今クールは、『相棒』『東京サラダボウル』『問題物件』『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』を観ている。
あとは『トンイ』(BS松竹東急)と『ルイス警部』(BS11)。
『トンイ』については記事(2月19日)で少し触れたとおり(書き切れてはいません)、非常に面白かった。
『相棒』は相棒が甲斐享時代(season11~13)は全く面白くなく、冠城亘時代(season14~20)は少し持ち直したものの、個人的に冠城のキャラが好みではなかった。亀山薫が復帰したseason21からは安定した面白さがある。《亀山の魅力》に加え、《右京との相性の良さ》もその因であろう(右京を動かしやすく、物語を展開しやすい)。出来れば、米沢さんも復帰してほしい。
『問題物件』は、問題物件の真相などは今一つだが、犬頭(上川隆也)と若宮(内田理央)のコンビがやたらと面白いのでOK。ただ、販売特別室室長の大島が《なんだこいつ》という人物。「大島不動産の販売特別室室長で、亡き先代の長男。極度の人見知りで誰にも心を開かないが、愛犬の犬太(いぬた)にだけは心を許している。7年前に交通事故で両親を亡くし、自身も後遺症で足が不自由になり車いす生活を送っている。これまで会社では名目上、役員だったが会社に行ったことがなく、生来の内向的な性格と事故で負ったトラウマが影響して屋敷から一歩も外に出ない引きこもり生活をしている。ある日突然、叔父である現社長に任命されて販売特別室室長になり、部下となった恵美子の報告を受けている。さらに、心霊現象が大好きな心霊オタクでもあり、毎日ネットの心霊動画や心霊系のゲームに没頭している」一言で言えば、何にもしない心霊オタク。
『ルイス警部』は、ルイスとハサウェイのコンビは面白いが、事件発端やその直後が断片的で、登場人物を把握するのが大変。その事件関係者の裏面を少しずつ捜査によって明らかにしていくのだが、前後編モノなので前編は退屈。私は、前後編を一気に観ることにしているが、全体的にストーリーが暗い(陰鬱というほどではない)のと、わかりにくさとが相まって、けっこうシンドイ。
少しずつ事件の真相に近づいていく様が、視聴者にとってはアドベンチャーゲーム的な面白さがある。大概、クライマックス辺り(前後編で約90分の82分頃)で《こいつが犯人だったのか?》となるが、それはフェイクというパターン。
『東京サラダボウル』は、今クールで飛び抜けて面白い。飛び抜けて面白い(重要なので2度言いました。ただし、レビューするのは大変なので、気が向いて時間があれば書きます……多分、書きません)
という訳で(どういう訳だ?)、『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』です。
………ストレートに言うと、全然ダメです。
まず【設定(主人公の設定や主人公周辺の設定)】
・瞬間記憶能力"カメラアイ"が強力過ぎ! サスペンス視聴者側としては、面白味がない
・大きなトラウマ(父親が母親を殺害するシーンを目撃)を抱え、妹と二人暮らし……よくある設定。ドラマのシリアス度は増すが、個人的には要らない
主人公は《柊の母は父に殺害されるシーンを目撃したが、ただ見ていることしかできなかった》…その記憶は悲しく苦しいというのは理解できるが、《被害者家族であり、加害者家族でもあり、「犯罪者一家」と見なされる》となっているようだが、そうなるモノなのか? 普通は「不幸な娘」と憐れむのではないだろうか。
・エピソード(脚本)がどれもグダグダ。
登場人物の闇や心情を掘り下げる意図は分かるが、それに固執するあまり、ストーリー(事件の本質や捜査の手順)に不合理な点が多い
特に第2話、第3話が酷い。
第2話
……自殺志願者を募って集団自殺を計画するSNSだったが、《自殺者の残す財産などを搾取する目的》というのは、刑事ドラマではありふれた事件。
しかも、自殺志願者の看護師が犯人に強要されて自殺ほう助(実際は殺人)したが、主人公たちはその事実を突き止めたというのに、看護師はおとがめなしというのは不可解すぎる
第3話
……第2話の主犯が殺され、柊班の刑事二人が襲われる。
いずれも、SNSで殺害依頼され、その報酬目的の犯行だった。今どきの犯罪だが、強盗ならまだしも、殺人というのは……
それにしても、頭脳派やエリートという設定にしても、柊班刑事、弱すぎ!
水戸黄門の印籠ではあるまいし、警察手帳を見せて「警察だ…」というのは……
SNSで依頼したのは、第2話の自殺志願者だったというのも、”なんだかなあ”という感じ。
この看護師、何に悩んで自殺志願したのだろう?悪知恵も働くし、
第4話、第5話
新興ヘッジファンドの経理担当・西村が殺害され、ヘッジファンドを立ち上げ運営していた奥貫は誘拐されていた。
運営に失敗した奥貫が、仲間割れから西村を殺害、世間の目を逃れるため狂言誘拐を画策したというのが大まかな真相。
過去、奥貫の手腕で窮地を救われた者たちが、奥貫を神格化し崇め、協力を惜しまない。助手的立場の西村をキリスト教の“ユダ”に例えるのは、無理がありすぎ。
かなり辛抱して観続けたが、次回から見ない!
