カンボジア中央銀行(NBC)は、民間貸付が急伸している最近の情勢を、脱ドル化を進めるチャンスと見ています。しかし、実際には多くの貸付がドル建てで実施され、リエル建ての貸付は小規模なものに限られています。ACLEDA銀行では、2014年上半期(1月~6月)の貸付実行額は15億ドル程度(約1550億円:対前年同期比14.9%増)でしたが、そのうちリエル建ては8430万ドル(約86億8000万円:対前年同期比5.2%増)に留まりました。ANZロイヤル銀行では、ほとんどの貸付がドル建てであり、リエル建ては銀行の中心的ビジネスからは外れたものとなっていると指摘しています。また、民間企業サイドでも支払自体がドル建てが主流であるため、ドル建ての貸付を選好するとしており、リエルは農村向けでビジネス向けとはなっていないとの声もあります。
カンボジア政府、中央銀行、IMF等の国際機関も脱ドル化を進めるべきとはしていますが、脱ドル化を急激に進めることは経済にショックを与える等のリスクも高いため、脱ドル化は慎重に時間をかけて進めることで一致しています。ドルとリエルの為替レートの安定化やリエル建ての預金を増やす等の地道な取り組みが望まれます。
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