カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

プノンペンでもタピオカミルクティー Moma’s Bubble Tea Bar

2019年10月05日 | 経済
 プノンペンでタピオカミルクティーが流行っています。プノンペン北部カナディアタワー近くにできた「Moma’s Bubble Tea Bar」です。タイのバンコクで人気のチェーン店とのことです。お店は白を基調とした明るい雰囲気です。サングラスのおじさんと「能力」という漢字が書いてあるロゴマークの意味はちょっと不明です。タピオカミルクティー等のドリンク各種が揃っています。ミルクティーにはタピオカは入っておらず、0.5ドル(約50円)でタピオカパールを追加します。今回は一番オーソドックスなミルクティー(1.4ドル)にタピオカパールを加えて1.9ドルでした。甘さをゼロから5段階で選べるのはちょっと嬉しいです。実はタピオカミルクティーは初めてで、ミルクティーを先に飲んでしまうと、底にたまったタピオカをストローでは吸えないことを初めて知りました。お客さんは、地元の若い方が多いようです。お気軽にタピオカミルクティーを楽しめるお店です。お近くにお出での際にでもお試しください。

Moma’s Bubble Tea Bar
https://web.facebook.com/momasbubbletea/

ちょっと意味不明のロゴマークです。2階もあります。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジア・フィンテックの日 記念イベント

2019年10月04日 | 経済
 10月2日、プノンペンのラッフルズホテルにて、「フィンテックの日 記念イベント」が開催されました。主催は、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)で、アジア開発銀行等との共催です。カンボジア銀行協会、カンボジアマイクロファイナンス協会、カンボジアフィンテック協会、その他主要金融機関多数が後援しました。会場には、政府、金融機関、フィンテック関係者等300人以上が集まりました。
 カンボジア国立銀行では、今回のイベントについて、金融セクター、更にはカンボジア経済に貢献するフィンテックの重要性、好機と課題等について議論する絶好の機会であるとしています。また、フィンテック開発に関する知識や経験をシェアするためのフォーラムとなるものと期待を示しています。
 カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)によりますと、カンボジアでもフィンテックが浸透し始めています。カンボジアでは、電子支払、送金、インターネットバンキング等が、インターネットの全土普及に加えて、スマートフォンの浸透と共に広がり始めているとしています。また、今後は、AIやビッグデータ、ブロックチェーン等を活用した高度なフィンテックの開発・活用も課題となります。
 カンボジア国立銀行のチア・スレイ副総裁が述べているように、カンボジアはフィンテックの開発・展開にとって大きな可能性があるものと見られ、今後のフィンテック業界の発展が注目されます。
(写真は、カンボジア・フィンテックの日のフェイスブックより。フィンテック業界にあわせてジーンズ姿のチア・スレイ副総裁)

カンボジア・フィンテックの日 フェイスブック
https://web.facebook.com/Cambodia-Fintech-Day-105911957480309/


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジアの胡椒 生産過剰 作付けをやめる農家も

2019年10月03日 | 経済
 カンボジアのカンポットペッパーは生産過剰状態が続き、価格が下落していることもあって、作付けをやめる農家も出ているとのことです。カンポットペッパー振興協会によりますと、協会会員の445農家で、290ヘクタールの作付けを行って、約100トンの胡椒を生産していたが、今年は70トンほどしか需要がなかったとしています。このため価格も低下しており、通常の黒胡椒は、これまでの15ドル/キログラムから12ドル程度になっているとのことです。また、低品質の胡椒は、これまで10ドル/キログラム程度で売れていましたが、現在は2ドルに暴落しています。このような状況で、小規模農家(胡椒の作付け面積12ヘクタール以下)は、胡椒をあきらめざるを得ず、全体の20~25%の農家が胡椒の作付けをやめて、マンゴー等に変更したとのことです。
 協会によりますと。これまで生産量の50%はEU向けに輸出し、30%は国内販売しており、残りは米国、日本、韓国等に輸出されているとのことです。カンボジアがフランスの植民地であったころから有名な「カンポットペッパー」は、カンボジアで初めて2009年に地域団体商標、2010年に地理的表示(GI)を取得しています。

カンポットペッパー振興協会
http://www.kampotpepper.biz/



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジア中央銀行 国際決済銀行のグリーンボンドファンドに参加

2019年10月02日 | 経済
 9月26日、国際決済銀行(BIS)は、中央銀行向けのグリーンボンドファンドを発足させました。このファンドは、各国の中央銀行から集めた資金をグリーンボンドに投資するものです。投資対象は、格付け「A」以上で、国際資本市場協会が定めるグリーンボンド原則、気候債券イニシアティブ(CBI)が定める気候ボンド基準に合致したグリーンボンドとなります。ファンドは、ドル建てで、各国の中央銀行の外貨準備等からの資金を集めるとしています。BISでは「各国の中央銀行の投資力を集めることで、市場参加者の行動に影響を与えることができると確信している。」としています。
 カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、9月26日に、このグリーンボンドファンドに、ファンドの諮問委員会の委員として参加すると発表しました。NBCのチア・チャント総裁は、「中央銀行として、経済・社会・環境への気候変動のインパクトによる金融リスクを軽減する役割を果たすことが必要である。全ての機関が、グリーンファイナンスを促進し、気候に優しい投資を支持する方針を確立することを強く奨励したい。」と述べています。
 国連総会が行われているアメリカ・ニューヨークでの気候行動サミットでのスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16歳)の演説が注目を集めています。カンボジアの中央銀行が、こうしたグローバルな問題にも取り組むことは大変意義のあることであり、今後の活動が期待されます。

国際決済銀行の新聞発表(英文です)
https://www.bis.org/press/p190926.htm

カンボジア国立銀行の新聞発表(英文です)
https://www.nbc.org.kh/download_files/news_and_events/press_eng/1654PR_ENG_BIS_Launch_Green_Bond_26-09-2019.pdf



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジアの内戦時の債務 チェコが債務削減

2019年10月01日 | 経済
 9月18日、カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外務大臣は、チェコのマレク・リブリッキー駐カンボジア大使との協議で、チェコがカンボジアの債務の削減を行うことに謝意を表明し、他国も、チェコと同様にカンボジアの債務を削減する方向で検討することに期待を示したとのことです。更に、プラク・ソコン大臣は、国連総会が開催されたニューヨークで、9月26日にチェコのトマーシュ・ペトシーチェク・チェコ外務大臣と会談しました。
 両国は2014年、1980年代のカンボジアの債務の削減に関する本格的な協議を開始し、2018年5月20日に債務削減に向けた覚書の締結に至っています。カンボジアの債務は、1983年、1984年、1986年に繊維・食品加工工場の建設のためにチェコから借り入れた約300万ドルで、利息等を含めて約360万ドルが削減対象となりました。覚書では、このうち77%の債務を免除し、23%については、保健・教育セクターへの支援に振り替えるとしています。
 カンボジアは、内戦時代の債務の一部について各国と削減交渉を行っており、現在交渉中の金額は、6億2005万ドルとなっています(カンボジア公的債務統計)。大口のロシアについては、2018年10月に、15億ドルの債務について投資に振り替えることで合意しています。残る大口の米国の債務については、フン・セン首相と敵対していたロンノル政権が借り入れたもので、使途不明や武器購入の疑い等があるため「汚れた借金(Dirty Debt)」と呼ばれており、現在の金額は5億ドル程度と言われます。この債務については、カンボジアは米国には絶対に返済しないとの立場に立っており、米国に対して債務免除を求めています。
(写真は、カンボジア外務省のサイトより)



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする