あけましておめでとうございます。
つたないブログですが、今年も細々と続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ねぬるよの ゆめはなみにも あらなくに たちかへりつつ きみをみつるか
寝ぬる夜の 夢は波にも あらなくに たちかへりつつ 君を見つるか
寝て見る夜の夢は、波でもないのに、繰り返し立ち返りながらあなたの夢を見たことよ。
当時、特定の人物が夢に現れるのはその人の思いが自分に向いているからだとされていたと言います。現代の感覚とは逆ですが、「たちかへり」夢に見たということですから、よほど強い思いを自分に寄せてくれる人がいたということなのでしょう。