2月7日、アジア開発銀行は、中小零細企業の新型コロナからの回復を支援するため、カンボジア郵便銀行(Cambodia Post Bank)と1000万ドル(約13億円)の借款契約を調印したと発表しました。なお、50%以上の金額を女性が代表を務める中小零細企業に貸し付けるとしています。中小零細企業の金融アクセスの改善は、その企業の成長だけでなく雇用創出や広範囲の経済回復に大きな効果があります。運転資金や長期的投資資金を融資することにより、競争力を向上させ、国際的サプライチェーンへのアクセスを改善する効果が期待されるとしています。
カンボジアでは、事業所の99.8%が中小零細企業ですが、これらの企業で銀行等からの借入を行っているのは20%以下と見られます。特に女性起業家は、公的な金融機関から借り入れが可能なのは5%程度ということであり、こうした企業への支援は喫緊の課題となっています。
カンボジア郵便銀行は、カンボジア郵政公社も参加して設立された銀行で、郵便局も活用して銀行業務を行っています。カンボジア郵便銀行は、国内第5位のネットワークを有し、地方を含めて約25万8600人・社に貸付を行っています。
カンボジアの産業界初政策の柱の一つである中小企業振興の最大の課題は、金融へのアクセスであると指摘されています。多くの中小企業にとって、こうした優遇条件での融資は、大きな役割を果たすものと見られます。カンボジア政府では、中小企業銀行や信用保証公社も活用して、中小企業向け金融を支援していく計画です。海外ドナーの資金も活用して、引き続き中小企業を支援していくことが期待されます。
(写真は、アジア開発銀行の発表より)
アジア開発銀行の発表(英文です)
https://www.adb.org/news/adb-and-cambodia-post-bank-sign-10-million-loan-improve-access-finance-msmes-cambodia
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カンボジアでは、事業所の99.8%が中小零細企業ですが、これらの企業で銀行等からの借入を行っているのは20%以下と見られます。特に女性起業家は、公的な金融機関から借り入れが可能なのは5%程度ということであり、こうした企業への支援は喫緊の課題となっています。
カンボジア郵便銀行は、カンボジア郵政公社も参加して設立された銀行で、郵便局も活用して銀行業務を行っています。カンボジア郵便銀行は、国内第5位のネットワークを有し、地方を含めて約25万8600人・社に貸付を行っています。
カンボジアの産業界初政策の柱の一つである中小企業振興の最大の課題は、金融へのアクセスであると指摘されています。多くの中小企業にとって、こうした優遇条件での融資は、大きな役割を果たすものと見られます。カンボジア政府では、中小企業銀行や信用保証公社も活用して、中小企業向け金融を支援していく計画です。海外ドナーの資金も活用して、引き続き中小企業を支援していくことが期待されます。
(写真は、アジア開発銀行の発表より)
アジア開発銀行の発表(英文です)
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