カンボジア経済

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大手商業銀行 精米所への貸付を積極化

2011年12月09日 | 経済
 カンボジア政府の「コメの生産・輸出振興政策」の推進もあって、カンボジアの大手商業銀行が農業関係、特に精米所への貸付を積極化しています。
 11月22日、ANZロイヤル銀行(写真)とカナディア銀行は、精米所向け融資の拡充について発表しました。ANZロイヤル銀行では、精米所向けの貸付を拡充するために1億ドル(約77億円)を利用可能としています。カナディア銀行でも同じく1億ドルの枠を農業向け、特に精米所向けに確保しました。カナディア銀行では、農業向け貸付は現在の貸付残高の8%を占め、そのほとんどが精米所向けとのことです。
 政府系の農村開発銀行(RDB)では、精米所の運転資金として6000万ドル(約46億円)を準備していましたが、精米所側では、モミの買い付け資金として2億ドル~3億ドル程度は必要としており、資金の不足によって、外国の仲買人にモミを買われてしまうとの声が出ていました。商業銀行の貸付についても、十分な担保がないと借りられない、金利が高い等の不満も出ているようです。


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