本試験と同じ形式・問題量での模擬試験問題をアップします。2回分を予定していまが、きょうはその1です。第1回・第2回、それぞれ形式は同じですが中身は大きく違っていまして、
第1回 15-1~25-3まで33回分の過去問での頻出問題のみを集めて再構成したもの。
第2回 この1年ほどの期間に、私が「辞典」やネットの情報から作成した自作問題。
です。前者は、基本的に出題された回数の多いものから抽出していますので、普段から過去問や「完全征服」「分野別精選演習」に取り組んでいらっしゃる方にとっては、繰り返しやったことのある問題ばかりのはずです。なので、私の勝手な感覚からすると、目標とすべき得点はリピーターの方であれば「200点」ということでしょう。では次回 26-1 の本試験で初合格を目指す方はどのくらい取れているべきなのか? 正直良くわかりませんが、少なくともこれで合格点の160点を取れなければ、本試験での合格はかなり難しいでしょう。
(ご覧いただくとわかるかと思いますが、問題文は基本的に本試験出題時のものそのままです。著作権的なことが少々気にはなりますが、自分で調べた出題頻度に基づいて再構成していますし、商用に供するわけでもないので、許容いただけるかなと、勝手に思っています。)
前置きはこのくらいにして、問題です。どうぞやってみてください。解答は、この記事へのコメントとしてアップします。
(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。
1 旧弊を廃却して新しい道徳を 提撕 する。
2 山野に禽獣を 豢養 する。
3 挙止 蘊藉 にして礼節あり。
4 蜂蠆 の毒に犯さるるが如し。
5 山巓 から霧が滑り降りてきた。
6 トルストイは写実小説の 巨擘 であった。
7 濃霧の中に 倏忽 として氷山が現れた。
8 郷党は凱旋した兵士を 囲繞 した。
9 地殻固結するにしたがいて所々に 罅隙 を生ず。
10 天下の 彝倫 を国民の良識に求める。
11 悖戻 の尤もなる、誰か憫然一笑せざらんや。
12 人々を 蠹毒 する虞がある。
13 官私を問わず 翕然 と新制度に循った。
14 過去の 罪咎 を数え立てる。
15 君、政を為すに 鹵莽 にすること勿れ。
16 両者の間に 釁隙 を生じた。
17 不測の事態が前途を 壅塞 した。
18 卓犖 たる論弁の才が具わる。
19 日夜 黽勉 して倦むところがない。
20 理非曲直を 甄別 する。
21 憖 なことはしない方がよい。
22 啻 に学問のみならず、武芸にも長ず。
23 豈 詩人文士の事にあらざらんや。
24 糧を 裹 んで万里の征途に上る。
25 会員達は 一齣 議論を交わした。
26 終日風吹いて且つ 霾 る。
27 諸凶すでに去るに 曁 ぶ。
28 苟 も合い容れらるることを求めて。
29 蚕棚の下で 筬 の音が響いている。
30 人、之を知る者 罕 なり。
(二) 次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。
1 鋤を持つ手が フシクレ 立っている。
2 新興勢力が頭を モタ げてきた。
3 日曜と祝日が カ ち合った。
4 扉の シンチュウ の取っ手を引いた。
5 フクイク たる梅の香が漂う。
6 夜風が優しく頬を クスグ った。
7 苦しさのあまり ウメ き声を上げた。
8 ヒッキョウ 、人は死を免れぬ。
9 師の ケイガイ に接する。
10 カタジケナ いお言葉を戴いた。
11 外交交渉が モツ れてきた。
12 毎年 ヨウラン の品評会が開催される。
13 ここは古代文明 ヨウラン の地だ。
14 犯した罪を アガナ う。
15 書物一巻を アガナ う。
(三) 次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。
1 湖や 渺々として ニオ 一つ
2 あら磯や はしり馴れたる 友 チドリ
3 笑いを コラ えるのに苦労した。
4 カザリ 職人としての腕が試される。
5 デシリットル 単位で計量する。
