かりなきて ふくかぜさむし からころも きみまちがてに うたぬよぞなき
雁鳴きて 吹く風寒し 唐衣 君待ちがてに うたぬ夜ぞなき
雁が鳴き、吹く風が寒い。あなた様のお帰りを待ちわびて衣を打たぬ夜とてないのです。
遠征中の夫に思いを馳せて砧で衣を打つ妻。古典和歌の一つの「型」で、018 にも出てきました。
この歌は、新古今和歌集(巻第五「秋下」 第482番)に入集しており、そちらでは第二句が「吹く風寒み」と、第三句以降の理由を示す表現となっています。
かりなきて ふくかぜさむし からころも きみまちがてに うたぬよぞなき
雁鳴きて 吹く風寒し 唐衣 君待ちがてに うたぬ夜ぞなき
雁が鳴き、吹く風が寒い。あなた様のお帰りを待ちわびて衣を打たぬ夜とてないのです。
遠征中の夫に思いを馳せて砧で衣を打つ妻。古典和歌の一つの「型」で、018 にも出てきました。
この歌は、新古今和歌集(巻第五「秋下」 第482番)に入集しており、そちらでは第二句が「吹く風寒み」と、第三句以降の理由を示す表現となっています。