カンボジア信用機構が来年２月に発足へ

　カンボジアでは、銀行やマイクロファイナンスからの借入情報等の信用情報を集中的に管理する機関がなく、マイクロファイナンス機関からの多重借入等が問題となってきていました。
これを憂慮したカンボジア中央銀行（NBC）は、世銀グループの国際金融公社（IFC）と協力して、信用情報を集中管理する機構の設立を進めてきました。カンボジア信用機構（Credit Bureau Cambodia）は、シンガポール系のVeda Advantage社、カンボジアマイクロファイナンス協会、カンボジア銀行協会等が出資して来年2月を目途に設立されます。Veda Advantage社が株式の49％を保有する予定です。
　カンボジア中央銀行では、この機構の設立によって、個人・法人の信用情報が集中的に管理・運用され、銀行やマイクロファイナンス機関が貸し付けを検討する際に効率的で透明性の高い審査が可能となり、更には不良債権の減少にもつながると期待しています。

↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村