英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

真田丸 第13回「決戦」(先週放送)

2016-04-14 22:35:02 | ドラマ・映画
レビューは全く書いていませんが、緻密で大胆なストーリーで、非常に面白いです。

 第4回だったと思いますが、真田親子と信長が対面するまでの息が詰まるような腹の探り合いのシーンは最高に面白かったです。
 その後も、いろいろと三谷脚本らしい人物の描き方やストーリの見せ方にニヤリとさせられました。
 しかし、この13回に限っては、解せず、納得できませんでした。(今までスルーしておいて、ケチだけつけるのは心苦しいですが)


1.梅の行動
 これまで思慮深く慎重な言動を続け、時には強(したた)かさをも感じさせた梅であったが、この回は、危険な戦場を行ったり来たり。授乳を優先させたり、合戦(作戦)に加われなかったことを残念がったりと、浅慮で無謀な行動が目立った。
 思うに、今回で梅が死亡すると予想されていたので、そういった心理を逆用し、『「“命を落とすか、落とすか”と思わせて実は助かった」と安心させて、最後に“どんでん返し”する』という仕掛けを狙ったのではないだろうか?
 しかし、ミステリーや刑事ドラマに有りがちな『視聴者の意表を突くことに重きを置きすぎて、登場人物の言動が不可解なものになったり、一貫性がなくなってしまう』という失敗を犯してしまったように思えてならない。

2.昌幸の策
 “敵の戦力を分断して叩く”というのは、数的不利を補うのに有効な戦術だが、今回の場合、分断した戦力を各個撃破するには、真田の戦力が不足していたように思う。
 敵の主力が先陣に偏っていたので、先陣が通り過ぎたのを見計らって柵を使用して分断し、孤立した先陣を集中的に狙うのが実戦的だった気がする。
コメント (2)
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