カンボジアの鉄道の管理・運営は、2009年からオーストラリアのToll Groupとカンボジアのロイヤルグループの合弁会社Toll Royal Railwayにより行われてきました。12月22日、Toll Groupは、持ち分である55%を全て合弁パートナーのロイヤルグループに12月19日付で売却して、カンボジアの鉄道事業から撤退したと発表しました。
撤退の理由を、Toll側は、予想よりも低い利益と、カンボジア鉄道のリハビリ工事の遅れであるとしています。
カンボジアの鉄道は、内戦後、劣悪な状態にありましたが、アジア開発銀行(ADB)等の支援により、リハビリ工事が実施され、管理・運営は民営化されました。しかし、リハビリ工事については、南線(プノンペン~シアヌークビル港)は概ね完成したものの、北線(プノンペン~ポイペト)はほとんど未完成の状態で資金不足に陥り、工事はストップしている状況です。南線については、コンテナの輸送も開始されましたが、北線の完成は全く目途が立たない状況です。Toll社の発表では、南線の運行は、ロイヤルグループによりこれまで通り実施されるとしています。
途上国での鉄道事業の難しさを感じます。
Toll Groupの新聞発表(英文です)
http://www.tollgroup.com/media-release/toll-divests-its-stake-in-cambodias-railway
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撤退の理由を、Toll側は、予想よりも低い利益と、カンボジア鉄道のリハビリ工事の遅れであるとしています。
カンボジアの鉄道は、内戦後、劣悪な状態にありましたが、アジア開発銀行(ADB)等の支援により、リハビリ工事が実施され、管理・運営は民営化されました。しかし、リハビリ工事については、南線(プノンペン~シアヌークビル港)は概ね完成したものの、北線(プノンペン~ポイペト)はほとんど未完成の状態で資金不足に陥り、工事はストップしている状況です。南線については、コンテナの輸送も開始されましたが、北線の完成は全く目途が立たない状況です。Toll社の発表では、南線の運行は、ロイヤルグループによりこれまで通り実施されるとしています。
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