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第12回日本・カンボジア官民合同会議

　日本とカンボジアは、日本・カンボジア投資協定に基づき、1年に2回の定期協議会を実施しています。7月29日にカンボジア開発評議会で第12回官民合同会議が開催されました。会議には、カンボジア側は、ソク・チェンダ・ソピア首相補佐特命大臣兼カンボジア開発評議会事務総長をヘッドに15省庁の関係者が参加しました。日本側は、隈丸優次日本大使をヘッドに、日本人商工会、JETRO、JICA等の関係者が参加しました。今回は参加者が増え、150名ほどが参加する大会議でした。
　会議では、カンボジアの投資環境を改善するために、日本企業が直面する問題について、政策・法律といった大きな課題から、事務手続きの改善といった個別の課題まで、幅広く取り上げられました。具体的には、電力安定供給や投資法改正等の投資基盤問題、最低賃金や労働組合法等の労務問題、特別税や税務登録といった税務問題、輸出入手続迅速化等の運輸関係問題等が取り上げられました。
　多数の問題があり、電力のようにすぐには解決できないものもありますが、個別の課題についても一つ一つ地道に取り組んで解決していくことが重要と見られます。また、日本側も、問題を指摘するだけでなく、解決策を提示する等、カンボジア側と協力して対応する姿勢であり、この点はカンボジア側からも評価されています。こうした地道な取り組みが、カンボジアの投資環境の改善とカンボジアでの日系企業の発展、更には、カンボジア経済の成長と日本・カンボジアの二国間の友好関係の深化に繋がることが大いに期待されます。


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