カンボジア経済

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カンボジア 貧困国から低所得国にワンラックアップへ

2015年08月18日 | 経済
 カンボジアは、これまで貧困国に分類されてきましたが、2016年7月からは低所得国に格上げされる見込みとなっています。スン・チャントル商業大臣によりますと、2015年の一人当たり国民総所得(GNI)は1096ドルと見込まれるとのことで、世界銀行が定める低所得国の定義(一人当たりGNIが1046ドル~1985ドル)に達し、2016年7月以降、低所得国の仲間入りができると予測されます。カンボジアの一人当たりGNI(世界銀行発表)は、2012年880ドル、2013年950ドル、2014年1,010ドルと順調に伸びてきています。
 キエット・チョン副首相は、産業開発政策に基づき、2030年には、もう一つ上のランクである中所得国入りを目指したいとしています。産業開発政策では、国際的サプライチェーンを活用して、付加価値の高い製品を製造していくことをメインの柱としています。
 国際通貨基金(IMF)でも、中期的にカンボジアの成長率を7%/年程度と予測しており、順調な発展を続けることにより、カンボジアが、貧困国、低所得国、中所得国、更には中進国へと一つずつステップアップしていくことが期待されます。


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