「面目ござらぬ ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2015年12月号」の解答です。

初手▲1八歩は“打ち歩詰の禁”。
そこで、△1八同桂成とできるように3四の桂馬を2六に呼ぶことが浮かびます。
しかし、本作の場合、▲2六角と▲2六銀の2手段があります。

角を捨てる方が詰将棋らしいので、角捨てから考えましょう。
▲2六角△同桂(第2図)

これで▲1八歩が可能となりました。

△1八同桂成に▲5七飛で詰みとなります。

導入部は“打ち歩詰解消問題”ですが、実質は“逃げ道封鎖問題”です。
さて、初手▲2六銀でも同様に5手目の▲5七飛まで進めて詰みそうですが、

ここで、△3七に合駒をする巧手があって(歩でなくても可)

▲3七同飛(▲3七同角は王手にならない)に、△2六玉で失敗します。

作品のタイトル「面目ござらん(桂馬の詫び)」は、出題記事でのじゅんいちさんのコメントが“言い得て妙”でしたので、アレンジさせていただきました。
詰手順……▲2六角△同桂▲1八歩△同桂成▲5七飛まで5手詰

初手▲1八歩は“打ち歩詰の禁”。
そこで、△1八同桂成とできるように3四の桂馬を2六に呼ぶことが浮かびます。
しかし、本作の場合、▲2六角と▲2六銀の2手段があります。


角を捨てる方が詰将棋らしいので、角捨てから考えましょう。
▲2六角△同桂(第2図)

これで▲1八歩が可能となりました。

△1八同桂成に▲5七飛で詰みとなります。

導入部は“打ち歩詰解消問題”ですが、実質は“逃げ道封鎖問題”です。
さて、初手▲2六銀でも同様に5手目の▲5七飛まで進めて詰みそうですが、

ここで、△3七に合駒をする巧手があって(歩でなくても可)

▲3七同飛(▲3七同角は王手にならない)に、△2六玉で失敗します。


作品のタイトル「面目ござらん(桂馬の詫び)」は、出題記事でのじゅんいちさんのコメントが“言い得て妙”でしたので、アレンジさせていただきました。
詰手順……▲2六角△同桂▲1八歩△同桂成▲5七飛まで5手詰