英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2023バレーボールワールドカップ……“落ちぶ…” "成り下…”

2023-09-23 12:14:52 | スポーツ
不適当な表現だが、“落ちぶれた”、“成り下がった”という言葉が出てしまう。

 オリンピック、世界選手権と並ぶ“3大大会”とし位置づけられていたが、2015年大会からワールドカップにおけるオリンピック出場枠を3→2となり、徐々に権威が低くなっていった。
 そして、2019年大会は同大会による五輪出場権を獲得できなくなった。さらに、2020年9月、FIVBより「ワールドグランドチャンピオンズカップとともに当大会を廃止」と発表された(ウィキペディア記載より)

 ……それで、五輪予選として、開催国フランス以外の世界ランキング上位24か国が、3グループに分けられ、8か国リーグ戦の上位2か国(計6か国)が五輪出場権を獲得することになった。
 で、日本で開催される五輪予選を“ワールドカップ”と称することになった…らしい

 参加がたった八か国で、日本の他の強豪国が取ることブラジルしかいない……しょぼい大会になったなあと思ったら、それ以下の状況であった。
 五輪予選のひとつのリーグに過ぎない、“ローカル大会”に落ちぶれてしまっていた。
 何とか、“ワールドカップ”という名称は残ったが、完全に名前負けである。



 日本チームは5戦全勝と快調だが、下位チーム相手なので順当と言える。
 チーム力も近年では最強。
 アウトサイドヒッターは、古賀、井上ともに決定力が高く、セッター対角(オポジット)の林も攻守万能。
 控えの石川、和田はパンチ力がある。(サーブも協力)
 ミドルブロッカー陣も、攻撃力、ブロック力もここ数年では最高クラス。(もっと宮部を育ててほしい。かなり戦力になっているが、ポテンシャルはもっとあるはず)
 関のトス回しも安定している。
 リベロの福留は、手の届く球は全部上げるというイメージだ。

 これまで5戦は、第1セットを競り勝ったのが大きい(第1セットを落としていたら、危なかったと感じる試合もあった)。勝負強さがあると評価できる。
 問題は残り2試合の対トルコ(世界ランク1位)、対ブラジル(世界ランク4位)戦。((ランキングは9月8日時点)
 連敗したら、出場権はほぼダメ。
 1勝1敗の場合……
(トルコ、ブラジルが日本戦以外の試合に勝つと仮定)
 トルコに勝ち、ブラジルに敗れた場合、3か国の“三すくみ”となるが、ここまで日本は1セットも落としていないので、やや有利。
 セット率より勝ち点が優先され、ブラジルはブルガリア戦は3-2での勝利で勝ち点2しか得られていない(3ー0や3ー1なら勝ち点3)。さらにトルコにストレート負けしているので、かなり苦しい。日本はトルコに勝てば、ブラジルに負けてもストレート負けしなければ、ブラジルを上回りそうだ。
 トルコに敗れ、ブラジルに勝った場合は、勝利数で2位確定(日本6勝1敗、ブラジル5勝2敗以下)。

 トルコに勝てば、五輪出場はほぼ確実。トルコに負けてもブラジルに勝てばよいという状況。
 ただし、チーム力は日本がやや低い。ランクも8位。しかし、今大会の好調さを考えると、連敗の可能性は高くはない。
 《やってみなければ分からない》というのが、正直な予想(予想とは言えない)
コメント
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