ひとしれず あだしこころの ありければ なみぢとのみや やまでなくらむ
人しれず あだし心の ありければ 波路とのみや やまで泣くらむ
あの人には私に見せない不実な心があったことがわかり、私の涙は波路にでもなったかのように、止まることがない。
「波路」とは船の通る道筋。止まらない涙が頬に残す跡を波路に喩えての詠歌ですが、他で見たことのない喩えですね。
ひとしれず あだしこころの ありければ なみぢとのみや やまでなくらむ
人しれず あだし心の ありければ 波路とのみや やまで泣くらむ
あの人には私に見せない不実な心があったことがわかり、私の涙は波路にでもなったかのように、止まることがない。
「波路」とは船の通る道筋。止まらない涙が頬に残す跡を波路に喩えての詠歌ですが、他で見たことのない喩えですね。