1000坪の敷地と5軒の家。
ここ数年ほったらかしだった。
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このまま手放そうかと思っていた。
独り身には持て余す。
タビストには、ある意味無駄なオブジェでしかない。
歳を取ればなおさらのことだ。
老後は田舎でのんびり穏やかに悠々自適。
だって!?
そんなこと夢のまた夢。
幻想にしか過ぎないことをとうに気づいていた。
年を取れば、街中でワンルームのマンション生活がいい。
余計なものを一切排除して、必要なものは手の届くところにある。
一歩出ればすべてが揃っている。
コンビニもドラッグストアも、銀行も郵便局も、そして病院も。
すべては歩いていける距離。
いや、這ってでもいける。
タビストにとっては、それすら必要のないことかもしれない。
転々とホテル暮らしをするのだから。
バックパック一つあれば済む。
そんな生き方を描いていた。
それが、一転。
ここをもう一度生かそうという意欲が湧いてきた。
最愛の人とならできる。
そう思えるようになった。
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確かにここはパワー満ち溢れた稀にみる神々しい場所。
滾々と湧き出る水、澄み切った空気。満天の星。
ここにいてこそ、氣力がみなぎり、こうして元気でいられる。
感謝に尽きない。
山から、森の木々から、何より天からパワーが注がれる。
守られし地。
敷地を挟んで祠と鳥居がある。
川がある。
築120年の古民家、そして1000本の竹を切って森に建てた理想の家。
2度にわたる震度七の大地震にも耐えた家と土地。
愛着がないと言えばウソになる。
手放すにはあまりにも忍びない。
20年前までは、大分県久住高原で15000坪(ここの15倍)の土地を切り開いてきた。
20年の歳月が体力を1/15にしたとしても、
氣力は一向に衰えない。
いや、それ以上のものが経験則として培われてきた。
問題は、モチベーションだった。
今それに火が付いた。
ただ漂うだけだった浮き草の根がしっかりと大地に根を下ろし、
海を渡って地球に蔓延(はびこ)り、
枝を伸ばし傘のように地球上を緑で覆う。
それは世界に平和と心の豊かさをもたらす。
ボクの壮大な夢は、愛する人の力を得てここに実現する。
1+1は必ずしも2ではない。
愛する人となら、それは5にもなり、10にもなり、100にもなりえる。
もう一度、二人でこの地に心血を注ごう。
新世界を創るのだ。
ここ数年ほったらかしだった。
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このまま手放そうかと思っていた。
独り身には持て余す。
タビストには、ある意味無駄なオブジェでしかない。
歳を取ればなおさらのことだ。
老後は田舎でのんびり穏やかに悠々自適。
だって!?
そんなこと夢のまた夢。
幻想にしか過ぎないことをとうに気づいていた。
年を取れば、街中でワンルームのマンション生活がいい。
余計なものを一切排除して、必要なものは手の届くところにある。
一歩出ればすべてが揃っている。
コンビニもドラッグストアも、銀行も郵便局も、そして病院も。
すべては歩いていける距離。
いや、這ってでもいける。
タビストにとっては、それすら必要のないことかもしれない。
転々とホテル暮らしをするのだから。
バックパック一つあれば済む。
そんな生き方を描いていた。
それが、一転。
ここをもう一度生かそうという意欲が湧いてきた。
最愛の人とならできる。
そう思えるようになった。
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確かにここはパワー満ち溢れた稀にみる神々しい場所。
滾々と湧き出る水、澄み切った空気。満天の星。
ここにいてこそ、氣力がみなぎり、こうして元気でいられる。
感謝に尽きない。
山から、森の木々から、何より天からパワーが注がれる。
守られし地。
敷地を挟んで祠と鳥居がある。
川がある。
築120年の古民家、そして1000本の竹を切って森に建てた理想の家。
2度にわたる震度七の大地震にも耐えた家と土地。
愛着がないと言えばウソになる。
手放すにはあまりにも忍びない。
20年前までは、大分県久住高原で15000坪(ここの15倍)の土地を切り開いてきた。
20年の歳月が体力を1/15にしたとしても、
氣力は一向に衰えない。
いや、それ以上のものが経験則として培われてきた。
問題は、モチベーションだった。
今それに火が付いた。
ただ漂うだけだった浮き草の根がしっかりと大地に根を下ろし、
海を渡って地球に蔓延(はびこ)り、
枝を伸ばし傘のように地球上を緑で覆う。
それは世界に平和と心の豊かさをもたらす。
ボクの壮大な夢は、愛する人の力を得てここに実現する。
1+1は必ずしも2ではない。
愛する人となら、それは5にもなり、10にもなり、100にもなりえる。
もう一度、二人でこの地に心血を注ごう。
新世界を創るのだ。