(四) 次の1~5の意味を的確に表す語を語群から選び、漢字で記せ。
1 旗などが風にひるがえっている様子。
2 性質が残忍で荒々しい。
3 横合いから口を出す。
4 驚いて目をみはる。
5 気分が少しすぐれないこと。軽い病気。
語群
かいしゃ けんかい どうじゃく どうもう びよう へいげい へんぽん ようかい
(五) 次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を語群から選び漢字二字で記せ。
ア ( 1 )鮮明
イ ( 2 )同穴
ウ ( 3 )裸裎
エ ( 4 )咨嗟
オ ( 5)無欠
カ 桃李( 6 )
キ 老驥( 7 )
ク 造次( 8 )
ケ 繁文( 9 )
コ 暴虎( 10 )
語群
かいろう きし きんおう じょくれい せいけい せんぼう たんせき てんぱい ひょうが ふくれき
問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から1つ選び、記号(ア~コ)で記せ。
11 はなはだ失礼なこと。
12 人が年老いてのなお大きな志をいだくことのたとえ。
13 主義・主張・態度などがはっきりしていること。
14 夫婦の契りがかたく、仲むつまじいこと。
15 徳がある人のもとには黙っていても自然に人が集まってくるということ。
(六) 次の熟字訓・当て字の読みを記せ。
1 秧鶏
2 樹懶
3 蟀谷
4 吃逆
5 豪猪
6 香蕈
7 蜚蠊
8 踏鞴
9 翻筋斗
10 花楸樹
(七) 次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。
1 芟除
2 芟る
3 均霑
4 霑う
5 薨去
6 薨る
7 戡定
8 戡つ
9 覬覦
10 覬む
(八) 次の1~5の対義語、6~10の類義語を語群から選び、漢字で記せ。
語群の中の語は一度だけ使うこと。
対義語
1 剛毅
2 少壮
3 野趣
4 諠擾
5 雇傭
類義語
6 正鵠
7 逆睹
8 専有
9 鶴首
10 慙愧
語群
かくしゅ がち きょうだ ぎょうぼう こうけい じくじ せいひつ たんげい ろうだん ろうもう
(九) 次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。
1 カショ の国に遊ぶ。
2 ヤスリ と薬の飲み違い。
3 イツボウ の争い。
4 クンユウ は器を同じくせず。
5 トソウ の人何ぞ算うるに足らんや。
6 アザミ の花も一盛り。
7 カンナン 汝を玉にす。
8 アウン の呼吸。
9 リュウジョ の才。
10 法螺と ラッパ は大きく吹け。
(十) 文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、波線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。
1 ゴウ も痛苦と悲哀とを感ぜざるなり。
2 シュユ も懈ることなし。
3 夜気陰森のうちに ホウフツ として仏法僧の啼くを聞く。
4 麕至 フクソウ せる外船舶は新思潮を我が港湾に汪溢せしめて・・・
5 吾人の頭部は大勇猛の権(ちから)を以て、現象以外の別 ケンコン にまで挺立せしめ・・・
6 情けは則ち然りと イエド も、・・・
7 気骨稜々たる コウガイ 家の公良孺。
8 如何に罩心精考して工夫を凝らすも、到底之に キッコウ し得べからず。
9 ハクセキ の青年は頬を紅潮させ、声を嗄らして叱咤した。
10 古今廟堂の諸賢日夜 オウショウ する所以の者、・・・
ア 朝暾 門前の渓流に砕けて、・・・
イ 万斛の黄塵に頭を埋むる都府 熱鬧 の汚濁なる、・・・
ウ ・・・鞺鞺(とうとう)声あり、 澎湃 浪を起こす。
エ ・・・此月十三日午後 溘焉 として遂に起たず。
オ ・・・虫声路傍に 喞々 たるの頃なりき。
カ ・・・現政府にして万一猶前政府のごとく冷々澹々此の事件を 藐視 せば、・・・
キ ・・・近歳 凶歉 打ち続き、人心恟恟安ぜず、・・・
ク ・・・田沼意次父子君寵を 恃 んで威権赫灼たる時となす。
