2月23日、国際金融情報センター(JCIF)は、「カンボジア:概要レポート(2022年度)」を公表しました。著者は、アジア第2部の久詰陽子研究員です。
レポートでは、政治・社会・外交(国土と民族/内政/社会/外交)、経済(経済成長/雇用/財政/物価・金融/国際収支/対外債務)、日本との関係について、最新のデータも含めて詳細に分析されています。
政治につては、「フン・セン首相による長期政権が続いている。22 年 6 月の地方議会議員選挙では与党人民党が全議席の約 8 割を獲得した。23 年 7 月に実施される国民議会(下院)議員選挙では引き続き人民党の強固な政治基盤が維持されることがほぼ確実である。」としています。新型コロナについては、「1 日あたり新規感染者数は 22 年 4 月以降低位で推移している。政府は 22 年 10 月にワクチン接種証明や到着時の検査を不要とし入国規制をすべて撤廃した。」と述べています。経済については、「20 21 年の実質 GDP 成長率(以下、成長率)は外需の回復により衣料品や履物の製造業が成長をけん引したため前年比+3.0%とプラスに転じた。2022 年も製造業が好調だったことに加え、観光業の持ち直しでサービス業が回復に向かったことから、主要国際機関は成長率を同+5.0%程度と推計している。」と分析しています。なお、物価については、「消費者物価指数(CPI)上昇率は食料品価格上昇および原油価格高騰による輸送価格上昇で 22 年 6 月に前年同月比+7.9%と約 13 年ぶりの高水準となった。7 月以降の CPI 上昇率は低下傾向にあり 12 月は同+2.9%となった。」としています。
このレポートは、有料(6000円)となっています。カンボジアの概要や最近の状況について、まとまった良いレポートです。ご興味のある方はご購入下さい。
(写真は、発展が続くプノンペン市内)
国際金融情報センターのサイト
https://www.jcif.or.jp/report/2023/KHM202302030475.html
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レポートでは、政治・社会・外交(国土と民族/内政/社会/外交)、経済(経済成長/雇用/財政/物価・金融/国際収支/対外債務)、日本との関係について、最新のデータも含めて詳細に分析されています。
政治につては、「フン・セン首相による長期政権が続いている。22 年 6 月の地方議会議員選挙では与党人民党が全議席の約 8 割を獲得した。23 年 7 月に実施される国民議会(下院)議員選挙では引き続き人民党の強固な政治基盤が維持されることがほぼ確実である。」としています。新型コロナについては、「1 日あたり新規感染者数は 22 年 4 月以降低位で推移している。政府は 22 年 10 月にワクチン接種証明や到着時の検査を不要とし入国規制をすべて撤廃した。」と述べています。経済については、「20 21 年の実質 GDP 成長率(以下、成長率)は外需の回復により衣料品や履物の製造業が成長をけん引したため前年比+3.0%とプラスに転じた。2022 年も製造業が好調だったことに加え、観光業の持ち直しでサービス業が回復に向かったことから、主要国際機関は成長率を同+5.0%程度と推計している。」と分析しています。なお、物価については、「消費者物価指数(CPI)上昇率は食料品価格上昇および原油価格高騰による輸送価格上昇で 22 年 6 月に前年同月比+7.9%と約 13 年ぶりの高水準となった。7 月以降の CPI 上昇率は低下傾向にあり 12 月は同+2.9%となった。」としています。
このレポートは、有料(6000円)となっています。カンボジアの概要や最近の状況について、まとまった良いレポートです。ご興味のある方はご購入下さい。
(写真は、発展が続くプノンペン市内)
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