世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

いつか敗北する時が来る

2017年07月04日 | 100の力
誰しも例外なくいつか死ぬ日が来る。


同じように、

どんなに勝利しても、

いつかは負ける日が来る。

常勝の人生はあり得ない。


人間の価値は、

成功したとき、勝った時に決まるのではない。

失敗したとき、負けたときに決まる。


その分かれ目は、

次にどういう行動に出るかなのだ。


意気消沈して、自暴自棄になるだろう。

そのあとどうするか。


飲んだくれてアルコール依存症になる?

ギャンブルに走ってギャンブル依存症になる?


そうならないためには?


とりあえず動く。

環境を変えてみる。

いわゆる気晴らしだ。


失敗や敗北といった大きなことでなく、

ちょっと嫌なことがあった時でも

散歩したり、

知らない町に足を延ばしたりするだけでも気分が晴れることが多い。

あるいは、山や海といった自然のある場所に行ってみてもいいだろう。


気の置けない友達と一緒に飲みに行くこともできるが、

むしろ、その後の虚しさが落ち込みを増長させるかもしれない。

(できるだけ人込みの中も避けたほうがいいだろう)


自然の中で一人になって自分に向き合い、

前向きに考えるように心がけるほうがいい。

(瞑想はその最善の手段です)


ボクは若いころ、

阿蘇の雄大さから勇気をもらい、

海の岩壁で日がな一日打ち寄せる波を見て希望をもらった。



何を小さなことでくよくよしているのだろうかと。

大変だと思ったことが、

どうでもいいように思えるようになったとき、

再び挑戦する氣力が湧いてくる。


事業に失敗して多額の借金を抱え差し押さえられたとき、

何でもかんでも持って行ってくれ、と腹をくくった。

命までは奪われないだろうし、

頭の中、心の中まで差し押さえられることはない。

ある意味「開き直り」ですね。


その時気づいたんです。

大事なのは、物ではない、と。


最も大切なものは、心と頭の中にある。

そしてそれは死ぬまで(いや死んでからも)自分のものとして持ち続けることができる。

さらに、

そうした経験、思考というものを人に分け与える事さえできるのだ。

(ボクが旅に全財産をつぎ込むのは、そのためです)



好きな人に振られた時、

もう誰も自分のことを好きになってくれないのではないだろうかと自己嫌悪に陥った。


でも、世界には女の数は五万どころか、

何十億といる。


だれか一人くらいは自分のことを愛してくれるだろう。

そのためには、もっと自分を磨けばいい、と思った。

(英語力もその一つ)


身体を壊したとき、

絶望の淵に立たされたことがある。

死にたいとも思った。

それでもまだ生きている。


幸い五体はそろっている。

今自分にあるものでできることをしよう。

出来ることが何かあるはずだ。

そう思った時少しばかり気力が湧いてきた。


精一杯やった。

やり尽くした、と思ってもまだ半分。

もうダメだと思っても、まだ半分。

いくら考えたって、

まだ脳の5%しか使っていない。


9割以上可能性残したまま死んでたまるか!


いくつになっても、

どういう状況下においても、

どれだけやってもまだやりきれていない。


一時は落ち込むところまで落ち込めばいい。

泣くだけ泣けばいい。

涙が乾いたら、

上を見上げてみよう。


止まない雨はない。

肝心なことは

それまでなにがなんでも生き延びることなのだ。

(たとえみっともない姿をさらしてでも)


自分で自分の限界を決めてはいけない。

ましてや、

自分で自分の命を絶ち切ってはいけない。


生きてる以上まだ半分残っているのだから。


可能性は何か、

やれることは何か、

それが分からなかったら、

旅に出ればいい。

(動いて環境を変える)


じっとしているから

煮詰まるのだ。

滞り、腐るのだ。


とにかく動こう。

そうすれば違った景色が見えてくる。


そして、何かを気付くだろう。

さあ、そこからが再出発(restart)。


そうして人はまた一つ大きくなる。

人生は捨てたもんじゃない。



【追記】


この世に生を受けたとき、

神様は必ずその人にしかできない使命を

gift(才能というプレゼント)として授けている。


人生の目的とは、

それを探し、気づき、全うすることにある。


共通することは、

人を愛し、人に尽くすこと。


生きるということは

そのプロセスに過ぎない。


(生きている限り、人生を諦めないこと。

そのプロセスを中断させないこと)



【追記2】


本当の敗北とは、

自分に負けることです。