(『3人家族』ばかりで申し訳ありません)
これまで、説明を省いたが、雄一の弟・健(あおい輝彦)と敬子の妹・明子(沢田雅美)は宅浪中(予備校に通わず、自宅で受験勉強)だった。しかし、焦りもあり、自宅学習では甘えが生じるとかで、押し詰まった時期だが、予備校の受講を考える。健に対する受付の職員の横柄な態度に、たまたま居合わせた明子が腹を立て、手続きを取りやめさせる。
それを契機に、何となくつき合い始めるようになった。ただし、健には思い人(薬局の娘)がいる。今話で、明子もそのことを知るが、それでも積極的にアプローチし、健も満更ではないよう……少し不思議な関係である。
第7話は、健と明子の江の島への初デートがメイン・イベント。
この初デートが、相当不自然なシチュエーション!
なにせ、待ち合わせ場所の駅のホームで、明子が「今日はもう一人連れてきたの」とか言う。
え、友達を連れてきたのか?…“両手に花”状態だが、健には荷が重いのでは?と、余計な心配が私の頭に浮かんだが…
なんと、ヒョイと顔を見せたのが、姉の敬子!
初デートに姉が付いてくる?……無茶苦茶、“お邪魔虫”じゃん!
女友達付きでも、どうかと思うのに……
しかし、敬子は悪びれる様子もなく、健も腰が引けることもなく、美人の登場を喜んでいた(健はそういう奴だった)
【ここまで、第6話】
当時の若い男女のデートがどういうモノなのか、ちょっとわからない。もしかしたら、“姉付き初デート”がそれほど稀有ではないのかもしれない……が、すぐに脚本上、必要なイベントであることが分かった。
健はデートにカメラを持参。熱を上げている彼女とのデートなら、それも分かるが、気分転換の小旅行にカメラというのは、少し不自然なに感じたが、そういうことか。
案の定、健は明子をそっちのけで、敬子をパシャパシャ!
当然、明子はプンプン起こるが、健は意に介さない。
明子はかなり短気の方だが、怒り慣れているのか、打たれ強いのか、腹立ち度はいつもとさほど変わらない(いつもプンプンしている)。
とは言え、明子が少し拗ねていると敬子は察し、近くに住んでいる旧友に会いに行き、二人とは別れる。
敬子が去って、残念そうな健。そんな健に文句を言う明子。
……ちゃらんぽらんな健、短気で言いたいことをズケズケ言う明子。
薬局の娘に片思いの健、健に思い人がいると知り、残念そうな明子……
ふたりとも浪人中……青春を謳歌はできないが、ふたりでいると心が和む……
一方の雄一は、留学試験当日。
ライバルで友人の同僚は、試験の出来が悪かったと卑下する。
「大丈夫だ(←根拠はない)。あきらめずに頑張れ」と励ます(あきらめずに頑張るのは最善手だろう)
試験終了後、ふたりで取りあえずの慰労会をする(1次試験で300人→30人に絞り、二次の面接で15人の合格者を決定する)。
試験の出来に自信のない親友は、「仕事ができることで人間の価値は決まらないと思う。では、何が人間の価値を決めるのか?」と、問う(その答えに、救いを求めているような気がする)
雄一は、考えるが答えが思いつかなかった(察しの良い人間なら、慰めに該当するような答えを言うと思うが、雄一はまともに考える。安易に答えなかった……最善手だったと、私は勝手に思った)
まじめな雄一は、夕食の場で、その問いの答えを父に尋ねる。
父「そうだなあ……他人の気持ちにどこまでなれるかということじゃないかな」……ん?どういう意味?と思っていたら
雄一「思いやりか」と呟いて、補足してくれた。
この親友との禅問答?が、今後関わってくるのかと思ったが、19話視聴時点では、あまり関係はなさそう。
それより、健のデートの感想と、それを馬鹿にする雄一の会話が、視聴者をニヤニヤさせるモノだった。
「ねえねえ兄さん、今日ね、すごく綺麗な人に会っちゃった」
「おまえの言うことは、まあ…(当てにならない)」
「友達のお姉さんなんだけどねえ、すごいんだ」
「それじゃあ、お前より年上じゃないか」
「だからさあ、兄さんのお嫁さんにどうかと思って」
「ばぁか!」
「このキャメラで撮ったんだ。見たら、ビックリするから」
「そいつは楽しみだよ。まったく浪人だというのに、キャメラ持って江の島なんだから」
「とにかく、いい人なんだ。気持ちがいいんだ」
「お目にかかりたいね。そんな美人に」
「写真見たら驚くから」
「驚くか、俺が?」
「よ~し、明日の朝、すぐ焼きに出すからね」
「はっ、当てにしているよ」
キャメラが大写しになり、BGM…ラ~ラ~~リリ~♪、ラララリ~♪、ラ~リ~ララ~♪……
………………“キャメラ”と律儀に発音する兄弟だった……
第5話、第5話・後半、第6話、第6話 その2
これまで、説明を省いたが、雄一の弟・健(あおい輝彦)と敬子の妹・明子(沢田雅美)は宅浪中(予備校に通わず、自宅で受験勉強)だった。しかし、焦りもあり、自宅学習では甘えが生じるとかで、押し詰まった時期だが、予備校の受講を考える。健に対する受付の職員の横柄な態度に、たまたま居合わせた明子が腹を立て、手続きを取りやめさせる。
それを契機に、何となくつき合い始めるようになった。ただし、健には思い人(薬局の娘)がいる。今話で、明子もそのことを知るが、それでも積極的にアプローチし、健も満更ではないよう……少し不思議な関係である。
第7話は、健と明子の江の島への初デートがメイン・イベント。
この初デートが、相当不自然なシチュエーション!
