5月25日、世界銀行は、カンボジア政府に対し、カンボジア災害リスク管理事業(第2期)に関し、世界銀行グループの国際開発協会(IDC)から1億6900万ドル(約215億円)の譲許性借款を供与すると発表しました。また、日本政府が全額拠出して設立した「日本・世界銀行災害リスク管理強化共同プログラム」からも45万ドル相当の贈与が行われます。この事業では、洪水被害を受けた地域において、地方道路や橋梁を修復するとともに、農村開発省を中心とする政府職員に対し、災害リスク管理、気候変動への対応、災害後のニーズ調査等に関する研修を実施します。この事業では、7つの州の550万人が裨益するとしています。
カンボジアは、気候変動の影響を受けやすい国の一つであり、洪水や干ばつといった災害のリスクが高くなっています。また、カンボジアの地方のインフラ(道路・橋梁等)は、こうした災害により被害を受けることも多く、脆弱な状況です。地方道路は、多くの住民にとって日常生活に不可欠であり、災害で寸断されると、病院や学校、市場等に行来することができなくなり、困難な情況に置かれることとなります。そこで、カンボジア農村開発省では、災害に強い道路等の建設や改修に努力しており、この事業は、そうしたカンボジア政府の政策を支援するものです。
カンボジアでは、国の基幹となる一桁国道の整備や高速道路の建設が進められていますが、人口の7割が住む地方部の開発も必要であり、世界銀行や日本の支援を受けて、地方の基礎インフラの改善が進むことが期待されます。
(写真は、AKPより。2020年の洪水の状況)
世界銀行の発表
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2022/05/25/world-bank-financing-will-improve-disaster-and-climate-resilience-of-flood-damaged-rural-roads-in-cambodia
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カンボジアは、気候変動の影響を受けやすい国の一つであり、洪水や干ばつといった災害のリスクが高くなっています。また、カンボジアの地方のインフラ(道路・橋梁等)は、こうした災害により被害を受けることも多く、脆弱な状況です。地方道路は、多くの住民にとって日常生活に不可欠であり、災害で寸断されると、病院や学校、市場等に行来することができなくなり、困難な情況に置かれることとなります。そこで、カンボジア農村開発省では、災害に強い道路等の建設や改修に努力しており、この事業は、そうしたカンボジア政府の政策を支援するものです。
カンボジアでは、国の基幹となる一桁国道の整備や高速道路の建設が進められていますが、人口の7割が住む地方部の開発も必要であり、世界銀行や日本の支援を受けて、地方の基礎インフラの改善が進むことが期待されます。
(写真は、AKPより。2020年の洪水の状況)
世界銀行の発表
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