漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 628

2025-01-03 05:38:16 | 貫之集

なげきこる やまとわがみは なりぬれは こころのみこそ いとなかりけれ

なげきこる 山とわが身は なりぬれば 心のみこそ いとなかりけれ

 

「嘆き」という木を樵る身となった私は、心の安らぐときとしてないことよ。

 

 「嘆き」の「き」を「木」とかける手法は古典和歌でときおり出てきまね。貫之集でも 551 に例がありました。

 

 



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