あはれとも こひしともおもふ いろなれや おつるなみだに そでのそむらむ
あはれとも 恋しとも思ふ 色なれや 落つる涙に 袖のそむらむ
落ちる涙が、「あはれ」とも「恋しい」とも思う心の色を帯びているからであろうか、涙に濡れる袖がそんな色に染まっていることよ。
悲嘆に暮れて流す涙を紅い涙、「紅涙」と表現しますが、涙の色は悲嘆の紅に留まらず、「あはれ」「恋しい」と思う気持ちでの涙にもそれに相応しい色があるという発想ですね。さて、どんな色なのでしょうか。
あはれとも こひしともおもふ いろなれや おつるなみだに そでのそむらむ
あはれとも 恋しとも思ふ 色なれや 落つる涙に 袖のそむらむ
落ちる涙が、「あはれ」とも「恋しい」とも思う心の色を帯びているからであろうか、涙に濡れる袖がそんな色に染まっていることよ。
悲嘆に暮れて流す涙を紅い涙、「紅涙」と表現しますが、涙の色は悲嘆の紅に留まらず、「あはれ」「恋しい」と思う気持ちでの涙にもそれに相応しい色があるという発想ですね。さて、どんな色なのでしょうか。