なにせ、待ち合わせ場所の駅のホームで、明子が「今日はもう一人連れてきたの」とか言う。
え、友達を連れてきたのか?…“両手に花”状態だが、健には荷が重いのでは?と、余計な心配が私の頭に浮かんだが…
なんと、ヒョイと顔を見せたのが、姉の敬子!
初デートに姉が付いてくる?……無茶苦茶、“お邪魔虫”じゃん!
女友達付きでも、どうかと思うのに……
しかし、敬子は悪びれる様子もなく、健も腰が引けることもなく、美人の登場を喜んでいた(健はそういう奴だった)
【ここまで、第6話】
当時の若い男女のデートがどういうモノなのか、ちょっとわからない。もしかしたら、“姉付き初デート”がそれほど稀有ではないのかもしれない……が、すぐに脚本上、必要なイベントであることが分かった。
健はデートにカメラを持参。熱を上げている彼女とのデートなら、それも分かるが、気分転換の小旅行にカメラというのは、少し不自然なに感じたが、そういうことか。
案の定、健は明子をそっちのけで、敬子をパシャパシャ!
当然、明子はプンプン起こるが、健は意に介さない。
明子はかなり短気の方だが、怒り慣れているのか、打たれ強いのか、腹立ち度はいつもとさほど変わらない(いつもプンプンしている)。
とは言え、明子が少し拗ねていると敬子は察し、近くに住んでいる旧友に会いに行き、二人とは別れる。
敬子が去って、残念そうな健。そんな健に文句を言う明子。
……ちゃらんぽらんな健、短気で言いたいことをズケズケ言う明子。
薬局の娘に片思いの健、健に思い人がいると知り、残念そうな明子……
ふたりとも浪人中……青春を謳歌はできないが、ふたりでいると心が和む……
一方の雄一は、留学試験当日。
ライバルで友人の同僚は、試験の出来が悪かったと卑下する。
「大丈夫だ(←根拠はない)。あきらめずに頑張れ」と励ます(あきらめずに頑張るのは最善手だろう)
試験終了後、ふたりで取りあえずの慰労会をする(1次試験で300人→30人に絞り、二次の面接で15人の合格者を決定する)。
試験の出来に自信のない親友は、「仕事ができることで人間の価値は決まらないと思う。では、何が人間の価値を決めるのか?」と、問う(その答えに、救いを求めているような気がする)
雄一は、考えるが答えが思いつかなかった(察しの良い人間なら、慰めに該当するような答えを言うと思うが、雄一はまともに考える。安易に答えなかった……最善手だったと、私は勝手に思った)
まじめな雄一は、夕食の場で、その問いの答えを父に尋ねる。
父「そうだなあ……他人の気持ちにどこまでなれるかということじゃないかな」……ん?どういう意味?と思っていたら
雄一「思いやりか」と呟いて、補足してくれた。
この親友との禅問答?が、今後関わってくるのかと思ったが、19話視聴時点では、あまり関係はなさそう。
それより、健のデートの感想と、それを馬鹿にする雄一の会話が、視聴者をニヤニヤさせるモノだった。
「ねえねえ兄さん、今日ね、すごく綺麗な人に会っちゃった」
「おまえの言うことは、まあ…(当てにならない)」
「友達のお姉さんなんだけどねえ、すごいんだ」
「それじゃあ、お前より年上じゃないか」
「だからさあ、兄さんのお嫁さんにどうかと思って」
「ばぁか!」
「このキャメラで撮ったんだ。見たら、ビックリするから」
「そいつは楽しみだよ。まったく浪人だというのに、キャメラ持って江の島なんだから」
「とにかく、いい人なんだ。気持ちがいいんだ」
「お目にかかりたいね。そんな美人に」
「写真見たら驚くから」
「驚くか、俺が?」
「よ~し、明日の朝、すぐ焼きに出すからね」
「はっ、当てにしているよ」
キャメラが大写しになり、BGM…ラ~ラ~~リリ~♪、ラララリ~♪、ラ~リ~ララ~♪……
………………“キャメラ”と律儀に発音する兄弟だった……
第5話、第5話・後半、第6話、第6話 その2
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