カンボジア中小企業銀行(Small and Medium Enterprises Bank: SME Bank)は、設立のための予算が2020年度予算に盛り込まれ、2020年3月にも業務を開始する見込みです。経済財政省の所管で、今年度予算として1億ドル(約110億円)が計上されました。中小企業向けの貸付により、中小企業の金融アクセスの向上を通じてカンボジア地場中小企業の振興を図る計画です。カンボジアの中小企業の多くは、精米所等の農業・農産加工に携わっており、これを主要なターゲットとしますが、更に、製造業、観光業、デジタル分野のスタートアップ育成にも取り組みたいとしています。
カンボジア中小企業協会連盟(FASMEC)のテ・タイン・ポー理事長は、中小企業銀行の開設によって、これまで資金の調達手段がなかったために制約を受けていた中小企業の活動が活性化されるとの期待を示しました。また、今後、中小企業銀行の支援を受けられるよう、未登記の中小企業が商業登記・税務登録を行う必要があるものと見られます。
カンボジア産業開発政策では、外資誘致と地場中小企業振興を車の両輪としています。カンボジアの中小企業は、競争力の強い周辺諸国の企業と厳しい競争をせざるを得ない状況ですが、最大の課題である金融アクセスの改善により、発展を続けることが期待されます。
(写真は、プノンペンの経済財政省本省)
経済財政省によるプレゼン資料(英文です)
https://www.unescap.org/sites/default/files/Session%205a%20Small%20and%20Medium%20Enterprises%20Bank%20of%20Cambodia.pdf
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カンボジア中小企業協会連盟(FASMEC)のテ・タイン・ポー理事長は、中小企業銀行の開設によって、これまで資金の調達手段がなかったために制約を受けていた中小企業の活動が活性化されるとの期待を示しました。また、今後、中小企業銀行の支援を受けられるよう、未登記の中小企業が商業登記・税務登録を行う必要があるものと見られます。
カンボジア産業開発政策では、外資誘致と地場中小企業振興を車の両輪としています。カンボジアの中小企業は、競争力の強い周辺諸国の企業と厳しい競争をせざるを得ない状況ですが、最大の課題である金融アクセスの改善により、発展を続けることが期待されます。
(写真は、プノンペンの経済財政省本省)
経済財政省によるプレゼン資料(英文です)
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