あとは『トンイ』(BS松竹東急)と『ルイス警部』(BS11)。
『トンイ』については記事(2月19日)で少し触れたとおり(書き切れてはいません)、非常に面白かった。
『相棒』は相棒が甲斐享時代(season11~13)は全く面白くなく、冠城亘時代(season14~20)は少し持ち直したものの、個人的に冠城のキャラが好みではなかった。亀山薫が復帰したseason21からは安定した面白さがある。《亀山の魅力》に加え、《右京との相性の良さ》もその因であろう(右京を動かしやすく、物語を展開しやすい)。出来れば、米沢さんも復帰してほしい。
『問題物件』は、問題物件の真相などは今一つだが、犬頭(上川隆也)と若宮(内田理央)のコンビがやたらと面白いのでOK。ただ、販売特別室室長の大島が《なんだこいつ》という人物。「大島不動産の販売特別室室長で、亡き先代の長男。極度の人見知りで誰にも心を開かないが、愛犬の犬太(いぬた)にだけは心を許している。7年前に交通事故で両親を亡くし、自身も後遺症で足が不自由になり車いす生活を送っている。これまで会社では名目上、役員だったが会社に行ったことがなく、生来の内向的な性格と事故で負ったトラウマが影響して屋敷から一歩も外に出ない引きこもり生活をしている。ある日突然、叔父である現社長に任命されて販売特別室室長になり、部下となった恵美子の報告を受けている。さらに、心霊現象が大好きな心霊オタクでもあり、毎日ネットの心霊動画や心霊系のゲームに没頭している」一言で言えば、何にもしない心霊オタク。
『ルイス警部』は、ルイスとハサウェイのコンビは面白いが、事件発端やその直後が断片的で、登場人物を把握するのが大変。その事件関係者の裏面を少しずつ捜査によって明らかにしていくのだが、前後編モノなので前編は退屈。私は、前後編を一気に観ることにしているが、全体的にストーリーが暗い(陰鬱というほどではない)のと、わかりにくさとが相まって、けっこうシンドイ。
少しずつ事件の真相に近づいていく様が、視聴者にとってはアドベンチャーゲーム的な面白さがある。大概、クライマックス辺り(前後編で約90分の82分頃)で《こいつが犯人だったのか?》となるが、それはフェイクというパターン。
『東京サラダボウル』は、今クールで飛び抜けて面白い。飛び抜けて面白い(重要なので2度言いました。ただし、レビューするのは大変なので、気が向いて時間があれば書きます……多分、書きません)
という訳で(どういう訳だ?)、『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』です。
………ストレートに言うと、全然ダメです。
まず【設定(主人公の設定や主人公周辺の設定)】
・瞬間記憶能力"カメラアイ"が強力過ぎ! サスペンス視聴者側としては、面白味がない
・大きなトラウマ(父親が母親を殺害するシーンを目撃)を抱え、妹と二人暮らし……よくある設定。ドラマのシリアス度は増すが、個人的には要らない
主人公は《柊の母は父に殺害されるシーンを目撃したが、ただ見ていることしかできなかった》…その記憶は悲しく苦しいというのは理解できるが、《被害者家族であり、加害者家族でもあり、「犯罪者一家」と見なされる》となっているようだが、そうなるモノなのか? 普通は「不幸な娘」と憐れむのではないだろうか。
・エピソード(脚本)がどれもグダグダ。
登場人物の闇や心情を掘り下げる意図は分かるが、それに固執するあまり、ストーリー(事件の本質や捜査の手順)に不合理な点が多い
特に第2話、第3話が酷い。
第2話
……自殺志願者を募って集団自殺を計画するSNSだったが、《自殺者の残す財産などを搾取する目的》というのは、刑事ドラマではありふれた事件。
しかも、自殺志願者の看護師が犯人に強要されて自殺ほう助(実際は殺人)したが、主人公たちはその事実を突き止めたというのに、看護師はおとがめなしというのは不可解すぎる
第3話
……第2話の主犯が殺され、柊班の刑事二人が襲われる。
いずれも、SNSで殺害依頼され、その報酬目的の犯行だった。今どきの犯罪だが、強盗ならまだしも、殺人というのは……
それにしても、頭脳派やエリートという設定にしても、柊班刑事、弱すぎ!
水戸黄門の印籠ではあるまいし、警察手帳を見せて「警察だ…」というのは……
SNSで依頼したのは、第2話の自殺志願者だったというのも、”なんだかなあ”という感じ。
この看護師、何に悩んで自殺志願したのだろう?悪知恵も働くし、
第4話、第5話
新興ヘッジファンドの経理担当・西村が殺害され、ヘッジファンドを立ち上げ運営していた奥貫は誘拐されていた。
運営に失敗した奥貫が、仲間割れから西村を殺害、世間の目を逃れるため狂言誘拐を画策したというのが大まかな真相。
過去、奥貫の手腕で窮地を救われた者たちが、奥貫を神格化し崇め、協力を惜しまない。助手的立場の西村をキリスト教の“ユダ”に例えるのは、無理がありすぎ。
かなり辛抱して観続けたが、次回から見ない!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます