カンボジア経済

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カンボジア証券取引所 中小企業向け市場 初IPO

2021年07月20日 | 経済
 7月19日、カンボジア証券取引所(CSX)の中小企業向け市場「成長市場(Growth Board)」に初の上場となるDBDエンジニアリング社(DBD Engineering Plc.)のIPO手続の一環であるロードショーが実施されました。「成長市場」は、中小企業振興のために、カンボジア証券取引場が開設した市場で、メイン市場よりも緩和された条件で上場することが可能です。今回の主幹事は、SBIロイヤル証券となります。
 DBDエンジニアリング社は、カンボジアで20年以上の事業実績を有し、機械・電気・配管・建設等の工事の有力企業の一つとのことです。イオンモール、チップモンモール、カルメット病院等の建設工事に参加した実績があるとしています。2020年の売上は、1352万ドル(約14億7000万円)で、社員数は約700名とのことです。
 IPO株式数は500万株で、IPO価格は2380リエル(約0.6ドル)、調達額は384.5万ドル(約4億2000万円)となっています。配当利回りについては、当初3年間は5.5%を保証するとしています。公募期間は7月28日から8月18日で、上場予定日は8月30日です。詳細は、カンボジアの各証券会社にお問い合わせください。
 カンボジア証券市場は、2020年は新型コロナの影響もあって沈滞した状況が続きましたが、市場参加者は昨年のACLEDA銀行の上場もあって、増加しているものと見られます。新規上場により上場企業数が増加していくことは、市場の活性化にも効果があるものと期待されます。
(写真は、カンボジア証券取引所)

免責事項
カンボジア総合研究所の記事は、情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。弊研究所は、有価証券価格や為替レート等の上昇または下落について断定的判断を提供することはありません。弊研究所は、本記事の内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではありません。投資にあたっては、お客さまご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。


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