この頃大人しいメンバーらを指さす!!・・・おいおい・・・・
それでは次の曲に参ります・・・・オール・アラウンド・ミー」
1988年リリースのアルバム「サイケ」に収録。
この曲は「とらのあな」メンバー一同もフェバリットにあげている出色の傑作バラード。
甘く切ないフォーキーなフィンガリングに導かれて、都会的な情景が浮かび上がる。
キャッチーなイントロの渋いギターアルペジオだけで、グッとハートを鷲掴みにされちゃうよね。
チャーの真骨頂だ。
指癖からして、チャーのアイドル的な歴代ギター・アイドル臭がプンプンと薫るテイストが絶品。
やや控えめでジャジーなコードストロークやフィルも味わい深い。
チャーも長年、演り続けているので今も進化している。
元々のアレンジはアコースティックなんだね。
翌年にエレキ・バージョンとしてマキシ・シングルとして発表した。
その時のタイトルは歌い出しの1フレーズでもある
「WHEN I WAKE UP IN THE MORNING LIGHT 」
歌詞を書いたのは、チャーの奥様スザンヌさん。
忠実に再現するとらのあな。
ホリイ君はドラムセットを寄せたり、ギターアンプをどかせたり、這いつくばってのぞき込んだりしながらスティックの捜索。((´∀`*))
観客たちも息を飲んでその一挙手一投足に見入っちゃう。

バラエティーな後半へ突入!
「ソング・イン・マイ・ハート」
隠れた名曲。
1980年5月リリースのアルバム「トライサイクル」5曲目に収録。
もちろんチャーの作品。
最初はブルージーなギター弾き語り。
シバタくんの独壇場。
スポットライトを独り占め。
陶酔の表情を浮かべつつも淡々と歌い紡ぐ。
その最中もスティック探しに奔走するホリイくん。
おっととと、コーラス・パートでは自分のポジションに戻るのが間に合わないからピヨちゃんのマイクで2人コーラス。
これが絵になるんだから反則だ。
あらかじめ、示し合わせていたんじゃあない!?と疑いの眼差しを向けたくなるほど。
そこからドラムセットに戻ってドッカン!と大砲のようなビートを刻み始める。
3人編成とは思えないような構築美を誇っているね。
これが中々にイカシテいる。
ビックリするくらいにね。
懐の深さが計り知れた。
微塵も慌てふためくことなく、完奏。

「((´∀`*))
あわない‥‥まさかの、エンディング放棄!?
シンジラレナイ~~!
僕らはアマチュア・バンドなんだから、余裕をみせたらダメなんだよ。
頑張っている真剣なところも見せない。
ああ・・・モニターの返しをもっとください~!
と、そんなことで時間稼ぎをしておいて・・・・(不敵な笑みを浮かべる)
声が急に出なくなってきたよ・・・・」
「もう年なんじゃあないの?・・・・
それでは6曲目にまいりましょう・・・・
空模様の加減が悪くなる前に」
これまた、琴線をビンビンに震わせてくれるなあ。
1976年リリースの、記念すべきチャー・ファーストソロ・アルバム「チャー」8曲目にに収録。
「とらのあな」が、満を持して披露。
作詞は故・天野滋。
そうです、ニュー・サディスティック・ピンク、略して「NSP」のメンバーだった人。
無名時代のチャーはNSPでギターを担当していたのだ。
その縁で作詞を担ってもらった。
アイドル・ロッカーとして登場したチャー全盛期の作品だけに歌謡曲っぽいところも散見。
チャーはゆったりしたテンポで作曲しているけれど、雄大で思慮深い構成は特筆に値する。
咽び泣きながら降下するギターの旋律と、間奏で隠し味的に使われるスキャット。
演歌っぽくて印象深いサビの「北の果てにも人生があり、南の果てにも歴史がある」は大げさすぎる表現だけど、歌心を込めての熱唱で違和感なく染み入る。
旅に出たくなるなあ・・・・。
ジャケットデザインを思い浮かべるならば富士山方面かなあ・・・・(-_-;)

「あと2曲あります・・・・・・アンコールというか、予備の曲も含めてね。
まだ、スティックは見つからないようですよ。((´∀`*))
・・・・アマノジャク!」
とらのあなのカバー中、一番新しい渾身の力作。
音楽活動30周年を迎え、2005年リリースされたソロ・アルバム「天邪鬼(AMANO-JACK)」1曲目に収録。
レコーディングに際し、ほとんどの楽器を芝浦の期間限定プライベート・スタジオにてチャー自身でプレイしたのだそうです。
天才マルチプレイヤーだなあ。
跳ねる戦慄のアクセントが絶妙で、鳥肌が立った。
洒落っ気タップリでユニークなのに、何故だかクールなんだからなあ。
「とらのあな」の面々も、楽しくって仕方ないというご様子。
余力を振り絞ってエキサイティングなパフォーマンスを繰り広げる。
もうエネルギー全開で汗だくだ。
でも爽やかな表情を浮かべているよ。
オーディエンスもずっと食い入るようにステージ上へ釘付け。

