3月18日、アジア開発銀行(ADB)は、「東南アジア:パンデミックからの回復(Southeast Asia: Rising from the Pandemic)」と題する報告書を発表しました。東南アジア各国のパンデミックの現状、経済への影響、今後の展望や政策課題がまとめられた報告書です。東南アジア全体の状況の概観を分析し、インドネシア、フィリピン、カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、東チモール、マレーシアの8カ国について、国別に分析しています。
全体的には、今回のパンデミックにより、各国はより持続的な経済の建設が必要であると気づかされたとしています。特に社会保障の充実、競争力の強化、中小企業が重要であると指摘しました。保健の拡充が、労働参加率の向上や生産性の向上を通じて、経済成長に資するとの認識も示しました。また、観光部門の再構築によって、持続的・包括的開発を促進していく手法についても提言しています。
カンボジアについては、ワクチン接種の進展に関し、同レベルの国々の中でも卓越した結果を出しているとして、高く評価しています。ワクチンの進展に支えられて、パンデミックの抑制、経済再開や越境移動の再開が可能になったとしています。しかし、カンボジアの主力産業である観光業、建設・不動産業、縫製品の輸出等は厳しい影響を受けました。その中で、農産品、自動車部品、電気部品、自転車等の縫製品以外の輸出が健闘した点を明るい兆しであると評価しています。この方向性を更に維持することによって、政府が目標としている耐久性が高く、多角化された経済を達成していくことが可能になると分析しています。
アジア開発銀行のサイト
https://www.adb.org/news/features/southeast-asia-rising-pandemic
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全体的には、今回のパンデミックにより、各国はより持続的な経済の建設が必要であると気づかされたとしています。特に社会保障の充実、競争力の強化、中小企業が重要であると指摘しました。保健の拡充が、労働参加率の向上や生産性の向上を通じて、経済成長に資するとの認識も示しました。また、観光部門の再構築によって、持続的・包括的開発を促進していく手法についても提言しています。
カンボジアについては、ワクチン接種の進展に関し、同レベルの国々の中でも卓越した結果を出しているとして、高く評価しています。ワクチンの進展に支えられて、パンデミックの抑制、経済再開や越境移動の再開が可能になったとしています。しかし、カンボジアの主力産業である観光業、建設・不動産業、縫製品の輸出等は厳しい影響を受けました。その中で、農産品、自動車部品、電気部品、自転車等の縫製品以外の輸出が健闘した点を明るい兆しであると評価しています。この方向性を更に維持することによって、政府が目標としている耐久性が高く、多角化された経済を達成していくことが可能になると分析しています。
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