プチュンバンはカンボジアのお盆です。今年は10月5日から7日までプチュンバンの3連休でした。例年ですと、多くの人々が田舎に帰って家族で集まるので、セントラルマーケット近くのミニバス乗り場も稼ぎ時で、お土産を抱えて地方に戻る人たちで賑わいます。しかし今年は、新型コロナ対策でプチュンバンの各種行事が禁止されていることもあって、例年ほどではありません。お寺に入れないので、食べ物等の寄進を入り口で受け付けたり、お坊様のお話(説教)をオンラインで行ったりと、新型コロナ対策で色々と工夫はされているようです。
プチュンバンは、仏教徒のカンボジア人にとっては、重要な宗教行事で、日本のお盆ととても似ています。お祭りは15日間続きます。この間、人々は地元のお寺だけではなく、遠くのお寺まで出かけて、お布施をします。先祖の魂と再会するために、少なくとも7か所のお寺を回らなければならないとされています。先祖の魂は、プチュンバンの15日間の間だけは自由に動き回ることを許されると言われ、食べ物等を供えてお迎えします。
お寺にお参りする際には、男女ともに白いシャツを着てお寺に入り、まずご本尊に蓮の花とお線香を差し上げてお祈りします。その後、お坊様にお経をあげていただきます。また、ご先祖に捧げる食べ物は、お坊様に食べていただくことでご先祖様に届くということで、ご飯とおかずをお渡しします。お寺の中には、多くのごちそうがずらりと並びます。ご飯は、外に並べてあるたくさんのツボに少しずつ分けて入れます。最後に、砂で山を作ります。これは、パゴダを作ることを意味しています。
今年は、新型コロナの影響でお寺巡りも禁止となったため、閑散としたプチュンバンでした。来年は例年通りににぎやかに行事ができることを期待しています。
(写真は、2018年のプチュンバンのお寺の様子。多くの信者からお寺に料理が寄進されます)
今年のセントラルマーケット北西のミニバス乗り場。帰省客が少なく、客待ち顔のみにバスが並んでいました(2021年10月4日撮影)。

↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村
プチュンバンは、仏教徒のカンボジア人にとっては、重要な宗教行事で、日本のお盆ととても似ています。お祭りは15日間続きます。この間、人々は地元のお寺だけではなく、遠くのお寺まで出かけて、お布施をします。先祖の魂と再会するために、少なくとも7か所のお寺を回らなければならないとされています。先祖の魂は、プチュンバンの15日間の間だけは自由に動き回ることを許されると言われ、食べ物等を供えてお迎えします。
お寺にお参りする際には、男女ともに白いシャツを着てお寺に入り、まずご本尊に蓮の花とお線香を差し上げてお祈りします。その後、お坊様にお経をあげていただきます。また、ご先祖に捧げる食べ物は、お坊様に食べていただくことでご先祖様に届くということで、ご飯とおかずをお渡しします。お寺の中には、多くのごちそうがずらりと並びます。ご飯は、外に並べてあるたくさんのツボに少しずつ分けて入れます。最後に、砂で山を作ります。これは、パゴダを作ることを意味しています。
今年は、新型コロナの影響でお寺巡りも禁止となったため、閑散としたプチュンバンでした。来年は例年通りににぎやかに行事ができることを期待しています。
(写真は、2018年のプチュンバンのお寺の様子。多くの信者からお寺に料理が寄進されます)
今年のセントラルマーケット北西のミニバス乗り場。帰省客が少なく、客待ち顔のみにバスが並んでいました(2021年10月4日撮影)。

↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
