彼女が出ていった。

イメージ
置いてた着替え、化粧品、ペアのコーヒーカップ、
そして二人で育てていた花など、
車に積んで出ていってしまった。
思い出のすべてを引き連れて。
それはあまりにも突然の出来事だった。
そう、
別れは唐突にやってくる。
これまでも喧嘩をするたびに何度も別れようと思った。
理由はいつも些細なことだった。
実際に別れかけたこともあった。
それでも何とか繋いでこれた。
それはひとえに彼女の忍耐の賜物だった。
だが今回は、もうこれまでかと腹をくくった。
出会ってまだわずか10か月。
短い期間だが、この間地震を含めいろいろな出来事、事件が起きた。
人生をギュッと凝縮したような、
あまりに濃い時間が足早に過ぎ去っっていった。
彼女の姿が消えて、茫然自失。
涙さえ出てこない。
外の森では追い打ちをかけるようにフクロウがホー、ホーと寂しげにないている。
あまりの静寂に耐え適て、音楽をかけた。
いつの間にかすれ違い始めた。
もっともっと話したいことあったけど
涙に変わりそうで言葉にできなかった。
好きになってよかった~♪♬
聞き覚えのある歌詞が流れている。
じわ~っと目頭が熱くなる。
と、その時、
目の前の窓が
スーッと開いた。
ワ~!
息が止まるほど驚いた。
窓の向こうに彼女が立っていた。

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置いてた着替え、化粧品、ペアのコーヒーカップ、
そして二人で育てていた花など、
車に積んで出ていってしまった。
思い出のすべてを引き連れて。
それはあまりにも突然の出来事だった。
そう、
別れは唐突にやってくる。
これまでも喧嘩をするたびに何度も別れようと思った。
理由はいつも些細なことだった。
実際に別れかけたこともあった。
それでも何とか繋いでこれた。
それはひとえに彼女の忍耐の賜物だった。
だが今回は、もうこれまでかと腹をくくった。
出会ってまだわずか10か月。
短い期間だが、この間地震を含めいろいろな出来事、事件が起きた。
人生をギュッと凝縮したような、
あまりに濃い時間が足早に過ぎ去っっていった。
彼女の姿が消えて、茫然自失。
涙さえ出てこない。
外の森では追い打ちをかけるようにフクロウがホー、ホーと寂しげにないている。
あまりの静寂に耐え適て、音楽をかけた。
いつの間にかすれ違い始めた。
もっともっと話したいことあったけど
涙に変わりそうで言葉にできなかった。
好きになってよかった~♪♬
聞き覚えのある歌詞が流れている。
じわ~っと目頭が熱くなる。
と、その時、
目の前の窓が
スーッと開いた。
ワ~!
息が止まるほど驚いた。
窓の向こうに彼女が立っていた。