ここで一旦ライブは終了。
当然、アンコールの声が沸き起こる。
「じゃあ、今日はありがとうございました!
いきますよ!YEAH!!」
抜群にライブ映えする「スモーキー(1976年リリースのデビューアルバム・チャーに収録)」。
チャ―名刺代わりの代表曲でもあり、イントロひとつをとってもギター教則的必殺ナンバー。
ギタリストならば、必ずコピーしたであろう超絶技巧のテクニック。
チャー自身も思い入れが強いだけあって、何度もレコーディングしている。
バックを黙々とつとめるリズム隊だって、実は難攻不落なんだよ。
今聞いても、ちっとも古臭くない。
永遠に新鮮な轟きを放つんだろうなあ。
油断していたら、すぐにもたついてしまう、ジャジャ馬ソング。
ここいらも頑張って「とらのあな」は奮闘。
特にマーちゃんのベース奏法は、特徴あるピックとスラップを多用してエクスタシー・ラインを形成。
独創的なボトムをキープしているのですが、ピヨくんはそこをも忠実に応えていました。
ピヨ君のベースプレイは、群を抜いてセクシーに光っていました。
はっきりいって今まで見たチャーのコピーバンド中、出色の出来で、猛然と後光を放っていた。
シバタ君はそれまで、ニコヤカに淡々とおしとやかなプレイに徹していたが、いきなり火を噴く狂気のギター・ソロを突き付けてきた。
難解な奏法に加えてボーカルも全曲担当していた(チャ―ってけっこうキー高い!)渾身の一撃。
ブレイクの決めではアイコンタクトで阿吽の呼吸。
しっかりソロの個所では、度々フロントにせり出してサービス。
猛然と強引なまでに引き込む怒涛の波状攻撃には惚れ惚れするね。
猛息の根を止められちゃったさ。
これにてめでたく大団円。
申し分なき終曲。
痛快だったなあ。
想像していた以上に満足のゆく「とらのあな」に乾杯!

司会のゆかり嬢からインタビューを受けたピヨちゃん。
「いつものとおり、不真面目な出来でした。
良い子の皆さんは決して真似をしないでね・・・・こんな風でよろしいでしょうか!!??・・・・・((´∀`*))」

****ここで前半戦は終了だ。
3バンド目は我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYなのですが、それはゆっくりと最後にお届けします。
大トリを務め上げた主催バンド、久保マコト&ブルース・ブローカーズのライブ・レポートをお届けします。
バンパラ絶好調!!!****







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VOL,193 オヤジ達のバンドパラダイス・ファイナル@LIVE CAFE SOLISTE(PROLOGUE)

2022-10-03 18:09:06 | Live Photo
2022,10,1(SAT)
中島町1-24-11

このライブレポ―トは、書いている私が思っている以上に反響があるようだ。
それを改めて実感したのが今回のライブさ。

さてさて、皆さん、その後いかがお過ごしでしょうか?
我々、北国唯一無二の存在でもあるSAPPORO TRANSIT AUTHORITYは、おかげさまで相変わらず絶好調ですよ。

秋の気配に包まれた毎日ではありますが、10月に入った途端、爆音に包まれて大熱演を繰り広げたのであった。
しかも会場がSTA初の室蘭。
遠征は大好き。
港町は小樽でも実証済みですが、お祭り好きで賑やかだ。
想像以上の熱気が渦巻いている。

STAは過去にも、いくつか地方ライブのお誘いを受けたものだ。
でもそのたびに、メンバーが集まらなくて泣く泣く断念していた・・・・(´;ω;`)
でも遂にその夢が実現したのだ!
これは大事件。
過去のメンバーの中には遠距離移動を嫌う者もいたけど、現在は心配ない。
皆、ドライブ気分に浸って楽しんでいたよ。

事のハジメはと言いますと・・・これがけっこう長くなる。
フェイスブックをやっていると、共通の音楽趣味で、会ったことも話したこともない人と、SNS上のみで仲良くなって盛りがるものだ。
これが素晴らしいところ。
お互いに情報交換や近況報告、友達を紹介したりで輪がドンドンを広がっていく。

