8月4日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、今年上半期(1月~6月)を総括する会議を開催しました。この中で、6月末の銀行の貸付残高は、対前年同月比33.4%増の130億3000万ドル(約1兆6290億円)に、預金残高は、同26%増の119億3000万ドル(約1兆4290億円)に達したとしています。融資の急速な増加の要因は、縫製業と観光業の好調にあると分析されています。他方で、融資残高の急速な増加を懸念する声もあります。国際通貨基金(IMF)等の国際機関は、NBCの銀行監督能力の強化を求めています。また、不動産向け融資の拡大等が、金融システムの安定性を阻害する可能性も指摘されています。
2014年末の銀行貸付残高の対GDP比は、54%に留まっており、国際的にはまだ低いレベルにあります。精米業者等の中小企業からは、金融へのアクセスが不十分であるとの批判も続いています。中小企業の金融へのアクセスの改善等により貸付のベースを拡大しつつ、不動産等の特定セクターに偏らない貸付の増加を図り、安定的に金融セクターを拡大していくことが期待されます。
カンボジア国立銀行(NBC)のサイト
http://www.nbc.org.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=146
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2014年末の銀行貸付残高の対GDP比は、54%に留まっており、国際的にはまだ低いレベルにあります。精米業者等の中小企業からは、金融へのアクセスが不十分であるとの批判も続いています。中小企業の金融へのアクセスの改善等により貸付のベースを拡大しつつ、不動産等の特定セクターに偏らない貸付の増加を図り、安定的に金融セクターを拡大していくことが期待されます。
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