英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『天地人』 第21話「三成の涙」

2009-05-25 22:47:55 | ドラマ・映画
いい台詞だったので、もう一度、載せます。

「命の恩人の顔を忘れるとは、上杉の義も何もあったものではござりませんな」
「フッ、それとも義とは、都合の良い時だけに振りかざすものなので、ございますか?
 それに、貴殿は出しゃばりすぎじゃ。それでは景勝様の立つ瀬がござるまい」
「真っ直ぐで正直なのもよろしいが、何事も行き過ぎると、あほうに見られますぞ」

 この言葉に、涙目になった兼続でありました。結局、秀吉の取り成しで、気を取り直します。
 秀吉の話から、握り飯で三成の心をほぐそうとする。まあ、そんな簡単に行くはずはなく、越後の米から国家論や幸せの基準の論議に持っていくのは、脚本家の計算ですね。

 しかし、怒りを抑えられず三成に掴み掛かろうとするし、秀吉の話から、単純に握り飯で懐柔ですか?兼続はやはり子どもです。


 前回、せっかく三成が突っ込んでくれたのに、三成の他人を小ばかにする人間性ばかり強調し、三成の鋭い指摘は棚に上げられてしまいました。まず、自分の非を認め、三成にきちんと謝って欲しかったです。
 今回は時間の流れをゆっくりさせて、兼続と三成が心を通わせあわせたのですが、その根拠というか、成り行きも説得力不足です。一晩、国家論を戦わせたりとか、せめて、三成が指摘した「貴殿は出しゃばりすぎじゃ。それでは景勝様の立つ瀬がござるまい。真っ直ぐで正直なのもよろしいが、何事も行き過ぎると、あほうに見られますぞ」という兼続の性格を三成も感銘受けるほど際立たせたエピソードを見せて欲しかった。
 裸踊りで「あほう」になるだけで、三成の心を解かすのでは、あまりにも芸がない。いきなり農民を出すのも、強引。妻は「日頃から」と言っていましたが。

          相変わらず、初音は出しゃばります。

残念ながら、今後は『天地人』について記事に取り上げることは、ないでしょう。
コメント (4)
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『BOSS』 第6話「天使?悪魔?天才少女の罠」

2009-05-25 19:17:14 | ドラマ・映画
 凄く頭の切れる女性同士、一人はひねた女子高生・由貴(志田未来)、もう一人は肝っ玉の大きいおばさん・絵里子(天海祐希)の女のバトルでした。
 今回は、それを中心に、コメディや天才少女のしたたかさを散りばめて、最後に「ひっかけ」の大技で決めています。面白かったです。
 ボケをしそうにない木元(戸田恵梨香)や片桐(玉山鉄二)が、ボケるのも面白いです。野立(竹野内豊)の親父ギャグの空振りも笑えました。


 なので、トリックなどの細かい突っ込みは野暮なのかもしれません。が、一応。

①アリバイ作りに、コンビニに何度も訪れるのは、不自然。

②沙織が増岡のマンション付近で、死亡推定時刻の午後11時にタクシーの車載カメラに映っていたが、彼女はなぜこの時刻にいたのだろうか?

③車載カメラの映像を見つけ出すのは、非常に困難のように思える。

④事情聴取はダメで、ポリグラフならいいの?

⑤一度死んだと思っていたが、実は生きていた(息を吹き返した)というのは、良くあるパターンだが、これは反則だと思う

⑥あの引っ掛け(証拠を捏造するのを利用して、墓穴を掘らせる)は、裁判で問題になるのでは?

⑦ロッカーに鍵は掛けないの?

⑧ああいう引っ掛けは、コロンボや古畑任三郎でもあったような気がする。

⑨友達の沙織が人を殺し(未遂)といて、それを相談したが、うそをつき続けるのは耐えられないと、自白。こいつさえいなければ、由貴は殺人をすることはなかったというのに。簡単に人を殺そうとするなよな。
コメント (2)
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