この度、ライブの主催者でもあるイブシ銀のMR,ベースマンこと、ヒラノさんとの出会いも同様だった。
マサとはとっくに友達申請し合っていた。
で、STAキーボードのアキも伊達出身ということで、室蘭在住のヒラノさんとはフェイスブック・フレンドだった。
コロナ禍で地元でのライブイベント活動が思うように行えなかった頃は皆、大変なストレスが蓄積していたことでしょう。
それも最近は徐々に和らいできたような感じさ。
そこで、タイミングを見計らったように、ヒラノさんが壮大なる構想をぶち上げた!
北海道全域から、凄腕のツワモノミュージシャン達を集めてのライブ祭り!
その一つとして、STAにも白羽の矢が当たった。
ブラスロックたるもの、売られたものは買うしかないでしょう。
堂々受けて立とう!
アキ経由で話をいただき、とんとん拍子にスケジュールの調整。
本来はもう少し早めに開催予定だったところを、STAの都合に合わせていただき10月1日にしてもらった。
大感謝!!
会場は写真送付もしてもらい、石造りの倉庫でいくことに決まりかけていた。
ところが、ミキサー担当氏曰く、STAのようなホーンセクションだと、音の跳ね返りがキツイ、とのことで機材をグレードアップしたばかりのライブハウス「SOLISTE 」へ変更することに。
結果としてはそれが正解でした。

ある程度の筋道が見えてくると、ヒラタさんはとことんまで突き詰めて詳細を組み立てはじめた。
対バンも一筋縄ではいかないようなところがズラリ。
バンド数は試行錯誤、紆余曲折を経て全4バンドに落ち着いた。
タイムテーブルも、フライヤーのデザインも完成。

ふと思い立ってマサはヒラノさんに質問した。
「司会者はいるの!?」
「大丈夫。ばっちり女性が担当しますよ!」
わあい、期待しちゃうよ。
それがユカリちゃんでした。
最も多く会場内で会話したのが彼女だったんじゃあないかなあ。
とにかく弾けるくらいにめちゃ明るいキュートな女性で話好き。
こりゃあ司会者向きだよ。
良い人材を発掘したヒラノさんに拍手。
ちなみに「ゆかりちゃん」はアキと同郷だということも、この日に発覚!
これも、ライブならではの醍醐味。
(STAトロンボーンのカツは室蘭出身だということも付け加えておこう。しっかりと実家に寄っていたよ)

ここまできたら、もう燃え上がるしかないしょやあ!!
何と、対バンの名前を見てビックリした。
皆、何年も前から知っている連中や、フェイスブックでよく見かけるバンドばかりだ。
しかもジャンルが一切被ることもなく、バラエティに富んでいるから、だれる要素なんて皆無。
アッという間に進行していた。
もう和気藹々とアットホームな雰囲気に浸り切っちゃったよ。
指折り数えながら、来るべき本番当日に向けてスタジオ・リハに励みました。
持ち時間もいつもより長めだから、ここぞとばかりにちょい遊び心と実験的要素も加味させていただきました。
楽しくってワクワク気分。

天気予報では秋晴れ。
太陽が燦燦と輝いていてウキウキ。
車に機材や楽器を満載に積んで札幌を出発。
安全運転を心がけていきましょう。
もちろん車内BGMはシカゴ1~3!!
最高のシチュエーションだ。
36号線を延々と走行。
どこもかしこも懐かしい風景ばかりだ。
メンバーも同乗。
音楽のウンチクや思い出話、評を述べ合ったり、過去のバンド経歴なんかも語り合う。
輪厚、恵庭、千歳、苫小牧、虎杖浜、樽前山、ウポポイ、白老、登別・・・・・。
恥ずかしながら、ちょっと迷ったけど、4時間ほどで早めに東室蘭へ到着。
でも、ここからも大変だった。
メンバー3人ともに方向音痴。
グルグルと走り回って、やっとライブハウスを発見。
午後2時50分に鍵が開くとのことで、ホッとしたらお腹が空いてきた。
中々、食べられる店がなく、せっかくだから室蘭名物の焼き鳥かカレーラーメンを食そうと思うも見つからない。
そうこうしているうちに、ニシヤンもやってきた。
とにもかくにも、カレーラーメンを無事に食べ終えてライブハウスへ戻った。
驚いたことにSTAのみメンバー全員が揃っていた。

マサは外にまで来てくれたカツに教えてもらい、向かい側のヤマダ電機パーキングへ無事に駐車。
楽器類はその間に運んでくれたよ。
ありがとう!!

STAのメンバー数人や、対バン達はけっこう室蘭に宿泊するそうです。
遠路はるばる羽幌、旭川、岩見沢、美唄からだもんなあ・・・・。
気合の入り具合が半端ないね。


ライブハウスは地下1階。
有名ミュージシャン達のサイン色紙が、壁にびっしりと貼り出されている。
オープンしてから10年だとのこと。
まずは最初に主催のヒラノさんと感動のご対面。
ライブハウスオーナーにもご挨拶。
丁重に名刺も交換。
持ち込み機材やワイヤレスの周波数、セットリストの細かな内訳を用紙に記して提出。
司会者のゆかりちゃんとも綿密なる打ち合わせ。
そうこうしているうちに対バン達も合流。
もうねえ、会った途端に打ち解けちゃうんだよね。
幸先の良いスタート。
バッチリ和やかなムードが満ち溢れてきた。

