プノンペンの西側、バサック川の中州であるダイヤモンドアイランドでは、主に中国資本による野心的な不動産開発が進んでいます。久しぶりにダイヤモンドアイランドを訪問する機会があったので、少し見て回りました。「凱旋門」に似せた建物(写真上)や、中国系に人気の欧州風の建物等が完成していました。しかしながら、ほとんどの建物で、入居者がゼロの状態であり、ゴーストタウンと化していました。カンボジアの不動産は、中国から海外に逃避した外貨資産(主にドル建て)の投機対象となっていると言われます。このため、賃貸収入等が得られなくても、ドル建てで資産が確保できていれば良いという需要もある模様で、ゴーストタウンが次々に出来上がっている背景となっています。中国国内での不動産バブルの崩壊が懸念されている昨今、もし崩壊すれば、その余波がカンボジア不動産業にも及ぶ可能性もあるため、留意が必要と見られます。なお、カンボジア経済にとっては、これまで海外直接投資によって建設セクターが潤ってきたことも事実であり、マイナスばかりではありませんが、ブームにつられて提灯買いに走ったカンボジア人投資家は、中国人投資家ほどには余裕がないと見られる点も懸念されるところです。日本の湯沢のリゾートマンション群のようにゴーストタウンのまま老朽化が進むといった事態や、未完成のまま放置されるといった事態に陥ることも危惧されます。中国国内の不動産バブルの今後の状況や新型コロナ終息後の動向が注目されます。
川沿いに完成していた欧州風の建物群。ゴーストタウンです。

欧州風の街並みにも人影はほとんどありません。

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