今日(4月2日)、学研の「歌うキーボード ポケット・ミク」をゲットしました。
4月3日発売予定だったのですが、勘違いして1日早く本屋を探していたら、どう言うわけか平台に置いてあったので即ゲット。結構な値段なので、さすがに山積みにはしてなくて、2冊だけ置いてありました。
![]() 【楽天ブックスなら送料無料】歌うキーボード ポケット・ミク [ 大人の科学マガジン編集部 ] |
いつも、氏家さんの宣伝に踊らされて、つい買っちゃうんですよね。
ポケット・ミクというのは、ヤマハ株式会社が開発した eVocaloid 対応音源 LSI “NSX-1” を搭載し、歌声には、『初音ミク』の音声データを使用している歌声を楽器化するガジェット。
この、「NSX-1」というチップ。今回は初音ミクがフィーチャーされていますが、これが優れもので、
eVocaloid、Real Acoustic Sound、Wavetable方式(General MIDI)の音源を内蔵していて、最大同時発音数64、マルチティンバー16パート、波形メモリー4MByte相当、ボイス数eVocaloid™(eVY1(日本語)) / Real Acoustic Sound×30種類、General MIDI×128種類、1ドラムキット、エフェクターリバーブ×29種類、コーラス×24種類、インサーション×181種類、マスターEQ(5バンド)というシンセサイザー音源としてすごい性能です。
このチップの値段、2,000円だそうです。今持っている XG 音源 Yamaha MU80(1994年発売当時の定価79,000円)に匹敵する能力が5,000円の本のおまけについているんですから驚きですね。
特に、Real Acoustic Soundという音源は、アコースティック楽器の微妙な変化を再現する最新技術「AEM™(Articulation Element Modeling)」をもとに開発された音源で、コンサートグランドピアノ「CFX」の音をもとにした音色など、30種類のアコースティックサウンドを出力できるものだそうです。
但し、 「Real Acoustic Sound」と「eVocaloid」を同時に使用することはできないようで、事前にどちらの音源をプリインストールするか選択する必要があり、今回は初音ミクの「eVocaloid」が選択されているようです。残念!!
で、ポケット・ミクは、リボンコントローラーのようなキーボードに、スタイラスで触れて演奏します。
「ドレミファソラシ」の音階・音声で歌う設定、「あ~お」の母音で歌わせる設定、あらかじめ用意された歌詞で歌う「プリセット」モードがあり、ビブラートやオクターブシフト(実質52鍵として機能、4オクターブをカヴァー)もついています。
更に、WEBアプリ(現在未公開)を使って歌詞入力が可能ということです。これは『NSX-1』を制御するためのライブラリをオープンソースで公開していて、これを使ったアプリのようです。ライブラリがオープンソースなので、これから『NSX-1』と連動したウェブアプリケーションがどんどん開発されるのが期待できます。
MIDIキーボードからも音源として制御できますので、1チャンネルで初音ミクを歌わせて、後の15チャンネルで伴奏ということも可能なので、楽器としても十分な性能です。
WEBアプリの公開を待ちたいと思います。