ヒラノさんは、大所帯のSTA用にライブハウスへ掛け合って専用の楽屋を特別に用意しておいてくれた。
まさかここまでしてくれるとは・・・・鋼の涙腺が崩壊寸前だよ。
もうこうなったら恥ずかしいライブなんてできないね。
そのヒラノさんは腱鞘炎だとのことで、大きく手首をテーピングしていた。
プレイヤーの誰もが抱える肉体的トラブルだよね・・・・。
自分はライブがはじまったら熱や怪我なんて遥か彼方へと追いやってしまうけど・・・(-_-;)

あまりボウっとしているとトラブルの元だから、徐々に準備に取り掛かる。

STAがリハーサルはトップ。
いつものことだけど、この日一番の大所帯。
唯一ホーンセクションが所属。
ミキサー泣かせなバンド。
オーナーが一人で音響、照明、セッティングにと奔走。
スタッフがお休みだとのこと。
受付に若い女性がいたけど、大忙し。
でもテキパキと動く様はお見事。
2曲を演奏後に、いくつかのチェックポイントも済ませて「それでは本番よろしくお願いします!」
最大の特筆事項といえば、ドラマーのもっちんが新たに加入したこと。
数段のスケールアップに成功した。
信頼度の高い百戦錬磨のミュージシャンだから、安心してプレイに専念できるというもの。
屋台骨がしっかりしていると、おのずとグルーブにも変化が出てきた。
ドンドンとバンドサウンドへと蔓延していき、厚み、ウネリ、抑揚が鮮明に。
ベテランドラマーだけに、余計な話し合いなんていらない。
理想的な阿吽の呼吸だ。
センス漲るスティックワークでグイグイと牽引してくれる。
リズムセクションはこうありたいものだ。
大船にのったようなもんだ。

会場の空気にも馴染んできたから、リラックスして皆と談笑。
とにかく積りに積もった話題が、いつまでも尽きない。
そんな時にでもヒラノさんは、常に周囲への気配りは忘れない。
だから小さなトラブルも皆無だった。
ヒラノさんの冴えわたる人徳がなせる技。

コロナ感染防止のため、手の消毒、マスクの着用、体温の計測は忘れないようにね。

BGMが流れる中、開場時間が訪れた!
今か今かと待ち焦がれていたオーディエンスがズラリと着席。
あれ!?
マックスとアッコちゃんも来店!!??
バンドって至る所でつながっているんだなあ、と痛感。

追記・・・・マサは対バンの「トラの穴」に敬意を表して伝家の宝刀「虎の穴」黒Tシャツを着用していった。
なかば確信犯的な受け狙いでね。
ところがこれが思いのほかに大好評を得た。
会った途端に目ざとく発見されたもんねえ。
「頂戴、頂戴!」と帰り際まで言われ続けた。
ギターのシバタくんはその後、メルカリで探し回るも全く見当たらないそうだ。
プレミアものかも・・・とのこと。

先述の鶯嬢「ゆかりちゃん」
ずっと緊張しまくってる・・・。
ヒラノさんが用意してくれたマイクを手にペンと「台本」を離さずにズッと目を通している。
責任感の強い生真面目なレディなんだね。
ヒラノさんも大まかな紹介文を手渡してくれたようだ。
STAのブログまで開いて、ゆかりちゃんはそこから色々な情報を抜粋したんだってさあ。
ブログを管理している者にとってはこれ以上ないほどの幸せ。
感動の極致だよねえ。

開演前にステージ上にセットされている常設アンプや機材類のご説明をば・・・。
ギターアンプはマーシャル・キャビJCM800(赤)
ローランドJC-120
ベースアンプはヘッドがトレースエリオット。
スピーカーはアンペグ。
ドラムセットは赤シェルのヤマハ。
シンバルスタンドはパール製。
モニタースピーカーはEV。
左右PA壁には、マ―シャルのキャビネットが壮大に埋め込まれている!!見栄えは抜群だ!
それは音がでるのかなあ・・・とモッチンは興味津々。


TOPのバンドはリハーサルを終えたら、そのままの状態でステージを降りる。
つまりセッティングの時間はいらないわけ。
ゆかりちゃんはそんなことを知らない。
しょっぱなから相当に焦ったらしい。
ステージに上がったら、そのまま間髪入れずに演奏開始だからね。
結局、この日のライブに至るまでのストーリー解説にほとんどの時間を割き、バンドの紹介はほどほどでライブはスタートしたのでした!!

全然、心配なんていらないよ。
これもひっくるめてライブってもんさ。
それじゃあ、そろそろ景気よく行きましょうか!!
たまりませんなあ!!
もう限界だ。
威勢よくLET’S・GO!!!




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