8月19日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、中央銀行デジタル通貨バコンの観光客向けアプリの稼働を記念する式典をシェムリアップで開催しました。旅行者用アプリ導入の決定から1か月ほどでの稼働であり、そのスピード感には驚かされます。
観光客向けのバコンアプリは、観光客がダウンロードすることにより使用可能となります。統一QRコードのKHQRを使って、全国の330万カ所で利用可能としています。これまではカンボジア国内の銀行口座との紐付けが必要でしたが、観光客用アプリでは銀行口座・電話番号がなくとも、銀行や、空港・ホテルでチャージ可能となるとのことです。なお、今後、主要なクレジットカードでバコンにチャージできるようにする計画です。
アプリ経由の通常の認証で登録した場合、1日当たりの限度額は400万リエル(約14万2000円)、もしくは1000ドル(約14万5000円)となります。なお、旅行会社等で本人確認を行い登録した場合は、限度額が3倍の1200万リエル/3000ドルまで引き上げられます。
カンボジアは高度にドル化された経済であり、市中に流通する通貨の8割が米ドルとなっています。このため、カンボジア国立銀行では、自国通貨リエルの使用促進とともに、電子支払の促進を進めています。具体的には、中央銀行デジタル通貨バコンとQRコード支払の「KHQR」の普及促進と周辺国との相互乗り入れに取り組んでいます。
信頼性が高く、観光客にも利便性の高い電子支払システムが普及することは、大きな意義があります。今後のカンボジア国立銀行の継続的な取り組みが期待されます。
(写真は、カンボジア国立銀行の発表より)
カンボジア国立銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=816
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観光客向けのバコンアプリは、観光客がダウンロードすることにより使用可能となります。統一QRコードのKHQRを使って、全国の330万カ所で利用可能としています。これまではカンボジア国内の銀行口座との紐付けが必要でしたが、観光客用アプリでは銀行口座・電話番号がなくとも、銀行や、空港・ホテルでチャージ可能となるとのことです。なお、今後、主要なクレジットカードでバコンにチャージできるようにする計画です。
アプリ経由の通常の認証で登録した場合、1日当たりの限度額は400万リエル(約14万2000円)、もしくは1000ドル(約14万5000円)となります。なお、旅行会社等で本人確認を行い登録した場合は、限度額が3倍の1200万リエル/3000ドルまで引き上げられます。
カンボジアは高度にドル化された経済であり、市中に流通する通貨の8割が米ドルとなっています。このため、カンボジア国立銀行では、自国通貨リエルの使用促進とともに、電子支払の促進を進めています。具体的には、中央銀行デジタル通貨バコンとQRコード支払の「KHQR」の普及促進と周辺国との相互乗り入れに取り組んでいます。
信頼性が高く、観光客にも利便性の高い電子支払システムが普及することは、大きな意義があります。今後のカンボジア国立銀行の継続的な取り組みが期待されます。
(写真は、カンボジア国立銀行の発表より)
カンボジア国立銀行の発表(英文です)
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