このごろ、ドライブといえば埼玉県を目指すことが多いです。
中央高速を山梨方面へ向かえば、確かに風景はすごくいいのですが、とにかく中央高速は必ず渋滞に巻き込まれます。大抵が、運転免許を持つ資格のないバカなやつの事故渋滞ですが、事故が無くても7㎞ぐらい自然渋滞があたりまえですので呆れます。
せっかく、良い風景を見て気分を良くしても、帰りに渋滞でイライラするのでは台無しなので、渋滞の少ない埼玉方面が多くなってしまうのです。
そして、今回も定番の久喜市菖蒲「のうきょう食堂」です。
注文内容もいつも一緒です。
もりそば大盛り(ざるそば頼んだのに)
もりうどん と 天ぷら盛り合せ、煮込み
いつもの味でとってもGOOD!!
お土産に、そば粉1㎏1,000円(税込 8%に上がったのに価格変更なし。これが「そばがき」にするとおいしい)、と隣のグリーンセンターで野菜をしこたま買いました。
そして、今回のサブの目的地は、栗橋。久喜市は合併ですごく大きくなって、菖蒲から栗橋まで、30分以上車で走ります。
ソメイヨシノは終わりましたが、静御前の墓所前や周辺で静桜(しずかざくら)が盛りだとの情報に誘われて今回訪ねてみました。
静桜は、里桜の一種で、5枚の花弁の中に、旗弁(はたべん)といって、おしべが花びらのように変化したものが混じる特殊な咲き方をするそうです。
栗橋駅前についてびっくりしました。なにか昭和30年代を彷彿とさせる、日本の原風景があります。湘南新宿ラインが直通で通るので、結構よく聞く名前の駅ですが、調布も田舎ですが、まさか、こんな田舎とは思いませんでした。駅舎の近くにタクシーの営業所があるという、定番の風景にぐっときました。
適当な駐車スペースも見当たらないので、セブンイレブンでトイレを借りて糖分と水分補給。静御前の墓に向かいます。
静御前の墓は、駅前すぐのところにあります。
源義経の内妻であった静御前が、義経の後を追って平泉に向かう途中、この地で悲恋の死を遂げ、その時、侍女琴柱が遺骸を当時この地にあった高柳寺(現・中田光了寺)に葬り、1本の杉の木を植えそのしるしとしたとのことです。
側に、静桜が咲いていました。
静御前が義経を追って奥州に向かう途中、義経の討死にを知り、涙にくれた静は、一本の桜を現在の宇都宮の野沢の地に植え、義経の菩堤を弔ったのが静桜の名の起こりだそうです。その原木を接ぎ木したものだそうです。
ここは、イベント広場にもなっていて、甘酒のサービスや土産物屋があります。
観光地のご多聞にもれず、アニメ調のキャラクターもありました。
このあと、ソメイヨシノの名所、大排水路にも静桜があるというので、そちらへ向かいます。
桜並木が1.5kmもつづく水路で、満開の時は壮観だったと思います。
静桜はすごくいい匂いがして、木は小さいのですが、けっこう楽しめました。
家から2時間ぐらいですが、気分が変わって楽しかったドライブでした。