世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

鬱療法

2007年09月29日 | 健康
国際交流会館のサポートボランティアに仲間がまた増えた。

30歳代のマジメで大人しそうな男性だ。

彼は、自らを
  
   「うつ病なんです」

            と、明らかにした。

そういわれれば、失礼だがチョッと目が空ろだ。

  もう、5年前から、休職中、という。


だが、ボランティア活動に自主的に参加するぐらいだから、随分回復してきているのかもしれない。


医者の勧めで治療の一環として、デイケアーセンターに出向いて、お年寄りのお世話をしていると言う。

ボクは、チョッと疑問に思った。


お年寄りのお世話は、それ自体とてもいいことだ。

だが、鬱を患う人にはどうだろうと。


病院や老人ホームに行くと、ボクは正直気が滅入る。

  こちらのエネルギーを吸収されるからだろう。


元気な人が、お見舞いや、お世話にいくことはおおいに勧めたい。


だが、欝の人に必要なのは、むしろ若い人や、元気な人の集まる場所だ。

そこで、正のエネルギーといえる『気』を吸収することこそが治療に通じるのではないだろうか。


ボクは、彼にこのボランティアこそ彼にふさわしいのではないかと提案した。

  ボク自身が、このボランティアで「元気」をもらっているからだ。


彼は遠からず復職を果たすだろう。

     ボクは、彼を信じる。


What lies behind us

and what lies before us

are tiny matters

compared to what lies whithin us.