カンボジア経済

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カンボジア鉄道 プノンペン空港線 ついに新車登場

2019年03月07日 | 経済
 昨年4月10日、プノンペン駅とプノンペン空港を結ぶ鉄道空港線が開通しました。これまでは、既存の客車をディーゼル機関車で牽引する形でしたが、ようやく1月にメキシコ製のディーゼル車3両が到着し、2月から運用を開始しています。これまでは、ディーゼル機関車が客車を後ろから押す形となる部分もありましたが、新型ディーゼル車は、両運転台なので安全性も向上するとともに、スピードアップも期待されます。新車のデザインは、新幹線を意識したのか、前面は流線形で、白の車体にブルーと黄色のラインです。車輛の床面が高くて、乗り降りは車体から出てくる階段を使う必要があります。なお、現在の運賃は、空港からプノンペン駅まで片道2.5ドルとなっています。
 プノンペン駅から、鉄道は西に延びており、約9キロの地点でシアヌークビルに向かう南線と、タイ国境のポイペトに向かう北線に分岐します。空港線はその手前で、プノンペン駅から約7キロのポーチェントン駅付近から分岐する新線約1.5キロを建設して、プノンペン空港まで連結しています。分岐した後の新線は、105K通りを、道路と鉄道の併用軌道(路面電車のような感じ)で進み、国道4号線を平面交差して空港に到着します。 
 既存の鉄道の活用等、道路以外の交通インフラの整備は、プノンペンの渋滞対策に重要な役割を果たすものと期待されます。

空港から約1.5キロは併用軌道です。写真は空港前の国道4号線との平面交差です。


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