ケ ・・・四面遊目に足りて丘壑の富を 擅 にし、・・・
コ ・・・曲折紆余 備 にその変を窮む。
第1回 15-1~25-3まで33回分の過去問での頻出問題のみを集めて再構成したもの。
第2回 この1年ほどの期間に、私が「辞典」やネットの情報から作成した自作問題。
です。前者は、基本的に出題された回数の多いものから抽出していますので、普段から過去問や「完全征服」「分野別精選演習」に取り組んでいらっしゃる方にとっては、繰り返しやったことのある問題ばかりのはずです。なので、私の勝手な感覚からすると、目標とすべき得点はリピーターの方であれば「200点」ということでしょう。では次回 26-1 の本試験で初合格を目指す方はどのくらい取れているべきなのか? 正直良くわかりませんが、少なくともこれで合格点の160点を取れなければ、本試験での合格はかなり難しいでしょう。
(ご覧いただくとわかるかと思いますが、問題文は基本的に本試験出題時のものそのままです。著作権的なことが少々気にはなりますが、自分で調べた出題頻度に基づいて再構成していますし、商用に供するわけでもないので、許容いただけるかなと、勝手に思っています。)
前置きはこのくらいにして、問題です。どうぞやってみてください。解答は、この記事へのコメントとしてアップします。
(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。
1 旧弊を廃却して新しい道徳を 提撕 する。
2 山野に禽獣を 豢養 する。
3 挙止 蘊藉 にして礼節あり。
4 蜂蠆 の毒に犯さるるが如し。
5 山巓 から霧が滑り降りてきた。
6 トルストイは写実小説の 巨擘 であった。
7 濃霧の中に 倏忽 として氷山が現れた。
8 郷党は凱旋した兵士を 囲繞 した。
9 地殻固結するにしたがいて所々に 罅隙 を生ず。
10 天下の 彝倫 を国民の良識に求める。
11 悖戻 の尤もなる、誰か憫然一笑せざらんや。
12 人々を 蠹毒 する虞がある。
13 官私を問わず 翕然 と新制度に循った。
14 過去の 罪咎 を数え立てる。
15 君、政を為すに 鹵莽 にすること勿れ。
16 両者の間に 釁隙 を生じた。
17 不測の事態が前途を 壅塞 した。
18 卓犖 たる論弁の才が具わる。
19 日夜 黽勉 して倦むところがない。
20 理非曲直を 甄別 する。
21 憖 なことはしない方がよい。
22 啻 に学問のみならず、武芸にも長ず。
23 豈 詩人文士の事にあらざらんや。
24 糧を 裹 んで万里の征途に上る。
25 会員達は 一齣 議論を交わした。
26 終日風吹いて且つ 霾 る。
27 諸凶すでに去るに 曁 ぶ。
28 苟 も合い容れらるることを求めて。
29 蚕棚の下で 筬 の音が響いている。
30 人、之を知る者 罕 なり。
(二) 次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。
1 鋤を持つ手が フシクレ 立っている。
2 新興勢力が頭を モタ げてきた。
3 日曜と祝日が カ ち合った。
4 扉の シンチュウ の取っ手を引いた。
5 フクイク たる梅の香が漂う。
6 夜風が優しく頬を クスグ った。
7 苦しさのあまり ウメ き声を上げた。
8 ヒッキョウ 、人は死を免れぬ。
9 師の ケイガイ に接する。
10 カタジケナ いお言葉を戴いた。
11 外交交渉が モツ れてきた。
12 毎年 ヨウラン の品評会が開催される。
13 ここは古代文明 ヨウラン の地だ。
14 犯した罪を アガナ う。
15 書物一巻を アガナ う。
(三) 次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。
1 湖や 渺々として ニオ 一つ
2 あら磯や はしり馴れたる 友 チドリ
3 笑いを コラ えるのに苦労した。
4 カザリ 職人としての腕が試される。
5 デシリットル 単位で計量する。
(四) 次の1~5の意味を的確に表す語を語群から選び、漢字で記せ。
1 旗などが風にひるがえっている様子。
