タイ湾では、海上油田・ガス田の開発が周辺各国により進められています、その中で、タイとカンボジアの間では、海上の領海線が確定しておらず、双方の国が領有を主張している2万6000平方キロメートルの重複主張地域(OCA)が存在しています。この海域は、カンボジアが開発中のブロックAの西側にあり、石油、ガス等の埋蔵が有望視されています。OCAの開発については、タイとカンボジアの間で協議されてきました。タクシン政権時代(2001年)に両国で共同開発することで、一旦まとまりましたが、反タクシンのアピシット政権により、この合意は反故にされてしまいました。しかし、インラック政権により再び共同開発の協議がなされていましたが、またもタイ軍のクーデターでとん挫していました。
12月3日、カンボジア政府は、ソク・アン副首相を委員長、スイ・セン鉱業エネルギー大臣を副委員長とする、OCAにおける石油資源開発についてタイ政府と交渉する委員会を設置しました。タイ側も、天然ガス需要が伸びているにもかかわらず、既存のガス田からの生産量が2035年には75%も減少するとみられており、新しいガス田はぜひ欲しいところです。カンボジア側も、政府の歳入が限られている中で、石油・ガスの開発には高い期待があります。両国にウィンウィンの結果をもたらすOCAの共同開発についての協議が進展することが大いに期待されます。
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12月3日、カンボジア政府は、ソク・アン副首相を委員長、スイ・セン鉱業エネルギー大臣を副委員長とする、OCAにおける石油資源開発についてタイ政府と交渉する委員会を設置しました。タイ側も、天然ガス需要が伸びているにもかかわらず、既存のガス田からの生産量が2035年には75%も減少するとみられており、新しいガス田はぜひ欲しいところです。カンボジア側も、政府の歳入が限られている中で、石油・ガスの開発には高い期待があります。両国にウィンウィンの結果をもたらすOCAの共同開発についての協議が進展することが大いに期待されます。
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