NGOのヒューマンライツウォッチは、3月12日に、カンボジア縫製産業での労働権侵害に関するレポートを発表しました。
報告書では、「多くの工場が違法な短期契約を繰り返して産休などの各種給付の支払いを逃れ、労働者を脅し、統制していることを明らかにした。輸出型工場の下請けをする中小の工場では、不定期雇用がさらに多い。すぐに解雇される可能性があるので、労働者が権利要求を行うのはさらに難しい。」と指摘しました。そして、カンボジア政府に対してきちんとした対策を求めています。また、有名な大手グローバルアパレルブランドに対し、「ブランド側には大きな影響力がある。縫製工場との契約を、労働者の権利侵害を生じさせないものにする力も義務もある。」と指摘しています。
この報告書について、カンボジア労働省は「まったく受け入れられない。」、雇用者側のカンボジア縫製製造協会(GMAC)は「少数のインタビューに基づく、偏った報告書である」と、強く反論しています。
カンボジアでは、これまで国際労働機関(ILO)の指導の下に、ベターファクトリーカンボジア(BFC)プログラムを実施して縫製業の労働環境改善に取り組んできていますが、中国系や韓国系の工場では様々な問題があるとされています。引き続き、政労使、更には国際的ドナーが協調して、改善に向けた努力が継続されることが期待されます。
ヒューマンライツウォッチのサイト(和文です)
http://www.hrw.org/ja/news/2015/03/12
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報告書では、「多くの工場が違法な短期契約を繰り返して産休などの各種給付の支払いを逃れ、労働者を脅し、統制していることを明らかにした。輸出型工場の下請けをする中小の工場では、不定期雇用がさらに多い。すぐに解雇される可能性があるので、労働者が権利要求を行うのはさらに難しい。」と指摘しました。そして、カンボジア政府に対してきちんとした対策を求めています。また、有名な大手グローバルアパレルブランドに対し、「ブランド側には大きな影響力がある。縫製工場との契約を、労働者の権利侵害を生じさせないものにする力も義務もある。」と指摘しています。
この報告書について、カンボジア労働省は「まったく受け入れられない。」、雇用者側のカンボジア縫製製造協会(GMAC)は「少数のインタビューに基づく、偏った報告書である」と、強く反論しています。
カンボジアでは、これまで国際労働機関(ILO)の指導の下に、ベターファクトリーカンボジア(BFC)プログラムを実施して縫製業の労働環境改善に取り組んできていますが、中国系や韓国系の工場では様々な問題があるとされています。引き続き、政労使、更には国際的ドナーが協調して、改善に向けた努力が継続されることが期待されます。
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