カンボジア経済

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開発パートナーグループのリーダーが交代 世界銀行からADBへ

2012年03月13日 | 経済
 カンボジアでは、日本等の援助国、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)等の国際機関が集まって、開発パートナーグループを形成しています。これまで世界銀行の現地代表が、グループのリーダーとなる慣例でしたが、2月29日の発表によれば、この1年間は、ADBがリーダー、米国のUSAIDが副リーダーとなるとのことです。これは、世界銀行の現地代表であったファン氏(中国籍)がカンボジアを離れ、後任者が着任していないためとのことです。世界銀行は、プノンペンでの住民移転に問題があるとして昨年から新規融資を凍結していますが、カンボジア政府はこれに反発してドナーとの定期会合(カンボジア開発協力フォーラム)を無期延期する等の対抗措置を取っています。
 小さなニュースですが、これも米国と中国の間の冷戦の鍔迫り合いの一つであるとの見方もできるものと思われます。


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