2 性質が残忍で荒々しい。
3 横合いから口を出す。
4 驚いて目をみはる。
5 気分が少しすぐれないこと。軽い病気。
語群
かいしゃ けんかい どうじゃく どうもう びよう へいげい へんぽん ようかい
(五) 次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を語群から選び漢字二字で記せ。
ア ( 1 )鮮明
イ ( 2 )同穴
ウ ( 3 )裸裎
エ ( 4 )咨嗟
オ ( 5)無欠
カ 桃李( 6 )
キ 老驥( 7 )
ク 造次( 8 )
ケ 繁文( 9 )
コ 暴虎( 10 )
語群
かいろう きし きんおう じょくれい せいけい せんぼう たんせき てんぱい ひょうが ふくれき
問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から1つ選び、記号(ア~コ)で記せ。
11 はなはだ失礼なこと。
12 人が年老いてのなお大きな志をいだくことのたとえ。
13 主義・主張・態度などがはっきりしていること。
14 夫婦の契りがかたく、仲むつまじいこと。
15 徳がある人のもとには黙っていても自然に人が集まってくるということ。
(六) 次の熟字訓・当て字の読みを記せ。
1 秧鶏
2 樹懶
3 蟀谷
4 吃逆
5 豪猪
6 香蕈
7 蜚蠊
8 踏鞴
9 翻筋斗
10 花楸樹
(七) 次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。
1 芟除
2 芟る
3 均霑
4 霑う
5 薨去
6 薨る
7 戡定
8 戡つ
9 覬覦
10 覬む
(八) 次の1~5の対義語、6~10の類義語を語群から選び、漢字で記せ。
語群の中の語は一度だけ使うこと。
対義語
1 剛毅
2 少壮
3 野趣
4 諠擾
5 雇傭
類義語
6 正鵠
7 逆睹
8 専有
9 鶴首
10 慙愧
語群
かくしゅ がち きょうだ ぎょうぼう こうけい じくじ せいひつ たんげい ろうだん ろうもう
(九) 次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。
1 カショ の国に遊ぶ。
2 ヤスリ と薬の飲み違い。
3 イツボウ の争い。
4 クンユウ は器を同じくせず。
5 トソウ の人何ぞ算うるに足らんや。
6 アザミ の花も一盛り。
7 カンナン 汝を玉にす。
8 アウン の呼吸。
9 リュウジョ の才。
10 法螺と ラッパ は大きく吹け。
(十) 文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、波線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。
1 ゴウ も痛苦と悲哀とを感ぜざるなり。
2 シュユ も懈ることなし。
3 夜気陰森のうちに ホウフツ として仏法僧の啼くを聞く。
4 麕至 フクソウ せる外船舶は新思潮を我が港湾に汪溢せしめて・・・
5 吾人の頭部は大勇猛の権(ちから)を以て、現象以外の別 ケンコン にまで挺立せしめ・・・
6 情けは則ち然りと イエド も、・・・
7 気骨稜々たる コウガイ 家の公良孺。
8 如何に罩心精考して工夫を凝らすも、到底之に キッコウ し得べからず。
9 ハクセキ の青年は頬を紅潮させ、声を嗄らして叱咤した。
10 古今廟堂の諸賢日夜 オウショウ する所以の者、・・・
ア 朝暾 門前の渓流に砕けて、・・・
イ 万斛の黄塵に頭を埋むる都府 熱鬧 の汚濁なる、・・・
ウ ・・・鞺鞺(とうとう)声あり、 澎湃 浪を起こす。
エ ・・・此月十三日午後 溘焉 として遂に起たず。
オ ・・・虫声路傍に 喞々 たるの頃なりき。
カ ・・・現政府にして万一猶前政府のごとく冷々澹々此の事件を 藐視 せば、・・・
キ ・・・近歳 凶歉 打ち続き、人心恟恟安ぜず、・・・
ク ・・・田沼意次父子君寵を 恃 んで威権赫灼たる時となす。
ケ ・・・四面遊目に足りて丘壑の富を 擅 にし、・・・
コ ・・・曲折紆余 備 にその変を窮む。