貫之集 278 2024-01-19 05:56:46 | 貫之集 まつがえに ふりしくゆきを あしたづの ちよのゆかりに ふるかとぞみる 松が枝に 降りしく雪を 葦田鶴の 千代のゆかりに 降るかとぞ見る 松の枝に降りしきる雪を、鶴との千代の縁で降るのかと思って見ている。 「葦田鶴」を鶴を意味する歌語。松と雪と鶴の組み合わせもしばしば見られ、貫之集でも 051、074、366 に登場します。