7月13日、在カンボジア日本国大使館は、日本政府がカンボジアに対しアストラゼネカ製ワクチン100万回分を無償で許与することを決定したと発表しました。世界的なワクチン供与システムCOVAXを活用して供与される予定で、運輸手段等が整い次第、プノンペンに空輸される見込みです。アストラゼネカ製ワクチンは、ライセンスを受けて日本国内で製造されたものとなります。
カンボジア政府は、既に1600万回分のワクチンを入手しており、8月末までに2000万回分の調達を完了できる見込みです。しかし、そのほとんどは中国製で、アストラゼネカ製(インドで生産)は、32万4000回分のみでした。中国製のワクチンの感染防止の有効性については、様々な結果から必ずしも満足の行く状況にはないものと見られます。こうした中で、日本政府が、アストラゼネカ製ワクチンを100万回分もカンボジアに無償供与することは大きな意義のあることです。
在カンボジア日本国大使館の三上正裕大使は、「このワクチンの無償供与が、カンボジア政府の新型コロナ対策を支援するとともに、カンボジアの人々の不安解消に役立つことを希望しています。」と述べています。これまでも日本政府はカンボジアに対し様々な支援を行ってきており、2020年11月には、新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援を目的とした250億円を限度とする円借款をカンボジアに供与しています。更に、新型コロナ対策として、5000万ドル以上の無償資金協力を行っています。
中国のワクチン外交が目立っていますが、日本政府は本当に役立つ支援を行ってきており、今般のワクチン供与もカンボジアの真のニーズに応える重要な意義を持つものと見られます。ワクチンが早期に到着し、カンボジアの人々に接種されてきちんとした免疫が確保されることが大いに期待されます。
(写真は、三上大使。在カンボジア日本国大使館のフェイスブックより)
在カンボジア日本国大使館の発表(英文及びクメール語)
https://www.kh.emb-japan.go.jp/files/100211984.pdf
ブログ「カンボジア経済」2020年11月10日「日本政府 カンボジアに新型コロナウイルス危機対応のための緊急円借款」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/12905ddb00078a2dd9852f729f1a200d
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カンボジア政府は、既に1600万回分のワクチンを入手しており、8月末までに2000万回分の調達を完了できる見込みです。しかし、そのほとんどは中国製で、アストラゼネカ製(インドで生産)は、32万4000回分のみでした。中国製のワクチンの感染防止の有効性については、様々な結果から必ずしも満足の行く状況にはないものと見られます。こうした中で、日本政府が、アストラゼネカ製ワクチンを100万回分もカンボジアに無償供与することは大きな意義のあることです。
在カンボジア日本国大使館の三上正裕大使は、「このワクチンの無償供与が、カンボジア政府の新型コロナ対策を支援するとともに、カンボジアの人々の不安解消に役立つことを希望しています。」と述べています。これまでも日本政府はカンボジアに対し様々な支援を行ってきており、2020年11月には、新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援を目的とした250億円を限度とする円借款をカンボジアに供与しています。更に、新型コロナ対策として、5000万ドル以上の無償資金協力を行っています。
中国のワクチン外交が目立っていますが、日本政府は本当に役立つ支援を行ってきており、今般のワクチン供与もカンボジアの真のニーズに応える重要な意義を持つものと見られます。ワクチンが早期に到着し、カンボジアの人々に接種されてきちんとした免疫が確保されることが大いに期待されます。
(写真は、三上大使。在カンボジア日本国大使館のフェイスブックより)
在カンボジア日本国大使館の発表(英文及びクメール語)
https://www.kh.emb-japan.go.jp/files/100211984.pdf
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