世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

キューバ熱

2016年11月30日 | 
ボクのキューバに寄せる並々ならぬ関心度は

47年前から読み漁っていた本の数々をご覧いただければ御推測いただけるだろう。


      手元にあるこれらはまだほんの一部である


キューバとの係わりは、決してにわか仕込みではない。

特にゲバラに関しては、当時からありとあらゆる本を読み漁り、

ゲバラ研究家レベルにあった。

(フィデル・カストロも含めて)


当時(1969年)70年安保闘争に関わり

山本満喜子氏(ラテン音楽を日本に紹介した)の主宰する「日本キューバ文化交流研究所」に所属し、

キューバ革命支援のための「サトウキビ刈り青年隊」としてキューバ亡命を計ったことに始まる。


そしてそれはちょうどベトナム戦争と重なる。

(ボクがベトナムに嵌ったのもうなずけるでしょう)


そもそも、学生時代の専門の研究分野はラテンアメリカ経済学である。



それは何を隠そう、大阪外国語大学(現大阪大学)のイスパニア語(スペイン語)科に所属していたからだ。


言語は何かを知る、あるいは伝えるための単なる手段でしかない。

その先にどんな関心があるかで語学力(会話力)も違ってくる。

(英語も同じ)


今回、久しぶりにスペイン語の国に行ったが、

ネットが使えないということで辞書を持っていくつもりだった。

英西―西英辞典だ。



だが、ボクの所有する半世紀前の辞書は、

中がすでに黄ばんでおり、



キューバの本屋さんで買うつもりだった。

(スペイン語を含む5か国語の入った手持ちの電子辞書さえ、

古くてもううんともすんとも言わない)


ところが、ところが、

書店はあるものの、どこも在庫は少なく辞書というものが売ってない。

これには困った。

(キューバの書店に関しては後日詳しく述べる)

今頭の中にある単語力では、

相当忘れている言葉も多くそれではおぼつかない。

(それでも一週間もすれば、何とか語彙力も戻ってはくるが)


ハバナでは、街の中心部であればソコソコ英語も通じるが、

地方都市へ行くと、完全にスペイン語オンリーになってしまう。

(たとえ宿屋のオヤジさんでも英語を話せない))


まあ、取り立てて難しい議論をするわけではないのだが、

久々に伝えられない、聞き取れないもどかしさを味わった。


今回は、空港以外でまったく日本人に接することはなかった。

(宿泊先もCASAと呼ばれるいわゆる民宿だった)

そうした意味でも、スペイン語をもう一度覚え直したいという強い刺激になった。


     (モヒートを飲み、葉巻を燻らせながらね)


フィデル亡き後のキューバ、

トランプアメリカ大統領誕生後の米西関係の行く末など

関心は深まるばかりだ。


こうして世界情勢は否応なく自ずと変化していく。

日本も今、大変革を迫られている。

(ボーッとしてる場合じゃありません)


愚かなものは、変化に流され、

そこそこの人間は変化を先読みし対応する。

だが、優れたものは自ら変化を起こす。 by Asay