5月10日、アジア開発銀行(ADB)は、カンボジア経済をアジアの新たな虎(Here Comes Cambodia: Asia’s New Tiger Economy)として高く評価する記事を発表しました。
ADBは、カンボジア経済は2013年以降GDP7%以上の高度成長を成し遂げたと評価し、更に、7%以上の成長は少なくとも2017年まで続くと予想しています。カンボジア経済は、「アジアの工場(factory Asia)」モデルにより成長してきました。これは、労総集約型輸出志向型工業によるもので、周辺国の労賃上昇もあってカンボジアに多くの工場がシフトしてきたことによるものです。これはまた、多くの貧困層が工場での職を得ることにより所得が向上し、子弟への教育が充実し、生活を向上させるというアジアの周辺国の先例に沿っているものと言えます。2015年には、第2次産業は11.7%の高成長を遂げ、輸出も14.1%増となっています。第3次産業も、金融業や観光業が順調で7.1%の成長を達成しています。今後は、労働集約型に偏っている産業構造を多様化していくことが重要であり、この方向で策定されたカンボジア産業開発政策(IDP)に期待したいとしています。
ADBが、真正面からカンボジア経済の好調を高評価しており、うまくまとまった好記事です。オリジナルは英文ですが、ぜひご一読ください。
(写真はADB記事より)
アジア開発銀行のサイト(英文です)
http://www.adb.org/news/features/here-comes-cambodia-asia-s-new-tiger-economy
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ADBは、カンボジア経済は2013年以降GDP7%以上の高度成長を成し遂げたと評価し、更に、7%以上の成長は少なくとも2017年まで続くと予想しています。カンボジア経済は、「アジアの工場(factory Asia)」モデルにより成長してきました。これは、労総集約型輸出志向型工業によるもので、周辺国の労賃上昇もあってカンボジアに多くの工場がシフトしてきたことによるものです。これはまた、多くの貧困層が工場での職を得ることにより所得が向上し、子弟への教育が充実し、生活を向上させるというアジアの周辺国の先例に沿っているものと言えます。2015年には、第2次産業は11.7%の高成長を遂げ、輸出も14.1%増となっています。第3次産業も、金融業や観光業が順調で7.1%の成長を達成しています。今後は、労働集約型に偏っている産業構造を多様化していくことが重要であり、この方向で策定されたカンボジア産業開発政策(IDP)に期待したいとしています。
ADBが、真正面からカンボジア経済の好調を高評価しており、うまくまとまった好記事です。オリジナルは英文ですが、ぜひご一読ください。
(写真はADB記事より)
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