1月17日、カンボジアエアポート社の親会社であるヴィンチ社は、2019年の乗客数について発表しました。カンボジアエアポート社が運用を行っている3つの国際空港(プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル)を合計して、1163万5000人が利用しました。前年比で10.2%増加となります。内訳は、プノンペン空港が、前年比11.2%増の602万9000人、シェムリアップ空港が12.4%減の392万6000人、シアヌークビル空港が158.1%増の168万人となっています。
シェムリアップ空港の利用者の減少は、主に中国人客の減少によるものと見られます。中国人観光客は、全体では伸びているものの、シェムリアップよりも海岸沿いでカジノもあるシアヌークビルにシフトしつつあるものと見られます。また、米中貿易戦争の影響で中国経済がスローダウンしつつあることも影響しているものと見られます。
米中貿易戦争を契機とした中国経済のスローダウンにより、日本を始め、タイ等のアジア各国で中国人観光客の減少が始まっていたことに加え、最近の中国のコロナウイルス問題も今年の観光客数にネガティブな影響を与えることが懸念されます。カンボジア政府が、中国一辺倒ではないバランスの取れた観光客誘致政策を進めていくことが期待されます。
(写真は、シェムリアップ空港)
ヴィンチ社の発表(英文です)
https://www.vinci-airports.com/sites/default/files/va_traffic_2019_en.pdf
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シェムリアップ空港の利用者の減少は、主に中国人客の減少によるものと見られます。中国人観光客は、全体では伸びているものの、シェムリアップよりも海岸沿いでカジノもあるシアヌークビルにシフトしつつあるものと見られます。また、米中貿易戦争の影響で中国経済がスローダウンしつつあることも影響しているものと見られます。
米中貿易戦争を契機とした中国経済のスローダウンにより、日本を始め、タイ等のアジア各国で中国人観光客の減少が始まっていたことに加え、最近の中国のコロナウイルス問題も今年の観光客数にネガティブな影響を与えることが懸念されます。カンボジア政府が、中国一辺倒ではないバランスの取れた観光客誘致政策を進めていくことが期待されます。
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